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米澤穂信さんの『黒牢城』のレビューになります。こちらは映画ではなく、原作のレビューになるのでご注意を!さっそくですが、あらすじ〜ネタバレ〜感想をどうぞ!◇あらすじ◇祝第166回直木賞受賞!本能寺の変より四年前、天正六年の冬。織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起きる難事件に翻弄される。動揺する人心を落ち着かせるため、村重は、土牢の囚人にして織田方の智将・黒田官兵衛に謎を解くよう求めた。事件の裏には何が潜むのか。戦と推理の果てに村重は、官兵衛は何を企む。デビュ
荒木村重による黒田官兵衛の幽閉について、実際にわかっていることは、次の点だけです。荒木村重により有岡城に約1年間幽閉されたこと、および救出後に足に障害が残っていたこと。これだけなので、幽閉場所の具体的な構造や環境、および脚が悪くなった原因を確定させる史料は存在しないのが実情です。幽閉されていた官兵衛は有岡城落城時に救出されましたが、以後この一連の出来事が物語(フィクション)によって度々描かれています。特に軍記物やドラマでは、幽閉場所は「土牢(つちろう)」という最も過酷な形で描かれます。
戦国時代末期から安土桃山時代にかけて、茶の湯は単なる嗜みや文化活動ではなく、政治的・社会的な機能を持つ重要な場でした。特に豊臣秀吉の時代、茶会は権威の象徴であり、結束を強める装置としての役割を果たしました。茶器はその象徴性を具現化する道具であり、所有することは地位や格を示し、取引や貸借は資金調達や人脈形成の手段でもあったのです。名物茶器や高麗製の希少な品々は、海外製であることや限られた流通により、文化的価値と同時に政治的価値も帯びていました。秀吉は自らの権威を内外に示すために茶会を活用し
大河ドラマ「豊臣兄弟!」第23回、「さらば半兵衛」の感想です。(第22回のラスト。)荒木村重は信長に対して謀反を起こした。<毛利家>摂津の荒木村重の件、国衆の毛利への寝返りなどについて話している。安国寺恵瓊が荒木村重を調略した。その荒木を利用し、毛利が天下を取るときだと主張する宇喜田尚家。信長のことを多くの者に裏切られてきた、と話す安国寺恵瓊。「家臣に裏切られるなど愚の骨頂。裏切られる者がまぬけなのじ
はい、今年の映画14本目。(ないなみサンは月2回の映画鑑賞目標です)今回の映画は、豪華出演者で話題の「黒牢城」映画『黒牢城』|大ヒット上映中様々な登場人物たちの思惑が飛び交う、手に汗握る戦国系心理ミステリー超大作!movies.shochiku.co.jp私の推しグループ「SnowMan」の舘さま(宮舘涼太)も出てますのでね。もちろん、初日舞台挨拶のライブビューイングへ。原作は「このミステリーがすごい」で1位になり直木賞も受賞した、米澤穂信の
⚠️今回ハ、チョット、(ドコロジャナイ)悪口、言ッチャウノデ、どらま楽シク観タヨ、ト言ウ方ハ、読マナイホウガ、良イト思ワレマス。いつも、たとえ史実をねじ曲げた脚本でも、妙な展開でも、役者さんたちの名演技と、演出家さんたちの技量で、結論は『面白かった』に落ち着いてきた『豊臣兄弟!』だったのですが…いやいや、私も歴史を少し知っているぐらいなので、重箱の隅突こうとか、そんなことは思わないのですが、そんな知識が浅い私でさえ知っている『三木の干殺し』やらないんだ…(・・;)最初にさ、ほんのちょっと、
兵庫県伊丹市。「伊丹」という名は、中世以来この地を治めてきた武士団・伊丹氏の名が、そのまま土地に刻み込まれたものです。今回は、伊丹という地名の由来、伊丹氏の歴史、そして城名改称の意味を一つの流れとしてたどります。地名「伊丹」の由来と伊丹氏「伊丹」という地名は、南北朝期にはすでに文献に見え、当時、領主であった伊丹氏の名と深く結びついています。(地名が先か一族名が先かについては諸説あります)。室町期以降、伊丹氏がこの地を本拠としていました。摂津国の有力国人として勢力を保ち、地域支配を長期にわ
有岡城跡JR伊丹駅からすぐの場所にある有岡城跡、戦国時代に荒木村重は伊丹城を攻めて伊丹氏を追放します。城を有岡城と改めて城下町まで堀と土塀で囲い総構えの城郭にしました。織田信長の対毛利輝元の中国攻めにおいて秀吉が総大将になり、黒田官兵衛が参謀をつとめ播磨平定から中国攻めに進んでいきます。ここで三木城の別所長治が反旗を翻し、更には黒田官兵衛と親しかった荒木村重までも離反します。落合芳幾太平記英雄伝三十八荒木摂津守村(当方所蔵)絵本太閤記より荒木村重が餅を食らうの場面を浮世絵とし
「スパイの妻」「クリーピー偽りの隣人」「Cloudクラウド」などで国内外から高く評価されてきた黒沢清監督・脚本が自身初の時代劇に挑み、第166回直木賞と第12回山田風太郎賞をダブル受賞した米澤穂信による同名ミステリー小説を映画化。荒木村重は織田信長の暴虐なやり方に反発して謀反を起こし、有岡城に立てこもる。織田軍に包囲され孤立無援となった城内で、村重は血気盛んな家臣たちを抑えつつ、妻・千代保を心の支えに、城と人々を守ろうと苦心していた。そんな中、城内で少年が殺害される事件が起こり、その後
窮地に追い込まれた時に大将としてどう身を処するか?今回は対照的な身の処し方をした2人の武将が印象深く描かれました。NHK日曜20時「豊臣兄弟!」第24話主演…仲野太賀脚本…八津弘幸演出…酒井悠武家の出身ではない秀吉(池松壮亮)と秀長(仲野太賀)、とりわけ秀長は多くの血が流れた姉川の戦いなど凄惨な戦いを経験し、なるべく人が死なないように戦闘を終わらせたいという思いが強いことがこれまでも描かれてきました。そのために相手が降伏するように兵糧や水の補給を断ったり、調略して降伏を促したり