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私は芥川龍之介の小説が大好きなのですが芥川の『或(ある)旧友へ送る手記』という最晩年の文章の中に『少なくとも僕の場合は唯(ただ)ぼんやりした不安である何か僕の将来に対する唯ぼんやりした不安である』という一節があります父から受け継いだ『芥川龍之介全集』旧かな、旧漢字なので読むのにひと苦労します寝る前に父から『蜘蛛の糸』を読んでもらったことは忘れられない思い出です❤️これは『芥川の遺書』と俗に呼ばれている文章で(実際の芥川の遺書はこれとは別に4通あります)これが
今月の14(土)〜27(金)まで、神田にある神保町シアターで『怪異と映画』というタイトルで、怪異の世界を幻想的な映像で綴った名作の数々を取り上げた特集企画上映が開催中です。その中の一本、1976年(昭和51年)10月16日公開された、今井正監督、水木洋子脚本、京マチ子主演で製作された和製オカルトホラー映画『妖婆』について今日は呟きたいと思います。《スタッフ》◎製作:永田雅一◎製作協力:徳間康快◎企画:金丸益美◎原作:芥川龍之介◎監督:今井正◎脚本:水木洋子◎撮影:宮
9月28日からスタートするNHKの連続テレビ小説『ブラッサム』、楽しみにしていますか?✨現在放送中の『風、薫る』も、終盤に入って日清戦争が描かれ、戦争で負傷した軍人さんを看護する、タエ(生田絵梨花さん)の一生懸命な中に凛とした強さもあって、印象的でしたね。主人公のりんと直美も、時代に翻弄されながらも、看護と言う仕事に、真剣に向き合っている姿に感動すら覚えます。そんな今の朝ドラも楽しんでいる私ですが、小説が好きなので、今回の宇野千代さんが描かれたブラッサムには、非常に期待している
こんにちは。雨の日の読書室です。『蜘蛛の糸』を読むと、私はカンダタに腹が立ちます。せっかく差し伸べられた蜘蛛の糸なのに、自分だけ助かろうとして、「この蜘蛛の糸は俺のものだ」と叫ぶ。なんて身勝手なんだろう。私も、そう思います。でも、その場面まで読むと、もう一つだけ考えてしまいます。私はいま、どこからカンダタを見ているんだろう。椅子に座って、本を開いている。地獄の底にいるわけでもない。一本の糸に命を預けているわけでもない。そんな安全な場所
甚だ大げさかもしれないが、私はどちらかというと文庫本の愛好家ではないかと思う。是非ともそうあって欲しいと願っている。普通に本が好きな人からして到底理解し難いとは思うが、取り分けもう半世紀から一世紀は昔の文庫本は私にとっては垂涎ものである。先日検討の末注文した志賀直哉の「大津順吉」が届いた。こちらは大正時代発刊の本で「新進作家叢書」というシリーズもので、現代の文庫本サイズより縦横が1センチ程長めである。おそらくではあるが、当時の文庫本レーベルのはしりになるような存在ではないかと思
高校時代、太宰治の大ファンだった(今も興味あり)と前述したんだけど、その流れで(お相手の1人だった太田静子さんと太宰の娘の)太田治子さんは何歳になられたんだろう…と思い、検索をしてみました78歳かぁ…、時が経つのは早いなぁ〜私が太宰の小説や関連本を読んでいた10代の頃は、太田治子さんも30代後半だったんだけど…40年前。治子さんもまだ結婚してなかったそして著作のタイトルを眺めながら、私がかつて読んだ事があるのは『空色のアルバム』『母の万年筆』『心映えの記』『万里子の色鉛
書店で本を買うことが多くなった。この『読む技法』も、表紙を立てて飾ってあるのを見て、手に取り、冒頭のパズルめいた書き方が気に入って購入した。予想外の本を買うことになったが、これが、当り、だった。最初に例として問いあげられていたのは、<太郎はクマと同じくらいハチミツが好きだ。>(i頁)というものだった。この例文の選び方が秀逸。一文の解釈という単純さのせいで、まさに論理的に結論が得られている。ただし、クマが誰かの愛称だったら、というような可能性まで考えるとどうなるか等