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【病気のご報告と代役のお詫び】このSNSをご覧の皆様に突然ですが、ご報告があります。実は今日で丁度、入院1ヶ月になります。丁度ジャスト1ヶ月前の6/14、出先で右半身の麻痺が突然起こり、その場で救急車で搬送され、緊急入院となりました。脳卒中でした。左脳の脳内出血を起こしてしまいました。幸い救急隊の判断で、近くにあった脳卒中専門病院に運ばれ、運ばれたのも早かったので直ぐに措置をして頂き、一命は取り留めました。しかしながら、右半身に麻痺が残りました。正直に言うと、病院へ搬送
去る4月23日、矢来能楽堂にて、「五流の会」を旗揚げしました!!メンバーは、小倉健太郎(宝生流)佐々木多門(喜多流)豊嶋晃嗣(金剛流)山井綱雄(金春流)清水義也(観世流)のシテ方全五流の能楽師5名。昭和47年と48年に跨がるほぼ1年間に生まれがひしめく、5名です。「五流の愉しみ」と題して、五流の違いをあれこれ見比べたり、してみました。開催の決定告知が結構ギリギリだったり、平日だったりしたのですが、大勢のお客様に集まって頂きました!ありがとうござい
【笑って学べる、気軽に狂言!?】普段は東京などの能楽堂でしか見られないような伝統ある本物の「狂言」を、しずおかの身近なお寺で観られるイベントです・新しいことを知りたい、見たい、体験したい・日本の伝統芸能に興味がある・面白いなら観てみたいそんなあなたにおススメです〇日時:2025年5月24日土曜日〈開演〉Part1:10:00~11:40Part2:14:00~15:40※開場は開演の30分前〇場所:静岡日蓮宗宗林寺静岡市葵区沓谷13
2003年の秋。今から22年前。NHK総合テレビ「ジャパネスクな夜」という土曜日19:30放送というゴールデンタイムでの番組で、ギタリスト押尾コータローさんと「羽衣」をモチーフにコラボレーションをしました。これが私のメディアでの最初のコラボ。当時ジャンルを越えた共演はあまりなく、金春宗家のご理解を頂いた上だったとはいえ、当然内外からの批判覚悟の挑戦でした。放送数日後に、能楽堂の楽屋でお会いした、ワキ方宝生流能楽師殿田謙吉さんから、「綱雄ちゃん、テレビ観たよ!良くやってくれたよ。誰かがや
第60回『朋之会』。観世流シテ方能楽師・武田文志先生がシテを演じる『善知鳥』。【一粒萬倍】進行の松木崇俊先生も地謡でご出演。人生と殺生について...。深い問いを投げかけられる舞台でした。「血の涙」という言葉が出てきますが、医学的にも血液が瞼の涙腺を通ると、赤血球や血小板の働きで透明な涙に変わるのだそうです。『舞台を見るのもお稽古のうち』を実感し、大変勉強になりました。前シテ(老人の幽霊)と後シテ(猟師の幽霊)をいずれも武田先生が演じていらっしゃるのに、別々の存
こんにちは。能楽師の山田伊純です。昨年、京都のカフェtubaracafeさんが企画してくださった能のお話会「DOYOU能?」に、ゲストとして参加させていただきました。有難いことに全3回すべて満席となり、参加者の皆さまから「もっと聞きたい」「またやってほしい」といった嬉しい声を沢山いただきました。そのご好評を受けて、今年は回数を増やして開催されることになりました。私も引き続きお声がけいただき、5月は2回、お話しさせていただきます。カフェという気軽な空間で、和菓子とお茶をいただきながら、能
久々の投稿です。皆様お久しぶりです😊昨年に引き続き、福岡市博多区にある住吉神社近辺を文化で盛り上げようと、お声掛けを頂き「住吉楽祭」にて百萬を舞わせて頂きました。また遠州流福岡支部の皆様のご協力のもと「能と茶の湯」というイベントも盛会に終わりました。住吉神社能楽殿は大濠公演能楽堂が完成するまでは私たちのホームグランドでした。娘の雛子との舞台も無事に終わりました✨✨✨お越し頂きましたお客様、また関係者の皆様に改めて感謝申し上げます。撮影者:江里英俊無断転載はご遠慮下さい。
2025年度「大阪能の面研究会」能面展が昨日4日から明日6日まで豊中市立文化芸術センターにて開催されております。当研究会では顧問役を務めさせて頂いております約80面の展示はいづれも秀作揃いで壮観です私は・1月に狂言「節分」に使用した武悪面・2月京劇コラボ公演で使用する為作成した毘沙門面・来年「延年之會」にて狂言「釣狐」使用予定の白蔵主面・本年6月大阪萬公演にて狂言「通円」使用予定の通園面・昨年「おがさわら乃會」にて「萬歳楽」使用した萬歳楽面計5面を展示させて頂きました能面作
来る12月11日は、山本富士子の生誕93周年です。それを記念して山本富士子の作品を紹介しています。『歌行燈』(1960)監督衣笠貞之助撮影渡辺公夫共演市川雷蔵【あらすじ】明治30年代、観世流家元恩地源三郎を父に持つ喜多八は、すっかり天狗となった盲目の謡曲師匠宗山の鼻を折り、結果的に彼を死に追い詰めてしまう。喜多八は宗山の娘お袖に心奪われるが、事の真相を知った源三郎に破門され、門付しながら諸国を歩くことになった。芸妓に身を落としたお袖はある日、地廻りに叩きつけられる青年
お陰様にて忙しい毎日を過ごしております!久しぶりの投稿で書きたいことは沢山あるのですが、中々時間が取れませんでした、、、2月1日の今日は、大阪の大槻能楽堂での若手能「大会」の副地頭を勤めるためにやってきました!シテは奈良の御分家金春穂高さんの長男飛翔(ひかる)くん。飛翔くんからのご指名を受けてで、弟子の岩間啓一郎を連れての出演でした。若い頃、東京で一緒に研鑽した穂高さん、のご子息、飛翔くん。次男の嘉織(かおる)くんもツレを立派に勤められ、他のお囃子方も2世が沢山出ておられて、時代は
こんにちは♪年のせいか、頑張っている人をみると泣けてくるし応援したくなります芸能人がチームでダンスを作り上げるとか感動しちゃうし、今まで興味なかったのに、グループが再編成されてそれまで陰に隠れて見えた子がクローズアップされてイキイキしてると嬉しい!先日まで観劇しまくってた作品の座長だった山崎育三郎さんも私は彼にそこまで気持ち入ってなかったんだけど、作品に対する思い後輩を引っ張る懐の大きさ周りを巻き込んで、業界を持ち上げていきたい主役級の人だけじゃなくアンサンブルさんやスタッ
2023年7月31日恩師観世流梅若派緑幸会主宰能楽師井上和幸先生が天国へ旅立たれました。プロフィール|緑幸会プロフィール井上和幸(いのうえかずゆき)観世流(梅若実桜雪家)シテ方。能楽協会会員。京都梅若会所属。緑幸会主宰。京都市在住。昭和45年角当行雄師に入門。55世梅若六郎師56世梅若六郎師(現・実玄祥師)に師事。シテは70数番。披キは以下の通り。昭和60年初シテ「小鍛冶」。平成4年「石橋」5年「猩々乱」10年「俊寛」12年「千歳」14年