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この日の朝、母が退院しました。おそらく、腹痛の原因はウイルス性胃腸炎とのことでしたが、結局、はっきりわかりませんでした。ともあれ、退院したと聞いて本当に安心しました。夜明け前に家を出て、道路脇に雪が寄せられた高速道路を3時間走り、夫の実家に向かいました。いつ流産になっても対応できるように、念のため、車のトランクに入院セットが入ったカバンをトランクに積み込みました。実家に用事がある夫が一人で帰る予定でしたが、わたしも同行することにしました。義母に、自分の口からちゃんとおなかの娘
朝が来ました。昨夜は、雪の予報がなくなったことを残念に思いながらカーテンを閉め、箱の中で眠る小雪を机の上に寝かせてから、わたしもベッドに横になりました。コットから起きた夫が伸びをして、小雪に「おはよう」と声をかけました。わたしも起きましたが、あまり眠れた気はしませんでした。朝食が運ばれてきましたが、気力もついに底をついてしまったのか、どうしても食べることができませんでした。食後に抗生剤や子宮収縮薬を飲まなければならなかったので、デザートのパイナップルの欠片だけ、無理
それから3日間、夫はわたしのそばにいてくれました。ふたりで梅を見に行ったり、車を走らせて海を見に行ったりしました。家を出る前、布団の上の骨壺を見ては、後ろ髪が引かれる思いでした。夫は骨壺を見つめるわたしに気がつき、「小雪はおれたちといつも一緒にいるよ。一緒におでかけしているんだよ」と言ってくれました。わたしもそう思おうと、いまは少しでも目の前のことを楽しもうと思いました。明るい声で喋り、夫の冗談に笑いました。心の中はからっぽでも、本当はなにも心に響いていなく