ブログ記事742件
4月13日撮影分。今までと違う風景を求めて、茨城県桜川市へ遠征。常よりも春辺になれば桜川波の花こそ間なく寄すらめ紀貫之の「後撰和歌集」に桜川の桜がこのように詠まれているとか。「西の吉野、東の桜川」と並び称される里山の山桜が有名・・・ここまで知ると行かなきゃね。櫻川磯部稲村神社に到着、筑波山の北側です。空が青いのと満開の桜が美しい。桜情報を入手し、車で登っていきます。これが山桜で有名な高峰。ここから先は車が入れないのでハイキング。天気が良くて、最初のうちは気分良
昨日、”あじさい寺「頼光寺」”(兵庫県川西市)に「あじさい」鑑賞に出掛け、その帰宅の際に、一駅歩いて着いた「一の鳥居駅」の正面に聳える城郭形式の建造物が、「大阪青山歴史文学博物館」であることを、昨日のブログ最後に1枚の写真で報告しました。昨日、「一の鳥居駅」から見た城郭形式の「大阪青山歴史文学博物館」(「山下城」の模擬天守?)あじさい寺「頼光寺」https://ameblo.jp/highhillhide/entry-12602824090.html『大阪北摂の”あじさい寺”は清
12【本文】十四日。暁より雨降れば、同じところに泊まれり。船君、節忌す。精進物なければ、午時より後に、楫取の昨日釣りたりし鯛に、銭なければ、米をとりかけて、落ちられぬ。かかること、なほありぬ。楫取、また鯛持て来たり。米、酒、しばしばくる。楫取、気色悪しからず。十五日。今日、小豆粥煮ず。口惜しく、なほ日の悪しければ、ゐざるほどにぞ、今日、二十日あまり経ぬる。いたづらに日を経れば、人々、海を眺めつつぞある。女の童のいへる、立てば立つゐればまた
「大鏡」からになります。いろいろ古文を読んできて一番好きな箇所です。今回は「勅なればいともかしこしうぐひすの宿はと問はばいかが答へむ」の現代語訳から始めます。「勅」は天皇の命令のことです。「かしこし」は「畏し」と書き「おそれおおい」という意味になります。「天皇からの命令ですからとても畏れ多いことですが、うぐいすが『宿は?』と聞いてきたらどのように答えましょうか」といった感じです。本文を説明したあとでもう少し詳しく訳します。あらすじを書く前に大鏡の説明を少
先日、友人から藤の花を見に誘われて、市内にある百合が原公園に行ってきました。空は曇り空時々肌にあたる雨粒藤の花の香りが瑞々しく、芳しい。淡紫色の藤の花を堪能してきました。昔、函館の五稜郭公園の藤の花を見てから藤の花は好きなんです。(*^^*)生まれ変われるとしたら、魚(アロワナか、エンドリケリー)と藤の木になりたい。そう思ってます。いささかに思ひて来しを多古の浦に咲ける藤見て一夜経ぬべし久米広縄〈万葉集〉訳ほんのすこし藤の花を思って多古の浦に来てみたら、言いよ
こんにちは^^お盆が過ぎて、だんだんと夏が終わる感覚を味わっております。さて、今日はタイトルの解説というか、意味をお話ししようと思います。「恋ひざらめかも」という言葉は、品詞分解すると、「恋ふ」(恋い焦がれる、恋い慕う、恋しく思う)+「ず」(打消し)の未然形「ざら」+「む」(推量)の已然形「め」+終助詞「かも」(反語の「か」と詠嘆の「も」)となります。意味は「恋い焦がれない、ということがあろうか、いや、必ず恋い焦がれるだろう」となります。私が愛してやまないもののことを語