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今回の記事は、僕がまだ31歳頃遭遇したものである。驚愕すべき臨床体験。ある28歳の男性患者さんは、梅毒に罹患後、症状が出たものの中核病院で治療を終えていた。その時は既に梅毒トレポネーマは体内にはなかった。この患者さんの不思議なことは、まだ感染後2年くらいしか経っていない上、梅毒に対する抗生剤治療も完全に終わっているのに、精神が既に荒廃していたことである。いつも保護室で診察していたが、いつも無苦慮にへらっとした印象で、よくポケットに大便を詰め込んでいた。おかげで指と爪の間には便が
今日は少し特殊な記事。国立大学医学部では貧困家庭など金銭的援助が得られない学生が一部にいた。例えば母子家庭の学生などである。あるいは在学中に家族が亡くなった学生も含まれる。今日の記事の内容は僕が在学中には全く知らず、精神科病院に勤めるようになって知ったことである。このような学生がいかなる金銭的計画で入学したかは不明だが、当時は学費も比較的安く、アルバイトで学費と生活費を得て卒業しようと思ったのかもしれない。単科精神科病院へアルバイトや常勤するようになって、単科精神科病院のオーナ
時に60歳くらいの統合失調症の患者さんが生まれて初めて精神科に受診し、そのまま入院になることがある。このような人は大抵、発病年齢が遅く、悪い精神状態であっても家族が病院に受診させられなかった人が多くを占める。10年以上前、役場の精神科無料相談を手伝っていた。そのような相談の中に、家族が何らかの精神病を発症しているが、精神科病院に連れて行けず苦悩しているのを診ることがあった。しかも、「病院になんとか連れて来れれば僕が治療しましょう」とまで言っても、実際に治療に行きつける人は10人に1人
精神科病院で新型コロナ感染者が出ると、精神科疾患の特性により病棟内でクラスターになりやすい。その疾患特性とは感染予防のルールが理解できない、十分に守れないなどが挙げられる。例えばマスクを正しく付けられないとかマスクをすぐに外してしまうなどである。また、精神科病棟内のゾーニングが難しいこともある。4人部屋を感染症だけの患者さんにまとめても、すぐに出てきてしまうなどである。精神科病院での新型コロナ流行時の難しさは以下のTwitterなどにも詳しい。感染症、感染防御専門のEARLさんのtw
今日嫁さんの4週に1度の通院日でした今回は「心療内科の通院」についての話を・・4週間に1度の通院ですけど通院しれ診察うけての主治医との会話の内容ですけど嫁さん安定しているので主治医が「どうですか調子は?」って聞かれて嫁さんが「別に大丈夫です元気です」と答え主治医が「良かったですではこのまま続けましょう」の繰返しですただ心療内科の場合前提は薬ですので薬は主治医の処方箋が必要でまた薬によっては一度に出せる日数分の制約があるので嫁さんの場合4週間に1度になって
日本人はほとんどがビタミンB1不足「メガビタミン健康法」より日本人は多くの米を食べます。食べる量に個人差があるものの、糖質の摂取量が多いことには変わりないので、ほとんどの人がビタミンB1不足です。まず、精製糖質、米の摂取量を減らさないと話になりません。ビタミンB1不足は、まず身体面ではなく、精神面に「精神症状」として現れます。三石先生も「日本人のイライラ、足の引っ張り合いはビタミンB1不足」といわれていますが、家庭内不和、職場での諍い、他人への怒り、などはビタミンB1不足の関
今日は食事の話。これは過去ログのどこかで触れたことがある。映画やドラマの中では刑務所の食事は「臭い飯」と評されている。これは、一般の人たちにはピンと来ないと思う。刑務所に勤めていた時、検食として毎日お昼ご飯が医務室に運ばれてきていた。この感想は、「確かに刑務所の食事は臭い」だった。あの臭いはどの食材から来るのかわからないが、臭いことは間違いない。しかもその臭いのため、たくさん食べることなど無理なのである。結局、刑務所の昼食はいつも一口だけ食べて、しっかり食べたことは一度もなかっ
夫からDVを受けている奥さんは、離婚ないし別居しない限り、それから逃れることなどできない。またDV夫を精神科病院に連れていくことはもっと困難である。DV夫が奥さんを殺すとか、誰が見てもDVによる大怪我と見なされるくらいのことが起こればやっと警察が介入する。DVは民事的な事例と思われているのかもしれない。事情を聴取された際に、奥さんが夫から受けた怪我と言わないこともあるからである。DV夫は社会的には成功していて、世間からの評価が高いことも稀ならずあり、いわゆる外面が良い人物だった
あの日以来、日曜日の夜が好きではありません。日頃特別月命日を意識して過ごしたことはありません。どちらかと言えば意識しないで済むなら意識したくないと思っています。今夜は新米を炊いて茶碗に入れたご飯をテーブルに運んだ時、ふと「ご飯ちょうだい」と言われた様な気がしました。「どうぞ。食べてや。」と脳内で返事をすると、何となく不服そうな気配が…。別の器に入れて「はい。これで食べてね。」と伝えました。その時刻が多分、自殺既遂時刻なのかなぁと感じました。そして、その時刻は私が生まれた時刻。たまたまの偶
『死にゆく精神病院』最近、うちの県でも満床にならない精神科病院が増えてきている。病院によっては、20%も空きが出ていることもあるほどだ。うちの病院は現在99%であるが、数日前まで…ameblo.jp上に挙げたリンクは2007年7月の記事である。ここでは、少子化や統合失調症の軽症化など入院継続するまでもない患者さんが増加し、近い将来、精神病院の入院患者数が減少していくあろうと言った見通しを紹介している。結びの言葉は、このように考えていくと、精神病院は斜陽産業もいいところなのがわかる
こんにちは。数日前、私が来月から再入職する精神科病院で以前一緒に働いていた先輩からLINEがありました。その先輩とは別の夜勤専従の男性の先輩で、私も数ヶ月一緒に働いていたことがあるAさんが突然亡くなったという知らせでした。Aさんは私がその病院で最後に働いていた病棟で一緒に働いていた方でした。患者さんはもちろん同僚や後輩にも優しく、親切で明るい方で、私はいろいろ仕事を教えていただき、同じ夜勤のときはいつもたくさんおやつやら飲み物やらくださいました。今回私がその病院に復職することになったと
ママこの本何!?これって私の・・・まずい娘に見つかった娘が拒食症になってたくさんの本を読み漁りましたこうした方がいいこうやったらダメ頭でっかちになったものの拒食症の娘を目の前にするとその通りにできるわけがなかった結局はその時その時で自分で考え一緒に悲しみ、苦しんだ本に書いあることはほとんど実行できなかったけどそれでよかったと思っています読んでいた本は娘に見つからないように
皆さんは統合失調症という精神疾患をどれだけ知っていますか?うつ病はなんとなくイメージできても、統合失調症についてはイメージがわかない方も多いのではないでしょうか?・・・・・・・・・軽症のものであれば相当数にのぼると想像されるうつ病もしくはうつ状態は、誰でもが経験するものであるといっても過言ではない。コロナ禍のときに、姑の明らかに酷く直ぐに病院に連れていくレベルになった老人性うつに続き、うつ病の母親の介護の為に同居を始めたはずの娘さんまでもが、同
今回の入院では、うつ病の治療が優先でした前回とは違い、鉄格子のついた病棟ではなく普通の病室で、携帯の持ち込みも出来ました夫も無事に入院したので、私は保険関係の手続きを調べましたこの病名で保険は出るのか?不安でした結果、医療保険も傷病手当も貰えるとわかり安心しました医療保険1日5000円ですが助かります誤解だらけの「ギャンブル依存症」当事者に向き合う支援のすすめ[認定NPO法人ワンデーポート]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}
ある女性からメールをいただきましたので、今日はその内容をお伝えしようと思います。38歳のコメディカルとして、ある精神科病院に勤務されている方からのメールです。立場上、コメディカルの職種や病院名は伏せさせていただきます。メールは、まずこんなふうに精神科病院について書かれていました。「病院勤務を通じて、いつも感じているのは、患者さんの心が見捨てられているということです。」そんな職場のひどい現状と、そうした職場に勤めているやりきれない感情を女性は伝えてくれました。以下、メー
「病気なんて一生治らない!」昨日娘と言い合いになり私にぶつけた言葉です怒るだけ怒って最後に弱音を吐きました摂食障害に支配されそうで不安で辛くて自分の力ではどうしようもなくてそれでも私は大丈夫と言い張ってきました本当は辛くて不安でどうしようもなかったそんな娘をそっと抱きしめました泣いて泣いてそれでも学校へ行きました球技大会に参加してお友達とバレンタイン交換をして
今日は、訪問看護の日でした。相変わらず、子ども扱いされます。今日は、調子が悪いから、ただ、会話するだけです。最後は、普通ぽい会話です。高校生の時の時の話。そういえば、年配の方が、自分語りするよな。最後は、主治医さんと病院についての話になりました。著名な先生だから、看護師さんも名前は知っているが、会ったことないらしい。今の病院は、症状が重い人が入院しているから、入院は、難しそうです。県の病院です。大学病院の方が、入院しやすい。何かあった時、入
以前は看護師という仕事柄、救急車に乗る機会が多かった。特に精神科病院だったので、急変時や転倒時の骨折など対応できないため近くの専門病院へ転院する。その時、急を要する場合が多かったので救急車要請が多かったように思う。はっきり言って私は救急車が苦手だ。さらに言う救急隊員が苦手だ。もともと、のんびりした病院で働いていたので、あのピンと張りつめた緊張感は苦手だった。電話で救急要請すると10分もせず、救急車が到着。病棟に担架を持ち込み入ってくる隊員さんは緊張感抜群
クズな元ダンナを受け入れてくれる施設がやっとみつかったのに…、まだ終わらないクズのあがきをご覧ください。ご訪問ありがとうございますシングルマザーのすばるです本業はコックさんスポーツ万能の長男ダイちゃん6万人に1人のレア障がい児タンタンと3人暮らし元ダンナはアルコール依存症で行方不明養育費は自分で稼ぐ!がんばります!アルコール依存症の元ダンナとの過去をまとめています。元ダンナのクズっぷりを最初からよむ元ダンナ、依存症専門の精神病院に
蔓防で土日の部活が中止試合も中止(授業は通常通り)嫌な雰囲気です……そしてとどめに楽しみにしていたライブが中止(メンバーコロナ感染のため)朝のニュースで見て驚いてNH○へチャンネル変えて平静を装っていた娘が2階から降りてきましたそして久しぶりの大号泣友達からラインで聞いたらしい朝御飯も食べられないし学校へ行く準備もできないなんとか慰めようと
大学病院はかつては紹介状なしで初診も可能だったと思うが、今は原則、紹介状がないと初診できない。僕が研修医の頃の大学病院精神科は病床数が少なく50~60床しかなかった。しかも、実際に入院しているのはその6~7割だったと思う。当時、なぜ満床にできないかと言うと、看護師の入院患者の増加への拒絶が大きかったことがある。全ての大学病院がそうではないと思うが、今風に言えば、働き方改革に反すると言ったところであろう。看護師にとって、入院患者が増えれば増えるほど仕事が大変になるという主張である
統合失調症にもプロテイン症例;30代後半、男性。母親と2人暮らし。H19に統合失調症と診断されている。H19とH23に2回精神科病院に入院歴あり。イライラして暴れたそうだ。病院からはジプレキサ10mgが処方されていたが、眠気が強く振戦が出たので、H23から通院服薬を中断している。家に引きこもり10年以上未就労。イライラしたり、かっとなり、暴言あり。本を読んだ母親と伴に、H31.3当院受診。171cm、72kg。BUN16.5、フェリチン107。甘い物が大好きで止められない
昨日の精神障害者保健福祉手帳に引き続き、自立支援医療受給者証が届きました。でも3月の市立病院と近隣薬局の分の受給者証だけです。4月以降の転院した精神科病院と近隣薬局の分は変更後の受給者証が必要で、再び届くのを待っています。とりあえず主治医の診断書により、精神障害者保健福祉手帳と自立支援医療は認定されて、経済的に少し楽になるので、ホッとしています。自立支援医療は精神科受診と薬代が3割負担だったのが1割負担になるので、かなり大きいです。もう少し早く制度を知っていれば良かったのに、と思います
今回は思い出話。昔の精神科病院はまだ新しい病院が少なかったこともあり、当直室が悲惨なこともけっこうな割合であった。ある時、当直室で風呂に入ろうしたら、ユニットバスなどがなく、どこで入浴するのかわからなかった。夜勤の看護婦さんに言うと、おそらく患者さんが入るであろう銭湯のような風呂場に案内された。もちろん湯が入っていないのでシャワーである。しかも浴場は滅茶寒いのである。僕は、その病院で風呂に入ることを諦めた。ある病院ではベッドにダニが生息しており、泊まると必ずあちこちダニに噛まれ
茨城県取手市にある精神科病院、常総病院について、情報をお持ちの方、下記のメールフォームにてお寄せください。現在、常総病院を相手取り、訴訟を起こそうとしている方がいます。この病院への医療保護入院の被害者です。この病院は昭和29年設立の、かなり古い単科の精神科病院です。以前、ここの医師に取材を申し込みましたが、完全無視です。(もっとも取材に応じてくれる病院(医師)そのものが多くありませんが)。情報、よろしくお願いします。↓メールフォーム
松沢病院院長日記タイトルだけでも「ヤベェ日記」!!と驚愕ものの日記になります。筆者は風祭元(かざまつりはじめ)1934年生まれ。もうお亡くなりになられてます。東大医学部卒の精神科医。20年以上勤めた東京大学病院から、平成6年より、還暦にして都立松沢病院の院長を勤めたお方。松沢病院には約6年半お勤めになられました。その6年半の在職中に感じたこと知り得たことをエッセイ的に書き下ろした本です。写真なども織り交ぜ、わかりやすく綴った歴史に残る1冊とのことです。日本の精神医学
クズな元ダンナを受け入れてくれる施設を探した時のこと。ご訪問ありがとうございますシングルマザーのすばるです本業はコックさんスポーツ万能の長男ダイちゃん6万人に1人のレア障がい児タンタンと3人暮らし元ダンナはアルコール依存症で行方不明養育費は自分で稼ぐ!がんばります!アルコール依存症の元ダンナとの過去をまとめています。元ダンナのクズっぷりを最初からよむ元ダンナ、依存症専門の精神病院に入院。(1回目)病院がイヤで自分で退院手続きをと
最近両手の小指が曲がってきたしかも痛いこれも更年期の症状らしくて病名はへバーデン結節?私くらいの年齢不調は全て更年期と言われます少し弱ってきた私に最近娘は優しくなりました買い物して長時間歩くと「大丈夫?疲れてない?」一緒にテニスすると「もうやめる?まだ走れる?」電車で小さな子供が立っていたので席を譲ってあげたら「ママが譲られる方じゃない?」・・・・・昨年は私が娘の体調を気にしていつも心
強迫性障害の二人の息子を母親が治してしまった。長男;30代前半。大学時代、社会人の時は野球をしていた。4年前から強迫性障害+うつ病で投薬を受けている。パチンコ依存症にもなったことがある。5年間未就労。次男;20代後半。強迫性障害+アスペルガーと診断され、5年前から投薬を受けている。強迫症状があまりにも酷いため、3年前に精神科病院入院歴あり。母親が本を読み、R2.1からプロテイン30g*2+ATPセット+ナイアシンアミド500mg*6を開始した。その結果、長男:とても元気に
精神科病院に入院した体験のある3名の方の座談会の記事を読む機会がありました。3名とも精神科病院を退院して、そのうち2名は断薬もして精神医療と完全に縁を切ってる。しかも社会復帰してる。ちなみに、3名とも入院してた時の病名は統合失調症です。3名の入院体験記はなかなか興味深く読ませていただきました。その中で印象深かったのが、20代男性Sさんのお話し。退院は主治医がすごく反対したけど、面会に来た母親が「こんなところにいたら息子がダメになってしまう、自殺したっていいから出してくれ、