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こんにちは。筆耕士で書道家の清水克信です。僕は書道家と名乗っていますが、いわゆる「作品制作」が中心ではなく、実際の仕事は筆耕がメイン。実用書道のスペシャリストです。普段は筆耕の仕事に向き合う毎日ですが、自分が現場で培ってきた知識と技術を少しでも還元したいと思い、3年前に通信講座「賞状筆耕プロコース」を立ち上げました。そして今回、新たに行書の通信講座を近日リリースする予定です。※「実用書道〈行書編〉通信講座」という、シンプルな名称にしました。この講座は、いわゆる鑑
こんにちは。年末年始も変わらずに仕事をしている、筆耕士で書道家の清水克信です。大晦日は21時に就寝、元日は4時くらいに起床して、通常通りに仕事するのがここ数年のルーティンです。さて先日、埼玉の某高校の卒業証書の名入れをしていたのですが、初めて見た文字(というか字形)がありました。望月さんの望の字ですが、標準的な字形ではありません。異体字かな?と思って調べたら、どうやら旧字体のアレンジのようでした。今回の望月さんは旧字体がベースで、最終画の横
こんにちは、筆耕士で書道家の清水克信です。令和7年も気付けば師走。そろそろ年賀状やご挨拶状を書く季節ですね。そんな時によくあるのが、**「数字ってどう書けばいいんだろう?」**という迷いです。普段は気にならなくても、いざ正式な宛名書きや書類になると、迷ってしまう方も多いと思います。今日は、そんな「数字の書き方」の基本を、やさしく整理してお伝えします。◆まず覚えたい基本ルール数字は書く方向によって使う種類が変わります。横書き→算用数字(1・2・3)縦書
こんにちは!筆耕士で書道家の清水克信です。先日、賞状を書いているときに「中嶌(なかじま)」さんのお名前を書く機会がありました。この「嶌」、パッと見て「あれ、これって“島”と違うの?」と思った方もいるかもしれません。実は「島」にはいくつかの異体字(いわゆる別の形)があるんです。・新字体:島・旧字体:嶋・その他の異体字:嶌・㠀この中で「嶋」はよく見かけますよね。中島さん、川嶋さん…と「嶋」を使っている方も多いです。今回僕が書いたのは「嶌」。これも「島」と同じ意味ですが