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「実家が空き家になっているけど、どうすればいいか分からない」「売るにはまだ早いし、自分が住む予定もないし…」「でも、このまま放っておいていいのかな?」そんなふうに思いながら、気づけば数年…という方、多いのではないでしょうか。でも実は、「誰も住んでいない家」って、それだけでけっこうな負担になっているんです。固定資産税は毎年かかる庭の草木が伸びて、ご近所に気を遣う台風や地震のとき、状態が心配になる人が出入りしないことで劣化が加速するそして何より…「このままでいいのかな」というモヤ
先日立ち寄った、ある田舎のパン屋さん。アンパンやコッペパンの横に、なぜか味噌・漬物・地元野菜・駄菓子が並んでいました。「パン屋だよね、ここ?」でも、田舎ではこれが「フツウ」パン屋さんが、暮らしの中の「なんでも屋」になってるんです。■なぜパン屋なのに野菜や味噌があるの?理由はシンプル。田舎ではコンビニが遠く、スーパーも少ない。だからパン屋さんが、「ちょっとした買い物ができる場所」として頼られる存在に。そしてこのパン屋さん、実はもうひとつの秘密がありました。■実はこのパン屋さ
「空き家って、もう使えないもの」そう思っていませんか?兵庫県神戸市の山手に、ちょっと不思議な村ができています。その名も「バイソン(梅村)」廃屋を買い取り、DIYで手直しして住みながら、シェアハウスやアートスペースとして再生。集まっているのは、ダンサー・アーティスト・DIY職人・旅人…そして「元・普通の人」。使っている建材の8割が「廃材」誰かが手放した空き家やゴミだったものが、ここでは宝物になります。そもそも「バイソン」って何?「バイソン(Bison)」は、アメリカでは神聖な動物
「実家が空き家になっているけど、どう活かせばいいのか分からない…」そう感じている方は少なくありません。でも、実は「住まない家」には、思った以上にいろんな使い道があります。特に都市計画上の制限がないエリア(市街化区域)では、比較的自由に、“人に使ってもらう”方法を選べるんです。今日は、空き家や空き地を活かすための王道かつ現代的な5つのヒントをご紹介します。◆1|そのまま「住む家」として貸す(一般賃貸)建物の状態が良ければ、自分で借り手を探すことも可能です。近所のつながりやSNS、
空き家をそのまま放置していませんか?誰も住んでいない実家や相続した住宅――実は、定期的な掃除と手入れをしないと、思わぬトラブルを招くリスクがあります。たとえば…大量のホコリやカビの発生雨漏りによる床や壁の傷み害虫・害獣の侵入ガラスの破損や異臭、ゴミの散乱雑草が伸びて近隣に迷惑をかけるこれらはすべて、「空き家が目につかない状態」で起きやすいもの。誰も気づかないうちに、資産価値が大きく下がってしまうケースも少なくありません。空き家の掃除は「資産を守る第一歩」空き家をきれいに保
先日、車で県道を走っていたときのこと。ふと目に留まったのは、古い一軒家の前に立てられた手描きの看板。「おにぎり100円」素朴な字に惹かれて、思わずハンドルを切っていました。戸を開けると、そこにはおばあちゃんが一人。ひとつずつ、丁寧に握ってくれる塩むすび。具材はシンプルでも、どこか懐かしくて、心がふっとゆるむ味でした。聞けば、ここはもともと空き家だった古民家を使ったお店。「家賃がほとんどかからないから、ゆっくり無理なく続けられるんですよ」とおばあちゃん。決して大儲けはしていない
先日、とある田舎町でふらっと立ち寄ったラーメン屋さん。おいしい!…だけじゃなくて、なぜかやたらと広い。厨房から出てきた店主もぽつり。「もともと親の家だったんですよ〜」なるほど、納得。田舎の飲食店って、妙に広くてくつろげる場所が多いなと思っていたら、実は「実家をリノベして店にした」ケースがけっこうあるんですね。⸻昔の家は広すぎる問題昭和の住宅って、今の一人暮らし世代からしたら「なんで6畳間が5つもあるの?」ってレベルで大きい。でも相続しても、住むには手に余るし、売るにもニーズ
実家や親の家が空き家になっているけど、「売るのも惜しい、かといって住む予定もない」そんなモヤモヤを抱えている人、多いと思います。でも、よく考えてみてください。「自分で使わない家」だからこそ、誰かの役に立てるかもしれません。今回は、そんな空き家を自分で住まないからこそできる活用アイデアをご紹介します。【1|住まないけど貸せる。それって実は自由がきく状態】空き家って聞くと「老朽化」とか「放置」のイメージが強いですが、「貸す」と決めた時点で、「使える状態」に向けて管理や整備が進むように
~「まず登録」はちょっと待った~「空き家バンクに出せば何とかなる」そう思って登録したけれど――意外と反応がない、思ってたのと違う…という声を聞くこともあります。空き家バンクは自治体が運営する便利な制度ですが、実は「向いている人・向いていない人」がいるのも事実です。空き家バンクのメリットと実際の落とし穴【メリット】掲載が無料(地域による)自治体を通して安心感がある利活用に前向きな層が閲覧している【気をつけたいポイント】掲載だけでは反応がない地域も所有者が自ら対応する必要が
「まだ住めるから」と放置していませんか?空き家を「まだ使うかもしれない」「そのうち売ろうと思っている」そんな理由で放置した結果、思わぬ出費やご近所トラブルに発展するケースが増えています。実家が空き家になっている方・相続して使っていない家がある方は、ぜひ今のうちに確認しておくべきリスクがあります。【特定空家】に指定されると税金が6倍に?ご存じですか?空き家をそのままにしておくと、「特定空家」に指定され、固定資産税が軽減されなくなる可能性があります。つまり、税金が最大6倍になることも。
「空き家をリフォームして貸したい」「自宅として買った家を、いずれ収益化したい」こんなふうに、住まいと投資を組み合わせた不動産活用が注目されています。でもちょっと待ってください。住宅ローンと投資用ローン(不動産投資ローン)――目的が違えば、融資の仕組みやリスクも全く違うんです。【基礎知識】住宅ローンと投資ローンの違いとは?ざっくり言うと、住宅ローン:自分や家族が住む家を買うためのローン投資ローン:賃貸に出すなど、利益を得る目的の物件用ローンです。例えば、住宅ローンは金利が低めで
「父の遺品整理、そろそろ手をつけなきゃね…」そう話してくれたのは、明石市にお住まいの女性。ご実家は数年空き家状態になっていて、兄弟ともに忙しく、片付けが後回しになっていたそうです。ようやく時間が取れたある週末、空気のこもった実家を開けて、まず驚いたのは――押入れいっぱいに積み上がった古い本の山でした。【ただのガラクタか、宝物か】「なんでこんなに…?」よく見ると、すべてが文学や歴史、哲学の本。きれいにカバーが掛けられ、ページの間に付箋がたくさん挟まれていました。「読書が趣味だった
空き家を売ろうと思ったら「抵当権が残っていて登記ができない…」そんな声、2025年に入ってからも少なくありません。特に実家や親名義の住宅の場合、ローンはとっくに完済していても、登記簿に抵当権だけが残っているケースが多いんです。そしてこの抵当権、勝手には消えてくれません。【2025年現在】抵当権抹消にかかる登録免許税は「1,000円/件」抵当権を抹消する際には登録免許税がかかります。金額:1件につき1,000円支払い方法:収入印紙を法務局に提出書類と一緒に貼付複数の不動産(土地と建
■え?小さな建物でも消防設備が必要なの?相続した実家や小さな戸建て、空き家を貸そうと思ったとき、「住宅だから消防設備なんていらないでしょ?」と思っていませんか?実はこれ、「住宅用」か「事業用」かで必要設備が大きく変わるんです。※事業用とは:店舗や事務所など事業で収益を得るために所有・活用される不動産の事。■戸建てでも「事業用」にした瞬間、義務が発生たとえばこんなケースも該当します:空き家をリフォームしてレンタルスペースにした平屋を美容室やサロンにした宿泊施設(簡易民泊や
「この古民家で、小さなカフェができたら素敵だなぁ」そんなふうに夢を語っていたのは、ご相談に来られた50代の女性、Aさん。会社を退職され、次の人生は「人とつながる場所を自分でつくりたい」と、静かな山あいで見つけた築60年の古民家を購入されました。なんと価格は150万円。しかも眺めは抜群、縁側に腰掛けているだけで気持ちが整うような場所。「ここだと思ったんです」と話すAさんの表情が忘れられません。でもその後、現実がゆっくりと見えてきました。その物件、実は「市街化調整区域」。つまり、
「実家どうしよう…」その悩み、放置していませんか?親が高齢になり、施設に入った。実家を相続したが、誰も住んでいない。「空き家って、どうすればいいの?」と悩みながら、手をつけられていない人はとても多いです。放置している間にも、家は傷み、草木は伸び、税金や近隣への影響も出てきます。ですが、焦って売却や解体をする前に、まず整理すべきは「気持ち」と「現状の把握」です。空き家・実家の片付けを進められない「3つの壁」実際、多くの方が次のような「心のハードル」で手が止まってしまいます。感情の壁
「実家が空き家になって、もう何年も経ってしまった」「片付けたい気持ちはあるけど、どこから手をつけたらいいか分からない」そう感じている方は、実はとても多いです。私のところにも、「服や写真がそのままで手が出せない」「遺品と呼ぶにはまだ早くて…」といった、「片付けの前にある感情の壁」について悩まれる声が届きます。片付けとは、ただ物を減らすことではありません。思い出との距離をゆっくり整える、そんな作業でもあります。今日は、心の負担を少しでも軽くしながら、空き家の片付けを進めるための5つ
相続や転居で空き家を所有することになったものの、「結局どうすればいいのか分からない」という声をよく耳にします。空き家の活かし方には、大きく分けて「貸す」「売る」「使う(自分または家族で)」の3つの選択肢があります。今回はそれぞれのメリットと注意点を、わかりやすくまとめてみました。【1】空き家を「貸す」場合メリット家賃収入が得られる(資産を活かす)長期空き家による劣化や固定資産税の負担が軽減される売却ほど“手放す”覚悟がいらず、柔軟な選択が可能注意点賃貸用リフォームや修繕が必
「空き家問題」と聞くと、多くの方が日本特有の課題だと思われるかもしれません。ですが実は、空き家は世界中の国々でも深刻な問題として扱われており、すでに多くの国が「活用」と「再生」の視点で動き出しています。今日は、ヨーロッパやアメリカの空き家対策を例に、日本の空き家政策がどこで遅れているのか?そして、私たちが何を学べるのかを一緒に考えてみたいと思います。🇫🇷フランス:地方の過疎と住宅不足を同時に解決フランスでは特に、地方都市で「空き家はあるのに住宅が足りない」という二重構造が起きてい
「まさか、こんなにハマるとは思ってなかったんです——」数年前、私は会社勤めを辞めて、少しだけ「人生を立て直す時間」をとることにしました。実家の離れに空き家があり、そこを拠点にのんびり暮らそうと。その空き家で何気なく始めたのが、メダカの飼育。正直、「手軽だし、癒されそう」というくらいの軽い気持ちだったんです。でも…気がつけば、古民家の裏にビニールハウスを建てて、養殖まで始めていました。メダカって、実は「アツい世界」が広がっているんですよ。■金魚や鯉よりハードルが低く、誰でも始めや
Q:空き家を所有していますが、どこまで管理すればいいのでしょうか?結論から言えば、「たまに見に行くだけ」では足りないケースもあります。空き家は、たとえ誰も住んでいなくても、管理していないと「特定空家」に指定される可能性があるため注意が必要です。【まず、「特定空家」とは?】空き家の中でも、次のような状態が見られるものを自治体が指定します。倒壊の恐れがあるほど老朽化している雑草や庭木が伸び放題で近隣に悪影響を与えているゴミや不法投棄が放置されている衛生上・景観上、周囲に悪影響を与えて
「この空き家、どうしようか…」そう悩んでいる方は少なくありません。貸すには準備が大変、売るにもタイミングが難しい。そんな時、ちょっと視点を変えてみませんか?最近、空き家の「自分活用」が注目されています。なかでもおすすめなのが、「ちいさなお店」としての再活用です。たとえば──・玄関先に並べた古本や雑貨の販売・週末だけ開く焼き菓子のミニ販売所・お茶と一緒に語らえる“空間”としての開放大がかりなリフォームや設備投資は不要です。「人とつながる場所」「何かを始めてみる場所」として、空き
「空き家になった実家、ずっと気になってる」「誰も住んでないのに、固定資産税だけ払い続けてる」「相続したけど、手をつける余裕がない…」ここ最近、そんなお声を耳にすることが増えてきました。同じような立場の方が、いま全国に何十万人といらっしゃいます。そして、そのほとんどが40代以上。少しずつ親のこと、実家のこと、老後のこと――「自分が決めていく」立場になりつつある世代です。日本は世界でも有数の高齢化社会。親の相続が落ち着いたと思ったら、その後に控えている「次の相続」の話――いわゆる
「移住はハードルが高い」「でも、今の暮らしに少し疲れてきた」「田舎の実家を、手放す前に一度使ってみようかな…?」そんな風に思ったこと、ありませんか?今、「住まいはひとつじゃなくていい」という価値観が少しずつ広がっています。それが「二地域居住(にちいききょじゅう)」という、新しい暮らしの形です。■住む場所を「選びすぎない」生き方かつては「家は一生モノ」「住む場所=暮らしのすべて」でした。でも今は、仕事も生き方も多様化し、暮らしももっと自由でいい時代です。たとえば…平日は都市部
「実家が空き家になってしまって、どうにかしたいけど…」相談に来られる方の中には、「市街化調整区域」という言葉で早々に諦めてしまう方も多いです。たしかに市街化調整区域では、家を建てたり貸したりするにはいろんなルールがあります。特に農地がくっついている空き家だと、「どうせ使い道なんてないんでしょう?」と悩むのも無理はありません。でも、実は――ちゃんと条件をクリアすれば、活用できる可能性があるんです。たとえば:家の持ち主が高齢になって引っ越した相続後ずっと放置されている家だけでなく、畑
最初に買ったのは、ホームセンターで売られていた黒メダカ、白メダカ、ダルマメダカ、幹之メダカ。価格は数百円。水槽の片隅で、ちょこちょこ泳ぐ姿に癒されて「可愛いなぁ〜」くらいの軽い気持ちで始めました。当時は正直、「メダカなんてどれも同じでしょ?」と思っていたんです。でも、それが間違いだったと気づくのは、そう時間はかかりませんでした。■実家の「離れの平屋」を見て思った。「何かできないかな?」サラリーマンを辞めて少し時間ができた頃。ふと、空き家になっていた実家の離れ(平屋)を見ながら思っ
「うちの空き家、どうにかしたいけど、使い道が分からないんです」そんなご相談をいただくことがよくあります。その度に思うのです。誰かの“安心できる場所”になれる可能性は、実はたくさんある。今、全国でじわじわと広がっているのが、空き家を活用して「子どもの居場所」を作るという取り組みです。【全国の実例】・大分県別府市:「地域型こども食堂」空き家をリフォームし、地域の子どもたちが放課後に集まってご飯を食べる場所として活用。高齢者やボランティアも参加し、地域の交流拠点に。・愛知県名古屋市:
「生活保護って、本当に困ってる人のための制度でしょ?」――そう、建前はそうなんです。でも、現場にいると見えてくる「もうひとつの現実」があるんです。数年前、私が接客したひとりの男性。年齢は60代前半、清潔な身なりで話も丁寧。「兵庫は初めてでして。前は福岡、その前は岡山。そのまた前は…」話の中に見え隠れする違和感。聞けば、各地で生活保護の申請を繰り返し、空き家や古アパートを転々としているとのこと。支援を頼っているのではなく、まるで“使っているように感じた瞬間でした。■制度の影でこぼ
ご訪問ありがとうございます!種子島のガイド/インタビューライターMariです。自己紹介はこちら活用できる空き家がないかなと情報収集していたところにいいご縁いただき古田校区へ。校区長と、地域の商店を営む方にご案内していただきました。ここに住んでいらしたご家族は、子どもたちも島を出て両親も亡くなってしまい、家の様子を見に帰ってくるだけだったそう。ただ、家を見るためだけに定期的に島に帰ってくるって、けっこう大変だと思うんですよね。だけど、朽ちていく家を見たくない。
\第1回空き家ツアー開催!/~空き家の利活用を考える~in下田港エリア🏘️🌊みなさん、こんにちは😊今日は、当会で一緒に移住支援に携わってくれている、四万十市地域おこし協力隊の和田さんたちが主催の、新しい企画をお知らせします!6月14日(土)10:00〜12:00、下田港エリアで「第1回空き家ツアー」を開催します!今回のテーマは「大切なお家をそのままにせず、次に活かす方法を一緒に見つける」こと。下田港周辺には、海の近くならではの味わい深い家々が点在しています