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今回から、石田流の棒金対策を考えていきます。棒金は石田流対策でアマチュアではそれなりに多い気がしますし、実際、細かく分類すると居飛車から色々な仕掛けの形が考えられるので、この棒金シリーズはそれなりに長くなる予定です。では、早速局面を見ていきたいと思います。居飛車が△42銀と上がった時点で急戦模様である事は確定。そして下図の△72金で棒金の気配がぷんぷんしてきます。石田流は▲77角型で軽い捌きを狙う手もありますが、このシリーズでは▲96歩から本組で受ける将棋を見ていきます。
今回から、升田式石田流の将棋について書いていきたいと思います。この戦型は最序盤から乱戦になりやすい性質がありますので、初形から見ていきます。初形から▲76歩△34歩▲75歩が石田流の宣言。そこで△62銀なら▲78飛でも▲66歩でも大丈夫です。▲78飛に気になるのは、△88角成▲同銀△45角ですが、▲66角と打ち返して、シンプルな香取りが受かりません。▲66歩には、△64歩▲78飛△63銀▲76飛△65歩のような筋がありますが、▲78金と上がってまずまずやれます。
今回も棒金対策を考えていきます。今回は居飛車が△94歩(下図)と突いた場合を考えていきます。この記事では、上図で▲68銀と上がり、美濃に寄せつつ▲77桂にひもをつけておきます。▲28玉を優先してもいいと思いますが、▲15歩から端攻めに行く可能性も考えると、▲39玉型にしておいてもいいかなという感じです。その局面でも前回と同様に△74歩から仕掛ける手はありますが、▲68銀と△94歩の交換では▲68銀の方が価値が高いので、少しだけ石田流が楽になります。そこで今回の居飛車は△84
今回は△63銀型の将棋を見ていきます。基本図は下図(△32玉まで)です。基本図では、とりあえず様子見で▲16歩と突く事にします。居飛車は△33角(下図)と上がり、囲いの完成を優先します。左美濃ならともかく穴熊志向であれば、端を受けていては、石田流相手には穴熊に組みきれない可能性が高いです。石田流は本組か▲77角型か好みが分かれるところかと思いますが、この記事では▲77角としたいと思います。以下△22玉▲68銀△12香と進んで、居飛車が穴熊志向だとわかりました。▲15歩と位をと