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今回の記事では、戦法選択についての現時点での自分の考えをちょっと書いてみます。まあ、自分の考えは、もうタイトルでネタバレしてしまってるわけですがwこのタイトルの考えに至っている理由について、少しご説明していきます。以前の記事にも書きましたが、現代将棋では、角換わりが先手必勝っぽいという認識がAIによって示されつつあります。そういう影響もあってか、特に藤井竜王・名人を始めとしたプロのトップ棋士のレベルになると、先手番の勝率が後手番に比べて顕著に高い傾向がある気がします。もち
今回から、石田流での居飛車穴熊対策を考えていきたいと思います。今回は△53銀型を見ていきます。基本図は下図(△33角まで)です。基本図で、石田流は本組か▲77角型を選ぶ頃合いです。相手は△53銀型なので、石田流は本組を目指したいところかと思いますので、▲96歩と突きます。仮に▲96歩に代えて、▲16歩△64銀▲15歩と進めると、△42角で少し嫌な形になります。△53銀型の場合、この引き角の筋には注意が必要で、▲97角を用意しておく方が無難です。△53銀型で本組を選びたいのは
今回から、升田式石田流の将棋について書いていきたいと思います。この戦型は最序盤から乱戦になりやすい性質がありますので、初形から見ていきます。初形から▲76歩△34歩▲75歩が石田流の宣言。そこで△62銀なら▲78飛でも▲66歩でも大丈夫です。▲78飛に気になるのは、△88角成▲同銀△45角ですが、▲66角と打ち返して、シンプルな香取りが受かりません。▲66歩には、△64歩▲78飛△63銀▲76飛△65歩のような筋がありますが、▲78金と上がってまずまずやれます。