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「人はなぜラブレターを書くのか」を観てきました。ストーリーは、2024年、寺田ナズナはある青年に宛てて手紙を書く。24年前、17歳の小野ナズナはいつも同じ電車で見かける高校生・富久信介に恋をしていた。信介は進学校に通いながらプロボクサーを目指していた。そんな二人に運命の2000年3月8日が訪れる。そして2024年、信介の家族の元にナズナからの手紙が届く。というお話です。寺田ナズナは、ある日とある青年に手紙を書きはじめる。今は夫と中学生の娘を持つ母親で、千葉で定食屋を
本作は、石井裕也が脚本・監督・編集を担当した。恐らく今後、彼の代表作のひとつになるだろう。とても静かで繊細な映像の語り口。主演の綾瀬はるかの、陽気さの裏にある微妙な心の揺らぎを引き出している。日比谷線での通勤電車内の雑音が先行する。満員の車内。つり革を持っているメガネをかけた17歳高校生の小野ナズナ(當真あみ)がいる。彼女の視線の方向には、参考書に目を落としている富久信介(細田佳央太)。ナズナは手紙を握りしめていた。信介が見る。電車は、トンネルへと入ってゆく。「お母さんは、この
実話をもとに石井裕也監督が作り上げた作品で、脚本も演出も丁寧な、なかなかの感動作でした。石井監督作品は、「本心」(2024)を見逃しているので、「愛にイナズマ」(2023)以来となります。良い俳優を起用して、きちんとその魅力を引き出すことが得意な監督で、今回も、いかにも綾瀬はるからしい明るい一面に加え、病を抱えて娘にそれを告げられずに悩む場面で、新たな魅力を引き出しています。妻夫木聡も、いつも通りといえなくはないですが、誠実で涙もろい役柄がハマっていました。特筆すべきは菅田将