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文学的な作風にチャレンジしたらしい本秀康先生の傑作短編集、その名もずばり『本秀康名作劇場』から「HARAPECOプコタン」を取り扱います。本秀康先生の作品の魅力といえばやっぱり、ゆるくていい意味で色々雑な世界観にあると思います。その緩さがよく表れている表現としましては、本書収録の短編集はそのほとんどの作品で主人公が「おっす!俺、主人公!読者のみんなこんにちは!」と声をかけてくることが挙げられます。本作の主人公、プコタンは名前で抱くイメージ通り一頭身のマスコットのような見た目で、宇宙人のペ
『団地ともお』で知られる作者の短期連載作品『前夜祭』に同時収録されている短編から「もどき」です。この一つ前に収録されている「ワタ毛男」という短編が「世にも奇妙な物語」で実写化されていまして、世にも大好きっ子の私は予期せぬ原作との出会いに興奮しました。「確かに濱田岳さんって若干小田扉味があるよな」なんて思っていたら、次に収録されているこの「もどき」でさらに衝撃を受けることになります。これは泉昌之先生の「夜行」(一日一短編No.45)でも触れたことですが、世にもは滅茶苦茶原作を崩して世にもオリ
ファン登録されて無い方は、メニューのすべて表示の横のカッコ内の数字が、ちょっと足りない293?と表示されているはずだけど、実はこの次の後編で、ファン専用記事含め、300記事達成です。この作品、実は300記事目に関わるなんて思いもしないで書いたものです。けど、300記事記念になったのは事実。ってなわけで、強引に300記事達成記念小説となってます(^^;)ともあれ、ここまで来れたのは温かいコメントをくれる方や、いつも訪問してくださる方のおかげです。この場を借りて、大、大だ~い感謝です!
阿部共実氏が少年チャンピオンで連載していたオムニバス・ショート作品『空が灰色だから』はどうにもうまくいかない学生やフリーターを対象にした青春作品です。阿部共実はこの作品で連載を獲得してから、現在に至るまで休みなく作品を生み出し続けています。中学生の時分、この作品を見つけて絵柄と内容にドはまりしてから私はサブカルの道を歩むようになった所謂、原点ともいうべき作品です。今は若干サブカルもアングラも胸焼けしてくる年になったのですが、それでも心を打つ名作が多い本作です。その中でも「名乗る名もない」は
本日は松村北斗くんのお誕生日[誕生日企画第3弾きょもほく短編小説]を投稿させて頂きます。『この星のHIKARI』と被りたくないので…今回は初の試み。ノンリアル設定で学生モノに挑戦してみたいと思います。うまく表現できるかわかりませんが…最後までお付き合い頂けると嬉しいですそれでは、大丈夫な方だけ先にお進みください🖤↓↓↓↓↓↓※閲覧注意。(BLです)苦手な方はUターンでお願い致します。(誕生日企画短編)松村北斗×京本大我大我side「北斗いる〜?」樹「あっ、
※閲覧注意。(BLです)苦手な方はUターンでお願い致します。『幼馴染み1』はこちら♪『幼馴染み1』本日は松村北斗くんのお誕生日[誕生日企画第3弾きょもほく短編小説]を投稿させて頂きます。『この星のHIKARI』と被りたくないので…今回は初の試み。ノンリ…ameblo.jp前回のお話はこちら♪『幼馴染み2』※閲覧注意。(BLです)苦手な方はUターンでお願い致します。『幼馴染み1』はこちら♪『幼馴染み1』本日は松村北斗くんのお誕生日[誕生日企画第3弾きょも…ameblo.
俺はチョン・ユンホ。鉄道会社勤務。37歳。独身。趣味は、電車旅、ダンスをすること、可愛いものを集めること。休日にスイーツを食べに行くのも好きだ。一応ジムで友達とキックボクシングしたりもする。半年前に異動があって、俺は主要駅のみどりの窓口に配属された。みどりの窓口は、一日にすごい数のお客様対応があって、その分クレームも受けやすい。従業員のほとんどはここへの配属を嫌がる。俺も、正直言って、ハズレを引いてしまった気分だった。実際、業務は本当に煩雑で多岐にわたる知識が必
松本次郎先生による傑作短編集『ゆれつづける』からガスマスク兄妹が活躍(?)する物語を取り上げます。と言っても実はこの姉妹のお話は全2話とはいえシリーズ化されているため極端なことを言えば短編ではないのですが、それはそれとして超傑作なのでぜひ目を通していただきたい作品です。松本次郎先生と言えばディストピア世界とクレイジーな登場人物による性行為と暴力乱舞な物語が魅力の作家さんですが、本作もそんな作者の癖が存分に発揮されています。あらすじだけでは到底語りつくせない物語でして、非常に構成や表現が魅力的な
※閲覧注意。(BLです)苦手な方はUターンでお願い致します。『幼馴染み1』はこちら♪『幼馴染み1』本日は松村北斗くんのお誕生日[誕生日企画第3弾きょもほく短編小説]を投稿させて頂きます。『この星のHIKARI』と被りたくないので…今回は初の試み。ノンリ…ameblo.jpノンリアル設定(誕生日企画短編)松村北斗×京本大我北斗side午後の授業が始まる前にトイレを済ませ、教室に戻ると俺の席に大我が座っていた。北「あれっ、大我?どうしたの?」大「あっ、北斗ー!あのね
今日は多くの方がレビューされていた日本の古典SFアニメを"日本アニメーションクラシックス"のサイトで鑑賞しました「百年後の或る日(1933年)」1933年に制作された自主製作の短編アニメーション映画で監督は荻野茂二氏切り絵とサンドアニメーションかな?そして字幕で構成されたモノクロの無声映画でして。。。主人公は荻野監督ご自身1942年の世界大戦で死亡した監督は霊となり2032年に降臨そこで出会ったご自身の子孫から100年後の未来を案内してもらうという体で
今回の月刊致知の連載「人生を照らす言葉」(鈴木秀子先生)7月号のテーマは、芥川龍之介の「芋粥」です。平安時代、五位という位はあるものの、見映えのしない主人公は、いつも皆の嘲笑の対象でした。五位と呼ばれる主人公の夢は、当時贅沢な料理とされていた芋粥を飽きるまで食べることでした。この欲望が、五位の弱さを乗り越える力になっていたのですが、ある時、その夢を叶えてやろうと言う人物が現れます。大きな鍋に山芋を入れた芋粥を食べることになった五位。夢が叶ったとき、五位は何を感じたのでしょう。この短
煙草というものがとにかく肩身の狭い現代ですが、ハードボイルドとこれほど相性のいいものはありません。煙草を吸わないガンマンや店内禁煙のカジノなんて味気なくて、女々しい存在です。やすい「ギャップ萌え」しか狙えません。『機動戦士ガンダムサンダーボルト』の連載をしていたTHEハードボイルド漫画家、太田垣康男先生の短編「ロング・ピース」は喫煙をやめた太田垣先生の煙草への郷愁を込めて描かれました。煙草をテーマにしたアンソロジーコミックで豪華作家たちの寄贈イラストに次いで、トップバッターを務めています。
漫画を買う際に私は事のほか表紙買いを行いません。行って失敗した試しもなく、寧ろ最近『レッツゴー怪奇組』を表紙買いして大成功しましたが、とにかくミーハーで薄っぺらい人間の為誰かに勧められたり、漫画サイトで一通り読んだものしか購入しません。あとは作者買いです。好きな作者の作品ならとにかく買います。伊藤潤二先生の漫画もアンソロジー含めてすべての作品を揃えています。その中に『死角』というアンソロジーコミックがありました。伊藤潤二先生を筆頭に、呪みちる先生、犬木加奈子先生、日野日出志先生、高橋葉介先生と
『ドラえもん』内でのび太君は散々、タイムマシンの力で時をさかのぼり、自分の過去を改変しようとしてきました。宿題をやり直す、自分に着せられた濡れ衣を晴らす、戦争で殺された上野動物園のかわい象(三ツ星カラーズ的呼称)を助けに行ったり、とても子供らしいピュアな動機ですが、特に悲しい物語を自分の介入で何とか救済できないかという感情は物凄く子供らしい優しく純粋なもので大好きなエピソードです。私も子供の時分、『はだしのゲン』の世界に行って原爆が落ちる前に何とか非難させてやれないかとか、自分が今持っている有
平成5年2月に出版された本です。なぜこの時期に、『バイトの達人』なる本が上梓されたのか。平成5年といえば、バブル崩壊後の日本です。広く経営者が、「この不況は何か変だ。これまでの景気循環では理解できない不況だ」と気づき、今後の方向性をまったく掴めなくなってしまった時期です。いわゆる失われた30年のはじまりですね。だから編者は、この得体の知れない経済状況の下にあっては、「稼げ!つべこべ言わずに稼げ!」「脳で稼ぐな!肉体で稼げ!汗まみれになって金を掴め!」と叫んだのでしょう。今ど
【保江邦夫先生】04:1月宇宙学勉強会・最終回/靱帯のトレーニングってどうするの?正座と靱帯の関係/特別公開!Q&A1月の能登半島⚪︎震について教えて!太陽フレア問題どうする?〜【宇宙学勉強会@横浜】#保江邦夫,#スピリチュアル,#宇宙学勉強会毎月開催【保江邦夫先生の宇宙学勉強会】の短編を毎週(月)(金)に配信中!内容:シリーズ「博士の異常な妄想の世界」2024年1月収録の[04]最終回をショートで配信☆彡次回をお楽しみに!===================================
伊藤潤二先生のどうかしてるパニックホラー長編『ギョ』の最終巻(第2巻)に収録されているどうかしている短編「阿彌殻断層の怪」です。このお話は設定の突飛さもさることながら、人間の本能的な恐怖をえぐるようについてくる苦手な人は本当に無理な短編漫画だと思います。そういえばホラーって単なるエンターテイメントではなく人を怖がらせるものなんだなと、感覚が狂って作品への向き合い方がおかしくなりつつあったかつての私を修正してくれた作品です。舞台は山奥、本来なら人など押し寄せるはずもない舞台ですがどういう
こんにちは。ニューヨークで役者やってます、まみきむです。NYアクターの生活、オーディション、現場での様子、また独断によるツッコミなどをお届けしています。リハーサル(過去記事参照)もいよいよ佳境で、いよいよ本番に向けて秒読み体制に入ったミュージカル…実は私はそのミュージカルが上演される会場と日付以外に、実際それがどういうイベントなのか、あまりよく把握せずに承諾した…(いや、それはしろよ!)…いやそれどころか、こんなにガチで歌わされるとも思っておらず、後で脚本を見て青ざめたくらいである…(過
こんにちは!こんばんわ!二宮和也会いたいよ〜会いたいよ〜蓮です(тωт。`)【片恋愛慕】みんなそれぞれ片恋いどうでしたか?リアルを知らないけどリアルで書いてみた。笑和歌って素敵ですよね?国語嫌いだったけど古典は好きでした。(だからって詳しくありません。ただ好きなだけ笑)普段冗談とか言わないお堅い先生が古典でエロをしゃべるって言うのがツボでした!←そこ笑まだまだたくさんある中で厳選して5つまた選びました。まったく別物でそれぞれの短編を書こうと思っています。しっかり片恋で愛慕で
#ホープハート#youtube#特撮#uma#東久留米#萩原佐代子#3分https://youtu.be/AlIQMQqH3Po?si=0qaO0OB1ED0phCqY
韓国の多様性をベースにした映像作品を制作する会社【MATCHBOX有限責任会社】の中の、クィア(LGBTQ)映像に特化した製作をする《STRONGBERRY》の新作。『ChocoMilkShake』で猫のMilk役だったキム・ソンヒョクくんが主演のミニシリーズBLです。1話はなんと、6分ほど。でもとっても萌えが詰められたさすが❗️って作品になってます。※パク・ジュンモクくん演じる高校生の主人公と、ソンヒョクくん演じるドンホは親友同士。クラスは違うけど、いつも寝ている友達を起こし
手塚治虫先生の短編から「料理する女」を取り上げます。痴呆老人たちが預けられる病院内で度々起こる失踪事件を描いた不気味なサイコスリラー漫画です。本作は手塚先生の馴染みのタッチではあるもののどこか劇画のような影が強調されて描かれている超シリアスものです。手塚漫画では定番のメタネタやおふざけ描写も一切ありません。その上登場人物のほとんどが会話もままならないような老人たちであり、読者は読んでいて何とも言えない気味の悪さを味わえます。老人たち全員が何らかの知能障害、痴呆、精神疾患を抱えた患者であ
未来予想図。miraiyosouzu。バイクや趣味の動画を中心にアップしています。短編で構成してるので隙間時間に視聴して頂けます。直接連絡はコチラmiraiyosouzu@ymail.ne.jp案件仕事お待ちしています。気に入って頂きましたらチャンネル登録お願いします。グッドボタン👍コメント📝お待ちしています。サブチャンネル2023年4月1日より配信https://you…youtube.comどうもポンコツです🔧博多どんたくの前夜祭に行って来ました今年は天気もよくて、良いどんたくにな
異文明との交流において最も望ましくない行為はこちら側の価値観を相手側に押し付けることです。安易な思い込みが一番、この世で一番恐ろしいと吉良吉影もいっていました。しかし相手が人間そっくりとなると、なかなか思い込みを避けるのは難しいようです。藤子・F・不二夫氏の傑作短編「ミノタウロスの皿」のあらすじをはじめに聞いた時も、「人間そっくりの家畜が牛そっくりの文明人に食われる漫画なら、そこに迷い込んだ人間の宇宙飛行士も牛星人(ウヌ)に食われそうになるんだろうな」と、安易な発想をしてしまいました。その実、
「萌えたら殺したくなるね♡」という迷言を放ったアダルト漫画家氏賀Y太先生の作風は迷言からも察せられるように、エログロ猟奇ものです。俗にいうリョナという奴です。その手の性的趣向を持つ人々にとって知らない人がいないと言われているほどの大御所です。私に猟奇趣味はないという予防線を無意味に張っておいたうえで、今回はそんな作者の作品について取り扱おうと思います。もちろん全年齢向けの作品です。(おそらく)全年齢向けでは作者初の単行本化作品である『ウツロボロス』は本格ホラー短編集という名目で出された漫画
Bao(2018アメリカ)監督:ドミー・シー製作:ベッキー・ニーマン製作総指揮:ピート・ドクター、ジョン・ラセター音楽:トビー・チュウ最近、なんだか「子育て映画」を目にすることが多いような気がします。別の映画を観に来たつもりだったのに、実際に観てみると「子育て映画」だった…というようなことが。そう感じるのは、最近「未来のミライ」という目立つ例があったからかもですが。そこでは「実は子育て映画」であることで少なからぬファンからの批判も起こってしまっていました。ピクサーの
「目を合わせるということ」(著)モモコグミカンパニーモモコグミカンパニーさんの初エッセイ集。BiSH結成からの3年について書かれてます。モモカンさんのエッセイ集の流れとしては、本作→「君が夢に出てきたよ」→「解散ノート」って流れになるんですかね。モモカンさんのエッセイって実際あった事を「詳細に書く」ってよりは、「その時思った事・感じた事を書く」って感じ。BiSHの清掃員としては、舞台裏で何があったか?とかが気になるので、ちょっと物足りないところはありますが。いわ
前回5/7の続編です♪ショートムービー自分に対する実験映画テーマは、、、住居まわりの地面のみを撮影前編は美しくはじまり・・・・・・そして1分の短編ぜひぜひご覧ください---BGM付き---大阪駅(梅田)のとなり町の風景境目の