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櫻葉・相櫻小説です苦手な方はこちらで回れ右ー、お願いします大丈夫な方、お付き合い頂けたら嬉しいですよろしくお願いします•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆ぺち、ぺち…ぺち、ぺち…「…うーーーん??」「パパ?おきちぇ??パーパーー!!」「…ん??空か??」眠たい目を擦り、片目を開けると空がムッとしながら、俺の顔を覗き込んでいる。「パパ、なんで??」「ん?…なにが?」「なんで、まさきせんせいとぎゅーちて、ねちぇるの??」「え??」空の言葉にパ
櫻葉・相櫻小説です苦手な方はこちらで回れ右ー、お願いします大丈夫な方、お付き合い頂けたら嬉しいですよろしくお願いします•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆台所で翔ちゃんのお母さんと2人。あんなに意気込んで来たものの、ちょっと緊張してきた…。やべぇ、なにか話さなきゃ…。そう思えば思うほど、頭の中が真っ白になっていく。「えっと…何かやればいいですか?」「そ、そうね。じゃあ、野菜…切ってもらおうかしら?」「わ、分かりましたっ!!」キャベツとニラを洗
その日は、雅紀の両親が泊まりがけで墓参りに行くとか言ってて留守で。雅紀は高校進学に関係する模試があるから両親に同行出来なくて留守番。………いわゆる、待ちに待った誰にも邪魔されない日だった。俺も雅紀もようやくヤれるって邪な考えを抱きつつ、そ知らぬ顔で互いの両親に上手い言い訳をして……。中3だからひとりで留守番出来るだろって出掛けて行った両親を見送った雅紀と、雅紀が羽目を外して遊ばないように勉強をさせる役目を担って雅紀ん家に泊まる俺。日頃の行いで、俺と雅紀の両親からの信頼が絶大な俺の役得って
「……そうであろうとしてる?」そう繰り返したあとなんだか急に泣きそうな顔をして潤くんがオレを見た「…どした?やっぱ、ついてこれない?」潤くんはふるふると首を振ってこんどはしょーちゃんに「なんで?なんで、そんな曖昧なの?」と、責めるような口調で言った。「……曖昧?」「そうだよ、生涯の伴侶、でしょ?一生そばにいる、死ぬまで一緒にいるってことなんでしょ?それなのに『そうであろうとしてる』って……なんかさ、なんかそれって無責任なんじゃないかな」「無責任?」「そうだよ、そんな曖昧に
俺が小学校の高学年になった夏休み。家族ぐるみで仲良くしてるから合同で泊まりがけのキャンプにも行った。キャンプといってもグランピングみたいな宿泊は専用の建物で、BBQの道具が付いてるから食事を賑やかに出来る感じ。近くには川があって泳いだり、林に虫を捕りに行ったりして、俺達は夏を楽しんだ。俺と雅紀と潤は三人同じ部屋。布団を三つ並べて寝てた。くったくたになるまで遊んでるから夜は三人とも爆睡するのに、その日は隣で寝てる雅紀がうなされてて。普段でも一度寝たら朝まで起きない俺。たまたまその日はト
いつもと変わらない朝を迎え、いつもと変わらない日常を過ごしてた……はずなのに。その日は、帰りがけに雅紀の自転車のブレーキの調子が悪くなったから自転車屋に寄ることになった。でも修理するにも部品がたまたま無くて仕方なく自転車を預ける事になった。だから俺の自転車に2人乗りして家に帰る事にしたんだ。「くふふ(*´◇`*)しょーちゃんと2人乗り嬉しいなぁ~♪」「おいwおとなしく捕まってろよ?」「はぁ~い♪」2人乗りなんて滅多にしないから背中に感じる雅紀の体温に幸せすら感じて。はしゃぎつつも安全
ネクタイとシャツは相葉に借りた。「サイズ、大丈夫?」「ん」「ごめんね?朝まで」「いや。俺の方こそごめん」昨日の仕事の後、メールに書かれていた住所に持てるだけ沢山の飲み物や食べ物を買って行った。詳しい様子も分からないままインターホンを鳴らせば、どうにか開けてくれた玄関で見た相葉の調子は思っていたよりも辛そうだった。いつもの朗らかでにこやかな笑顔はない。それは相葉の調子の悪さを物語っていて、だから俺なんかが来ない方が良かったのかもしれないと、玄関までの短い距離だけど歩かせてしまったこと
男同士のやり方なんか分からない。分からないとはいっても好奇心と若さゆえになんとなく……お互いに互いのソレに触れたり重ねあってみたり……自分以外に触れられる感覚は言葉に出来ないものではあったけどw親の目を盗んで繰り返す会瀬は、俺が高校に入ってからも続けていた。高校入学と同時に、高校生なら必需品だろうと持つことを許された俺がスマホを買ってもらうと、それからはソウイウ事をこっそりと調べるのが俺の担当……みたいな。高校生と中学生では今までほど会える時間が取れないから、いつも俺が雅紀に勉強を教える
「……ん…ここ…?」みじろいで目を開くと、そこに見えたのは見知らぬ真っ白な天井。そして白いカーテン。俺はベッドに寝かされてる?一瞬どうしてこんな所に居るのか理解出来なくて固まる俺だったけど、すぐに事故った事を思い出して飛び起きた。「痛えぇー」起き上がると同時に全身に痛みが走って思わず大声を上げたら、カーテン越しに微かに笑い声が聞こえた。「ふふっ(*´◇`*)しょーちゃん起きた?」「雅紀っ?!」それは雅紀の声。痛みなんか吹っ飛んでベッドから飛び下りると声の聞こえてきた側のカーテンを
こちらのお話は、相櫻、潤翔の三角関係のお話となります💚❤️💜苦手な方は回れ右でお願いしますそれでは、どうぞ▶▼◀▲▶▼◀▲▶▼◀▲▶▼◀▲▶▼◀【Trianglar】…三角、三角形、三人、三者間3人の人間が同時に恋愛関係に陥った状況、人間関係…。今の俺たちは、そんな関係。今日は俺と翔ちゃんと松潤で事務所に来ている。俺たちはこの春、会社を立ち上げた。休止後は、個々での仕事をこなす日々で、メンバーとも飲みの席で年に数回、5人で顔を突きあわせるぐらいの関係だった俺たちだったが、会社
中学生になって。思春期ってやつで手を繋ぐとか抵抗があるかと思いきや、雅紀はやっぱり特別だった。他の野郎と密着するとか、考えるのも有り得ねぇって感じなのに雅紀とは距離感ゼロが当たり前のまま。いつも一緒に居たんだ。俺はサッカー、雅紀はバスケと別々の部活に入っても、朝練があっても一緒に登校して、放課後はお互いの部活が終わるのを待って一緒に帰った。「しょーちゃんスゴいねシュートバンバン決めてたじゃん」「何で雅紀知ってんの?バスケ部の練習、体育館じゃね?」「走り込みしてたからずっとグランド見
櫻葉・相櫻小説です苦手な方はこちらで回れ右ー、お願いします大丈夫な方、お付き合い頂けたら嬉しいですよろしくお願いします•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆「よし!!いつまでもトイレに引きこもってても、仕方ない、出よう!!」俺はトイレから出ると、リビングへと戻った。「雅紀、大丈夫か??」「え?何が?」「いや…何となく…」「やだなぁ、翔ちゃん!お腹でも壊したかと思った?そんな事ないよ!さ、空くん寝てる間に決めちゃおっ!」そう言って、俺は何事もなかっ
櫻葉・相櫻小説です苦手な方はこちらで回れ右ー、お願いします大丈夫な方、お付き合い頂けたら嬉しいですよろしくお願いします•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆《翔ちゃん、今日はお疲れ様〜!!今日はありがとうねぇ!空くんはもう寝たかな…?》……。翔ちゃんにLINEを入れたが、既読がつかない。しばらく待ってみるか!空くんを寝かしつけてるのかもだし…。お風呂でも入ってこよ…。風呂から上がり、LINEを開いてみた。しかし、未だに既読がつかない…。何かあ
「......ん」ふと目覚めるとしょーちゃんの足がオレの腹の上にのってた。「しょ...ちゃん......おもい...」なんて声をかけたところでおよそ起きる様子もなく。昨夜は飲みすぎたなぁ...。しばらく忙しくしてたしょーちゃんとひさしぶりにのんびり過ごせる休日。オレもたまには休もうと思って店のシフトは入れてない。気ままに過ごすのもいいよなって、昼間からしこたま飲んで日付をまたがずに2人ともベロベロに酔って寝落ち。「あー、カラダ痛てぇ...」しょーちゃんはソファー、オレは床に
櫻葉・相櫻小説です苦手な方はこちらで回れ右ー、お願いします大丈夫な方、お付き合い頂けたら嬉しいですよろしくお願いします•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆「潤、ありがとうな?」「おっ、どうだった??」「まぁ、お袋としてはまだ気持ちが固まってないけど、空の事を優先してやって欲しいって所だな。でも、焦らず少しずつでいいかなって思ってる。なんだろう…きっと雅紀の事を好きになってくれるっていう、変な自信があるんだよな!!」「なんか、分かるわ…。俺も最初は、は
俺の家の右隣に越してきたのが雅紀。同い年だけど、俺は早生まれだから学年は一つ上になる。でもガキの頃はそんな事は理解出来なくて、何処に行くのも何処で遊ぶのも一緒だったのが急に小学生になって離れたから、入学式の日に俺も雅紀も一緒に小学校に行くと泣いて大人達を困らせた。「なんでまさきはしょうがっこういかないんだよ」「ぼくもしょーちゃんといっしょにしょうがっこういく~」この泣きまくる光景はしばらくの期間、毎朝のように繰り返されて、ランドセル背負った俺と黄色い鞄の雅紀が手を繋いで小学校に歩いて、
櫻葉・相櫻小説です苦手な方はこちらで回れ右ー、お願いします大丈夫な方、お付き合い頂けたら嬉しいですよろしくお願いします•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆「空ーー!!機嫌直してくれよぉー!!」「いやっ!!パパ、いっちゅもまさきせんせいのこと空からとるもんっ!!」「パパだって、雅紀とも仲良くしたいんだよーー!」「でも、おててちゅなぐのはだめなのっ!!まさきせんせいは、空とおててちゅなぐのっ!!」「わかったよ…じゃあ、パパ…我慢するよ…我慢すればいいん
『映画、面白かった。奢り、ありがとう。』たったこれだけの文字を送るのに一時間以上を費やしてしまった。だけど仕方ない事なんだと自分に言う。だって彼相手に初めてする連絡なんだから。だけど一時間以上を費やした文字への返信はなかなか来ない。待つ時の時間は長く感じるもので。それを分かっていたから気を紛らすために出たジョギングは俺的に正解だった。「そろそろ帰るか」小一時間くらい走っただろうか。リフレッシュという意味でも正解で。帰ったら温いシャワーを浴びて昼間からビールを呷るのも悪くないかもしれない。
櫻葉・相櫻小説です苦手な方はこちらで回れ右ー、お願いします大丈夫な方、お付き合い頂けたら嬉しいですよろしくお願いします•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆「空〜!そろそろ寝るぞぉー!!」先に寝室に居た空に声を掛けた。空が自分の小物専用の引き出しに何かを入れ、慌てて引き出しの扉を閉めた。「空??」「なぁに??」「どうかしたか?」「うっ、ううん!なんでもない!!」「そっか、ほら寝るぞ!」「…うん。」ベッドによじ登り、布団の中に潜り込む空。そ
何が悪かったのかな。いや、逆か。何が良かったんだろう。そう思い直せるのは、今、俺がすげぇ幸せを感じているからなんだと思う。こんな形だけど。「あッ……、こら、相葉君……」「ダメ?ヤダ?オレに触られるの嫌い?」「そうじゃ……ないけど」「なら良いでしょ?」あの日だけじゃなかった俺たちの関係は、さすがに毎日というわけにはいかないけれど。都合を見つけては触れ合う頻度は多分多い。「潤……、お前……付けすぎ」「何が?」「……何が、って……、分かってんだろ?」「いいじゃん。脱ぐ仕事無いっ
櫻葉・相櫻小説です苦手な方はこちらで回れ右ー、お願いします大丈夫な方、お付き合い頂けたら嬉しいですよろしくお願いします•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆雅紀からLINEが来た!内容は、今週末に会えるとの事!!「よっしゃっ!!空、喜ぶぞ〜!!」俺はベッドで眠る空に「空…良かったなぁ、今度の土曜日、雅紀に会えるぞ…」眠っていて聞こえていないはずの空が、俺の言葉に目を閉じたままニッコリと微笑んだ。「空、聞こえてんのか?寝てても嬉しいんだな…。まぁ、
多分俺は分かっていた。こうなるんだろうって。違うか。分かっていたんじゃない。肌で感じでいたんだと思う。相葉君にデニムを下ろされた時から。潤が俺の指を舐めた時から。「んんっっっ!」いや、もしかしたらふたりに深いキスをしたいと言われた時には既に、その先も無い話じゃないと心のどこかで思ってたいたのかもしれない。誰の声も聞こえなくなった。その代わりに聞こえるのはいやらしく部屋に響く水の音。舌が絡み合う相葉君とのキスの音と、見なくてもわかるほどに上下の動きと共に聞こえてくる潤の口から聞こえる
櫻葉・相櫻小説です苦手な方はこちらで回れ右ー、お願いします大丈夫な方、お付き合い頂けたら嬉しいですよろしくお願いします•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆「「「ご馳走様でした!!」」」「美味しかったね〜!!」「ああー、美味かったな!」「おなか、いっぱい!!」「片付けは、俺がやるね〜!!」「じゃあ、俺は洗濯物、干しちゃうわ!!」「パパー、空もてちゅだう!!」「お!そっか?じゃあ一緒にやるか??」「じゃあ、俺もやる!!」「潤さんは朝食作ってく
「………で?その子が噂の赤ん坊?」「まぁあまり大野さんとカズを刺激しないでくれ……」突然の赤ん坊騒動でざわついていたカフェに雅紀が顔を出し、潤から事情を聞くとチラチラと視線を智と和也、和也が抱っこする赤ん坊の方に向けつつそう言いました。潤は頭を抱えていましたが、涼介が抱っこしている琥珀は興味津々に赤ん坊を見ていて、雅紀の抱っこしている翡翠も同じ様に興味津々で赤ん坊を見ています。「あかたん?あしょぶ?」「……遊ぶにはまだ小さいからダメだよ?」「ぱぱぁ?あかたんかぁーいー♪」「そうだ
………眠るように……雅紀が俺の元から旅立ったなんて…………信じたくなかった。俺には信じられなかった。あっけなく失われた命。トラックの運転手は、無理なノルマが重なって安全点検を怠っていた。それが信号待ちしてた俺と雅紀が被害にあった事故の原因。雅紀の命を奪ったのは、一度目の検査では発見出来なかった深い部分の血管がじわじわと裂けた事で起きた脳出血。容態が急変するまであんなに普通に会話をしてたのに。笑ってたのに。言葉を失くして呆然と雅紀が診断を受ける最期の光景を見るしか出来なかった俺。あの日
櫻葉・相櫻小説です苦手な方はこちらで回れ右ー、お願いします大丈夫な方、お付き合い頂けたら嬉しいですよろしくお願いします•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆翔ちゃんは直ぐにお父さんとお母さんに連絡を入れてくれ、とりあえず明日翔ちゃんの実家にお邪魔する事となった。俺はその事を、智先生とニノにも報告を入れた。智先生はとても喜んで、当たって砕けろの精神で頑張ってこい!!俺らがついてるからなっ!!って励ましてくれた。厳しいことを言う時も時々あるけれど、智先生は
ここは翔と雅紀、翡翠が住むマンション。カフェでのこどもの日パーティーのあと、翡翠が緋色と離れるのを嫌がって緋色家族がお泊まりに来ています(笑)「翔さんも雅紀さんもホント良いの?」若翔「何だか申し訳ないです……」若雅紀「いーのいーのこっちこそ翡翠がわがまま言っちゃってごめんね?」雅紀「たまには……悪くないだろ?」翔大人達は突然の事でバタバタしましたが、それはそれで楽しんでいるようです。翔達が住むマンションは、ゲストルームも完備した広い部屋なので突然の宿泊も問題なさそうで、賑やかに夕食
(K翔side)……そこからは怒涛の日々だった。雅紀と俺で大量の書類と格闘して、面談をこなして。でも……無事に緋色は俺と雅紀の子供として受け入れられたんだ。「ほら緋色、遊んだ後は?」「おたかじゅけー♪」「お片付け、な(笑)」毎日が楽しくて、幸せで。夢で見てたよりも、もっともっと充実してて!「しょーちゃ?ひいくんのくましゃん、ないないのぉ?」「くまさんは今お風呂入ってるよ。ちょっとだけ待って?」お気に入り過ぎていつも抱えてるから、流石に汚れが目立ちはじめて、ぬいぐるみは洗濯中
「おはようございます」「おはよう」「櫻井さんすみません、あの件なんですけど…」月曜の朝は忙しい。それは毎週そう。今日に限って特別な訳では無い。「ああ、それね……」次から次にかかる声の一つ一つに誠実に接しているつもりではいるけれど、相手からしてみたらどうだろうか。「ありがとうございます、やってみます」「頼む。あぁ、休みの日でも急ぎだったら連絡してくれて構わないから」そうは言ってみるけれど、実際に休みの日にまで上司に絡みたいやつはいないだろう。自分なら余程のことがない限りごめんだ。