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こんばんは。今回は第45回試験・実技2の最後の問題です。前半は風と気温の時系列図から前線がいつ通過したかを考えます。後半はエマグラムからSSI(ショワルターの安定指数)を求めて、大気の状態を読み取り、防災上注意すべき大気現象を考えます。第45回試験・実技試験2・問5からです。問5図12は名瀬で20日9時〜20時に観測された毎正時の地上風と気温の時系列図,図13は名瀬で20日9時に観測された状態曲線である。これらを用いて以下の問いに答えよ。(1)
こんばんは。今回は、前回と同じ関東地方及びその周辺に予想されている降水域について、700hPa鉛直p速度、850hPa相当温位、850hPaの風速の3つの要素について、12時間後と36時間後に見られる特徴をまとめた表にある空欄に入る語句・数値を穴埋めする問題を次回、一緒に考えてみたいと思います。第52回試験・実技1・問2(2)※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。11日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。台風3号が温帯低気圧に変わって日本の東海上に抜けて天気が回復するのかと思いましたが、梅雨前線(停滞前線)が南下して今日(7/5)の6時少し前に島根県で、そして夕方に福岡県と大分県で大雨特別警報が発令されました。(島根県は既に解除)ニュース等で報じられていますが、特別警報が出ている地域を中心にかなり大きな被害が出ているようです。このような気象状況で近くを流れる川の様子を見に行く方がいますが、そのような事は絶対にしないようにして頂きたいと思います。気象庁
こんばんは。早速ですが考えてみたいと思います。問2(3)図5上の「日本海中部に多量の降水が予想されている」とは北緯40度線付近を東西に広がっている降水域のことです。前12時間降水量が50mm以上で、またLマークの下に「109mm」の最大値が計算されていることから「多量の降水」としているのはこのためですが、この「多量の降水」の要因を図8上の850hPaの相当温位・風の24時間後予想図に基づいて、空気の性質と風向・風速分布に着目して簡潔に答えなさい。とあって、さらにこの降水の主因となる水蒸気
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第52回試験・実技2・問3今回の設問では、図12において、図10と同様にP-Q-Rが示されています。そこで見てみますと、P-Q-Rを結ぶところを境に北西側では、北西風が卓越しており、南東側では、南西風が卓越していて、このP-Q-Rのところに沿って風のシアーが続いている、すなわちシアーラインが形成されていることがわかります。つまり、問3(1)で解答した積乱雲は北西風と南西風の異なる風向がぶつかり合うことで上昇流となることに