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社会的参照(socialreferencing)とは、乳児や幼児が自分では判断が難しい状況に直面したとき、信頼する他者の表情や行動を手がかりにして、自分の行動や感情を決定する心理的プロセスを指します。この概念は、発達心理学の分野で特に重要視されており、乳児が他者との関係性の中でどのように世界を理解し、行動を選択していくかを示すものです。社会的参照は、生後6〜12か月頃から見られるようになり、子どもが「自分・対象・他者」の三項関係を理解し始める時期と重なります。たとえば、赤ちゃんが初めて見
多部未華子には兄がいる。女優を志すまでは吉本新喜劇に憧れた。東京女子大学現代文化学部コミュニケーション学科卒業。「人間関係」について学問的に学んでみたかったので、当初は心理学系統の学科を志望していたが、犯罪心理学や発達心理学などは自分が興味を持っている分野ではなかったので、コミュニケーション学を専攻した。大学には休学・留年などで6年間在学した後、2013年3月に卒業した。無性に食べたくなる物は醤油をたらした卵かけご飯である。
今日は、お子さんの発達段階を簡単にチェックできる「サリーとアン課題」についてお話しします。この課題に正しく答えられたら、発達段階が4歳~5歳相当と判断できることが多いんです。お子さんの「心の理論」の発達を知る手がかりにもなるので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。サリーとアン課題とは?この課題は、発達心理学で有名な実験のひとつです。簡単に言うと、他者の視点に立って考えられるかどうかを調べる課題。具体的な流れを説明しますね。【サリーとアンの物語】①あるところに、く
本日、これからスクーリング開始です。「初日1講目のみTeamsでのリアルタイム受講が必要」で、それ以降はオンデマンドの視聴になっています。出欠は初日1講目のみ9:00~講義終了まで、カメラオン、マイクオフで接続(受講した)場合のみ出席。2講目以降はオンデマンドなので、確認テストを受講することで出席になる様です。試験は最終日10:30~開始可能で、40分の正誤、選択問題とのこと。○×問題が40問、多肢選択問題が4問。時間との戦いになりそうです。12:10までに送信する必
恋人が心を開いてくれない根底には不安があります。この不安を取り除き、安心して心を開かせるためには「探索」をさせる必要があります。探索とは人間関係や仕事、勉強、趣味などにおけるチャレンジです。誰かに本音を主張したり、困難な仕事を引き受けてみたりといった挑戦です。このような探索によって、心を開いても傷つかない、仕事で達成感を得るのは気持ちいい、失敗しても想像していたほど大きなダメージはない、という経験を繰り返すことで、安心して心を開けるようになるのです。しかし、不安を抱
子どもの性格は生まれつき決まっている部分もありますが、親の育て方、特に母親の関わり方が深く影響しているのではないかという説が長く語られてきました。とはいえ、性格形成には遺伝や家庭環境などが複雑に絡み合っているため、「親の影響」が本当にあるのかを明確に示すのは難しく、これまでの研究でもなかなか、それを確かめることができていませんでした。そんななか、2025年に発表された最新の心理学研究が注目を集めています。イギリスの研究チームが実施したこの調査では、「母親の愛情が青年期の性格にど
願って、祈って、動けば、必ず結果がでる…!人間誰しもが、「ああなりたい」とか「こうなりたい」というような願望を持っています。例えば、小さい子供に将来何になりたいかと尋ねると、「自分は将来サッカー選手になりたい」とか、「かわいい~お姫様になりたい」と答えると思います。だんだん成長してくると、視野や経験も広がりまた現実も理解してくるので、「世界一のお金持ちになりたい」とか「人を助ける人になりたい」とかの願いを持つ人も出てくるでしょう。これは、人の発達段階によっても、願望の持ち方は変わってくる
「私らしさ」ってなんだろう、と考えたことはありますか?他人の「らしさ」を感じるのは簡単ですが、自分自身のことになるとなかなか難しいものですよね。「私らしさ」とはなんなのか、に答えが出せない人も多いかもしれません。心理学では、「自分が自分である感覚」のことを「アイデンティティ(自己同一性)」と呼びます。簡単にいうと「これが私だ」「ちゃんと自分の人生を生きている」といった感覚のことです。まさに「私らしさ」と言えるこの感覚「アイデンティティ」について、