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天正10年(1582)、織田氏と毛利氏が中国地方の覇権をかけて争った備中高松合戦(備中高松城水攻め)は、羽柴(豊臣)秀吉が天下人へと歩みはじめる転機となったことで知られていますが、この合戦に加わった国人(在地領主)の居館跡が見つかっています。備中高松城跡の西約5kmにある総社遺跡は、国道180号バイパスの建設に先立って平成13~15(2001~2003)年に発掘調査が行なわれ、周囲に幅9.8m、深さ2.2mもある堀や土塁を巡らせた居館跡であることが明らかとなりました。部分的な調査のため全貌は明
柏駅周辺は多くの野馬土手があったけれども、その正確な位置はわかっていないのだそう。駅前のクレストホテルを建てる前に野馬堀を確認した発掘調査報告書には、わりと知られているレイソル通りにつながる柏第一小学校西の通りや、クレストホテル北から高島屋第二駐車場への通りだけでなく、柏セントラル西をかすめて南北に延びる野馬土手が書かれています。そのラインは、全く道が無くて、一体どんな場所なのかと、行ってみました。とりあえず、柏セントラルの西の端で、塀のあたりを左右に野馬土手があ
今年は奈良県の藤ノ木古墳が発掘されてから40年目にあたります。法隆寺の近くにあるこの古墳は6世紀後半に築かれた径40mの円墳で、未盗掘の横穴式石室からは竜山石製の家形石棺とともに国宝となった豪華な副葬品が見つかっています。この家形石棺では男性?2体の人骨が確認されましたが、追葬〈ついそう〉の痕跡は認められず、同時に葬られたと考えられています。このように、一つの棺に複数の人骨が確認された事例は、墳丘に石を組み粘土で密封した箱式石棺でも多く知られています。その中には、人骨の一部が人為的に動かさ