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向田邦子原作久世光彦演出1985年「眠る盃」以来毎年つづけて18作品が放送されて来た「向田邦子・新春スペシャル」の最後の作品。ナレーションはずっと黒柳徹子さんでした。「私たちのあの家にはいつも風が吹いてました。中でも秋風の中にはいろんな匂いに交じって、うっすらと女の匂いが漂っていたように思われてなりません。女ばかり、四人家族でした。」昭和14年。東京の池上に住む川西家。8年前に夫を病で失った母親・里子(加藤治子)4年前に婚家から戻
もう毎日酒を呑まなくてもいいのかもしれない。いや、いっそのこと、酒なんてやめてしまおうか。そう思うタイミングが、年に一度くらいのペースでやってくる。そういうときは大抵、何かしらの失敗をやらかした後。その日の私は、いつもの店で安いけど旨い刺身にコップ酒3杯、勢いがついちゃって立ち呑みで2合。呑み始める前は、今日はお腹が空いてないからサッとつまんで帰ろうと思うのに、呑み始めるとすごく食べたくなる。呑んべえの七不思議のひとつである。
受験生の皆さま、ご健闘をお祈りしています。先日、鎌倉でおとずれた三浦氏一族のやぐら山肌にうがたれた坑が自然と一体化した洞穴のようにくらくてここを墓所にするとはどんな心のありかただったのだろうと疑問がわいたのでした。やぐらは右奥の黒い穴手がかりをもとめ場所は違えど鎌倉時代初期に完成したというそれだけをたよりに『宇治拾遺物語』を選んでみたら、町田康さんによるぶっ飛んだ現代語訳におったまげ!池澤夏樹責任編集日本文学全集より『宇治拾遺物語』町田康訳全集第8巻の
「人生パンク道場」読了。町田康さんが、読者のお悩みに回答していくという企画の本。お悩みに真剣に向き合いつつ、問題点の掘り下げ方や解決方法に町田康さんのオリジナリティが炸裂してて、めちゃくちゃ面白かった(^^)まさかこんな考え方があるとは、という斬新な発想や、論理の展開の仕方に目からウロコ。お悩みそのものよりも、独特の例えや文章を「芸」のように味わいながら楽しく読めました。が、意外と真面目に「なるほど」と思う所もあって、結構為になりました。