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バルトークの最も有名な作品の1つであるアレグロバルバロのアナリーゼを行ってみます。■この作品の立ち位置アレグロ・バルバロはバルトークが若かりし頃、当時のハンガリーの楽壇において前衛的と見なされ、社会的な評価を得られなかった時代の作品です。彼の最も人気のある作品の一つであり、比較的若い頃の作品ではありますが、晩年の円熟した技法の萌芽をすでにアレグロ・バルバロに見ることができます。作曲自体は1911年(30歳)ですが、出版されたのは1918年(37歳)で、元々は単に「嬰ヘ調のアレ
晩年のベートーヴェンの作風は古典派音楽を超えて、ある部分ではロマン的になり、別の部分ではバロック時代のバッハのような対位法的なスタイルになっていきました。ピアノソナタ第28番は、まさにその典型です。ベートーヴェンのピアノソナタはよく前期・中期・後期に分けられますが、竹を割ったように突然作風が変わるのではなく、グラデーションのように「過渡期」とも呼ぶべき時期が存在します。個人的には、前期と中期の間に過渡期を、中期と後期の間にも過渡期を入れて、5期に分けたいと思っています。そういう
Kiloheartsから出ているDISPERSERは帯域ごとの位相を遅らせて音を作るという特殊なプラグインです。既に国内外を問わずたくさんのブログなどが紹介してみますが、私も扱ってみます。なかなか面白い音が作れます。KiloheartsDisperser-MagicAll-PassFilterThefamouseffectusedbymanyproducersandsounddesignerstoaddthatspecialsomethi
前回のドビュッシーから学ぶSDMと準固有和音の拡張の続きで今度はアッパーストラクチャーについて書いてみます。「アッパーストラクチャーってジャズの概念ではないの?」「ドビュッシーの時代には、まだ存在しなかったのではないか?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。確かにアッパーストラクチャーという名称自体はジャズ由来のものですが、ハーモニーの組み立て方そのものは、すでにドビュッシー(あるいはそれ以前の作曲家)の作品の中に見出すことができます。もちろんジャズとまったく同じ
前回の続きです。今回も感想というか、近代的な対位法を勉強している方のために私なりの解説をしてみます。第2章の半音階的対位法の発展で述べられていることは大きく分けて2つあり、1つはバロック時代から始まった調性音楽が後期ロマンに向けて徐々に半音階化していった歴史の解説、もう1つはそれと対位法の関係です。古典時代から後期ロマンにかけて半音階化が進歩しましたが、それは同時に対位法の復権とリンクしています。この章は「半音階が対位法を生んだ」のでも「半音階=対位法」なのでもなく、「半音階化によって