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後肢の骨格✏️後肢(こうし)は、ヒトでいうところの脚のことですね。✏️犬の後肢は『寛骨(かんこつ)』から『趾骨(しこつ)』までを指します。※寛骨とは、『腸骨(ちょうこつ)』『恥骨(ちこつ)』『坐骨(ざこつ)』の3つの骨の集合体です。寛骨と仙骨を合わせ骨盤を形成しています。犬の骨盤はヒトの物よりも狭く、細身の構造になっています。✏️そして骨盤に関節している『大腿骨』は人間
犬の上腕三頭筋起始・長頭…肩甲骨後縁・外側頭…上腕骨体の外側面・内側頭…上腕骨体の内側面・副頭…上腕骨頸の後部停止…尺骨肘頭の内側面✏️上腕三頭筋は、上体を支えたり、前肢を後方へ蹴り出すために重要な働きをしている筋肉です。ヒトの場合、上腕三頭筋は衰えやすく(上腕二頭筋などに比べて使用頻度が少ないから)振袖のようにプルプルになりがちですが、犬はご存知のように前肢で体重の6〜7割を支えている
犬の広背筋起始…胸腰筋膜停止…上腕骨大円筋粗面✏️広背筋は、扁平に広がる筋肉で背中の浅い位置に存在しています。※位置関係はこちら↓ヒトの広背筋とよく似ていますね✏️通常の関節構造を作らずに前肢と体幹を結びつけている「前肢帯筋」のうちの1つです。前肢帯筋(ぜんしたいきん)犬には〝鎖骨が無い〟代わりに前肢と胴体の部分は『前肢帯筋』という筋肉の帯で結合されています。
犬の薄筋起始…骨盤の結合腱停止…下腿の深筋膜✏️薄筋は、最も内側にある筋肉・腱であり大腿内側の多くの部分を覆う広い膜状の筋肉です。✏️腱を介して骨盤結合に始まり脛骨の前方縁に終わり、半腱様筋の腱に影響をもたらします。『【犬の筋肉】半腱様筋』犬の半腱様筋起始…椎骨頭と骨盤頭停止…脛骨前縁、総踵骨腱✏️半腱様筋は、・大腿二頭筋・半膜様筋と共に、大腿(太もも)後部
犬の橈側手根起始…上腕骨外側上顆停止…第三中手骨近位端✏️橈側手根伸筋は、前腕に2本存在する・橈骨(とうこつ)・尺骨(しゃっこつ)の、橈骨側に存在する筋肉です。※下図で確認してみましょうヒトで言うと、親指側に有るのが「橈骨」です。なので、父(とう)さん指側=橈(とう)骨と私は覚えました✍️犬でいうと、狼爪(ろうそう)がある方ですね。手根関節の伸
犬の半腱様筋起始…椎骨頭と骨盤頭停止…脛骨前縁、総踵骨腱✏️半腱様筋は、・大腿二頭筋・半膜様筋と共に、大腿(太もも)後部に存在します。『【犬の筋肉】大腿二頭筋』犬の大腿二頭筋起始…仙骨および骨盤停止…膝蓋筋、下腿の深筋膜✏️大腿二頭筋は下肢に有る最も大型の筋肉で大腿の最外側後部の表層に存…ameblo.jp『【犬の筋肉】半膜様筋』犬の半膜様筋起始…椎骨頭停止…大腿骨と脛骨の内側
犬の肩甲横突筋起始…環椎翼、軸椎横突起停止…肩甲棘の遠位端今日は〝前肢帯筋〟の1つである肩甲横突筋をまとめていきます!筋肉の一番初めの投稿にも書きましたが、---------------------------------前肢帯筋(ぜんしたいきん)---------------------------------とは、犬の前肢と胴体の部分をつなげる帯状の筋肉群のことです。犬
犬の骨盤✏️骨盤は、『寛骨(かんこつ)』と『仙骨(せんこつ)』で構成されています。そして、『寛骨』は、・腸骨(ちょうこつ)・坐骨(ざこつ)・恥骨(ちこつ)の3つ骨から構成され、これらは『大腿骨(だいたいこつ)』とつながる窪みの『寬骨臼(かんこつきゅう)』で癒合しています。✏️骨盤と大腿骨の間の関節は股関節(こかんせつ)と呼ばれ、様々な筋肉の付着点となる部位です。✏️仙
犬の上腕頭筋起始…頭頸部停止…上腕骨の三角筋粗面この上腕頭筋も昨日の『胸骨頭筋』と同様、首が動く際しっかりと確認できる筋肉です👀『【犬の筋肉】胸骨頭筋』犬の胸骨頭筋起始…胸骨柄停止…側頭骨乳様突起、後頭骨項線(項陵)胸骨頭筋は、乳突部と後頭部の2つからなり胸骨と頭部を結んでいます…ameblo.jp✏️ヒトには、・胸骨頭筋・上腕頭筋という名称の筋肉はありませんが、場所的
犬の中殿筋起始…腸骨翼、仙骨、腰椎の突起停止…大腿骨大転子今回から臀部(お尻)の筋肉に入ります。前回までの後肢帯筋と共に臀部の筋肉は、わんちゃんの跳躍力の要となるとても大切な働きをしています。わんちゃんが元気に走るための原動力ともなる筋肉群です🐕💨臀部の筋肉群は、『殿筋(でんきん)』と呼ばれます。主な筋肉には、✴︎中殿筋(ちゅうでんきん)✴︎浅殿筋(せんでんきん)✴︎深殿筋(
犬の僧帽筋起始…棘上靭帯、項靭帯停止…肩甲棘✏️犬の僧帽筋は、肩甲骨上部と頚椎・胸椎とを結ぶ筋肉です。①頚部から肩甲骨の上部で終わる→『頚僧帽筋(けいそうぼうきん)』と、②第三~第八胸椎から肩甲骨の上部に渡る→『胸僧帽筋(きょうそうぼうきん)』からなります。作用①頚僧帽筋は、肩甲骨を前方へ引き寄せます。②胸僧帽筋は、肩甲骨を後方へ引き寄せます。③
犬の深胸筋起始…胸骨、深体幹筋膜停止…上腕骨小結節✏️深胸筋は、別名『上行胸筋』とも呼ばれます。前肢を体幹へと繋げ、その主体を構成する深部とより小さな浅部に分けられます。今まで何度も出てきた〝前肢帯筋〟ですが、深胸筋も、前肢帯筋を構成する筋肉の1つです。前肢帯筋(ぜんしたいきん)犬には〝鎖骨が無い〟代わりに前肢と胴体の部分は『前肢帯筋』という筋肉の帯で結合されています。
犬の脊椎(せきつい)脊椎とは、一般的には「背骨」と呼ばれる部分ですね🦴背骨は、1本の骨でできているわけではなく、多くの小さな骨(椎骨:ついこつ)に分かれています。このおかげで、前後左右に曲げることができるのです🐕✨ちなみに、椎骨と椎骨の間には中心部分がぷよぷよしている椎間円板があります。これがクッションの役割を果たし体を支え、動作を滑らかにしてくれています。シニア犬になるとこの椎間円板に水が
犬の腹鋸筋起始…第1~第7肋骨と頚椎横の突起停止…鋸筋面腹鋸筋の「鋸」は、「ノコギリ」とも読みますね。その名の通り、ギザギザのノコギリのように見える形状です。ヒトにも、「鋸」という文字の付く筋肉がいくつかあります。下図を見てください・前鋸筋・上後鋸筋・下後鋸筋どれもギザギザしていますよね✏️腹鋸筋は、扇形に広がる筋肉です。✏️頚椎から始まる「頚腹鋸筋(けい
犬の胸郭上図は、胸郭を形成する骨の主な名称です。✏️犬の胸椎は13個です。それぞれの胸椎には肋骨=アバラ骨が繋がっています。1個の胸椎に2個の肋骨が関節し、肋骨のもう一つの端は胸骨に関節します。この肋骨が、👩🏻ヒトでは12対🐶犬では13対重なり、胸椎と胸骨と一緒に胸腔(きょうくう)を作っています。この胸腔により、大切な肺や心臓が保護されているのです✨ちなみに、