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歌舞伎座での「義経千本桜」の通し狂言、第一部Bプロの続きは、「渡海屋」と「大物浦」です。まずは、渡海屋で船頭の又之助、梅蔵、宇十郎が、わいわいがやがや。ほんに船頭というものは騒々しい。漁師女房の京妙と嶋之亟が、てきぱきと仕事をしながらの世間話。これで、船問屋の雰囲気が整う。このあと「実は」が続く人物が、きっちりと役にはまる安心感。武蔵坊の橋之助は、ちょっと軽め。ここに、相模五郎と入江丹蔵。五郎が初役の松緑は、いつもの大仰さで本人が狙った間抜け感が抜けている。そこに、
歌舞伎座の猿若祭二月大歌舞伎に、昼夜、弾丸の通しで行ってきました。まずは、川口松太郎作の人情噺、「お江戸みやげ」です。結城から呉服の行商で江戸に来ている、年増二人。お辻は、お金に几帳面で倹約家のしっかりもの。おゆうは、自分が好きなように楽しむ鷹揚で大らかな性分。おゆうは好きな大酒をしても、普段と変わらない。お辻は飲めないと言いながら、ちょっと入ると大胆過ぎるほどに。この仲良しコンビで話が始まる。鴈治郎のおゆう、芝翫のお辻の印象が強いのですが、今回は逆。商売を終えて帰