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何故かわからないけど面白い。物語というよりも世界観と関係性の変化に心動かされる「Flow」は長編デビュー作「Away」で監督・製作・編集・音楽を1人で手がけて注目されたラトビアのギンツ・ジルバロディス監督の長編2作目。今度は多くのスタッフと共同で製作している。第97回アカデミー賞の長編アニメーション賞を受賞した。今作もセリフなしで描かれている。ストーリー:自然の中にある、ある無人の家で猫が一匹暮らしていた。しかしある日突然、あたりの水位が上がり、家も飲み込まれてしまう。間一髪で脱出した猫
小説:「罰」⑨伏久田喬行「あたしの、首筋の傷痕は、心中の、傷痕なの…いいえ、心中というのは嘘で、それに似たようなものなのだけれど、恋人が自殺した翌日、あたしも自殺しようとしたのよ。だけど、いまわしいったらありゃしない。母が、突然に訪ねてきて、気を失いそうに血を流しているあたしを、発見してしまったの…あたしの恋人とあたしとは、一時も離れられないほど、愛しあっていたわ。いいえ、一時も離れていることはなかったというべきね。それなのに、あの人だけが、死んでしまったの。労働運動をつづけ
日本映画初のラブストーリー。貧しい三朝娘と、裕福な東京の青年が恋に落ちた。しかし……「必ず迎えに来るから」と言い残して、東京へ帰って行った青年。その翌日、義理の父親に鳥取の遊廓へと売られていく娘。昭和初期の三朝温泉を舞台に繰り広げられる、悲しい恋のものがたり。約20分、約30分のショートバージョンと、約50分の完全復刻バージョンがあります。(昭和4年、マキノプロダクション制作作品)鳥取県広報よみがえる映画「三朝小唄」依山楼岩崎無声映画「三朝小唄」上映会映画保存
『地獄の蟲』(1979)江戸時代末期東北のある寒村で高利貸しをしていた弥左衛門とその家族八人が皆殺しに遭い、千両箱が六つも盗られるという悲惨な事件が起きました悪どい生業を心良く思わなかった村人は内心、天罰だと喜んでいたのですが役人の命に従い山狩りをする事になります下手人は黒雲団十郎を頭にした盗賊一味重い千両箱を抱え、山奥へ歩を進める八人の悪党でしたが追手が諦める気配が無く、一味は徐々に飢えと疲れで気持ちに余裕が無くなっていきます追い詰められ野犬のような荒んだ気持ちばかりに苛まれる犯