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1931年の名作(満州事変が起きた年)。全編が音声付の映画が始まったのは1928年。無声映画からトーキー(talkie)映画に替わった瞬間だ。以後、無声映画は衰退してしまう。ただチャップリンは無声映画に拘り続けた。その中で大ヒットしたのは「街の灯」である。下に貼ったリンクには3分程度しかないが、この映画の奥深さが分かる。ここでは最初と最後のシーンのみが出ている。浮浪者のチャップリンは盲目の花屋の娘に恋をし、裕福な紳士の振りをして花を買うところから始まる。その後、彼は
何故かわからないけど面白い。物語というよりも世界観と関係性の変化に心動かされる「Flow」は長編デビュー作「Away」で監督・製作・編集・音楽を1人で手がけて注目されたラトビアのギンツ・ジルバロディス監督の長編2作目。今度は多くのスタッフと共同で製作している。第97回アカデミー賞の長編アニメーション賞を受賞した。今作もセリフなしで描かれている。ストーリー:自然の中にある、ある無人の家で猫が一匹暮らしていた。しかしある日突然、あたりの水位が上がり、家も飲み込まれてしまう。間一髪で脱出した猫
『いきもののきろく』監督井上淳一主演永瀬正敏ミズモトカナコテアトル新宿伝えたい言葉がある。でも、口にすると嘘っぽくなる言葉というものが有る。現実というものは、ある時は人の意志など容易く飲み込んでしまう。だからこそ、無声映画にしたのだろう。だからこそ、モノクロ映画にしたのだろう。今は戦後ではなく戦前かも知れない。今は原発の事故後ではなく、事故前かも知れない。
youtubeで「滝の白糸」を観る。よかった。二回目だから筋は知ってるのだが、後半の運命の再会シーンは初めて観た時より感動した。疲れてるんてしょか。白糸姉さんと、姉さんが大好きなキンさん。主人公「白糸」のキンさんへの一途さは、恋を通り越して、まるで母を探して三千里、ミツバチはっちのように、健気で涙を誘います。白糸の水芸シーンも迫力満点でした。普段は姉御肌であんなにかっこいい「白糸」姉さん、ところが惚れた男性の前じゃメロメロでやんす。なんだ