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「埋め合わせにこのあと飲みに行かない?美味い熟成肉食わせる店があるから奢るよ」思いがけない翔くんからの誘いにあの日から凹んでた自分の気持ちが一気に浮上した。翔くんの方から誘ってくれること自体珍しいしそんなふうに気にしてくれるってことは、あの日は本当に気分が悪かったのかもしれない・・・・なんて、我ながらチョロいと思うけど。廊下を歩きながら仲間からの飲みの誘いに即断りのメッセージを入れてると、ちょうど翔くんから店のURLが送られてきてニマニマしてしまう。緩む口元を抑えて移動車に乗り込
向かいの席で黙々とチーズケーキパフェを食べてる翔さん。『可愛い・・』口に出したら絶対怒られるから、心の中で呟いておく。だけど無理矢理連れて来られたメルヘンチックな店で、さっきまで唇を尖らせて拗ねたような顔してたくせに、いざパフェを前にしたら女子みたいに目が輝いたのは見逃してないよ?「一口ちょーだい」「ん」「翔さんも食べる?チョコレートパフェ」「いい」やけに恥ずかしがって口数が少ないのは『こういうデートってしたことない』から、らしい。「男同士のカップルってデートしないの?」
何をそんなに一生懸命にやってんだよ。別に俺の事でそんなに頑張ってくれなくてもいいのに。「取れねぇな、マジで」こんなに頑張ってやってもらっているのに、あんなに器用にベルトを外す男がこれだけやっても無理なんだな、なんて言ったら怒られるかな。「ごめん」その懸命さに軽口は結局言えず、段々と申し訳ない気持ちになってきて謝った俺の声は「ごめん、もう少し我慢してね」軽くだけされたキスで音を消した。「その辺にハサミない?切っちゃっていいから」いよいよ無理そうに思えてきて声を掛けた。弟の部屋だか
「誤解させちゃってごめんね?」抱きしめられて耳元で小さく言われただけで体が熱くなった。吐き気と頭痛がくるほどに受けたショックが誤解だった事と、人様の部屋で雅紀に抱きしめられていることが俺の体温を上げたんだと思う。「あの人さ、寂しがりなんだよ。だから男と別れちゃったりすると近くにいるからってオレに依存し始めるんだよね」どうやら最近また男と別れたらしく、よく連絡が入るんだと雅紀が言う。「一応家族だからさ。話くらいはと思って店に寄ったら翔さんいるんだもん。びっくりしちゃった」初めて姉ちゃんに
※こちらのお話しは個人的な妄想を題材にした妄想恋愛小説です。ご理解頂ける方はお進み下さい。…本当、変わらないなタエさんは。留守番を言い渡された俺は部屋の中を見渡した食事の時に使っていたダイニングテーブル、お茶を飲んだりテレビを観たり寛ぐ時間はこのソファ、そして後ろを振り返れば少し離れた所にキッチンがあって、タエさんが笑っていたな…そして、今は日が差し込むテラスに続く窓を見つめたゆっくりと近づき窓から見えるテラスに目を落とすあの夜、貴方は何を思い悩み泣いていたのか、もう会うことも出
潤翔妄想潤side卒園式の前の夜、俺は実家に泊まり当日は母さんとモモと3人で式に向かうと、胸に赤い花を付けた翔さんが入り口で迎えてくれたおはようございますおはようございますモモくん、卒園おめでとうありがとうございますあ…しょ…じゃなかった櫻井先生うん?ちょっとこっち向いて少しだけ曲がってるネクタイを直してこれで大丈夫ありがとうスーツなんて気慣れなくてさよく似合ってるよネクタイもこれにして良かったねうん、潤も似合ってるよじゃあねまた後でな卒園式が始まった保
潤翔妄想潤side舌を絡め合いながら身体を密着させて抱き合うと、すぐにお互いの熱は昂まってパジャマごと下着を下ろそうとした俺にじゅん…うん?カーテン…翔さんが窓の方を見た見るとほんの少しの隙間から朝の光が差し込んでいるちゃんと閉めて、暗くしてはい、はいもう、しょうがないなぁ自分から誘っておいてと思ったけど可愛いんだから仕方ないカーテンをきっちり閉めてベッドに戻りこれでいい?と聞くと翔さんがコクンと頷いたちょっと無理させちゃったかな途中で身体の向きを変え二回
こちらのお話は翔潤ではなく潤翔です妄想にご理解ある方だけどうぞ潤翔妄想潤side眠っている翔さんの頭をゆっくりと持ち上げ、自分の左腕を抜いたうーん…やばっ、起こしちゃった?翔さんが俺の枕に顔を伏せて、暫くすると再び寝息が聞こえてきた俺は静かに寝室を出て顔を洗ってからキッチンに向かった最初に冷蔵庫から出したバターと卵を室温に戻すその間に粉と砂糖の分量を測ってふるいにかけ、材料を全部混ぜたらラップに包んで冷蔵庫で冷やすあとは生地を型抜きして焼くだけだ寝室に戻ると、翔さんは枕を
妄想小説です。ご注意ください。BLの意味が分からない方はブラウザバックでお願いします。後日、雅紀のシャツの弁償がてら4人でカズの部屋に集合した時のこと。「わ・・・大胆!」「雅紀も録画切らなけりゃ声は撮れたのに・・・でも、このストッキング破りはエロくて・・・」「でしょ?」俺たちから距離を取り、額を寄せ合ってコソコソしている雅紀と潤・・・。「・・・最低」「あー・・・マジで最低だな」「復讐します・・・?」「カズ、我慢できる・・・?」
ー翔sideーマツモトが必死に訴えてくる必死であればあるほど苛めたくなんだけどこれが男の性(さが)なのか?いま俺達は2人並んでベッドに横たわってる「・・ショオさん」「ん?」「ホントに?」「何が?」「ホントに、このまま?」「ああ、俺もう眠いし。お前、明日仕事だし」「っ・・」「いい加減諦めろよ」「じゃあ、キスしよ?な、キスだけでも」「お前、キスだけで終われんの?」「えっ?」「ぜってー無理だろ」「・・・・」「諦めろ」「だって今度いつ逢えるか分かんねーんだよ?」
「美味かった!ご馳走様でした」手を合わせてそう言った俺に「やっぱり良いよね、翔さんって」と、幸せそうな顔をする雅紀は、さっき萌え袖がどうだとか騒いでいた人間と同じとは思えない。だけどそれほどの落ち着きと大人っぽさが実はすげー好きで。「今の俺の何が良いのかは分からないけどありがとうございまーす。って、雅紀もすげーいいよ?」なんて言っちゃえば目付きが変わるのを知っていて言うんだから俺も相当な奴、なんだと思う。「いいって。片付けは俺やるから。お前はあっち行ってろ」冷たく聞こえるかも知らな
弟のは無い。それは本当。ついさっきまで弟と繋がっていた場所を彼に触れられたくないと思ったのは、恥ずかしさだけでは無いと自分では気付いている。悪いことをした後で、その事がバレてしまったような罪悪感にも似た感情なんだと思う。別に俺は彼のものでは無いのに。だからそんなことを思う必要は少しも無いのに。『オレだって嫉妬するんだからね』その言葉を言われて指を捻じ入れられた俺は、そんな感情を心の中に持ったまま、その瞬間、膝が抜けたように浴室の床に膝をついた。それからは俺の喘ぐ声だけ
「翔さん?」ぼうっと潤の背中を見つめていたら、名前を呼ばれてハッとする。「え?」「なあにボーっとして。ハイ」クスクス笑いながらロックのグラスを手渡されて「・・さんきゅ」潤のグラスと軽く合わせた。聞かなくてもわかる、俺の好きな銘柄好みの氷とウイスキーの量。ソファでゆったりと足を組み、グラスを傾ける潤の姿はドラマのワンシーンのように絵になっていてそれなのに「翔さんのお酒の飲み方、カッコいいね」なんてうっとりこっちを見つめては「忘れないでよ?今日のこと・・」囁いて、俺に触れ
妄想小説です。ご注意ください。BLの意味が分からないかたはブラウザバックでお願いします。軽々動きを封じられ、「ちょっと・・・待て・・・あっ・・・もう少しゆっくり・・・んあっ!」慣らされていない部分がメリメリと音を立てているかのような感覚が襲い、苦痛と快感が入り混じったような奇妙な感じに下唇を噛んで耐える。「くっ・・・うぁ」「・・・嫌がってないじゃん。むしろ締まってる」耳元で囁かれカラダがカッと熱くなった。潤に突かれる度に響く首輪に付い
「ただいま…」…アッ…んっ「チッ…またかよ」…ダメだって…何だよ、イイんだろ?…ん…アッ……「…バカみてー」同居している男はオレの叔父で。だからって、まだ若い。濃いめの顔は、カッコイイと言われる部類に入ると思う。そんな男が昼間から女を家に入れてナニやってんだか。「まさき?」いや、いいから。女抱いてる時にオレの事なんて気にするなよ、って思うんだけど。こんな男だけどオレには凄く優しいのは昔からで。って、女抱きながら声をかけてくるのが優しさなのかは不明だけど。とりあえず、こうや
ピリリ、ピリリ・・聞き慣れた着信音。「・・・」手を伸ばすも、近くに携帯はない。「・・、うー・・」何とか試みるも、身体がダルくて起き上がれない。「取ってやろうか?」隣で声がして・・ああ。そうか、昨夜はこの人とここで泊まったんだった。ーーてことは身体が動かねえのはコイツのせいじゃねえか。ったく、いい大人が無茶苦茶ヤりやがって・・、・・・あ!?「ちょっ!」ガバ!!「いっ、て・・」「ん?起きた?」「起きた?じゃねえよ!今何時!?」「んー?10時・・半?」「マジ!?・
俺の腕枕でうっとりと目を閉じる潤と俺は睦言を交わす。「…おれ、、しょおくんと知り合って、、こうなって…初めて、、愛ってどういうものなのか、、心から理解できた気がするんだよ…。…これが運命ってヤツなのかな。」「運命で、宿命で、天命かもな」潤の言葉に俺は思わず、普段なら絶対言わないような返答をしてしまう。でも本心なんだ。俺だって、、他人に対してこんな気持ちになったのは初めてだから。「…ふふ。その3つの違いって何?でもしょおくんの言ってること分かる気がする。…理屈じゃないん
誰もいない無人のリハ室。明かりも付けない薄暗い部屋に響く微かな物音と、荒い息遣い「はあ、は・・、っんんああ、や・・っ」そして自分の口から漏れる、あられもない喘ぎ声。いつも賑やかで大勢のスタッフでごった返している場所で、こんなことをしてるという背徳感に抗いつつも、ひどく興奮している自分がいた。「・・ほら、もっと動いて?」「や、だって・・」「早くイかないと、松潤が来ちゃうよ?」「!?」「・・ふふ。締まった」一一は?「・・な、んで?」「だってこのあと俺のソロパート、打
めちゃくちゃに俺を抱いた弟は、俺の事をしばらく腕の中から離さなかった。仕事に行くべき時間なのは分かっていたし、こんな事で遅刻をすべきではないことだって分かりすぎるほどにわかっていた。だけど、俺は弟の腕の中で職場に連絡を入れた。「体調が優れないので、遅れていきます」なんて子供だましにもならないな、なんて2人で笑いながら。その日から、潤が俺を抱く回数が明らかに減った。理由は分からないけれど、少し遅くなる日には必ず香水の香りをさせて帰ってくるから女と会っているんだろうと想像はついた。だからと言
「ありがとうございました」最後の客を見送ってカウンターの端の席で珍しくウィスキーをストレートであおる翔ちゃんの隣に、自分の水割りのグラスを置いて座る。「何かあったの?」「へ?・・どうして?」「なんか酷い顔してる。仕事上手くいってないの?」「・・・」いつになく疲れた表情で消耗した様子の翔ちゃん。大きなスーツケースを引いてきたから、以前話してた地方ロケからそのままこの店に来たのかと尋ねたら、事務所に寄った帰りだと言う。「ちょっとね、担当替えてもらおうと思って」「マネージャーして
インターフォンの音には全く気が付かなかった。意識を飛ばした記憶は無いけれど、途中まで覚えている激しさはやばいものだったから。もしかしたらそれが理由で気づかなかったのかもしれない。「は?来たの?雅紀が?なんで?」「だから、偶然を待てなかったんだって。一応翔さんが居そうな時間狙ってきたんだけど、弟君が出ちゃったからどうしようと思ったんだけどね」だって喧嘩したくないじゃん?と、別に困った顔なんてしないで彼が言う。「だけど、その口…」喧嘩は、と言ったけど、どう見てもその傷は潤が雅紀につけたもの
「二宮君から聞いたのか」仕事での要件を聞いてから、例のことを聞いた俺に表情を変えなかった大野はその一言だけを言った。「ごめん。詮索するつもりはなかったんだけど。話の流れで聞いちゃって」言い訳のような話し方に、これじゃ悪いことでもしたみたいだなと自分で突っ込みたくなる。「別にいいよ。翔くんのおかげで二宮君とご飯行けることになったんだし」それに脈ありそうじゃない?と一言目とは違って今度はフワフワと笑う。「今晩行くらしいじゃん。二宮も嬉しそうにしてたぞ」「マジ?」「マジマジ。あの男は好
「嫉妬もしちゃうけど、思いっきり甘やかせてあげるからね」ものすごく優しい顔で雅紀が言うからまた泣きそうになる。弟の前であれだけ泣かずに頑張ってきた人生だったのに、本当にこの男の前で俺は何回泣くんだろう。「素直に受け取っておく」「うん!ふふ、いい顔」「顔?」「うん!翔さんを初めて見た時は、超好みって思ったんだけどね。今の顔はね、マジで最高に良いよ!」具体的に言えないけど、と言いながら俺の頬を雅紀の綺麗な手が撫でる。そして長く綺麗な指が俺の唇を触るからその指に舌を伸ばした。「翔さん…
「社長ってホモでしょ」当事者ではないからこそ、悪気のない松本の言葉。いま、お前の目の前にいる奴もな。・・とは言えなかった。ーーー予想どおり松本はやたらとプロ意識と仕事へのこだわりが強く、マネージャーへの要求もかなり具体的でまるでスタッフかのように的確だ。しかしこれでは、それに応えられない奴は立場が無い。ミスを指摘されても間違っていないだけに言い訳が出来ず、能力の無い者は疲弊して離れていくだろう。正直駆け出しの新人には不要な才能だった。だけど、彼がもし将来成功するとしたら、その時
こんにちは。1年前の自分からハガキが届きました。昨年の言葉展にて書いたハガキです。昨日に笑われないように明日もっと笑えるようにできてるかな…?最近、持病のリウマチが痛いです。日によって痛いところが変わるのですが、基本、手の指。人差し指と中指。左右対称に出るのが特徴なので、両手が痛いです。ずーーっと、ズキズキしていて動かすと激痛の日も。仕事上、手先を使うので結構シンドイです。が、息子は4月から大学2年。まだまだお金がかかります。まだまだ母さん、リタイヤできませんな。弱音吐かず
翔潤区分ですが、潤翔です(>_<)今後、BL的表現かなりあり。これは素人が自己満足のために書く妄想小説です!!実際のものとは一切関係がありません汗。大丈夫な方のみ、前へお進みくださいm(__)m初めましての方はこちら。シリーズ最初はこちら。で、第1話の場面から……―――――――――――――――――――――――――そして、今。松本の唇が柔らかく俺に触れ……名残惜しく離れていくのを呆然と見つめる俺。さっきは確かに、可愛いなと思ったはずだけど。こつんと、額を合わせてきたこい
田所から週末を郊外の別荘で過ごそうと誘われて、土曜の夕方に彼の高級車に乗せられた。この車の助手席は苦手だ。デカいエンジン音が目立ってしょうがねえし信号待ちのたびに周りがジロジロ見てきて落ち着かない。「別荘ったって、要は若い男を連れ込む為の別宅だろ」「・・ヤキモチで言ってくれてるなら嬉しいけど、翔の場合は本気で思ってるから可愛くないな」「・・・」べ、と舌を出してる俺に溜息を吐いて「まあいい。夜は地元のフレンチのシェフを呼んであるから、何でも好きなものをオーダーするといいよ」「マジ
※こちらのお話しは個人的な妄想を題材にした妄想恋愛小説です。ご理解頂ける方はお進み下さい。「いいな、お前はここで待て」…クゥ~ン、ワン!...じゃなくて!ここはいつもの居酒屋、そしてこれから集まるのはいつものメンバーなわけで俺を座らせてから、わざわざ一つ離れた席に座って涼しい顔をしてメニューを見ているん?なに?あの後どうなったのかって?聞いてくれるの?あのね…『嘘だろ!』思わず叫んでしまっただって俺は翔さんが好きで、翔さんも俺が好きで、めでたく両想いに♡それなのにこの人は…
この人のことを好きだと改めて思うのにきっかけはいらない。本当にふとした一瞬。例えば泊まりに来た朝の寝起きの顔を見た時だったり、寝ぼけながらもおはようの挨拶をしてくれる時だったり。そんな時にやっぱり思う。俺はどうしようもなくこの人の事が好きなんだって。そんな簡単なことで、この人だけが俺の全てなんだって真剣に思うんだ。「おはようございます、翔さん」俺からの声掛けに、まだ眠たい、と目も開けずに枕に顔を埋める。ベッドから出る様子は微塵もない。「まだ寝ます?」「んー……」「飯、出
潤翔妄想潤side翔さん、帰り何時頃になる?うーん、ちょっと時間読めないな夕飯、先に食べてていいからねそうメールの返事がきたけれど、一人で食べる夕飯ほど味気ないものはない特別なことがない限り、俺たちは朝飯も夕飯も一緒に食べるその日にあったことや、明日の天気とか駅前のパン屋さんのフランスパンが評判らしいとか、昨日観たドラマの続きの予想とかそんな他愛のない話をしながら美味そうに食べる翔さんを見ていると、幸せな気持ちになるんだできた簡単なサラダとスープとトマトソースこれなら翔さ