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自分の世界に戻ってすぐに動いた。もちろん1日でも早く帰れるようにだ。時間旅行から戻り、すべての記憶が繋がった。自分がその道の研究者なら話が早いだろうと少しだけホッとしたものの、どこから手をつけるべきか悩んだ。しばらくして相葉君から連絡をもらった。ニノは歪みの目星をつけていたらしく、俺と同じに日に二人で帰ってきたのだと言った。時間旅行はいつでも行き来できるわけではなく、ある程度の日数と時間が決まっている。その旅行時間に合わせるとあちらとこちらが繋がる歪みを見つけやすいのだ。それを素
冷やかしてくる二人とあれから一旦別れ、二人で俺の自宅に向かった。時空旅行でこっちにくるには期間も回数も制限があるし、何より時間の逆行は継続されることになる。それもいずれは変わる予定だが、それまで待ってられない。向こうの世界に戻ったはいいが、こっちの世界を恋しがる相葉君達と協力して歪みを3人で見つけることにした。だが前に相葉君が来た歪みはもう閉じていた。他の場所をと探したがなかなか見つからず、ならば作ればいいのだと色々と分析した。その結果、半年近くかかってしまったのだと説明された。「
「…ねえ?どうする?」「いや出れないでしょ。俺は無理だな」「出直しちゃう?でもここの入り口って翔ちゃんじゃないとわかんないよ」床に押し倒した翔君の唇を夢中で貪ってる時に、遠くで声が聞こえた気がした。「あ、そうだ。忘れてた。相葉君たちも来るんだった」「えっ?」腕の中のもそもそと動いてた翔君が俺を押しの毛立ち上がり「どこだったっけかな?」と教室の中を歩き回っている。「何がどこ?」「あっちとこっちをつなぐ歪みだよ。俺は潤が書いた絵から出たけど二人は違うところに作ったはず」作ったってど
こんばんはSBIグループのCMは、SBIの公式YouTubeでも何度も何度も観て、見惚れているのに、TVで出会える度に、「きゃあ〜潤く〜ん💜」とTVに向かって飛び跳ねて手を振ってしまいます🥰昨夜は9時から放送の『室井慎次生き続ける者』を観ていましたら、SBIグループ潤くん⇨BAKUNE翔くん、の順番でCMが流れて、潤翔リレーに興奮してキャーキャー騒いでしまいました💜❤️関空のエレベーター潤くんは、潤担ブロガーさんのところやSNSに貼ってくださっているのを見て、素敵な光景を喜んでいます
大きなキャンパスからなかなか出れないでいる翔君から「ちょっ、見てないで引っ張ってよ」と声をかけられ我に返った。「ご、ごめん。でも俺が手を出してもいいもんなの?」「…あーそっか。じゃあちょっと待って」と言うと、せーのと自分に声をかけ、ジャンプするような仕草を見せた。「え?ちょっとあぶない!」飛び出してきた翔君を受け止めきれず、しりもちをついてしまった。「翔君、大丈夫?」「大丈夫、ありがと」翔君は照れ臭そうにしている。彼が目の前に。自分の腕の中にいるのが信じられない。「やっと来れ
赤い手帳が胸ポケットに入っている事を確認して歩き出した。あの日、別れたあと部屋に帰ると何故かこの赤い手帳だけテーブルの上にあった。中身を確かめたが、あの日飛び出した彼の文字は跡形はなく消え、空白のページが虚しく続いていた。だが、翔君がこの場所に存在した事を証明する手帳は俺のお守りのような気がして、毎日持ち歩くようになっていた。駅まで早足で歩き、いつも時間にいつもの電車に乗る。車両内に入り首を左右に振って彼の姿を探してはいないなと諦める俺の目は、力を失っているのだろうと思う。なぜなら絵
「潤君が好きなのは見ててわかるよ。バレバレだもん。それより3年ってのと、翔ちゃんのあの白いのは?」バレバレなのか?じゃあ、翔くんにも気持ちが伝わってる?そんな考えを読んだのか、「翔ちゃんは恋愛系は鈍感だからわかってないと思うよ。それより」本来ならいつまでも学校に残れない。先生にバレたら面倒になるからと、ニノから早く教えてと話を急かされた。「…あれは羽だよ。白い翼」「……」翼と聞いても特に反応はなく、ニノは腕を組んでこっちをじっと見ていた。「俺らはちゃんと人間なんだけど少し違う。
あの日、出会った時間の電車に何度も乗った。あの日、彼が消えた黄色い電車を何度も眺めた。それ以外の前に二人で行った場所にも頻繁通った。なんのきっかけで、どこに現れるのかはわからなかったが、彼が触れた場所の方がいい気がしたのだ。だが、翔君が戻ることはなかった。自分も大学を卒業し、同じく卒業した大野君とも疎遠になくなってくると、翔君が本当に存在してたのかもわからなくなってくる時がある。彼と過ごした日々は俺の想像で、翔君は幻の人物なのではないか?実は実在しないのではないだろうか?必ず戻っ
「な、なに。どうしてそこに…」びっくりしすぎて、声を出すのもやっとだった。焦る俺とは反対に、表情を全く変えないニノは腰をトントンと叩きながら立ち上がった。「俺ずっとここに居たけど。後から入ってきて気がつかなかったのそっちじゃん。で?3年ってなに?」「そんなこと言って…」「言ったよ、はっきり。3年って何?…あと翔ちゃんの背中に見えた白いのと関係あんの?」そこまで見えてるなんて。本来俺たちは翼を出してる状態だと通常の人間には見てなくなる。さっきの翼はもちろん完全体ではない。だからこ
相葉君と仲がいいので彼を介して話すことはできた。ニノと呼ぶようにもなったし、それなりの話はできる。基本人懐っこいく人たらし的だが、観察力があり勘も鋭そうなニノにどう切り出すべきだろうか。迷って迷って、で答えが出ない。でも遠回しにしても仕方ない。もともと自分は参謀タイプではない。ここはストレートに行くべきと腹を括ろうと決めた。移動教室で渡り廊下を歩いてた時、体育の授業の為グラウンドで準備している翔君を見つけた。同級生と戯れながらボールを奪い合ってる姿を立ち止まって見つめていた。「
電車が発車したと同時に、翔君の姿はあっけなく消えてしまった。周りの乗客達は、翔君が乗り込んだことすらすでにもう記憶から消えているだろう。だけど俺は彼のことを覚えてるから。だから大丈夫。記憶に残ってる限り、ここに戻ってきてくれるから。「あーそっか。最後にキスすればよかった…」見られても、結局その他大勢の人達には翔君の存在は消えるわけだから、公衆の面前でしたとしても別に構わなかったのだった。「勿体無いことしたなあ…でも、まあ、いっか」次にこの世界に来たときは、遠慮なく抱きしめる。そ
「どうしてそんなに喧嘩売んの?」「…別にそんなわけじゃ」「いや、売ってるじゃん!しかも翔ちゃんだけ。他の先輩達には全くそんなことないのになんで?翔ちゃんがそんなに気に入らない?」相葉君の笑ってるが、目は真剣だ。いつもは人当たりのいい彼が珍しく怒ってるのが伝わってきた。同じ部活に入ったはいいが、部員数も多くなかなか翔君へ近づけない事に焦っていた。よく考えてみれば、3年生が1年生に直接指導するわけもなく、しかも練習は別メニュー。接点がないまま時間が過ぎていく。どうにかこっちを向いて欲
『ここに戻ってこれるんだよね?』の、俺の問いに一瞬顔が曇った翔君は、「100パーセントとは言えない」と言った。「そんな…」「それとあとひとつ。このままの状態で戻れるかどうかも…潤より年上になるか年下になるかが分からない。多分この年のままだと思うんだけど。時間軸を行き来するって実は俺らの世界でも正確には解明できてないだけどね。ただ分かってるのは一度なら戻しやすいけど2度目となると難しくなるってことなんだ」こっちの世界でも例えば飛行機や新幹線など、短時間で長距離を移動するってことは、実は倫理的
そこはなかなかのマンモス校。この中学は少子化なんて世間は騒いでるのもどこ吹く風なのか、生徒数が多かった。校舎も大きく広い敷地を目の当たりにし、途方に暮れた。こんな大人数で唯一の人を見つけられるだろうか…なんて悩みはすぐに払拭することになる。何故なら、彼は超がつくほどの有名人だったから。やんちゃで短気な性格。そしてオレと変わらないほど小さかった翔君は、成績優秀で品行方正で教師からも人望が厚い男へ変化していた。友人も多く同級生もだが下級生からもモテる彼を見つけられたはいいが、それ故に
手帳を閉じ、再度開けると文字がふわふわと浮いている。「えっ?なにこれ怖っ!」ニノが思わず声に出す。文字の羅列は空中に螺旋状にくるくると現れた。自分の下手な字と綺麗な文字が交互に渦巻きながら登ってはなくなっていく。そして数分もすると完全になくなってしまった。「…なんだったのこれ…」ニノも呆気にとられている。手帳関係のことは国家機密並みにシークレットだが、所詮人の口に戸は立てられない。その界隈では噂としてまことしやかに流れてたこともあるが、ニノはそこまで辿り着かなかったのだろう。
小さい頃、彼の後をついてまわっていた。滅多に会えない彼を見かけると、嬉しくて喋りかけていた。きっと俺は自我も芽生えない赤ん坊の頃からずっと好きだったんだと思う。ある日『内緒だよ』と、見せてくれた真っ白で綺麗な羽。触るとふわふわと気持ちよく、自分もいつかはからと同じような羽が生えると知って嬉しかった。そうこうするうちに自分の背中がこそばゆくなり兆しがわかり始めた。羽がちゃんと生えるまであと少し。そしたら翔君と一緒に飛べるんだと思うとすごくドキドキした。だけどその夢は叶わなかった。
「あ、翔ちゃん…翔ちゃんだよね?えっ?なんでここにいんの?」相葉君が親しげに名前を呼んだ。思い出しそうで思い出せない。「あ、相葉君…相葉君ってもしかして」俺の遠縁…ってより、母親の実家の隣にいた奴だ。と言っても相葉君もそこに住んでいたわけではない。夏休みななど、長い休暇時は俺も彼もお互いの親の実家に泊まりに行って、そこで出会ったいわばたまに会う幼なじみって間柄なのだ。「相葉さん、なんか思い出したの?」始めに出迎えた男が、相葉君を心配そうに見ている、「え、あ、ほんとだ。思い出した
無事、第一志望の大学へ合格決まった。卒業式までは自由登校で、学校に来る必要はない。なのに何故か今日も投稿している俺。「もういい加減覚えてもらえませんかね?どうして俺が次に入ってる生徒の入学式とかクラブ勧誘展とかの企画を考えなきゃいけないんだよ」「「だって俺たちじゃ分かんねえもん」」悪びれもなく声を揃えて答える2人にため息が出だ。「お前たちだって入学式出てんだろ?この一年で全部経験してんじゃん」だって、ねえ?と、顔を合わせる潤とニノ。「入学式は翔君見つけるのに忙しくて覚えてない」
#松本潤HBD企画2026将が少し寒そうに半袖から延びた腕をさする。潤は自分の上着を貸そうと脱ぐが、声の掛け方がわからず、躊躇ってしまう。距離を詰めすぎれば、自分を追い詰めてしまいかねないからだ。「先輩は、雨、嫌いですか?」ようやく浮かんだ台詞を口にして、さり気なくパーカーで将の濡れた身体を包み込むと、彼は小さく声を上げ、潤を見上げた。「松本君、だめだよ、この上着借りられなーーーー」「俺は寒くないけど、貴方は震えてるから。着てて下さい」このままここに居ても、体温を奪われて行くだけだ。
#松本潤HBD企画2026夏期講習が終わり、まだ昼間の熱気がアスファルトから湯気を立てて立ち昇る帰り道。高校2年生の松本潤の視線の先には、いつも前を歩く憧れの先輩、桜井将が居た。後を付けているとか、ストーカー的な事をしている訳ではない。幸運な事に、偶然帰る方向が同じなのだ。潤は自分の恋心を自覚していたが、伝える気はなく、今の距離感が心地いいと思っている。どうせ将とは住む世界が違う。告白して付きあいたいとも思っていなかったし、見ているだけで幸せだった。そんな潤の肩を、ポツリと大粒の雫が濡ら
少しおどおどとしながら指定された場所へ向かう。潤から『俺の大学の友人を紹介したい』とメッセージをもらったためだ。どうしよう。…こんなの赤い手帳に書いてない。もちろんこれに全てを記載してる訳じゃないし、現に違うこともしたことはあった。それによって特にペナルティ的なものは今のとろはない。うーん。まあなんとかなるかな、と腹を括って部屋を出た。辿り着いたのは少し古いマンションで、ここに友人たちが集まるという。指定された号数の扉の前に立ちインターフォンを押すと『はい』と声がした。「あの
「どうして先に言ってくれなかったんだよ。そしたらこんな羽…」「『こんな羽』、なんて言わないで。俺にとっては大事な大切な羽なんだから。それに憧れでもあるんだよ」「憧れ?」「翔君の羽は小さい頃からとっても綺麗でさ、自由に飛んで回ってる姿が本当に大好きだったんだ」慈しむように俺の羽を優しく撫でている松本。ここまでは彼に抱き抱えられ、空を飛んでやってきた。アパートを出た先の空き地で羽を広げた松本になんら違和感がなかったのは、その時には俺の記憶が半分以上戻ってたから。今はもう全部思い出してい
本当はわかってたはず。なにもかも知った上での旅行だったはずなんだ。時間旅行に来ると時間軸が逆に流れる。…はずだった。だが今回は違う。なぜか潤と一緒に過ごしているときだけの限定に変わっている。会ってる間は俺のみ時間軸が逆になり、別れて1時間くらいするとするりと記憶が元に戻る。記憶が戻るということは、時間の流れに逆らってないということだろうか。今日は潤と出会って29日目。つまり時間軸が逆に流れる俺は、本来なら2日目となる。潤は当然俺と恋人同士の記憶だが、俺の時間の流れでは手帳で知
俺たちの世界での成人年齢、つまり18歳前日までの羽に纏わる記憶と翼を没収されること。番いの相手である松本は、俺の18歳の誕生日の次の日から翼を使えないし、それに関する記憶は無くなること。翼に関する記憶や羽は、この日を境に二人は入れ替わる。共有できるのは1月25日の俺の誕生日、つまり今日だけだってこと。つまり松本と俺は月に属する同じ種族だってこと。羽が生えた瞬間に、これら全てを思い出し愕然とした。「…じゃあ、お前はもう飛べなくなるの?」「記憶が戻るまではね」「…いつ戻るんだよ?」
「教えたけど」「何か書いた?」「書いてないと思う。途中から赤い手帳の内容とそんなに変わらないことに気が付いて止めたんだよ。あと翔君が帰らなきゃいけなくてそんなに時間もなかったし」「書こうとはしたんだ?ってことは翔さんも詳しくは知らないのかな。それとも違うのかな…」「紫の手帳になにかあるの?」全員じゃないんだけど、と前置きをしてお茶を口に含んだ。テーブルに肘をついてふっと息を吐いたニノの次の言葉をじっと待った。どこまで俺に話せるのかを選んでるのだろう。「…こ
見なきゃいいのに見てしまう。聞かなきゃいいのに、それが出来ない。嫌いになれたらいいのに、なんて。全く叶いそうにもない事を思ってしまう。そんなこと考えても無駄なのに。絶対ありえないのに。フッと息を吐き、彼の方を見る。その手の中にある小さな機械でのやり取りは続いてる。ネットで繋がってる相手は誰?この前知り合ったあの人?それとも前々から仲良しのあいつだろうか?取り上げて確認したい衝動に駆られるが、短気な彼にそんなことをしたら一巻の終わりだ。この気持ちに気付いてから慎重に慎重を重
あの夜と同じ場所、同じ湖に映る蒼い月を眺めた。ただ違うのはあの日は半月、今夜は満月だってことだ。今回は手を伸ばさずに、静かに水面を見る。不自然なほど蒼い色は妖しげで、あの時の月もこんな色だったのを思い出した。10分くらい経過しただろうか?ここ数ヶ月疼いていた背中が急に熱くなってきた。なんとも言い難い感覚におもわずうっと唸り、地面に膝をつく。自分を抱きしめるように腕を交差して自分の背中に手を回し、痛みに耐える。ちらっと目に映った松本は、そんな俺を見て顔を歪めていた。そして数分後
「…って事でまたウチに来たと?」「うん。夜遅くにごめん。でも考えてもわかんなくて…」時間は24時をとっくに過ぎていて、友人宅を訪ねる時間としては遅すぎる。だが、非常識とはわかってても自分達に残された時間のことを考えるといてもたってもいられずニノに連絡をしたんだ。「いや、謝らなくてもいいけど」どうぞ、と促され数日前に来たばかりの無機質な部屋の中に入る。どうにもわからなくなってきた翔君の事をニノに相談しにきた。「人格が変わったような気がしたって?そりゃ当然だよ。潤君の事は手帳があるから
「なんで嫌がんないの?」勉強で机に向かってる俺の肩をトントンと軽く叩き、振り向いたところでキスをされるのはいつものこと。最初こそ振り払ってたが、今ではされるがままだ。拒否しないことに気を良くした松本のそれは。日に日に深くなっていった。「…なんでだろうな?俺もわかんね」背中から抱きしめてくる松本の腕に自分の手を重ねた。なんかこうやってると本当に恋人同士みたいだな。だが、本音を言うと自分自身の気持ちなんてよくわかってないんだけど。「…翔君」「なに?」「…いや、やっぱいい」
しばらくすると翔君は喋らなくなった。「疲れた?休憩しようか?」あとは仕上げだし、なんとかなるだろうと筆を置いた。「ねえ、今日までの二人の出来事を詳しく教えてもらえるかな」「詳しく?どうして?」取り出してきたのは紫の手帳。散々迷って中身を見た手帳だが、そこにはなにも書いてなかった。「俺はこれから松本さん…潤…くんに赤い手帳見せるんだよね?実はあれは5年前の15歳の俺が5年後の25歳の君から聞いて忘れないように大雑把に書き留めたものなんだれ「俺が伝えた?」「そう。今、書いてる絵を俺