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だって、仕方ねーじゃん。あいつだからこそ言いにくいことだってあるんだから。そりゃあいつはしっかりしてるし、自分の考えもちゃんと持ってる。俺のことを一番大事に思ってくれ、信頼も尊敬もしてくれてるのもわかってる。確かに大人っぽいし、実際成長してんのもちゃんとわかってるし認めてる。だけどそれまで兄貴ヅラしてたし、そうなったからっていきなり全部頼るだなんて出来ない。俺としても面目ってのもあるんだから。「ほんと意地っぱりだな翔君は」智君は『今日は雨だな』なんて天気の話をするような口調でボソ
潤翔です!BL表現あり。無理な方は回れ右で!素人が自己満足に書くフィクションです。ご了承の上、先にお進みください。初めましての方はこちら遅くなりました💦――――――――――――――――――――――――――俺から見ると、このリスは可愛い。でも女から見れば、さぞかしスタイリッシュでスマートな印象なんだろう。女たちはしきりに彼を振り返りながら、店を出ていった。ただでさえ、リスには相手がいるのに……これ以上ライバ
手のつけられなかったライオンは、今や飼いならされた猫のよう。10代の頃3秒でキレると噂されるほど短気だった翔君は、まるで野獣のライオンのようだった。あれから10数年以上経った今、そんな野生の部分はすっかり潜め自制が出来るオトコに育ったのだ。そんな彼が同じグループにいるのは心強いしすっかり頼りっぱなしだが、一抹の寂しさを感じるのは俺だけじゃないと思う。『なんでそんなに俺の行動知ってんの?もしなして見張ってる?そんなにぎゅーぎゅーにされたら息が詰まるんだ。もうほっといてくれよ!」ライオ
そして今。まさに目の前に寄り添ってうたた寝してる2人、イライラしてる人が1名いるわけだ。長く続くかと思われたが、その均衡は突然あっけなく終わった。突然ビクンっと音がしそうなほど身体を揺らし何事かとキョロキョロ周りを見渡すリーダーと、それに頭を揺さぶられた翔ちゃんが同時に起きたのだ。そこへすかさず冷たいお茶を2人に渡す潤君。「そろそろ起そうと思ったんだけど」「「…ありがと…」」声をそろえてお礼を言った二人がペットボトルを受け取ると、さっきまでの不機嫌さはどこへ行ったのか満足げに
翌々日は5人での仕事だ。楽屋のドアを開けるとリーダーと翔君がいた。ソフトに座り一点を見つめてるリーダーと、椅子にどっしり腰を下ろしスマホを見つめてる翔君はある意味似ている。ある意味、どちらも動かないのだ。視線だけは動く彼の方は、新聞読んでてもスマホを弄っててもリーダーの言葉で簡単にその動作を止めてしまう。俺が話しかけても「ちょっと待って。終わってからでいい?」って返事なのに。いや、気にしない。俺は『トクベツ』翔君の『トクベツ』親友以上恋人以上そうだよ!ダブルじゃん!最強なんだ
やっと5人でのリハーサルができる日が来た。楽屋のドアを開けるとまだ他の3人の姿はなく、櫻井がソファに座っていただけだった。連日の過密なスケジュールのせいか、彼は少しぼーっとしているようにも見える。疲れている時に申し訳ないが、ここは話を詰めておかないとライブは待ってくれない。「翔君、ここの場面なんだけど…」そう話しかけると櫻井はすぐに顔を上げ、例のくせをした。すぐにあの日に感じた不思議な感覚が蘇り、櫻井の瞳から目が離せなくなる。「…あ…」次の言葉が出せない松本。次の言葉を待っ
たった今までその白い首を彩っていたネックレスは、悲痛な音をたてて一瞬で無残な姿になりはてた。「これでいいんだろ!」ドンっと怒りに任せて引きちぎられた鈍く光るそれは、無造作にテーブルにたたきつけられ、持ち主はそれと同じく乱暴な音を立てて外へ飛び出して行った。いつもちゃんと決まった場所にきっちりとまるめて置かれるそれは、通常の整然とした見た目には程遠い。意外に几帳面な彼の仕業とは思えないほどだ。乱雑な広がり方でテーブルに波打って横たわっていて、留め具の部分のかわいそうな姿に胸が痛んだ。誰
世間では出来る男と言われてる櫻井翔。それはもちろん間違いじゃなく正しい。仕事や勉強ももちろんのこと。苦手と言われてる運動だって俺らの中じゃアレな方だけど。その辺にいる普通の奴よりははるかに出来るし、その気になれば走るのだって俺より速い。本来短気な性格だけど、特に仕事に関しては色々な面で自分を殺せるそれこそ『出来る男』なのだ。ただ、全部が完璧な人間なんてそうそういない訳で。彼の弱点は、色恋沙汰に極端に疎いとこだ。その場の空気は読めるし、人の気持ちににも敏感。なのに自分への恋愛