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妄想小説です。ご注意ください。BLの意味が分からない方はブラウザバックでお願いします。必要最小限の会話、その際も【兄貴】と呼びかけ、以前とは関係が違うんだと主張するように一線を引いた態度を貫いた。その度、翔くんが悲しそうな表情をすることが辛かったけれど、両親は【潤にも本格的な反抗期が来たか】という感じで、特に干渉されることもなかった。やがて俺は髪の毛を少し長くして、学ランも着崩して・・・正統派だった翔くんとは違う方向性をワザと見せつけて、付き合う友達も似たようなタイ
妄想小説です。ご注意ください。BLの意味が分からない方はブラウザバックでお願いします。翔さんと同じライン上に立つために必要なことは、しっかり勉強して医学部に入り医師免許を取得すること。これしか方法はない。俺の人生全て賭けて翔さんを追いかけてやる。会話にならないのだから行動するしかない。今考えてみれば【重い・怖い・思い込みが激しすぎ】の3重苦も良いところで、逆の立場で考えてみれば俺でも100%逃げるわな・・・と、黒歴史ともいえる若かりし自分を叱責したい気持ちになる。けれど、俺を翔さんが
妄想小説です。ご注意ください。BLの意味が分からない方はブラウザバックでお願いします。私が翔を解放すると、すぐさまカズが駆け寄って抱き起こし、大野さんは手早くお絞りを準備して手渡す。カズがそれを受け取ると丁寧に翔の顔を拭い、そして彼を抱き締めると自分が私に向き合う形で翔の視線を私から逃がす。翔の身体が可哀想になるくらいにガタガタ震えているのを視界の端に捉えたものの・・・とにかく、私にはやるべき大切な仕事があった。私は翔に背中を向け久遠の方へと向き直ると、
vol.74♡ワタシはこれみよがしに櫻井さんに「今日は素晴らしかった」とか、ちょっとした事を耳打ちしててそうしたら案の定、潤は出て行ってしまいました計算通り…その様子に気付いた櫻井さんは慌てたみたいですが、ワタシは離しませんでしたイジワル…過ぎでしょうか?でも、ワタシだって必死なんですせっかく櫻井さんと付き合えるんですから、振り向かせたいそれは悪い事じゃ無いでしょう?潤が居なくなってからも、ワタシは櫻井さんにベッタリでしただけど彼は上の空…悔しくて、悲しくて、虚しくて
妄想小説です。ご注意ください。BLの意味が分からない方はブラウザバックでお願いします。定期的にデータを纏めて作るフォトブック・・・家族になって、約7年分の2人の記録は、俺にとっても宝物であることに間違いなかった。けれど年齢を重ねるごとに写真の数は減った・・・最後の写真は、俺の中学校の卒業式。その頃、本格的な反抗期を迎えていた俺は、訳あって翔くんと写真を撮らなくなった・・・写真どころか、まともな会話すらしなくなっていた。そしてその写真は、半ば強引に母親から
こちらはBLの妄想小説になります。苦手な方は御遠慮ください。****************きっと好き過ぎて疲れたんだ。なんで俺ばっかりって。「好きじゃなくなった」「…え?」俺の目の前でずっとスマホの画面を凝視していた翔さんに向かって、気づいたらそう言っていた。「なに?」顔を上げた翔さんと目が合った。さっきまであんなに眉を顰めて難しい顔をしていたのに。今はその表情は穏やかで、なんなら少し微笑んでるくらいで。なんで笑ってんの。俺が言ったこと聞いてた?…聞いてなかったよ
妄想小説です。ご注意ください。BLの意味が分からない方はブラウザバックでお願いします。エレベーターに乗り込んだ後、「だからベッドは嫌だって言ったのに!シーツ精液で汚れたじゃん!オトコ2人で宿泊してたんだぞ?変に思われるだろ?!それにお前、俺のを飲むなんて・・・変態変態変態!」とまあ、散々な言われようで。あーもう、翔さんの身体のことを考えて色々我慢した俺を変態呼ばわりかよ?!って思ったらムクムクとドSな気持ちが湧き上がる。・・・分かった。お望み通りドSで変態になってやろうじゃん。
『お疲れ様でしたー』関係者各位に挨拶を済ませ、ドアを閉める。「・・終わった・・」やっと仕事が終わった。非常に疲れた半日だった・・。「今日も俺ん家来るよね?」隣で潤が、無邪気に笑顔で尋ねてくる。「・・う、ん」俺は、解らない。どんな風に返事をすればいいのかどんな顔をしていればいいのか今日はもう、一日中そうだった。昨日まではただのマネージャーとタレントだったのが、たった一晩で恋人同士になって。とはいえ一夜で関係が変わることなら今までだって何度もあった。それなのに、俺はいま何
わかんない、わかんない。何もわからない。自分が翔さんに、何を言い残してどうやって店を出てきたのか。ただ、社長だけは。ーー大野さんだけは、嫌だ。それだけは強く思っていた。『夫婦みたい』二人三脚で事務所を大きくしてきた社長と翔さんを、古くからいるスタッフはそう例えた。俺はいつも、そんな2人のことが羨ましくも誇らしく思って眺めてた。社長を、尊敬していたから。あの2人には、きっと互いにしかわからない世界があって、言葉はなくても通じ合ってるように見えた。そこには揺るぎない信頼関係が
妄想小説です。ご注意ください。BLの意味が分からない方はブラウザバックでお願いします。「・・・ちょっと待って」クラクラとした眩暈を感じて、この状況をリセットすべく翔くんの左脇に右腕を通して抱き起こして、そのまま向かい合って正座をした。日が傾き始めるであろう時間帯、室内の暗さが少しずつ増してはいるけれど、まだ目視で互いの表情の細かい部分まで確認できる。何となく明かりを点ける気になれなくて、薄暗い室内でポツリポツリと会話を交わす。「えっと・・・何か話がこんが
こちらはBLの妄想小説になります。苦手な方は御遠慮ください。****************「マニュアルですか、それ」「……え?」──翔ちゃんのことなんも知らないんだ雅紀の言葉を思い出した。そして、知ろうとしたところで俺には所詮教師としての彼しか知り得ないのかもしれない、と気付いてぞっとした。「……そうかと言われたら、そうなんだろうな。ごめん、俺がお前にできるのはこれが精一杯だ」この番号を受け取ったら、終わってしまう気がした。今まで先生に想いを
こちらはBLの妄想小説になります。苦手な方は御遠慮ください。****************「あはは、そこもっと突っ込んだ方が良かったか?」確かに好きじゃないならどうしてオムライスなんて描いたのか、それはちょっと気にはなるけど。律儀に理由を答えようとする松本が何だかおかしくて笑ってしまった。だけど振り返った俺の目に映ったのは、予想に反して真剣な……正確に言うなら思いつめたような彼の表情で。一瞬、言葉に詰まった。「……どうした?」慌てて取り繕い松本
ゆっくり滞在してくれる女性グループ数組と、小さい赤ちゃん連れの親子などなど穏やかな午後のティータイム。数時間しか営業していないこのカフェは今日も恙無く閉店の時間になり、後片付けに入る。「あ、そうだ。」閉店時間までもう少しあるかな、という頃カップを下げてきてくれた櫻井さんを、飲みに誘おうかと思って口を開きかけると。声を発するより早く、「松本くんさ、カフェ閉店してからでいいから事務所来てくれない?」そう切り出され。返事をするだけでタイミングを逃した事
妄想小説です。ご注意ください。BLの意味が分からない方はブラウザバックでお願いします。・・・そうだよな、戸籍上は兄弟だし、残念ながら同性だし。でも・・・何かもう・・・そんなことどうでもよくなってくるから不思議だ。その部分に囚われて素直になれなくて、結果、実に8年近くの時間を無駄に費やしたんだ。もう・・・いいじゃん。でも。「・・・ちょと待って・・・じゃあ・・・翔くん・・・ずっと俺に告白してたってこと?」「・・・?」キョトンとした表情を俺に
こちらはBLの妄想小説になります。苦手な方は御遠慮ください。****************「あ!松潤もしかして道着姿見たことないでしょ」着いたのは剣道部の活動場所、第二体育館。中を覗きながら背後の松潤に話しかけた。けど、松潤からの返事はない。そりゃそうだ。今の発言もきっと良い気はしなかった、よな。なんだかもう、翔ちゃんに関しては全部がマウントみたいになっちゃうのは自覚してた。ごめんと思いながら、でもこれくらい許してよとも思ってる。「先生いないじゃん」
妄想小説です。ご注意ください。BLの意味が分からない方はブラウザバックでお願いします。「ブラコンだもんね?」コーラを一口飲んで・・・まぁまぁな失言をかました相葉さんだけど、相葉さんだから許せるし、それは紛れもない事実。単なるブラコンで済んでいればどんなに良かったかと深い溜息を吐いた俺に、「っていうかさ、血が繋がってないんだったら別にいいんじゃない?実際、近親相姦になるわけじゃないんだし」背後から肩越しに覗き込んだ相葉さんの言葉が、一瞬、理解できなかっ
妄想小説です。ご注意ください。BLの意味が分からない方はブラウザバックでお願いします。不満気な顔で潤を見つめる中、彼はボトルの水1/3くらい飲んで、ホッとしたように溜息を吐いた。「・・・美味しい」「俺が飲ませて上げた方が絶対に美味しいと思うんだけど」「・・・あなたにはまだ早い」「また、それ?!」クスッと余裕の笑みを浮かべた潤・・・でも、俺の反撃はココからだもんね♪やがて体温計が測定終了の電子音を鳴らし、確認すると【37.5℃】、かなり落ちつい
遠慮なく肌に触れ。何度も何度も重ねた唇は、より馴染んだようにさえ思え。考えることをやめたカラダは翔さんを全身で感じていて。理性を手放して向かっていく俺を、拒否ること無く受け止め続けてくれてる翔さんは、目を閉じ吐息を零し。漏れ出る声は密やかに低く掠れてて、見たことの無いその姿は、想像の遥か上を行く艶やかさに満ちていて。白い肌と、染まる頬───雑に脱がして脱いで、マッパになって。縺れるように入ったバスルーム。手探りにシャワーを全開にして───「うわっ!」冷たさに仰け反
「ど、どうしたの?」いきなりの登場に、思考も身体も固まってしまい動けない。動揺からか、返事の声が小さくなった自分に驚いた。「潤、大丈夫?」翔君は大きめな声。この辺りは閑静な住宅街だし、感情に響くんじゃないだろうか?って心配するほどに大きくはっきりした声だった。「翔君、もう少し声小さくした方が…あと大丈夫だよ。ってか、なにが『大丈夫?』」心配されるようなことは何もない。だけど翔君が血相を変えてる理由が、もし俺の心配なら。そうならすごく嬉しいのだけど。縁側から入ってこようとしてる
妄想小説です。ご注意ください。BLの意味が分からない方はブラウザバックでお願いします。そんな生活を始めて3日目の朝。「翔、申し訳ないのですがベッドはあなたが使ってください。私はリビングで寝ます」食事をしながらそう言われ、「へ・・・なんで?」フォークに刺したウィンナーをポロっと落とした俺の皿に視線を落とした松本。「・・・彼女に指摘されたことはありませんか?寝相と、寝言・・・肘鉄、ボディプレスに踵落とし・・・夜中にプロレス技をかけられるとは思ってもみま
妄想小説です。ご注意ください。BLの意味が分からない方はブラウザバックでお願いします。「・・・お前」「・・・潤」「・・・おま・・・うあっ?!」「潤って呼んで」首ごと翔さんの身体を持ち上げ、腕を外して首に手を当てて力を込める。壁を背中に身体を押し付け、右膝で翔さんの股間をグリっと押すと、悲鳴を上げて涙がスッと零れる。「痛い?痛いよね・・・ねぇ・・・もう諦めてよ・・・無理だって、俺とまんない」膝の力を緩めて、右手の親指で翔さんの涙を軽く拭ってペロリと舐めた。塩っぽい味、翔さんのなら
「しょーくん、就活してないんだって?」ある日、事務所でバッタリ会った大野さんに尋ねられた。「・・まあね。特にやりたいこともまだ見つかってないし」「エリートサラリーマンにはならねえの?」「ふはっ、何だそれ。・・なんないね」「田所さんのとこでお世話になるとか?」「いや、それもないけど。でもまあ一般企業に就職して、多数派の社会のルールに則って生活するっていうのは、もう自分には合わないかな」「・・、俺のせいか・・」「・・・」「なあ、それなら俺んとこ来ない?」「は?」「俺、独立
妄想小説です。ご注意ください。BLの意味が分からない方はブラウザバックでお願いします。まだ指1本、第一関節くらいまでしか沈めることはできないけれど、翔くんに物理的にも精神的にも傷を残すことはしたくない。部屋の明かりは翔くんの表情がギリ確認できる程度まで落として、仰向けの翔くんに肌を重ねて温もりを感じ合う・・・それだけでも幸福感が半端ない。「・・・潤っ・・・」蕾の周囲の筋肉をピクピク震わせながら・・・翔くんが俺の名前を呼んだ。「・・・ん?ゴメン・・・痛かっ
妄想小説です。ご注意ください。BLの意味が分からない方はブラウザバックでお願いします。幸いにも俺たちが通うのは小中一貫校、俺と母が翔くん家族のマンションに住む形となった結果、転校せざるを得ない形にはなったけれど。その代り、朝は毎日、翔くんと登校することができた。翔くんは毎日、手を繋いで俺の歩幅に合わせてゆっくり歩いてくれた・・・翔くんの大きな手は温かくて、そしてとても優しかった。翔くんは思春期、俺は第一反抗期という厄介な年代の組み合わせであったことに間違いはな
妄想小説です。ご注意ください。BLの意味が分からない方はブラウザバックでお願いします。・・・それにしても・・・翔。あなたに抱かれることは仕方ないとして・・・その。この派手すぎる刻印はどうにかなりませんか?今、急な腹痛に襲われて救急搬送なんてことになったら目も当てられない状況ですよ?私の首筋、胸元から腹部にかけて無数に咲く濃紫色に小花を見て、思わず翔に苦言を呈してしまいましたよ。しかもこれ、興奮しきっている時ならまだしも、半ば素面の状態で肌を吸われるとま
妄想小説です。ご注意ください。BLの意味が分からない方はブラウザバックでお願いします。既にリンゴは歪な形になっていて・・・この状況だと翔くんの指も危険だけど、剥いている野菜や果物の可食部が小さくなってしまう懸念もある・・・そうなると不経済だし。「練習すれば大丈夫だって」「ダメ、心配だから」俺が首筋に軽くキスをすると、「お前!そうやって構ってくるから集中できないだろ?!」・・・この初心な反応を見る限り、ガチで翔くんってば童貞なんじゃない?とか思わざる
妄想小説です。ご注意ください。BLの意味が分からない方はブラウザバックでお願いします。「・・・お騒がせしました。皆さま、どうか最終までお楽しみください」松本はそう言うと、グランドピアノを弾くことを忘れていたピアニストに視線を送る。彼が慌てて曲を奏で始めた。「カズに大野さん、雅紀も。この後は任せます」そう言い残すと俺の腕を掴み、そのまま地下駐車場にある松本用の送迎車に引き摺るように連れて行かれた。・・・私服は?着替えは?・・・なんて言う暇もなかった。
こちらは潤翔です❤BL展開なので、苦手な人は回れ右で。完全フィクションにつき、実際の人物とは何の関係もありません。初めましての方はこちら。――――――――――――――――――――――――――次の日から、俺と松本さんの二人暮しは始まった。朝ごはんも食べずに早朝から出社して帰りは深夜、たまに午前様。昼も夜もコンビニかよくてスーパーの割引された弁当やカップ麺、掃除が行き届いていない部屋に寝に帰る。仕事で着るシャツはクリーニ
妄想小説です。ご注意ください。BLの意味が分からない方はブラウザバックでお願いします。・・・けれど。「うん、これは確かに大変だね・・・例え、お兄さんが潤くんを好きだとしても・・・どっちがどういう立場でも。簡単じゃなさそうだし、慎重に・・・丁寧に扱わないと、壊れちゃいそう」相葉さんはそう言うと、手を伸ばして俺の右手を掴んで己の股間部分へと導き、「無実の証明、俺は少なくとも潤くんにそういう感情はありません」ピクリとも反応していないその部分を触らせて笑った。
櫻井翔。30歳、独身。職業は芸能事務所のマネージャー。恋愛には淡泊、しかもマイノリティ。そんな俺が恋をして、愛を知ったのはもういい大人になったこの歳からで・・ずいぶん抵抗したけどそれでも自分に嘘はつけないなんて。「1月25日は、特別な日でしょ?」「そりゃ、俺の誕生日だから・・」「違うよ」得意げに俺を見る「俺と出会った日、でしょ」君の笑顔は、とてつもなく甘くて綺麗だ。・・こっちの気も知らないで。*翔くんのお誕生日に、新しいお話を始めます。いよいよ潤翔・・、どこまで書