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本日も、刀剣商の集まる市場があり、仕入れに行ってきました。ただ、大急ぎで帰ってみると、買取の刀が結構溢れていて、買ってきた以上に口数がありました。最近、動画で連日のように「お刀を売ってください」と言うことを連呼しているせいか、それとも、当店の買取価格が比較的良いのか分かりませんが、非常に良い好循環が出来上がりつつあります。勿論、その中には、直に写真を撮って販売に回せるものもあれば、それなりに終了しないと販売に回せないものもあります。ただ、私はどちらかと言うと
と言って、娘に頼んでいた、名刺が出来て来ただけの事ですが。名刺が無くなって来たので、娘に発注して貰うと、写真の様な感じで送られて来ました。「社長がいっぱいだー」とスタッフ大笑いです。でも、忙しい中でもちょっとしたことで笑って居られる職場は良いですね。私は、ウチの様な小さな事業所の出来る最大の社会貢献は、雇用を守り、スタッフの生活を守る事だと思っています。今年もちゃんとボーナスも出せました。昨年同時期よりは増えたかな。ただ、店の運営には
最近、少し高額のどちらかと言えば、美術鑑賞用の刀剣を多出すようになっていると思います。そのことで、自問自答してしまうことがあります。しかし、基本的には考えは全く変わっていません。少し安めな刀を買って来て、修理をして、できれば皆さんが手を出しやすい刀、使いやすい刀を販売していきたいと思う気持ちは些かも変わって居ません。ただ手をかけるにも、時間と人件費がかかるのですが、今は大変な職人さん不足で、手をかける刀を買うと商品になるのに時間がかかり過ぎます。かといっ
今日は、珍しい依頼を受けました。目釘穴の開け直しです。写真の刀がそうですが、目穴が中子の中心あたりに来てしまっています。刀は、物を斬ったときの衝撃を目釘の部分と峰側のお尻のあたりで主に受けます。ところがこのような状態になってしまうと、目釘穴と茎の端が狭すぎて、強度的にやや落ちる事になります。そのため、適切な位置にもう一度穴を開け直すことになりました。とは言え、穴を開ける事は、登録証の内容と不一致になってしまうことから、事前に教育委員会に申し出
ここ数日、名義変更に関するトラブルが多発していますので、少しシステムをお知らせしたいと思います。お刀はその刀が発見された時、又は新たに打たれた時、都道府県発行の「銃砲刀剣類登録証」が必ず発行されていて、売買等で持ち主が変われば、その名義を20日以内に変更すべきことが法律で義務付けられています。当店の場合、写真の様に、名義変更に必要な事項を全て、郵便葉書に印字して、宛先も印字して、お刀と一緒に送付させて頂いています。ここに、購入された方が、お名前とご住所を書いて、ポストに当
買ってきた刀をメンテナンスしていると、今までその刀を使ってきた人の苦労の跡が色々と出てきます。写真は、買ってきた刀をバラしたときに出てきた、オリジナルで手作りされたと思われる切羽です。右端は、厚手の革で作られた切羽です。1ミリ位の厚さがあるでしょうか。もともと何の部品として使っていたかは分かりませんが、何かに使っていた革を切り抜いて切羽にしたものと思われます。右から2番目のものは、銅です。もともと切羽として作られたものかどうかかなり怪しいです。通常折
本日も、刀剣商の集まる市場に行ってきました。昨日も、刀の買取が2振りありましたので、本日の収穫の6振りと合わせると8振り買ったことになります。できるだけ修理を少なくても済むようなものを中心に買ってきました。鐔もいつもよりやや多めに買ってきました。事務所では、スタッフの柄巻師さんの一門が柄巻きの講座をしていました。まぁ、主不在の店舗の2階部分を全て貸して、一門の研修会に当てるのには、賛否はあるかと思いますが、刀鍛冶以外の当職で、行進の指導を一生懸命され