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永井紗耶子さんの『木挽町のあだ討ち』のレビューになります。さっそくですが、あらすじと感想をどうぞ!木挽町の仇討睦月晦日の戌の刻。辺りが暗くなった頃、木挽町芝居小屋の裏手にて一件の仇討あり。雪の降る中、赤い振袖を被き、傘を差した一人の若衆。そこに大柄な博徒が歩み寄り、女と見間違え声を掛けた。すると、若衆、被いた振袖を投げつけて白装束となる。「我こそは伊納清左衛門が一子、菊之助。その方、作兵衛こそ我が父の仇。いざ尋常に勝負」朗々と名乗りをあげて大刀を構えた。対する博徒作兵衛も長脇差を抜き
米澤穂信さんの『黒牢城』のレビューになります。こちらは映画ではなく、原作のレビューになるのでご注意を!さっそくですが、あらすじ〜ネタバレ〜感想をどうぞ!◇あらすじ◇祝第166回直木賞受賞!本能寺の変より四年前、天正六年の冬。織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起きる難事件に翻弄される。動揺する人心を落ち着かせるため、村重は、土牢の囚人にして織田方の智将・黒田官兵衛に謎を解くよう求めた。事件の裏には何が潜むのか。戦と推理の果てに村重は、官兵衛は何を企む。デビュ
柚月麻子大正最後の年一色虎児が渡辺ゆりにプロポーズする場面から物語は始まるゆりは快諾するが女子英学塾時代の恩師でもあり親友シスターフッドの関係にある河井道と結婚後も仲を維持していけるのであればという条件つきその後ふたりは一緒に理想の女学校を作り・・・と続くのですがまずは河井道そのひとのこと家潰れ北海道函館に一家は移住神職だった父親の影響で新道だったのがいきなりキリスト教徒となって暮らしが一変学校も教育方針も変わり札幌のスミス女学校に学ぶ〜その時札幌農学校で教える新渡戸稲
1,鹿鳴館の仮装舞踏会事件朝ドラの鹿鳴館時代は多分、、、終わったらしい。捨松ちゃんはまだ出るのか?さて、鹿鳴館最大の汚点となったのは「仮装舞踏会事件」です。以前、このブログで「明治女性内閣」をいうのをやったのですが(中途半端で止まってますが)、その戸田極子回で取り上げてあります。明治女性内閣⑦明治女性内閣誕生明治20年4月20日に仮装舞踏会「ファンシー・ボール」が開催。ぶっちゃけますと、ただの淫らな無礼講です。実はイギリス公使が開いたのですが、これが伊藤総
※※この本を読んで一言※※ページ数が多く、人名地名者の名前など読めない漢字も多くて読むのに苦労しそうですが、読み始めたら一気に読めた作品でした。それはひとえに正統なミステリとしてストーリーが面白かったからでしょう。※※※※※※※※※※※※※※※古泉迦十さんの作品を読むのは「火蛾」以来です。と言うより古泉さんはこの「崑崙奴」が2作目で、24年ぶりの新作だそうです。「火蛾」はイスラム教を題材としたミステリでしたが、この作品の舞台は中国の唐の安史の乱後の西暦766年から767年
BSにて1991年に放送された「太平記」の再放送がはじまりました。前回が2020年だったかな?けっこう早い再放送です。足利尊氏が主人公ですが、平和を愛する、優柔不断な好青年とした画期的?なドラマです。登子と藤夜叉のどちらかで3週に渡って迷い、出した結論が「正室と側室にしよう!」は大河ドラマ史に残ります。悩む意味ないじゃんかと。さて、1話と言えばまず萩原健一の新田義貞。序盤で降板してしまったので貴重なシーンです。このドラマでは「策謀家の義貞」という、従来のイメージを変える描き方が試み
イキって本を読んでみようと思い132冊目に入りました。今回読んでみたのは「らんたん」(柚木麻子作)。河井道さんと一色ゆりさんという実在の人物をモデルにした歴史小説です。河井さんと一色さんは明治時代から昭和初期にかけて女性が教育を受ける権利のために尽力しました。恵泉女学園の創立者として有名だそうです。このお二人のことは今まで全然知りませんでした……。こういう明治時代の女性偉人がいたおかげで私たち現代の女性に選挙権があったり、女性でも高校や大学に行けるようになったんですね。ありがたい
部屋が狭いので、ハードカバーは買わないと心に決めていたアテクシですが、発売日に「ちょっと見るだけ……」と軽い気持ちで本屋を覗いたところ、平積みされた『最後の一色』を見た瞬間何かに操られ、次に気づいた時にはもう本を購入して店の外に出ていました!全然我慢できなかったよね!?いやだって、和田竜先生の新刊だもの。しかも12年ぶりですって!前作の『村上海賊の娘』では、一度図書館で上下巻を借りて読み、文庫本が発売されたところで改めて(一)~(四)の4冊を手に入れました。それくらい好き
白井市が登場する小説の第三弾です。きただまいさんという方が小説投稿サイトの一つ「小説家になろう」に投稿された「未来知識で、江戸時代の金程村飢饉回避」という小説に、江戸時代の白井村が舞台の一つとして登場します。「小説家になろう」のHPに掲載された「未来知識で、江戸時代の金程村飢饉回避」の作品情報を抜粋させていただきますと、「ごく一介のサラリーマンが、飲み屋で日頃溜まっていた愚痴を吐き出した。それがどういう訳だか、愚痴から出た願いは聞き届けられ、変なお題目とともに活躍の場が与えられ
2025年7月5日土曜日。連日暑い日々が続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。今日、この本を読み終えました。中国歴史書の名著司馬遷「史記」全8巻。ちくま学芸文庫版。今日ようやく8巻列伝4を読み終えました。Excelで付けている蔵書リストによるとこの「史記」全8巻セットは2012年3月11日に購入。それから9年余り積読。2021年10月頃ようやく本紀を読み始め10月28日読了。しかしその後中断。あの「教養として読む
本当はこっちを先に書くつもりだったのですが、先日の『猫絵の姫君』特別編「未来への墓標」を描いていまして、思い出したことが。というか、忘れていたことが。作中に、大久保利通の「明治三十年」が登場します。明治を十年ごとに区切り「創業」「発展」「完成」(正確には「創業」「寛容」「守成」)としたものです。大久保が石川県士族に殺害されたことにより「維新三傑」(大久保、西郷隆盛、木戸孝允)がすべて世を去りました。この事件現場である紀尾井坂へと駆けつけたのが……武子「五郎殿なのか?」之恭
ずっと昔、古書店で働いていました。当時、よく持ち込まれる本、買われていく本に📖「居眠り磐根」シリーズがありました。時代小説は好きでしたが、時代劇のような娯楽作品を読んだことがなく、一人店番の時、ちょっと読んでみたら、自分が江戸の長屋に住んでいるかのような気分になって、すっかりはまってしまい、全51巻、我が家の本棚に収まってしまいました😊その後、📺ドラマになって、また沼ってしまいました😊それが、今再放送されています。初回で、江戸詰を終えて藩の立て直しという大志を抱いて帰る主人公達を象徴す
1965年初版。2025年現在、出回っているものの表紙はこちら新潮文庫サイトhttps://www.shinchosha.co.jp/book/110905/我が家にあるのは1976年2月17刷、祖母か父が買ったものと思われます。この本の表題作は江戸時代が舞台ですが、『腹中の敵』、『秀頼走路』『戦国謀略』『ひとりの武将』と最初の4編は戦国時代から大阪の陣までが舞台。『腹中の敵』の主人公は丹羽長秀。信長が浅井、朝倉を滅ぼし、怖い信玄が病死した翌年の正月、元旦の宴から始まります。お祝い
大河ドラマ「豊臣兄弟!」が開始しますが。実は去年は諸事情にて大河をほとんど見ていなので、今年は最初から見ようかと。豊臣秀長……歴群新書時代「豊臣作家」と言われた智本光隆です。桜乃「言われてたっけ?」かすみ「必要とあれば明智作家でも猫作家でも名乗るらしいですわ」実際、大谷吉勝とか豊臣秀頼とか豊臣秀勝(関白秀次の弟)とか、豊臣系が主人公が多かったです。ただ、大半が秀長没後の作品でして、出番があったのは……『本能寺将星録』シリーズ豊臣(羽柴)が敵
歴史ドラマや小説を見ていると、なぜか胸が熱くなり、時間を忘れて没頭してしまうことはありませんか?実は、過去の歴史には「現代のビジネスサバイバルを生き抜くための最強のヒント」が隠されています。数多くのSEO記事やビジネス事例を分析してきたプロの編集者として、歴史上の人物の「戦略」は現代の仕事術に驚くほど直結していると断言できます。この記事では、私たちが歴史に心躍らされる理由や、小一郎(豊臣秀長)から学べるビジネススキル、そして「もし戦国大名が現代の企業だったら?」という面白企業マップをご紹介し
2026年の大河ドラマ『豊臣兄弟』ということで、その弟の秀長を題材した歴史小説の下巻です。現代の豊臣秀長像を決定づけたと言われる歴史小説『豊臣秀長下』豊臣秀長上ある補佐役の生涯(文春文庫さ1-14)Amazon豊臣秀長下ある補佐役の生涯(文春文庫さ1-15)Amazon全一冊豊臣秀長ある補佐役の生涯【電子書籍】[堺屋太一]楽天内容・レビュー豊臣秀吉の弟として、長生きしていれば徳川家康が天下を取ることもなかったのではないかという評価