ブログ記事5,143件
永井紗耶子さんの『木挽町のあだ討ち』のレビューになります。さっそくですが、あらすじと感想をどうぞ!木挽町の仇討睦月晦日の戌の刻。辺りが暗くなった頃、木挽町芝居小屋の裏手にて一件の仇討あり。雪の降る中、赤い振袖を被き、傘を差した一人の若衆。そこに大柄な博徒が歩み寄り、女と見間違え声を掛けた。すると、若衆、被いた振袖を投げつけて白装束となる。「我こそは伊納清左衛門が一子、菊之助。その方、作兵衛こそ我が父の仇。いざ尋常に勝負」朗々と名乗りをあげて大刀を構えた。対する博徒作兵衛も長脇差を抜き
さて、来週からBSの再放送は「太平記」です。5年くらい前に再放送されましたが、個人的には思い出深いドラマなので楽しみですね。その前に「八重の桜」についてまだ語ることはあったかな……捨松「この『京都守護職始末』を英語、フランス語、ドイツ語さ訳して各国大使さ配れば……」武子「なにをやってるのかな、捨松ちゃん」最終回にて登場の『京都守護職始末』です。山川浩の名で明治44年に出版されていますが、実際の作者は健次郎と言われています。作中では川崎尚之助、山川兄弟が書き継いでいます
米澤穂信さんの『黒牢城』のレビューになります。こちらは映画ではなく、原作のレビューになるのでご注意を!さっそくですが、あらすじ〜ネタバレ〜感想をどうぞ!◇あらすじ◇祝第166回直木賞受賞!本能寺の変より四年前、天正六年の冬。織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起きる難事件に翻弄される。動揺する人心を落ち着かせるため、村重は、土牢の囚人にして織田方の智将・黒田官兵衛に謎を解くよう求めた。事件の裏には何が潜むのか。戦と推理の果てに村重は、官兵衛は何を企む。デビュ
1965年初版。2025年現在、出回っているものの表紙はこちら新潮文庫サイトhttps://www.shinchosha.co.jp/book/110905/我が家にあるのは1976年2月17刷、祖母か父が買ったものと思われます。この本の表題作は江戸時代が舞台ですが、『腹中の敵』、『秀頼走路』『戦国謀略』『ひとりの武将』と最初の4編は戦国時代から大阪の陣までが舞台。『腹中の敵』の主人公は丹羽長秀。信長が浅井、朝倉を滅ぼし、怖い信玄が病死した翌年の正月、元旦の宴から始まります。お祝い
柚月麻子大正最後の年一色虎児が渡辺ゆりにプロポーズする場面から物語は始まるゆりは快諾するが女子英学塾時代の恩師でもあり親友シスターフッドの関係にある河井道と結婚後も仲を維持していけるのであればという条件つきその後ふたりは一緒に理想の女学校を作り・・・と続くのですがまずは河井道そのひとのこと家潰れ北海道函館に一家は移住神職だった父親の影響で新道だったのがいきなりキリスト教徒となって暮らしが一変学校も教育方針も変わり札幌のスミス女学校に学ぶ〜その時札幌農学校で教える新渡戸稲
2025年7月5日土曜日。連日暑い日々が続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。今日、この本を読み終えました。中国歴史書の名著司馬遷「史記」全8巻。ちくま学芸文庫版。今日ようやく8巻列伝4を読み終えました。Excelで付けている蔵書リストによるとこの「史記」全8巻セットは2012年3月11日に購入。それから9年余り積読。2021年10月頃ようやく本紀を読み始め10月28日読了。しかしその後中断。あの「教養として読む
イキって本を読んでみようと思い112冊目に入りました。今回読んでみたのは「炎環」(永井路子作)大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で主人公になった北条義時が登場する小説です。鎌倉殿めっちゃ好きでした……。展開エグすぎて『死ぬどんどん』って言われてましたよね。鎌倉殿のキャラ全員好きです……。ちなみに私の最推しは巴御前で、2番目は和田義盛、3番目は実衣ちゃん(阿波局)です。鎌倉のみんなにまた会える!それでは感想を書き散らかしていこうと思います。適当なあらすじ鎌倉幕府を作った人々はそれぞ
2026年の大河ドラマ『豊臣兄弟』ということで、その弟の秀長を題材した歴史小説の下巻です。現代の豊臣秀長像を決定づけたと言われる歴史小説『豊臣秀長下』豊臣秀長上ある補佐役の生涯(文春文庫さ1-14)Amazon豊臣秀長下ある補佐役の生涯(文春文庫さ1-15)Amazon全一冊豊臣秀長ある補佐役の生涯【電子書籍】[堺屋太一]楽天内容・レビュー豊臣秀吉の弟として、長生きしていれば徳川家康が天下を取ることもなかったのではないかという評価
先日、稀有な体験をしまして。一日で「群馬→栃木→茨城→栃木→埼玉→群馬→埼玉→茨城→埼玉→群馬」と県境を跨ぎました。素晴らしいです、北関東の王になった気がします……道に迷ってうろうろしていただけという説もあります。いや、いきなり板倉町に入っていてびっくりしまして。そんな1日の最後に到着したのが……埼玉県行田市の忍書房様ですついに!忍書房様を訪問させていただきました。作者は拙著をお取り扱いいただいた書店様は、近隣県なら可能な限り訪問させていただいております。忍書房
BSにて1991年に放送された「太平記」の再放送がはじまりました。前回が2020年だったかな?けっこう早い再放送です。足利尊氏が主人公ですが、平和を愛する、優柔不断な好青年とした画期的?なドラマです。登子と藤夜叉のどちらかで3週に渡って迷い、出した結論が「正室と側室にしよう!」は大河ドラマ史に残ります。悩む意味ないじゃんかと。さて、1話と言えばまず萩原健一の新田義貞。序盤で降板してしまったので貴重なシーンです。このドラマでは「策謀家の義貞」という、従来のイメージを変える描き方が試み
ノリスケです!私はYouTubeで朗読配信をしています。今年最後の朗読は、山本周五郎(1903-1967)の『だんまり伝九』という作品です。時は戦国の世、四国土佐の国の領主、長曾我部元親に仕える分部伝九郎という家臣を主人公にした作品です。清々しい余韻を残す結末は、大晦日にふさわしい作品であると思います。今年もご贔屓の程、ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。それでは、ぜひご視聴ください。チャンネル登録もよろしくお願いいたします。朗読職人ノリスケの青空文庫作成し
本日は1月27日。明治2年に箱館に「蝦夷共和国」が発足した日です(旧暦では明治元年12月15日)旧江戸幕府軍勢力による「事実上の政権」であり、呼称は蝦夷共和国、箱館政権、北海道共和国など様々。入札によって代表者が決められ、総裁には榎本武揚が選ばれました。副総裁に松平太郎。そして陸軍奉行並に土方歳三。また、幕府の軍事顧問団であったフランス軍人ジュール・ブリュネ大尉も参加しています。各国が局外中立だったのは、ブリュネの力が大きかったと言われています。当初は海軍力で優位に立っていたも
その先は、続かなかった。私は、漸く安堵の息を吐き――そのまま、意識が遠のいた。最後に見えたのは、駆け寄ってくる影だった。門の向こうから慌ただしく現れた一人の武将。その面差しは、霞の向こうにぼやけていたが、ただ一つ、強い声だけが耳に残った。「その者を離すな!すぐ奥へ運べ!」それきり、私は深い闇に沈んだ。次に目を開けたとき、天井には太い梁が走っていた。見慣れぬ木目。囲炉裏の煙の匂いではない。もっと静かで、整えられた空気。寺でもなく、農家でもない。この身に馴染んだ武家の屋敷の匂いであった。身体を
[閲覧注意]血塗られた毛沢東中国の暗黒史中国の実態②中国人が好きなものは、人肉食です。宴会があった場合、人肉は大御馳走です。「今日は人肉料理がでます」と言ったら、中国人は涙を流して喜ぶのです。「今日は人肉だぞ。みんな、張り切って食えよ!」と言うのですから、怖すぎです。人肉をむさぼり食うわけです。そんなことやる民族は、中国人以外にはいません。それを応援してきたのは、日本の公明党です。馬鹿な連中です。何を考えているのでしょうか?中国人は古来から、何百万回も人肉食をやってき
先日焼いたりんごケーキ!アーモンドプードル入りでしっとり美味しかったです。また作ろうかと思っていたら、もう林檎がだいぶ高い・・・久しぶりに司馬遼太郎氏の作品を読みました。豊臣家の人々新装版(角川文庫)Amazon(アマゾン)おそらく最後に読んだのは10年以上前、功名が辻だったと思います。秀吉本人が主役ではなく、この天下人に巻き込まれた人々の評伝です。この歳になるとなぜか、ホラー映画や敗者側の物語というのが精神的にキツくなってきました。初っ端の二章が、とち狂った
本当はこっちを先に書くつもりだったのですが、先日の『猫絵の姫君』特別編「未来への墓標」を描いていまして、思い出したことが。というか、忘れていたことが。作中に、大久保利通の「明治三十年」が登場します。明治を十年ごとに区切り「創業」「発展」「完成」(正確には「創業」「寛容」「守成」)としたものです。大久保が石川県士族に殺害されたことにより「維新三傑」(大久保、西郷隆盛、木戸孝允)がすべて世を去りました。この事件現場である紀尾井坂へと駆けつけたのが……武子「五郎殿なのか?」之恭
部屋が狭いので、ハードカバーは買わないと心に決めていたアテクシですが、発売日に「ちょっと見るだけ……」と軽い気持ちで本屋を覗いたところ、平積みされた『最後の一色』を見た瞬間何かに操られ、次に気づいた時にはもう本を購入して店の外に出ていました!全然我慢できなかったよね!?いやだって、和田竜先生の新刊だもの。しかも12年ぶりですって!前作の『村上海賊の娘』では、一度図書館で上下巻を借りて読み、文庫本が発売されたところで改めて(一)~(四)の4冊を手に入れました。それくらい好き