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永井紗耶子さんの『木挽町のあだ討ち』のレビューになります。さっそくですが、あらすじと感想をどうぞ!木挽町の仇討睦月晦日の戌の刻。辺りが暗くなった頃、木挽町芝居小屋の裏手にて一件の仇討あり。雪の降る中、赤い振袖を被き、傘を差した一人の若衆。そこに大柄な博徒が歩み寄り、女と見間違え声を掛けた。すると、若衆、被いた振袖を投げつけて白装束となる。「我こそは伊納清左衛門が一子、菊之助。その方、作兵衛こそ我が父の仇。いざ尋常に勝負」朗々と名乗りをあげて大刀を構えた。対する博徒作兵衛も長脇差を抜き
「おくんなまし」という言葉を聞いたことがありますか?一度聞くと耳に残る独特な響きですが、実際にどういう意味なのか、どこで使われていたのかを知っている人は少ないでしょう。実はこの表現、江戸時代の遊郭で使われていた特別な言葉なんです!本記事では、「おくんなまし」の意味や歴史、現代における使い方について詳しく解説していきます。「おくんなまし」の意味と語源「おくんなまし」はどういう意味?「おくんなまし」は、「ください」や「~してください」という意味を
『のぼうの城』の和田竜さんが村上武吉の娘を主人公にした『村上海賊の娘(三)(新潮文庫)【電子書籍】[和田竜]』について戦いに幻滅した景が目覚める!鬼手発動で第一次木津川口の戦いが始まる。村上海賊の娘(三)(新潮文庫)Amazon村上海賊の娘(一~四)合本版(新潮文庫)Amazon村上海賊の娘(三)(新潮文庫)[和田竜]楽天村上海賊の娘(三)(新潮文庫)【電子書籍】[和田竜]楽天村上海賊の娘(一〜四)合本版(新潮文庫)【電子書籍】[和田竜
2026年の大河ドラマ『豊臣兄弟』ということで、その弟の秀長を題材した歴史小説の下巻です。現代の豊臣秀長像を決定づけたと言われる歴史小説『豊臣秀長下』豊臣秀長上ある補佐役の生涯(文春文庫さ1-14)Amazon豊臣秀長下ある補佐役の生涯(文春文庫さ1-15)Amazon全一冊豊臣秀長ある補佐役の生涯【電子書籍】[堺屋太一]楽天内容・レビュー豊臣秀吉の弟として、長生きしていれば徳川家康が天下を取ることもなかったのではないかという評価
部屋が狭いので、ハードカバーは買わないと心に決めていたアテクシですが、発売日に「ちょっと見るだけ……」と軽い気持ちで本屋を覗いたところ、平積みされた『最後の一色』を見た瞬間何かに操られ、次に気づいた時にはもう本を購入して店の外に出ていました!全然我慢できなかったよね!?いやだって、和田竜先生の新刊だもの。しかも12年ぶりですって!前作の『村上海賊の娘』では、一度図書館で上下巻を借りて読み、文庫本が発売されたところで改めて(一)~(四)の4冊を手に入れました。それくらい好き
都市鎌倉も復旧の過程であったが、もう一つ、災害からの復旧の過程であった場所がある。何度も記してきた大内裏である。前年七月に源頼茂の討伐の過程で大内裏が大ダメージを受けていたこともあって後鳥羽上皇は復旧工事に注力していた。後鳥羽上皇の命令による大内裏復旧工事の記録として、承久二(一二二〇)年四月二一日付の典薬寮地黄御薗供御人等解(てんやくりょうじおうみそのくごにんとうのげ)に「去年十月、院宣を相(あい)副(そ)へ、仰せ下さる」との記述があることから、承久元(一二一九)年一〇月に後鳥羽
「国盗り物語と、竜馬がいくは、どっちのほうがよんでためになりますか?」…はあ?どちらもエンタメ小説なので、「ためになる」ために読むものではないと思いますが。敢えていえば「竜馬がいく」のほうが、幕末の流れが大体わかるので、歴史の勉強の入口としてはいいんじゃないかと思います。もちろん、あくまで「入口」であり、歴史に興味を持つ切っ掛けになればいい、ということで。想像や創作もいっぱい入っていますので、くれぐれも「司馬遼太郎は立派な歴史家だから、嘘を書くはずがない」なんて勘違いをしないでください
こんにちは、果実帽子です。昔から歴史小説を読むのが好きだったので、中学生のときからNHKの大河ドラマは視てました。今放送しているのが、江戸時代の中期から後期を舞台にした「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」で、江戸時代のメディア王と称される蔦屋重三郎を主人公にした物語です。以下は、ネタバレになるので、それが嫌な方は、こで閲覧を止めて離れて下さい。↓↓↓↓↓↓↓↓べらぼうで取り上げられた吉原遊郭、何処にあったかというと、浅草の北(浅草寺の裏手)台東区千束に
本日は12月8日です。今から84年前のこの日、真珠湾攻撃により太平洋戦争が開戦しました。当時の呼び方では大東亜戦争です。南雲忠一中将指揮の旗艦赤城および加賀、飛龍、蒼龍、翔鶴、瑞鶴を基幹とする日本海軍空母機動部隊がハワイオアフ島の米国海軍太平洋艦隊を攻撃。「トラトラトラ(我奇襲に成功せり)」の暗号から、日本は長い対米戦争へと突入しました。真珠湾攻撃小栗「私は万延元年遣米使節団(1858年)でハワイに立ち寄っています」武子「小栗様なら日米開戦はどうされました?」小栗
1965年初版。2025年現在、出回っているものの表紙はこちら新潮文庫サイトhttps://www.shinchosha.co.jp/book/110905/我が家にあるのは1976年2月17刷、祖母か父が買ったものと思われます。この本の表題作は江戸時代が舞台ですが、『腹中の敵』、『秀頼走路』『戦国謀略』『ひとりの武将』と最初の4編は戦国時代から大阪の陣までが舞台。『腹中の敵』の主人公は丹羽長秀。信長が浅井、朝倉を滅ぼし、怖い信玄が病死した翌年の正月、元旦の宴から始まります。お祝い
先日、「AIを創作に活用するに当たっての自分ルール」に関する記事を投稿しました。創作×AIとどうやって付き合うべきか|↑こちら前回の記事です実は私……履歴書の特技欄に書けるんじゃないか?というくらい、「誤字脱字」が得意な文字書きです(笑)。その上、それなりに文量を書くタイプ。だから、読み返すのがかなり苦痛なんです。自分で書いたくせに……。しかも誤字脱字って、百回見返しても、なぜか印刷した瞬間に「こんにちは!」と誕生するんですよね。本当に不思議です。
ただ、さらに公卿補任を深く読み込むと、記録に残らない大きな出来事が進展していることが読み取れる。国家経済の破綻につながる大問題が進展しているのだ。この問題に承久二(一二二〇)年時点の人達は気づくことなく、何もない日々が続いていると認識していた。自分の生きる時代に記録に残す出来事があるとすれば自然災害のみという認識であった。これは極めて危険であった。では、公卿補任に刻まれている国家経済の破綻につながる大問題とは何か?上級貴族の増大である。先に、毎年のように新たな貴族が従三
司馬遼太郎という人は、もともとスーパー忍者が荒唐無稽な活躍をする伝奇小説「梟の城」で直木賞を取った、山田風太郎とたいして違わない作風のエンタメ作家だった人です。ですから、初期の作品は(特に短編は)忍術だか魔術だか催眠術だか超能力だかを駆使する主人公が、怪しげな活躍をしたり失敗して墓穴を掘ったりする娯楽時代劇が多く、しかも大抵、出てくる謎な女性とナニな関係になるというサービスがついてます。えっ、これがあの国民作家の司馬遼太郎なの?って感じです。そういう「胡散臭さ」が好きか嫌いか、で好み