ブログ記事5,329件
日露戦争の激戦地である旅順要塞の攻防。203高地の攻略とロシア艦隊の壊滅・・・、戦局が大きく動きだす!◆あらすじ・内容と読みどころ203高地の激戦明治37年(1904年)11月、日本陸軍第三軍は、旅順要塞の中でも最も堅固とされた203高地への攻撃を開始します。この高地を制圧すれば、旅順港内のロシア艦隊を砲撃できるため、戦局を有利に進める鍵となっていました。しかし、正面からの攻撃はロシア軍の激しい抵抗に遭い、多くの死傷者を出します。特に、斜面には遮蔽物がなく、日本兵は砲弾の雨の中を
先日、帰宅すると黒猫的な宅急便から、なにやら不在届が。で、再配達の上に届いたものが……なんと!北畠顕家公を祭神とする阿部野神社よりいただきました。ありがとうございます。いや、本はいただいたわけじゃないんですが、顕家卿にご報告をね。南北朝時代にレモンや塩バニラがまだなかったような気もするし。顕家「レモンとはなんだ?檸檬(れいもう)のことか?」武子「馨さんがレモン好きで。明治40年にレモンを苗木ごと輸入して興津の別邸に植えたら、害虫のイセリアカイガラムシまで一緒
皆様、こんばんは暑い日々が続いていますが、元気でお過ごしですか?体の疲れが出る頃ですので、どうかご自愛くださいませいつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。今日は皆さまに、ひとつ、ご報告があります。このたび、長年がかりで、コツコツと、大切に書き続けてきた歴史小説、『濃姫~華麗なる蝶~』を、AmazonKindleより電子書籍として出版いたしました。私にとって、とても大切な一冊です。名前は有名なのに、その生涯は謎に包まれた女性――濃姫織田信長の正室として知られる
明智実(光秀嫡流)が作詞歌唱した。制服のマネキン。乃木坂46。直木賞に歴史小説を僕が増やした話。絲山秋子「沖で待つ」の話。芥川賞に学園物を僕が増やさせた話。31万CD。レコード大賞を50曲取った!。
「真偽はさておき、人は一度裏切られれば、その痛みを忘れられるものではない。思えば光秀の胸にも、あの頃より火種が燻っておったのやもしれぬな」「目の前で親とも慕うものが殺されれば、誰しも心に影を宿しましょう」「さもあろう」庭を渡る風が竹を鳴らし、その音に混じって、手水鉢へ滴る水音が静かに響いた。私は暫くその音に耳を傾け、それから口を開く。「秀長、この先の私は、ただ世の移ろいを見届けるだけの身となろう。時というものは、あり余るほどある」「御台様……?」「そうすると、人は色々と考えるものじ
1,前橋北部の空襲終戦記念日に前橋空襲編も最終回です。なお、今回は前橋の人間以外、わかりにくいかも知れません。すみません(一部、すでに書いているものと被ります)前橋空襲当時、私の父方は前橋市の旧共愛学園近くに住んでおりました。伯母が語るに、「空襲の時は南橘村の日輪寺に逃げる予定になっていたが、家の北に火が回った。運を天に任せて利根川の崖下に逃げた。北に逃げた近所は上小出村(町)簗場で空襲に合ってみんな死んだ」これが疑問に思っていました。日輪寺では遠すぎないか?簗場を避けて逃
日露戦争が本格化し、日本陸海軍がロシア軍との激しい戦闘を繰り広げられる。秋山好古と秋山真之の兄弟を中心に、明治日本の若き国力と人々が奮闘する。◆あらすじ・内容と読みどころ日露戦争の始まりと日本の苦境明治37年(1904年)2月、日露戦争が勃発。日本は、国力や兵力で圧倒的に勝るロシアとの戦争にいよいよ突入。秋山好古は陸軍少将として第二軍に所属し、遼東半島に上陸するが、戦況は厳しく、苦戦を強いられる。一方、弟の秋山真之は連合艦隊の参謀として、旅順港に潜むロシア艦隊への対応に苦慮する。
目次はこちら⬇️『歴史連載物語『和平武将』・目次』歴史連載物語『和平武将』各話をクリックすると、そのページが開きますよ出奔する語り手第1話荒れる鎌倉第2話好感、孔雀丸第3話禅秀追討命令第4話反転出陣第…ameblo.jp和を以て貴しと為すわしは長尾景虎(ながおかげとら)です。永享7年(1435年)2月5日…比叡山延暦寺の24人の山徒が足利義教(あしかがよしのり)が山門使節を斬ったことに抗議するため、焼身自殺を図り、根本中堂にも火をかけたのだ。義教さん、山門使節を許すために呼ん
くまざわ書店大間々店様にて『北畠顕家の旗ー蘭陵王太平記ー』がラスト1冊となりました。ありがとうございます。まだ、ご紹介していない書店様も多いというのに、歓喜のあまり載せてしまっております。ちなみに、風の噂によるならば、くまざわ書店高崎店様の追加入荷分も完売したとのこと。重ねてありがとうございます。このように、変わらず色紙もいただいております。ありがとうございます。上毛かるたに次ぐ人気作のようです。お望みであるなら「重版出来」とか入れた色紙を店長様へと押し付け
沼田市の文真堂書店上原店様にて『北畠顕家の旗ー蘭陵王太平記ー』が絶賛発売中です。ありがとうございます。左隣は勝海舟です。過去の作品が小栗忠順や井上馨が登場するので、折り合いが悪そうですが、ここは仲良く並んでいただくとして。文真堂書店上原店様には実は『猫絵の姫君』から欠かさずお世話になっておりますが、今回は(多分)初!掲載許可をいただきました。ありがとうございます。実は沼田は新田一族も多く、旧白沢村は新田義宗(義貞三男)の終焉の地とも言われています。『銅の軍
日清戦争後、帝国主義の波に翻弄されながら日露戦争へと突き進んでしまう日本。国家存亡かけた戦争が始まろうとする時代の中で活躍する秋山兄弟と、正岡子規の最後が語られる怒涛の第三巻!◆あらすじ・内容と読みどころ秋山真之の成長と海軍戦術の革新秋山真之は、米国留学を経て帰国後、海軍大学校で戦術講座の初代教官となり、日本海軍の戦術理論を体系化する。彼の講義は多くの将校に影響を与え、日露戦争では彼の教え子たちが各戦隊の参謀として活躍する。真之の戦術は、源平時代の戦法や瀬戸内海の水軍の戦術などを
「……のう、秀長」「はい」「そちは秀吉が好きか」秀長は迷いなく答えた。「我が唯一の兄にござります」その返答には一片の迷いもなかった。「天下を取ると思うか」「たかが足軽のせがれ。されど今や、その名は天下に轟いておりまする。その者が天下をも手中に収めるとなれば――それは、それで面白き世ではございませぬか」「その面白き世を、そなたは見たいと思うたか」その問いにだけ、秀長はすぐには答えなかった。否。答えなかったのではない。答える必要がない、とでも言うように静かに微笑んでいるだけであった
3人の主人公—秋山好古、秋山真之、そして正岡子規—第二巻ではいよいよ彼らの夢や努力が大きな転機を迎える。●あらすじ・内容第1巻では3人の主人公—秋山好古、秋山真之、そして正岡子規—が登場しましたが、第二巻ではいよいよ彼らの夢や努力が大きな転機を迎えます。彼らがそれぞれの道をさらに進んでいく過程で、日露戦争前夜の日本が抱える大きな課題や覚悟が描かれます。この時代の日本は、西洋列強と肩を並べるために国力を増強し、帝国としての道を歩み始めていました。特にロシアという巨大な国との対立が避け
1,伊勢から大和へさて、6回もかかってしまった顕家編は最終回です。伊勢へ向かった顕家。この地には吉野から出向いてきた親房がいたようです。これ従来から「伊勢は北畠氏の拠点だった」「荘園を持っていた」という説がありましたが、現在まで伊勢に北畠氏の荘園は確認されていません。伊勢に北畠氏が根付くのは、これより後の北畠顕能(顕家の末弟)からです。作中でも荘園があることにしていますが……親房が伊勢を拠点としたのは、伊勢神宮があり、皇室に好意的だったことが上げられます。もっとも、この時期は伊勢計略に
台風が北方の涼しさを運んでいるようで、読書の気分になりました。今回は、「オランダの星」17世紀の日本を舞台に、オランダ人の視点から歴史を描いたものも含め、6篇からなる白石一郎さんの海洋冒険小説です。東印度総督特派大使ノイツ、鄭成功、グラバー、倉場富三郎、近藤重蔵、坂本龍馬、五代才助などの多彩な人物が登場する歴史小説で、あっという間に読み終えてしまいました。白石さんの作品ならではの魅力がありました!さて、次は何を読みましょう😄【中古】オランダの星/白石一郎/文藝
今日から、司馬遼太郎の日本が世界に向けて扉を開いた「明治」を描いた人気の名作をみていきます。時代を引っ張るようにひた走る3人の若者の姿を追いかけていきましょう。●あらすじ・内容第1巻では3人の主人公—秋山好古、秋山真之、そして正岡子規—が登場しましたが、第二巻ではいよいよ彼らの夢や努力が大きな転機を迎えます。彼らがそれぞれの道をさらに進んでいく過程で、日露戦争前夜の日本が抱える大きな課題や覚悟が描かれます。この時代の日本は、西洋列強と肩を並べるために国力を増強し、帝国としての道を歩み
ドラマさよならノワール前回ブログで大岡昇平の『漱石』に触れた折「みつからない」と騒いだ『小説家夏目漱石』があっさりと出現。他に文芸評論『歴史小説論(1974)岩波同時代ライブラリー』なども発掘。ここで大岡は、1914年(大正3年)に発表された森鴎外の歴史小説『堺事件』について書いている。『堺事件』は1868年(明治元年)に大阪の堺で起きた、土佐藩兵とフランス水兵の武力衝突事件(堺事件)の実録を元に描かれたもの。明治政府による連絡の齟齬が原因で多数の仏兵が殺傷され、その非を認めた明治
歴史連載物語『和平武将』各話をクリックすると、そのページが開きますよ出奔する語り手第1話荒れる鎌倉第2話好感、孔雀丸第3話禅秀追討命令第4話反転出陣第5話禅秀万事休す第6話勢いよく持氏第7話憲基の予感第8話憲基の後継ぎ第9話鎌倉入り第10話憲実第11話上野国へ第12話廃墟の学校第13話常陸よりの矢第14話将軍と鎌倉公方第15話小栗反乱第16話小栗満重の乱第17話満重の予言第18話義持の命第19話焦る鎌倉第20話
もう先週のことなんですが、作家生活で初めてやりました。重版原稿の校正ですね。つまり、誤字脱字チェックです。そう、プロとしてあるまじきことではありますが、少々誤字がね……読者様から指摘があったのは「高氏」とするべきところが、「尊氏」になっていたというものです。足利高氏の「高」は北条高時からもらったものですが、建武の新政で後醍醐天皇(尊治)より一字をもらい「尊氏」としています。北畠顕家「早々に剥奪せよ」多田貞綱「武士とはもらったものでは返さないもので」実は南朝は「
鎌倉時代、日本全国を遊行して民衆に喜びと興奮をあたえ続けた、念仏集団がいた!!南無阿弥陀仏!一度となえるだけでいい!●あらすじ・内容(どんな本?)家族も財産もすべてを捨てて阿弥陀仏の導きに従う一遍は、念仏を唱えて日本全国を遊行する。一遍とともに僧達が床板を踏み鳴らす激しいリズム、次第に加速する念仏、上昇する心拍数を表すかのようなの音。時衆が繰り広げるパフォーマンスは、見る者の心を鷲掴みにし、娯楽のない鎌倉時代で人々に刺激と喜びを与えていた。南無阿弥陀仏を唱えればわかる、念仏はロックだ!琴線
1,前橋空襲体験談さて、今回は私が聞いている前橋空襲の逸話を少しだけ。まず、父方ですが当時は前橋の共愛学園の側に家がありました。去年のこのコラムの執筆後ですが、従兄弟が図書館にて『戦災と復興』(前橋市戦災復興誌編纂委員会)の中で、祖父の寄稿したものを発見しました。祖父は前橋一中の教員でしたが、空襲の前々日(4日夕方)に家族の大半を田舎にやっています。ここに私の祖母、父、叔母が含まれていたよう。唯一、伯母(父の姉前橋高女3年)だけは「私の世話をするため」という、現在では考えられ
連休2日目は連休中の食事をまとめて作りながらオーディオブックを聴く。一人暮らしだと料理は日持ちするもの(冷凍できる物)をまとめて作ってチマチマと食べる方が材料を無駄にしないで食費が安く済む😉調理中にオーディオブックで聴いていたのは岩村翔吾氏の『戦国武将を推理する』写真がえらく若いので何才なんだろう?と調べてみたらなんと42才だそうな😲ホエホエこの方、本当に歴史小説が大好きなんだなぁ〜と思った。文章(本やブログ)というのは何が書いてあるかよりどんな気持ちで書いたのかが気になってしまう私。
庭をゆるりと巡っていた折、不意に人の気配を感じた。右近が付けた護衛とは明らかに異なる。武士の気配ではある。だが、殺気ではない。それでも、場の空気は一変した。私は歩みを止める。「……誰じゃ」風が木々を揺らし、枯葉が一枚、足元へ舞い落ちた。その向こうから、一人の男が姿を現す。「これは、御台様」男は私の姿を認めるや否や、静かに膝を折った。「……秀長か」「このような場所でお目に掛かれますこと、望外の幸せにございます」「よい。そのような堅苦しい挨拶は要らぬ。もはや我が夫はこの世にはおらぬ。
前橋の煥乎堂本店様「7月度文芸その他ベスト10」にて、4位にランキングされました。なんだと!全員集合できないじゃないか!?↓↓↓↓↓月間ベスト10|【群馬】の書店・楽器店・音楽教室は【株式会社煥乎堂】さて、4位です。4位だそうです。4位なわけです。中学の合唱コンクールで3年連続4位でした(8クラス)。その時は、まったく可もなく不可もなくでしたが。今は……ありがとうございます!まさか2か月連続でランクイン出来るとは思ってもみ
「空海の風景」上巻、下巻司馬遼太郎著中央公論社2024年3月10日発行司馬遼太郎さんは1923年生まれ。「梟の城」で直木賞受賞、「殉死」で朝日芸術賞「空海の風景」などの一連の歴史小説に対して芸術院恩賜賞、「人々の跫音」で読売文学賞、「歴史小説の革新」で朝日賞、「街道をゆく南蛮のみちⅠ」で日本文学大賞「ロシアについて」で読売文学賞など受賞し、文化勲章授与される。1996年死去。空海に興味を持って本を検索したらこの司馬遼太郎の「空海の風景」がヒットした
8月8日ですね。今日は「世界猫の日」ですので、きっと武子さんが鹿鳴館の前で猫絵配っているだろうなーというネタは、すでにやってしまっていますが。というそんな日ですが。『北畠顕家の旗ー蘭陵王太平記ー』重版決定しました!……わんもあ。8月下旬重版出来です!作家人生14冊目にして、9タイトル目にして初重版です!『北畠顕家の旗』を、智本作品をお買い上げいただきました、お読みいただきましたすべの皆様に感謝申し上げます。ありがとうございます。
全一冊豊臣秀長ある補佐役の生涯/堺屋太一Amazon(アマゾン)★★★★★NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」を毎回楽しく観ている。ドラマでは織田信長、明智光秀が退出し、いよいよ天下統一へ進みだしたころ。改めてこの「豊臣秀長」を聴きたくなった。ドラマ以上に堺屋太一先生のこの歴史小説ではいかに豊臣秀吉の天下獲りに弟秀長が必要不可欠だったか、がよくよく伝わってくる。「この人」の死は、豊臣家の首長機能を著しく弱体化した。よき補佐役を失った秀吉は、ただ一人
山岡荘八著「毛利元就」全2巻の再読です。山陽の大内氏、山陰の尼子氏に挟まれた安芸の中小勢力の豪族の一つに毛利氏があった。当主、毛利興元の弟が松寿丸、後の元就である。中小勢力故に家内は分裂の気配を示し、興元、松寿丸を亡きものにし領主の座を奪おうとする危険があるため松寿丸は興元の側を離れ、隠遁の日々を送っていた。松寿丸は元服して元就を名乗る。元就20歳の時に当主で兄の興元が死去。まだ幼い興元の嫡子幸若丸を元就が後見することとなる。元就は初陣で安芸の守護、武田元繁を討ち取る。幼年の当主
1,第3の都市は前橋か?「前橋は原爆投下候補都市だった」これは子供の頃、何度も聞いた話です。親戚や祖母、その友人たちも言っていましたし、学校で先生から聞いた記憶もあります。内容としては主に2パターンあり、・広島、長崎、次は前橋と言われていた。・最初の投下候補は広島と前橋だった。前橋の天気が悪かったので広島に変更になった。祖母は1を、先生は2を言っていました。もっとも、祖母の話は「そういう噂が流れた」という趣旨だったかも知れませんが。ただ、この「前橋原爆投下候補説」は昭
1,明治高女炎上さて、前橋空襲コラムは3回目です。『氷上の花光らしむ』で主人公たちが通う明治高等女学校のモデルは明治裁縫学校……実在の学校であることは、すでにこのブログでも述べました。学校は昭和17年、陸軍に校舎を接収された為に休校を余儀なくされています。そのために「陸軍に校舎を貸していたので標的となった」とも言われたそうですが、米軍は昭和15年の国勢調査を元に空襲しています。当時、米軍が使用している地図には「MeijiSewingSchool」とあります。逆に言えば、ここに裁