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厳密には冬は終わっていませんが。さて、、初校ゲラがきたな、と。いつも思うのは「ああ、またゲラに会えたな」とかで。知り合いに話すとけっこう驚かれますが、ここから先の作業は基本的には「紙」です。なので最大の利点は「紙もってふらふら動ける」ことです。ペン2本(黒&赤)と、消しゴム、電子辞書あればどこでもOKです。職場の如く、スタバとガストにいる時期もありました。店員さんや清掃の人に「なんの仕事ですか?」と声をかけられることもしばしば。「編集長さんですか?」と言われたこともありました。何
目次はこちら⬇️『歴史連載物語『和平武将』・目次』歴史連載物語『和平武将』各話をクリックすると、そのページが開きますよ出奔する語り手第1話荒れる鎌倉第2話好感、孔雀丸第3話禅秀追討命令第4話反転出陣第…ameblo.jp和を以て貴しと為すわしは長尾景虎(ながおかげとら)です。関東管領、上杉憲実(うえすぎのりざね)は妻、佐奈子(さなこ)を連れ、金沢郷の称名時(しょうみょうじ)に来ていた。現在の称名寺憲実は鎌倉時代の金沢北条氏の蔵書を読んでいた。称名寺は鎌倉時代の武将、北条実時
70年代に時代劇が流行っていましたね。捕物帳も何作もあり、再放送(再再再再〜放送だと思いますが)を見ていたわけです。中村吉右衛門の「鬼平犯科帳」はブームが去った後の、単体としての人気でしたね。時代小説=舞台が古い時代であるだけで、実は電気、石油燃料を使わない程度の制約のもの。歴史小説=実在の知られた人物の歴史的出来事に沿い、時代考証を多少含む。時代小説には関心が薄かったんですが、歴史小説は司馬遼太郎は読みましたね。北方謙三と言う存在がある。「水滸伝」が映像化されました。読んで見ると、なる
承久三(一一二一)年六月一三日、休息を終えた鎌倉方が一気に動き出した。北条時房率いる軍勢が瀬田へ、北条泰時率いる軍勢が宇治へ、毛利季光と三浦義村がそれぞれ淀と芋洗へ向けて出陣した。最初に戦闘が繰り広げられたのは瀬田である。瀬田は琵琶湖の付け根の土地であり、大阪湾へと流れる瀬田川の始まりの土地でもある。東海道や東山道から陸路で京都に向かうには瀬田の橋を渡るのが一般的であり、京都方は瀬田の西岸に陣を構えると同時に瀬田橋の板を外すことで渡らせなくさせていた。この瀬田を守っていたのが、美濃
2月23日に行われたそうさくマーケット2に参加してきました。無配の『春のあけぼの』は無事に全員養子縁組(配布終了)されていきました。今回は、最近流行りである「高さを作る」を意識したレイアウトにしてみました。実は対面型のイベントでは、「文学フリマ📖」以外への参加は今回が初めて✨自己紹介もかねて、無配の作品は・『酒日記(書き下ろしエッセイ)』・『春のあけぼの(歴史小説。以前noteなどで公開したもの)』の2種類を用意しました。もちろん新刊も︎︎👍森力丸を主人公にした短編小説を出してい
「森蘭丸、参上つかまつった。堀秀政様に、お目通り願いたい」兵は驚いた表情で蘭丸を見つめ、それから慌ただしく城内へ駆けていった。やがて私たちは案内され、座敷で待つこととなった。案内役の兵はちらりちらりと私を見ていたが、身元までは悟れていないらしい。襖が静かに開き、姿を見せたのは、清廉な気配をまとった若武者――堀秀政その人であった。「蘭丸……まさか、本当に生きていたとは。して、そちらのお方は……?」秀政の視線が私に移った瞬間、その瞳が大きく揺れた。「……御台……様?」息を呑む音が、座敷の
各作品の時代の分類です。(+シリーズもの@関連事項・キーワード・赤字主人公中国史時代別小説一覧紀元前◎口訳古事記:町田康@伊邪那岐神・天照大御神・神武天皇(初代)・倭健(ヤマトタケル)・仁徳天皇(12代目)◎アマテラスの暗号:伊勢谷武@天照大神・神道・ユダヤ教300年弥生時代西暦250年古墳(大和)時代◎眠る邪馬台国夢見る探偵高宮アスカ:平岡陽明@卑弥呼・纏向遺跡◎ワカタケル:池澤夏樹@若猛:雄略天皇(21代目)◎神
承久三(一二二一)年六月八日、北陸道軍と京都方と激突のうち最大の激戦が起こった。北条朝時、結城朝広、佐々木信実らの率いる鎌倉方の軍勢が、越中国の在国武士達を率いた宮崎定範、糟屋有長、仁科盛朝、友野遠久らの京都方と激突し勝利したとの記録が残っている。ただし、この時点ではまだ北陸道軍の居場所が越中国であり、東海道軍と東山道軍の合流にさらに加わるとすれば、加賀国、越前国を経て近江国に入らなければならない。これは一日や二日でどうこうなる話ではない。もっとも、鎌倉を出発した後の距離を考えれば順当か、ある
司馬遼太郎著「十一番目の志士」全2巻を読みました。これもブログ開設のはるか前に読んだ作品です。確かアタシの初の司馬さん作品だったと思います。初期の司馬さん作品であり、架空の人物を主人公に据えて、史実のなかで活躍させるという書き方です。「梟の城」とか初期の司馬さん作品ではそういう人物設定のものが割りとあるのではないかと思います。長州藩の貧しい農家出身の青年、天堂晋助が主人公。この天堂家はかつてはれっきとした武士の家ながら改易となった家。ゆえに優れた剣術を継承し、晋助もそれを受け継いだ
歴史連載物語『和平武将』各話をクリックすると、そのページが開きますよ出奔する語り手第1話荒れる鎌倉第2話好感、孔雀丸第3話禅秀追討命令第4話反転出陣第5話禅秀万事休す第6話勢いよく持氏第7話憲基の予感第8話憲基の後継ぎ第9話鎌倉入り第10話憲実第11話上野国へ第12話廃墟の学校第13話常陸よりの矢第14話将軍と鎌倉公方第15話小栗反乱第16話小栗満重の乱第17話満重の予言第18話義持の命第19話焦る鎌倉第20話
こんにちは、水城真以です。何気なくkindleの管理画面的なものを見ていたら、「散華記」をどなたかがお買い上げしてくださっていました管理画面にともった、収益の数字。それは誰かが私に『あなたの作品は買う価値があるよ』と言ってくれたようでした。嬉しい・・・・・・少し前まで、「自分の作品は自分のために書くもの」「人に見てほしいとアピールするのは恥ずかしいこと」と思っていました。実際少し前のTLでも、「あくまで自分のために書くもの」「ひとりでも読んでくれているなら
いつもお読みいただき、ありがとうございます。現在連載中の「マンガで読む『日本書紀』」についてお知らせです。本シリーズは、今後X(旧Twitter)を中心に更新していきます。これまでブログでもお楽しみいただいていた皆さま、ありがとうございました。今後は、まとめ記事という形で、不定期にこちらでもご紹介する予定です。引き続き、Xでもお楽しみいただけましたら幸いです。⸻そしてもう一つお知らせです。来週3月1日(日)からは、「神功皇后紀行」を掲載いたします。今後は、小説「神
こんにちは、philosophiaです今年の大河ドラマ「豊臣兄弟」は期待通りでおもしろいです(^^♪まだ登場シーンはありませんが、築城名人で知られる<藤堂高虎>『虎の城』(上・下巻)火坂雅志著豊臣秀長と出会ってから、槍働きだけでなく算術・鉄砲・築城など自身のスキルアップをしながら、戦国大名として領国経営に邁進していく生涯を描いた歴史小説です。上下巻とも700ページ近くあり、分厚い文庫本ですが読み応えがありました(^^♪challenge→ch
こんにちは❗❗ご覧頂きありがとうございます。いいね👍励みになります。島津輝さんの直木賞受賞📚️読みました📚カフェーの帰り道東京・上野の片隅にある、あまり流行っていない「カフェー西行」。食堂や喫茶も兼ねた近隣住民の憩いの場には、客をもてなす個性豊かな女給がいた。竹下夢二風の化粧で注目を集めるタイ子、小説修業が上手くいかず焦るセイ、嘘つきだが面倒見のいい美登里を、大胆な嘘で驚かせる年上の新米・園子。彼女たちは「西行」で朗らかに働き、それぞれの道を見つけて去って行ったが…。大正か
にほんブログ村にほんブログ村(インタビュー)歴史を「修正」するアメリカ文化研究者・小森真樹さん:朝日新聞歴史修正に取り組もう――そんな提案をしている研究者がいる。アメリカ文化研究者の小森真樹・武蔵大学教授だ。米国と欧州の45都市でミュージアムを見学した結果、少数派を排除してきた従来の歴史像を見直す「修…www.asahi.com[きょうの歴史]2月21日(土)|沖縄タイムス+プラス太平洋戦争下、深刻な食糧不足に対応するため食糧管理法(食管法)が公布された。コメの供出
こんにちは、水城真以です。前日、kindleの無料キャンペーンにチャレンジしてみました。蘭花の導き~森ブラザーズに恋した女~-7ページ目ameblo.jp『もしこの作品がなかったら、私は創作をやめていた。』こんにちは、水城真以です。本日2月15日、こちらの本がkindleの無料キャンペーンに登場しました。本日2月15日~2月18日までの期間限定で無…ameblo.jp目標としていた「全部で20件以上ダウンロードされたい」という欲望は、無事に達成
こんにちは日本橋結婚相談所、カウンセラー田中です。人生の円熟期を迎えた50代、60代の男性にとって、新しい出会いは期待と不安が入り混じる特別な瞬間です。初めてお相手と対面する日は、経験豊富な方であっても緊張を感じるものです。「何を話せば正解なのか」「自分の印象はどう映っているのか」といった悩みは、真剣にパートナーを探している証拠と言えます。初対面での数時間は、その後の関係を決定づける極めて重要な時間です。実は、多くの方が陥りがちな「自分を良く見せようとする力み」を少し抜くだけで、お相手か
レーエンデ国物語月と太陽多崎礼『レーエンデ国物語』多崎礼公式サイト講談社毛布にくるまって読みふけった、あの頃のあなたへ。各界のプロや書店員から感動の声が続出!大注目の国産本格ファンタジー!〈2023年6月12日発売〉leende.kodansha.co.jp最近読んでいるシリーズ小説「レーエンデ国物語」の感想を書いてみたいと思います。あらすじ【シリーズについて】ジャンルはファンタジーと歴史小説を掛け合わせたような感じ。レーエン
承久三(一二二一)年六月六日、摩免戸陥落。二十歳の北条時氏と十九歳の北条有時の二人の若者に率いられ、大江佐房、阿曽沼親綱、小鹿島公成、波多野経朝、三善康知、安保実光といった武士たちが、京都方のうち摩免戸に留まって奮闘する山田重忠や、佐々木広綱の甥の鏡久綱らに攻撃を続け、山田重忠は退却、鏡久綱は自害を選んだ。さらに、山田重忠は自分が陣を構えていた墨俣に戻ってみると、藤原秀澄が墨俣を捨てて退却していたことを知り、ここで美濃国の防衛は失敗に終わったことを悟った。ただし、ここで一矢報いることを
その四.堀秀政道中、夏草の匂いと海風を含んだ湿り気のある風が交互に吹き抜けた。北陸の夏は想像以上に厳しく、照りつける日差しの中で街道脇の稲は青々と揺れ、田圃には白鷺が舞い降りる。遠くには白山の稜線が霞の向こうに揺れ、陽炎のようにぼやけて見えた。汗が滲む旅路であったが、蘭丸がふと歩を緩め、私の横に並んだ。「お方様。前田殿のもとを出られた今、近江へ向かわれるのであれば……ひとり、お会いしていただきたい方がおります」「ほう。蘭丸がそこまで申すとは珍しい。誰じゃ?」「堀秀政様です」「
1,日本と世界選手権さて、フォルティウスは最終戦です。ここで1勝を!そして今回は「オリンピックと日本カーリング」について。けっこうな駆け足で行きたいと思います。カーリングは第1回シャモニー大会、そして第3回レークプラシッド大会のあとは長らく種目から外れます。一方で世界選手権は男子が1959年より開始。女子は20年遅れて1979年に第1回大会がスコットランドのパースで開かれました。なお、初期の男子はスコットランド対カナダの二強対決。女子はスイス、カナダ、スウェーデンなど群
吉村昭著「桜田門外ノ変」全2巻を読みました。先に読んだ「世に棲む日々」は安政の大獄で獄死した吉田松陰について書いた作品です。ですので安政の大獄~桜田門外ノ変の動きについて読んでみようと思いました。浦賀に黒船が来航した嘉永、そこから年号が安政と変わった江戸時代末期の水戸藩が舞台です。水戸藩では藩主徳川斉昭による藩政改革が定着しつつある時期。その改革は来るべき外国の侵略に備えての国防強化、植民地政策につながる不平等条約の否定、という思想に根付いています。その水戸藩で改革思想のもとで藩政に
承久三(一二二一)年六月五日、東山道軍と京都方が激突した。木曽川沿いに北東から南西に軍を進めていた東山道軍に対し、尾張国一宮に到着していた北条時房が使者を送り出している。その書状には、東山道軍を指揮する武田信光と小笠原長清に対し、大井戸と河合の渡河作戦を成功させたなら、美濃国、尾張国、甲斐国、信濃国、常陸国、下野国の六ヶ国の守護職を保証すると記されていた。承久記によると、北条時房からの使者が到着する前に武田信光が小笠原長清に対し、鎌倉方が勝ったならば鎌倉に付き、京方が勝ったならば京都に
1,戦後の日本カーリング史さて、第3回ですが。カーリングは昭和12年に日本に伝わったものの、戦争によって中断。そのため、全国的な大会が開かれることはありませんでした。ただ、地方では少しは残っていたんじゃないかと思うのですが……なお、オリンピックでも1932年の第3回レークプラシッドオリンピックを最後に、長く公式競技から外されています。戦後になりまして、カナダやイギリスの大使館、商社の人間などが日本に戻って来ると、趣味として仲間内でカーリングを楽しんでいた様子。ただ、こちらが広
さらに差が付いたのだ実戦経験の差である。こればかりはいかに訓練を積み重ねても未経験と経験済との間では大きな違いがある。京都でいかに武士が活躍したとしても、それは盗賊や僧兵が相手のことであって戦場での実戦経験というわけではない。戦場での経験を遡るとすれば三分の一世紀は遡ってのさかのぼっての源平合戦やそのあとの奥州遠征まで遡らねばならず、その経験を積んだ武士の多くはこの世の人でなくなっているか、隠居しているか、現役だとしても鎌倉方の一員となっている。一方、鎌倉方の武士は和田合戦に遡れば実戦経験にた
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ミラノ・コルティナオリンピックが開催中です。カーリングは……がんばれフォルティウス!と。かなり厳しい状況でありますが、がんばって頂きたいです。切実に!そして……『氷上の花光らしむー幻の札幌五輪を夢見たカーリングガールズー』(郁朋社)これを機会に再紹介を!押し込むように紹介を!コラムが再掲載中ですが、本作は日本にカーリングが紹介された当時の物語です。表紙をみて「いや、この時代にカーリングなかっただろう?」とよく聞かれますが、実際に昭和12年に伝わっています。「
兵力差が冗談では済まないレベルになっている上に戦術ミスも存在していることを、京都方の武士達は早々に把握していた。そもそも京都方は後鳥羽上皇がトップに君臨するトップダウンの組織であり、誰であろうと後鳥羽上皇の意見に逆らうことはできない。たとえば、院宣を鎌倉に送り届ける経緯を追いかけても、その過程で誰かが指摘しなかったのかと言いたくなる失態である。押松を鎌倉に派遣したことまではいい。しかし、押松は後鳥羽上皇にとって安心できる人物であっても、京都から鎌倉までの道程に詳しいわけでも、鎌倉市街に詳し
映画化と聞いて買ってしまい、早速読んでみました。いわゆる、直木三十五賞を受賞した史実を元にした歴史小説。角川文庫有岡城主、荒木村重が織田信長に謀反を起こして籠城したところ、和解に訪れた黒田官兵衛が約1年間幽閉され、その間有岡城内で起きた不思議な出来事を解決してく歴史ミステリー…って、感じで良いですかね。城内で人質となる少年が殺される死因と犯人の究明、手柄首を取ったのは誰か、旅僧の死と紛失した村重の秘蔵茶器の行方の解明と、長きに渡る籠城で毛利からの援軍も無く自らの行く末に不安を感じる荒木村
後鳥羽院のもとで無理して集めた軍勢の総数は、史料によると一万九三二六騎と、鎌倉方のおよそ十分の一である。数字を大袈裟に書くことの多い吾妻鏡を信じるからそれだけの軍勢規模の差になり、実際にはもっと差が小さかったと推測できるが、それでも京都方の劣勢は否定できない。これだけでも問題であるのに、劣勢である京都方が軍勢を分散させてしまっている。これでは各個撃破してくれと頼み込んでいるようなものだ。なお、兵力差については後鳥羽院も理解しており、より多くの軍勢を集めるべく、かなり無茶な指令を発してい