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カーチュン・ウォン氏の棒、日本フィル公演、済む、演目は、先年に物故せられた坂本龍一氏を偲び、生前の彼氏がとくにその〈雲〉へ偏執したというドビュッシー《ノクテュルヌ》に始まり、遠藤千晶女史を招いて坂本《箏コンチェルト》、休憩後は同《ザ・ラスト・エムペラー》からと、坂本氏が同業の先達として愛憎相半ばする感懐を有たれていたという武満徹の《波の盆》スートからと各1曲、っそして中野翔太氏を招いて坂本氏がバルセロナ五輪のために書かれたという《地中海のテーマ》で幕、開閉幕の両曲は、東京音大のコーラスを擁する、
谷川俊太郎『ひとり暮らし』|新潮社結婚式より葬式が好きだ。葬式には未来がなくて過去しかないから気楽である――。毎日の生活のなかで、ふと思いを馳せる父と母、恋の味わい、詩と作者の関係、そして老いの面白味。悲しみも苦しみもあっていいから、歓びを失わずに死ぬまwww.shinchosha.co.jp先日の詩集『はだか』に続き、今度は詩人・谷川俊太郎先生のエッセイである。全体は「私」「ことばめぐり」「ある日」の三つのセクションにわかれている。「私」はふうのエッセイ。「こと
東京交響楽団第720回定期演奏会を、サントリーホールにて。指揮:ジョナサン・ノットソプラノ:髙橋絵理メゾソプラノ:ドロティア・ラングテノール:ベンヤミン・ブルンス武満徹:鳥は星形の庭に降りるベルク:演奏会用アリア「ぶどう酒」マーラー:大地の歌前日の川崎定期に引き続き、サントリーホールにおける定期を鑑賞。大好きな「大地の歌」は何度でも聴きたい。https://ameblo.jp/takemitsu189/entry-12851882656.html今回のサントリ
っいまチェック・インを済ませ、小一時間後に千歳行、夕から札幌にて井上キーミツと札響との最期の共演で、武満、クセナキス、ラヴェルである、同プロできょうあすと2公演だが、っざんねんながらぼくはあすはサントリーでカーチュン・ウォン/日本フィルを聴くので、っこんや札幌へ泊まり、明朝、千歳発である、っせんじつのキーミツ/日フィルの動画の音声を抜いて聴いてみるが、tvuchの動画は、音声についてはどれかのカメラのマイクで拾った音そのままなのか、っそれとも音は音で別にマイクで録り、映像と同期せしめているのか
井上キーミツの棒、札響公演、済む、演目は、武満徹《地平線のドーリア》、北村朋幹氏を招いて同《アステリズム》、っそして例の30分の長時間休憩で円形配置へ転換しての、クセナキス《ノモス・ガムマ》、っそのままの配置でラヴェル《ボレロ》である、キーミツは休憩後にマイクを持たれ、古いとか新しいってなんですか、新しいものに対してみなさんどうですか、違和感、拒絶反応、それだけですか、っと問題提起をなすっていたが、っぼくは有名なる武満をしかしこれまでぜんぜん聴いておらず、っきょうの2曲なども、っそういう音が鳴
東京交響楽団川崎定期演奏会第96回を、ミューザ川崎シンフォニーホールにて。指揮:ジョナサン・ノットソプラノ:髙橋絵理メゾソプラノ:ドロティア・ラングテノール:ベンヤミン・ブルンス武満徹:鳥は星形の庭に降りるベルク:演奏会用アリア「ぶどう酒」マーラー:大地の歌東響と音楽監督ジョナサン・ノットによるマーラーの交響曲、最後に残された今回の「大地の歌」にて完結。就任記念の9番に始まり、大地の歌で終わるというのは、いかにもノット監督らしい。その大地の歌の前に、これまた演奏が
日時:2024年5月11日会場:ミューザ川崎指揮:ジョナサン・ノットソプラノ:髙橋絵理*メゾソプラノ:ドロティア・ラング**テノール:ベンヤミン・ブルンス**東京交響楽団(コンマス:グレブ・ニキティン)B席3,536円(年間セット券)2LA-3-30番台<木管トップ>フルート:相澤政宏オーボエ:最上峰行クラリネット:吉野亜希菜ファゴット:福士マリ子<金管トップ>ホルン:上間善之トランペット:ローリーディラントロンボーン:大馬直人東京交響楽団川崎定
昨日(5月12日)のジョナサン・ノット指揮東京交響楽団による武満徹「鳥は星形の庭に降りる」、ベルク「演奏会用アリア”ぶどう酒”」、マーラー「交響曲《大地の歌》」のレヴューが毎日クラシックナビ「速リポ」に掲載されました。下記をクリックしてお読みいただけたらうれしいです。ジョナサン・ノット指揮東京交響楽団第720回定期演奏会|CLASSICNAVIベルクの間接的な影響も指摘される武満徹、ベルクが心酔したマーラーで構成されたプログラムは実に秀逸で、作品同士が共鳴するようだ。常に新しい
新日本フィルとの共演(チャイコフスキー「交響曲第6番《悲愴》」)は都合で聴けず、神奈川フィルとの初共演でやっと聴けた阿部加奈子の指揮。委嘱されたドイツのオーケストラから《第九》演奏の前座としてはタイトルが不適切として初演拒否の憂き目に会った特殊奏法満載のラッへンマン「塵(ちり)」は演奏機会も少なく、今回初めて生演奏で聴けた。阿部加奈子の作曲家ならではの掘り下げた指揮に、神奈川フィルが文字通り懸命についていく白熱の演奏に20分間耳が釘付けになった。ベートーヴェン「交響曲第3番《英雄》」
日本の主にクラシック音楽の作曲家について、年代を追ってみてみたいと思います。※いわゆるシンガーソングライター、ポピュラー音楽のみの作曲家についてはここでは触れません。クラシック音楽の作曲家というと、やはり西洋の偉大な方々、こんにち世界中で演奏される名曲は、ドイツ、ロシア、フランス、イタリアなどの作曲家の名作ですね。まぁ、クラシックは西洋の伝統音楽なので、そこに限界があると言えばそれまでですが・・・しかし日本にも、それ程光は当たらなくても、作品が世界でも評価され演奏される方
谷川俊太郎の詩に武満徹が曲をつけて「死んだ男の残したものは」を改めて聴いています。武満徹(1930-1996)合唱ヴァージョンや本田路津子さん、小室等さんも良いのですが、私はこのバリトンが好きです。高校時代に初めて聴いたとき、なんて不幸な家族なんだと思って聴いていました。3番になってようやくこれが戦争の歌だと気づきました。4番と5番で号泣。でも、6番で少し救われた気がしました。武満のメロディは本当に素晴らしい。私が一番好きな武満作品「弦楽のためのレクィエム」で
先週火曜日にNHKの4K放送で、チェリストの上野さんがプーランクのチェロ・ソナタを半分以上、上を見ながら弾いていて、スコアは置いてあるのに、ほとんど見ずに演奏している姿を見て、彼の圧倒的な記憶力と演奏力に魅了され、今日のリサイタルにきました。しかし、このリサイタルは全曲、日本人作曲家によるもので、知らない曲ばかりなのに、サントリーホールで無伴奏でやると言うかなりチャレンジングな企画です。現代音楽には慣れてない筆者ですが、予習不可能な曲が多いので、予習は一切せずに、上野さんの体当たりの企画に乗り込
恵比寿映像祭2023委嘱作品の大木裕之@djpiropiroookihiroyuki監督の「metadramatic」(何と俳優の東出昌大さんが出演されている)!映像(シテ)に対するワキのその場での大木さんのパフォーマンスが作品の深部を明らかにしていく。昨日は私も初めてその絡みに参加する流れになり、色々わかってきた。===映像の中でも東出さんにも問われるこの作品のキーワードの一つ「不満なことはあるか?」昨日は大木さんのパフォーマンス中に「山川さん。。。山川さん、何
DearPiano加林あき子の音日記〜武満徹作曲の「ワルツ」を弾いてみました♪この曲は、安部公房原作脚本、勅使河原宏監督映画「他人の顔」(1966)の主題歌として作曲されたワルツ。映画の中では、ビアホールのシーンで前田美波里氏がドイツ語の歌詞で歌っています。で、このビアホールの後ろの方に、いるんです!原作者の安部公房、作曲家の武満徹らが。チラッチラッ映り込んでいます。ビアホールのお客さん役として出演されています。私はこの映画をリアルタイムで知っていた訳ではなく、曲を
著者:ジョージ・ラッセル(1923-2009)現在のジャズやポップス、現代音楽などに大きな影響を与えた。きっかけは1940年代中ごろから若きマイルス・デイヴィスとのやり取りの中にあった「全てのサウンドのチェンジ(進行)を知りたい」という言葉だったと言われている。ジャズの基本理念から生まれた概念であり、音楽を主に下記の三つの側面から捉える。これは調性に関連するすべての音楽(平均律を使用した無調音楽も含め)に対応可能であり、発想の源になり得る。--------------------
日本現代音楽協会が皆様にお贈りしているYouTube番組<GENONAIR>(現音エアー)は、お陰様で既に70回を超えるアップに到達しています。総再生アクセス数は20万回を遥かに超えてきました。皆様のご愛顧、誠にありがとうございます。私=松尾(現・広報部長)が進行役で、中川俊郎氏(前・副会長)と佐藤昌弘氏(前・事務局長)と、計3名がT形のテーブルを囲む鼎談なので、「現音T談」とも称しています。(尚、第35回からは、山内雅弘氏(現・理事)が佐藤氏に代わって登壇しています。)