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〜side翔〜俺たちの周りを歩いていた学生が、何事かという顔で振り返った。相葉くんはそれに気づくと、すっと背筋を伸ばして、何事もなかったかのように座り直した。「……いや、俺じゃないから」「まだ何も言ってねぇよ」「俺、サツマイモとか持ち歩かないし」「普通の人は持ち歩かねぇよな」「でしょ?」「でしょ、じゃねぇんだよ」俺はもう、笑いをこらえるのに必死だった。そのとき、相葉くんの心の声が聞こえた。《どうしよう……あれ、俺のだ……よりによって一番バレたくない相手の櫻井くんにバ
➖雅紀side➖『行きも送ってもらって…帰りまで…。。せっかくのお休みなのに、、すみません。。』遠慮がちにそう言って頭を下げる翔さんに、オレは苦笑いを浮かべた「休みと言っても、やることなくて暇を持て余しているんです。オレ無趣味だし。それに、ドクターをサポートするのも、ナースの役割なんですよ?」『けれども勤務外に働かせるさせるわけには…。あ、ならば、時間外手当として、お支払いしますね』「いりません!そんなつもりでしてるんじゃないです」『でも…』あぁもう…翔さんは、い
➖和side➖「何、拗ねてんだよ」「だってさ…あの先生がだよ?」「先生?翔さんじゃなくて?」「あ、翔さん、翔さんがだよ?松本さんには、ぜんぜん敬語じゃなくてね。ノリが男子校みたいな感じでさ、、」「うちらみたいに?」「・・まぁ、近いかも。ここまでは?ざっくばらんな感じではいないけど…ちょっとしか見てないし…」「・・・で?」「で?って…。。いいなぁ、って思っただけ」「ヤキモチだ」「ちっ違うよ!バカ//そんなんじゃなくてっ…オレはそんな女々しくなんかねぇしっ、、しかも
〜side翔〜たくさん泣いてやっと落ち着いてきた相葉くん。大学の中庭のベンチに並んで座っていて俺は相葉くんが泣き止むのと同時に相葉くんの手をやっと離した。目元はまだ赤いけれど少しスッキリした顔をして「ごめんね、櫻井くん。もう大丈夫だから」と笑った。「謝るなって言ったろ?」「そっか。そうだね。ありがとう」そう言ってにっこりした。さっきまであんなに泣いていたくせに、笑わなくてもいいのに。そう思ったけれど、今はその笑顔が無理矢理なものには見えなかったから「ん」とだけ返した。
櫻葉小説です苦手な方はこちらで回れー右、お願いします大丈夫な方、お付き合い頂けたら嬉しいです🌸+†+🌸――🌸+†+🌸――🌸+†+🌸ラストステージは、バンクボウリングーーー!!!傾斜のつけられたレーンの先には、ボーリングのピンが並べられており、本来なら2人ずつ投げるのだが、俺たちは3人組ということで、特別ルール。まず、1人目が投げ、次に2人ペアが投げるというわけ。さっき約束した通り、雅紀と松本がペアだから、一投目は俺が投げて、二投目に2人が投げるってルールらしい。赤ピン1本、青ピン
〜side翔〜食堂を出て、大学の中庭へ向かった。相葉くんは、相変わらず明るかった。「いやぁ、今日ほんと暑すぎなくて、気持ちいいね!こういう日は外で昼寝したくなるよねぇ」「……そうだね」「俺、芝生とか見ると寝転がりたくなっちゃうんだよなぁ。あ、でもこの前、芝生に座ったらお尻に草がいっぱいついてさ!取るの大変だったんだよ!」「ああ、うん……」「櫻井くん、聞いてる?」「聞いてるよ」「ほんと?絶対聞いてない顔してるけど!」相葉くんがケラケラ笑う。《マメコ……》笑っている間
Side−A(雅紀)シャワールームで待機していた俺に「そこに居るのは誰ですか?」と、名波刑事に聞かれた。全く…こちらが気配を消していたにも関わらず、気が付くとは恐れ入ったな。だが、こちらも仮面を装備し、ボイスチェンジャーで声を変えている。そう安々と正体は晒さないよ?『流石、アメリカ帰りの刑事さん。それに、元警視総監で現官房長官の久世俊介の甥であるだけはありますね』「お褒めに預かり、どうも…」『だが…もう少し、詰めが足りなかったみたいですね…』「なに…?」『私が仮面を付けている理由
Side−Sそれから、ニノに散々惚気話を聞かされた上「どうせ一緒に暮らすつもりなら、早いとこ住んじゃえば?」「…いや、でも…なぁ…」「『どうせ、いつかは、一緒に暮らす。』『どうせ』『いつかは』って、ずっとグズグズしてると、そんな日は来なくなるよ?」「えっ?」「折角、プロポーズしたんでしょ?『いつか、結婚式を挙げよう』って、言ったんでしょ?今更、なにを躊躇ってんの?」「うん…だよな?」「お金が無いとか、そんなの理由になんないよ?気持ちだよ?気持ちが一番大事なんだからね?」散々、ニ
櫻葉小説です苦手な方はこちらで回れー右、お願いします大丈夫な方、お付き合い頂けたら嬉しいです🌸+†+🌸――🌸+†+🌸――🌸+†+🌸雅紀が風呂に入りに行ったから、雅紀の部屋で1人なう⋯。「なんか、慌てて風呂入りに行ったなwwwゆっくりでいいのに、そんなに俺が泊まりに来て嬉しいのか??なんてwwwまぁ、俺はめちゃくちゃ嬉しいけどなっ!!まさか、勉強会の時にした約束が現実になるとはなぁ///」でっかい独り言を呟きながら、雅紀の部屋をキョロキョロと見回す。ほんと綺麗にし
櫻葉小説です苦手な方はこちらで回れー右、お願いします大丈夫な方、お付き合い頂けたら嬉しいです🌸+†+🌸――🌸+†+🌸――🌸+†+🌸「ご馳走様でした!!おじさんが作ったコロッケ、すっごく美味しかったです!!お店、この辺なんですか??」「あら、良かったわ〜!紀之に言っとくわね!お店はね、駅の反対側の階段を降りてすぐなの!良かったら、こんど雅紀くんも行ってみてね?」「はい!!母ちゃんにも言っときます!!」「ふふ、宣伝しちゃったわね〜!」「紀之おじさんも喜ぶんじゃない?」「そうね〜!」
〜side翔〜相葉くんは、ファイブの心の中で何が起こっているのか当然知らないから、俺の隣で、にこにこしている。そして俺に話しかけた。「櫻井くん、この前教えてくれた勉強、昨日復習として家でやったんだ!」「えっ、本当に?」「うん。櫻井くんに教えてもらったところ、やっと分かってさ!ちゃんと1人でできた」そう言って、嬉しそうに笑う。《褒めてほしい♡》……分かりやすいなぁ。笑「すごいじゃん」「ほんと?」「うん」相葉くんの顔が、ぱっと明るくひまわりになる。「ふふ♪」《
櫻葉小説です苦手な方はこちらで回れー右、お願いします大丈夫な方、お付き合い頂けたら嬉しいです🌸+†+🌸――🌸+†+🌸――🌸+†+🌸昨日UP時間遅くなりましたが、土曜日限定の1話完結のお話し、UPしてます!!まだお読みでない方、ぜひ遊びに行ってみてくださーい!!あまり、面白くないのかな⋯この企画(^_^;)「よしっ、行くぞ!!解答する2人の後ろのスケッチブックに書かれたものを表現だからな!」「はいっ!!」先輩の言葉に、元気よく返事をし、スケッチブックをじっと見つめた。「第1問っ
Side−S手袋越しでも、相葉先輩の温もりが伝わって来て、オレは『ドキドキ』してしまった。それが、相葉先輩には分かってしまったみたいで、いきなり耳朶にキスを落とされて、オレは物凄く焦った。拝殿で、『家族みんなが、健康で過ごせますように』『相葉先輩が大学に合格しますように』それから…『相葉先輩と、これからも付き合っていけますように』と、願いを掛けた。「翔ちゃん、長いこと、何をお願いしてたの?」「あ…言っても、いいの…かな…」「口に出せば叶うかもって、俺は思ってる。ほら、『言霊』ってや
櫻葉小説です苦手な方はこちらで回れー右、お願いします大丈夫な方、お付き合い頂けたら嬉しいです🌸+†+🌸――🌸+†+🌸――🌸+†+🌸「へ⋯??雅紀⋯??何してんだ??」マンションの入口の横に立ってる俺を見て、翔ちゃんの目は元々大きいのに、更にまん丸にさせて俺を見る。「へへ、翔ちゃんに差し入れ⋯///」「差し入れ⋯??」俺はおにぎりとinゼリーの入った保冷バッグを翔ちゃんに手渡した。「中、見ていいか⋯?」「うん⋯///」翔ちゃんは保冷バッグのチャックを開けると、中に入っているち
櫻葉小説です苦手な方はこちらで回れー右、お願いします大丈夫な方、お付き合い頂けたら嬉しいです🌸+†+🌸――🌸+†+🌸――🌸+†+🌸父さんと母さんから、日本に残る事を許された俺は、翌日に学校で岡田っちに日本に残る事を伝え、その日の帰り道には紀之おじさんの所へ行き、父さんから許可が降りたことを伝え、一緒に生活して貰えるよう、今1度頭を下げた。紀之おじさんは仕方ねぇーな、なんて言いながらも何だか嬉しそうだったw・・・そして月日が経ち、俺たちは受験戦争で勝利を勝ち取るため、猛勉
Side−Aそれは、翔ちゃんの家に泊まった、三日目のこと…「えっ?翔ちゃん、今…なんて言ったの?」「だから…滝沢先生に話したんだ…。理事長が入院した日、相葉先輩がお父さんと滝沢先生が話しているのを立ち聞きしてたって。」「なんで余計なことをするの?」「余計なことじゃないよ。先輩が余りにも思い詰めてたから、オレは…」「それが、余計なことだって言うの!」「先輩…!」俺は翔ちゃんに強く抱きしめられた。「しょおちゃ…?」「一人で抱え込まないで欲しかったんだよ。最近、先輩が笑ったとこ、あ
〜side翔〜授業が終わった。終わったと同時のように数名の学生から声がかかる。「櫻井さん、ここ教えて?」「櫻井さん、これわからない」気づけば列になっていて1人ひとり教えていくけど俺は相葉くんの事が気になっていた。彼から話しかけられる前に教室を出たい。「ここはね?こう解くといいよ」「あーそういうことね?ありがとう!」1人、また1人と質問に答えて教室から去っていく。「この計算はこうして、こう」「そっか!!!やっとわかった!ありがとう!」そろそろ並んでた学生が途切れそ
「座ってもいい?」「え・・・あ、うん。どうぞ。」すぐ帰るのかと思ってたであろう翔が俺の座るという意思に多少なりとも動揺していた。・・・というか翔は俺と再会してから動揺してる回数が多い。翔にとって、俺という存在自体が『動揺する』ものであるのならば俺は・・・無理やりに翔のそばにいるべきではないのだろうか?「飲み物・・・出すね?待ってて。」「あ、うん。ありがとう」答えは出ない。考えてもわからない。すぐに答えなんて出ない。だってこんなにも再会出来たことを俺は喜んでるんだ。翔の