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一瞬顔が青ざめたけど心の中で冷静になるんだと呪文のように繰り返した。「で、何の用ですか?」「君が同級生と付き合ってるとタレコミがあってね。確か…男子校だよね?」タレコミ.......誰がそんな事を。先程とは違い静かな怒りが湧いてきた。「何の事ですか?僕にはなんの事かさっぱり」「学校の友達にも聞いたんだよ。君と.......櫻井くんが付き合ってるって」「.......あぁ!その事ですか。嫌だなぁ男子校あるあるですよ」男子校あるある?と記者の人が怪訝そうな顔をした。「僕って
翌朝は早くから賑やかだった雅紀様着替えはここ肌着はここです分かってるよそれから食事ですが・・・もー分かってるってば何とかなるって翔もいるんだし何とかって・・何もしたことないでしょう失礼な!できるもんねっ!そんなやり取りを翔は微笑ましく眺めていたのだが何をにやにやしているカズが睨むいや、そんなつもりは・・・お前良からぬことを考えてるんじゃないだろうなえっ・・・心の中を読まれたようで言葉に詰まった
✮・✮・櫻葉小説ですSideN雅「……は?」大「……妖怪かもしれないんだよ…」おいおいおいおいおいおいおーーーい………大「あのね?俺の職場の同僚の親戚のおじさんが住んでる家の裏山を所有してる人の離婚した元奥さんの弟くんの恩師だった先生の先輩がね?櫻井家と深く関わりがあるらしくてさ…」そんな適当なこと言ってもう一度聞かれたらどうすんのよ……雅「……ごめん、びっくりしすぎてよく聞いてなかった。もう一度いい?」ほらほらぁーーーーーっっっ!大「だから…俺の職場の同僚の親戚のおじさ
Side−S「このコなの?翔が『パートナーにしたい』って言ってたのは…」「このコなのね?あなたが『ずっと側にいて欲しいと思ってる人』は?」みな実も紗英も、オレの相葉への想いを分かってくれたんだと思って少しホッとしていたから、相葉がどんな気持ちで二人の『元カノ』を見てただなんて、オレは思ってもみなかった。「翔…このコがあなたの『恋人』なのね?」「私のことは、もうどうでも良くなったんだ?」「新しい『恋人』とお幸せにね?」今まで付き合ってきた『元カノ』達も相葉をオレの『恋人』だって思って
「ショウくん、サクラちゃんのことだけど…」連絡を受けたオレはすぐにオオノ先生のところに向かった。「治験薬なんだけど、使ってみる?安全性はある程度確認されてる。だけどサクラちゃんみたいな……」「先生、お願いします。」オオノ先生の言葉を遮るようにオレはすぐさま承諾した。大事なオレのサクラ。サクラの状態がよくなるのならなんだってしてやる。「分かった。すぐにでも投与するよ。ただ副作用の恐れもあるからそこは知っていて。」「ありがとうございます。サクラをお願いします。」サクラの治
軽い朝食をすませると立つ時間になったそれでは留守を頼むぞ二人ともはい父様お気をつけて汽車での旅は久しぶりだ東山は子供のように楽しそうに笑うまずは海の見える所街中も興味深い神社仏閣も…先生車のご用意が出来ましたうむ父様…どうしたそんな顔をして…お前には大切にしたい者がいるのだろう?とうさま…その心大事にしなさい額に受ける口付けはあの頃とは違うあの頃は情愛と束縛今は慈愛そんな言葉が浮かんだお土産を楽しみにしてなさいうん
それから翼と潤にも話して何事も無かったように過ごしていたら徐々に僕らの事など興味を無くしたようで以前のように過ごせていた。「最近やっとお前らの事飽きたみたいで良かったな」「俺はそれまでの翔くんを知らないから何か確証がある訳じゃないけど女の子にキャーキャー言われているのが面白くなかったんじゃ無い?」「まぁ俺は別に同級生たちにマウント取りたかった訳じゃないけどな。プライベートで色々あってそのむしゃくしゃした気持ちを女と遊ぶ事で紛らせてただけだし。でも…今はその必要無くなったし
Side−A扉が開くと、俺が目にしたのは……凄え人の数!!大広間の筈なのに、人…人…人。『どうぞ…こちらにお進みください。』櫻井に手を引かれ、人の波をスタッフさんに案内されながら進んで行くと…「あら?あなたはこの前の…」この人は、櫻井を訪ねて来た『みな実』って人だ。「このコなの?翔が『パートナーにしたい』って言ってたのは…」「まぁ…な?」は?櫻井が?俺のことを『パートナーにしたい』って、言ってた?『櫻井…。今の…ホントなの?』『…うん。』『俺…男だよな?』『そうだけど?
こんばんはこちらへ別のお部屋sweetsweetstime761朝も昼も夜もaibasakurabaさくらばのお話です。(本館は他にあります)chimakkolovely.blog.fc2.com上手く飛ぶかな(不安)
こんばんはこちらへ別のお部屋sweetsweetstime763朝も昼も夜もaibasakurabaさくらばのお話です。(本館は他にあります)chimakkolovely.blog.fc2.com
✮・✮・櫻葉小説ですあの時俺は、満足した。あの時俺は……あれで終われて良かった。だって彼を護る事が出来たから。それ以上の満足は他にはない。一番望むことがそれだから。だからあの時俺は………ものすごく満足した。もう終えていい。きっと生まれてきた意味はこれだと思えるほどに充実した気持ちになってた。このために生まれてきた。彼の命を救うために……気が狂いそうになるほどの全身の激痛と共に自分の終焉(しゅうえん)を迎えるあの時の感情は達成感で満ち溢れていた。間に合った。護る事
Side−Sトイレから戻ってきた相葉の顔色が冴えない。「どうした?気分でも悪いのか?」「べつに…」「…その顔で何もないってことはないだろ?言いたいことがあるんなら、言えよ…。」その言葉で、相葉がようやく口を開いた。「あの…櫻井の家って、さ…。なんか凄え家だったんだな?」オレの目を見ないで言うのは、気遣ってくれている証拠だ。「…バレたか。」「いや、バレたかじゃねぇわ。なんで隠してたんだよ?」「家出中なんだ、オレ。」「家出中?中2かよ?」「あんな窮屈な家に居られなくてさ…。」
✮・✮・櫻葉小説ですSideMあ、ぁあーーーっ……倒れてる翔ちゃんを見たとき理解した。俺はトラックに引かれたんじゃない。翔ちゃんに突き飛ばされて塀に頭をぶつけたんだと。「救急車!!!救急車!!!!誰か!誰か早く!!!!!早く救急車!!!」「Chiamerò!!!Tichiamopresto!!!(電話します!!!すぐに電話します)」近くにいたイタリア人男性が駆けつけてくれて救急車を呼ぶために電話をしてくれている様子だった。「翔ちゃん!翔ちゃん!!!」俺はまだこのとき
↓前回はコチラ『メガネとなで肩と神楽坂vol.22』↓前回はコチラ『メガネとなで肩と神楽坂vol.21』↓前回はコチラ『メガネとなで肩と神楽坂vol.20』↓前回はコチラ『メガネとなで肩と神楽坂…ameblo.jp。。。。。「はぁー、さすがに疲れたね」「うん。でも楽しかったー」俺たちは次から次へと色んな店を見て回り、気づくととっくにランチタイムを過ぎていた。またわちゃわちゃとふたりで決めながら入った飲食店で、席に座って一息つく。「翔ちゃんいっぱい買ったねー」「どれも
✮・✮・櫻葉小説ですSideN←ニノ目線。潤くんは小さなアクセサリーショップを経営してるらしい。櫻井翔と同じ会社で働いた後、退職してからその時に稼いだお金すべてつぎ込んでお店を開いたそう。時々海外に買い付けに行って自分の気に入ったアクセサリーやジュエリーを持ち帰ってお店に置くらしい。カジュアルなものからハイブランドまであって幅広く、ハワイのニイハウシェルがあるかと思えば、無骨なシルバーアクセサリー、ヨーロッパの高級ジュエリー、フォーマルに適したシンプルジュエリーなどなど潤くんの
心が重く感じたまま帰宅した。ベッドに寝転んで社長に言われた事考えていると僕はただのバイト感覚でモデルの仕事していたけどそれでもマスコミは放っておかないのかな。分からない。ただ.......SNSで万が一身バレしたら社長の言う通り柚月も巻き込むかも知れない。それは絶対に避けたいと思うから結局はしょーちゃんと友達のフリを続けなきゃいけないんだ。何も悪い事してないのに。僕はとりあえずしょーちゃんに話しておこうと電話し、社長とのやり取りを全て話した。『雅紀ごめん』「何でしょーち
✮・✮・櫻葉小説ですピンポーンガチャ…「入って!」「あ…、うん」ドアを開けるのも早い。なんかすごい勢いでまくし立てられるようにソファーに座らされた。「あ、大野くん」そこには大野くんもいて見たこともないほど真剣な顔をしてる。「え……なに……?」何の話か不安になって二人を交互に見ながらそう言った。「まーくん……、その……今のね?まーくんの状況をね?教えてほしいんだけど、、、いい?」「……は?」俺の状況?????「ご飯、、、食べれるようになったの?」「あ……そういう話?
【追記】尊敬するなかぢさんがこの回の二人のイメージ画像を作ってくれました!ヽ(♡>∀<)ノキャーーーーーー!めちゃくちゃイイ(≧∇≦)bので!ぜひぜひ見てください!お話のいちばん後ろの方に入れてます!明日の話にも入れさせてもらっちゃおう!ランタンの光がこんなふうに画像で見れるなんてホント幸せです。なかぢさんありがとう😭✮・✮・櫻葉小説ですSideSちゅっ……、ちゅっ……触れるだけのキスを何度か角度を変えつつするとふんわりとした目には見えない極上の幸せがそこにあるす
Side−A「今日、相葉を連れて来たかった場所だ。」と櫻井に言われ、やって来たのは…日本…いや、世界でも五本の指に入る超高級なホテルで…『…翔さま。本日は斗真さまのご婚約、おめでとうございます。』「…ありがとう。」は?なに?『おめでとう』って…『そちらのお連れ様は?』「オレの…パートナーだ。」「は?」『パートナー』って、なんだよ?聞いてないぞ?そもそも、俺は櫻井の『パートナー』でも何でもないし…「櫻井、どういうことだよ!」「…いいから、黙ってついて来い。」櫻井に腕を『ガシ
櫻葉妄想です。ご注意ください。。*❤︎……❤︎*。まだ。一緒にいたかった。まだ。ひとりになりたくなかった。せっかく翔ちゃんとふたりなのに。そりゃ、ソロキャンプだっていうのは分かってる。でも、ソロ、になるのは、もっと後で良くない?今まさに、おやすみ、って言われちゃいそうな雰囲気を察知して、思わず翔ちゃんの袖を掴んだ。まだ寝たくない、って言うつもりだったのに、口から出たのは「あのさ、ほんとに…泊まりに行っちゃダメ?」だった。けど!なんでもいい!まだ翔ちゃんと一緒にいた
Side−S土曜日。朝から相葉がソワソワしている。「なに、やってんだ?相葉。」「着て行く服を選んでるのに決まってんだろ?」…フフ。そっか、着て行く服を、ねぇ?「それなら、適当でいいぞ?途中で今日行く所に着て行く服を買うから。」「は?なに、それ…」なんだよ、適当って…なんてブツクサ言ってる相葉に構わず、オレも適当な服に着替えた。階下に下りると、二宮が朝メシを食べていて「あれ?まーくん、今日は櫻井先生とデートなの?」って、声を掛けてきた。「ち…違ぇし!」あれ?相葉が赤くなって
新しいお話になります。今回かなり切ない展開になっています。苦手な方は、お戻りください。『相葉くんだけだよ…。』ずっと欲しかったはずの言葉…。ただ一つ、言葉のニュアンスが違うだけで…。そう…、おれたちは…近づき過ぎたのかもしれない…。気がついた時にはもう遅かったんだ…。5人での楽屋でも、5人でレッスンしている時も、番組の収録の時でさえ、気づけばきみの姿を追っていた。今でも覚えている。あの日…あの雨の日だった…。ーーーーーーーーーーーーーーーーーードラ
何をみんなで緊張しているだって…父様…そんなにおかしいか…カズも一緒だなんて今までなかったからそうだなまぁいいじゃないかそんなことよりくい、と酒を飲み干すと明日から私はしばらく旅に出ようと思うえええっ!!!!そんな、急に!?風景画を描きたくなってねあちこち回りたいんだでも…体調は?俺も一緒に…言いかける雅紀を東山が止めた心配はいらないでも・・先生お一人では!書生も身を乗り出す何言ってるお前が
✮・✮・櫻葉小説ですSideM……いつかのピロートークは翔ちゃんの子供の頃の話だった。小学校高学年の時地域のサッカーチームに入ってた翔ちゃんは夏にサッカーチームの交流のためのキャンプがあってそれに参加した……と。そこで肝試しがあって翔ちゃんはあまりの怖さにチームイチ足の速い子を大差で抜かしてゴールし、後にずっと語り継がれた……って。「翔ちゃんめっちゃすごいじゃん!」「語り継がれた……って、悪い方でって意味だからね?」「え……?そうなの?」「逃げ足だけが神がかった速さ
Side−A先ず最初に、櫻井に連れて行かれたのは…『TaylorIMAI』「さて、Taylorとは?どういう意味か分かるか?」「お…オーダーメイドの洋服屋のこと…で、合ってる?」「フフ…正解、よく出来ました。さ、降りるぞ?」「えっ?」店の前に車を停めると、既に店員さん達がスタンバってて、ドアを開けてくれた。『櫻井って…何者なんだ?』「いらっしゃいませ…櫻井さま。お待ちしておりました。」「翔さん、お久しぶりです。」「翼も、元気そうだな?」…なに?この人も知り合いなの?「
✮・✮・櫻葉小説ですSideMーーーーーその日は朝から曇ってた。「翔ちゃん、ごめんっ。さっき会社の人から連絡があって、俺が預かってた書類がどうしても必要だから今から渡してくれって。書類を会社の人に渡すだけだから、約束の時間までには間に合うと思うけど、遅れるといけないので潤くんと先に会ってて?それから………待ち合わせしよう」「そっか。ぜんぜんいいよ。慌てないでゆっくり来いよ?………じゃあ、待ち合わせ場所、後でメールしておくから。」「ごめん!助かる!とりあえず行ってくるね!!!
マツモト先生から呼び出されたのは1週間後だった。ニノも一緒にって言われて、怒られるんじゃないかとびくびくしてた。「アイバくんが見つけたあのデータ、変異株だったんだ。しかも新発見の有用株。」「有用株?」「いずれ社会の役に立つ日が来るよ。新薬で。」無作為に与えられた菌種の成長を毎日観察する。これがニノと僕に与えられた課題だった。もちろん同じクラスの子は同じことをやっているんだけど。うんと昔はアサガオやヒマワリなんかの植物でやっていたっておじいちゃんが言っていた。朝起きて水をやって絵を
Side−S『一難去ってまた一難』とは、こういう場合のことを言うのか?みな実からやっと開放されたと思ってたら…「あら!元婚約者の私に、随分とご挨拶だこと?」「それより、紗英。今更、何の用だ?」「今度あなたの弟の斗真さんと婚約することになったの…。」「…へぇ。」「なによ…。罪悪感とか、ないわけ?」「……。」「まぁ、いいわ。どうせあなたと婚約しても、お互いに『恋人』がいても構わない、って約束だったし。」「…斗真とも、ってこと?」「ご想像にお任せします。もちろん、婚約式には出席し
それから暫く何事も無く過ごしていていつものように2人で帰ろうとしていると珍しく校門の前に女の子達がいた。最近はしょーちゃんも誘いには一切応じて無かったし待ってられるのも迷惑だって言ったから。「久しぶりだね女の子達が待ってるの」「あいつら…」校門まで言ってしょーちゃんが口を開こうとした時だった。「翔くん。masakiと付き合ってるって本当なの?何かの間違いよね?」「はぁ?何でそんな事いちいち言わなきゃいけないんだよ」「否定しないって事は本当なんだ。masaki!ちょっ
「…翔ちゃん……もっと……」終わったばっかの気怠い身体はまたすぐに翔ちゃんを欲しがって、オレはたまらず愛しい恋人に腕をまわした。「…ハァ…ハァ……なんだよ雅紀…今日はえらく積極的なんだな……なんかあったか?」「なぁんもないよ、なぁんもなかったら翔ちゃんのこと欲しがっちゃダメ?」「フフッ……いや、大歓迎ですよ?」「くふふふ……でしょ?」覆いかぶさるように翔ちゃんの身体に脚を絡め大好きなアーモンド型の瞳を真上から眺めていたけど、オレの言葉に不敵に微笑む翔ちゃんの眼がギ