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〜side翔〜安藤先生の講義に助手として入る日になった。安藤先生からは「この教科が難しくてわからず、単位落としそうになる生徒が、毎年数人くらいは出てくるから、そのような生徒がいないかをまず見極めてほしい」と言われてた。うちの大学は学部によって少し偏差値に開きがある。俺と大ちゃんがいる経済学部は62建築学部が58生活学科が56したがって安藤先生は特に生活学科の生徒のことを気にしてあげてほしいと言っていた。『居空間論』「人間工学に基づくミリ単位の寸法計算」や「建築基
〜side翔〜いよちゃんとはその後、おやつあげはその一回きりだった。次の機会もその次の機会も心を閉ざしたままのいよちゃんだった。少しだけ一歩行けたと思ったあの日だけが奇跡だったのかもしれない。その日は安藤先生の恐妻と言われる奥さんは凄かった。いつもは俺や大ちゃんがいる時はそこまであからさまに恐妻ぶりを出さないんだけれども……この日、かなりピリついてたんだろう。「今日はあなたがリビングの掃除担当よね?見てここ!ほら!ここの隙間に埃があるじゃない!」「え?どこ?」「ほ
『針の角度は……そう。その角度で……』「はい、、」チクッ『っ…』「すみませんっ、、痛かったですよねっ、、」『…っ全然、大丈夫っ…。針先グラグラしないように親指と中指で固定しながら、人差し指でゆっくり血管に沿って針を進めて』「固定…しながら…針を……」『そう!そしたら接続チューブをつけて、点滴が落ちてることを確認したら…フィルムテープで針先を保護するように固定して』「っ…できた!」『OK!完璧です』うち(診療所)は、限られた設備での診療となるため、高度な治療は専門の病院にお願
そしてその先には次の活動先があった。「行こう、次の場所!」俺は資料を握りしめた。松潤が頷く。「うん。」俺たちは三年ぶりに見つけた翔の足跡を追って、次の場所へ向かった。ーーーそのボランティア団体を訪ねた。古い資料を手に持って。「この人について、何か覚えていることはありませんか?」松潤が名簿を見せる。担当してくれた男性は、しばらく名前を眺めていた。「・・・ああ」小さく声を漏らした。俺の心臓が跳ねる。「やっぱり、ご存じですか?」「ええ。確かにいましたよ。結構前、ですけど
駅まで腕を離さずに…ほぼホールドされて学校の友だちに会わなかったのでホッとした。「映画とちょっとお昼ご飯からのゲーセン。な感じでどう?」「あ、うん。」隣町行きの電車に乗って今日のプランを教えてもらった。ベタベタなお出かけコースだな。「最初のデートだからね。うんと遊ぼう。」「…やっぱりデートなんだ。」「もちろんだよ。だから隣町の映画館まで行くんじゃん。ショッピングモールの映画館。」マサキは早口でそう言うとそっとオレの正面に立った。「は?」「あ、電車揺れちゃった、、、たら危ない
〜side翔〜その日の帰り道。大ちゃんと2人で歩きながら家まで帰ってた。「今日、安藤さん凄かったな?」大ちゃんは安藤先生の奥さんのことを「安藤さん」と呼んでいる。「ホント凄かったwww」「恐妻っぷり発揮!www」「発揮してたねぇ〜www」「そんな時ファイブはなんて言ってんの?」「すげえだろ?って言いながらちょっと笑っちゃってる」「ははは!いつものことなんだろうな?」「だな?俺たちいるとあそこまで酷くないけど、いつもの通常運転なんだろうな?」「安藤先生……大変だね?」
今流行りのアクション系の映画を見て、ファミレスで飯を食って、オレたちはすぐにゲーセンに向かった。オレたちがファミレスに入ったあとから客が増えだして、長居はできないね。というマサキに賛成したからだ。「平日なのにね-」「ゲーセンも多いかも。」「ようす見よ。」簡単な会話なのに、マサキの表情がコロコロ変わるのが楽しかった。まぁベースは笑顔だから可愛いのは絶対だけど。「なんでショウちゃんは僕の顔ばっかり見てるのかな?」わかってるくせに聞いてくるところが、、、あざとい。「マサキの顔が面白
櫻葉小説です苦手な方はこちらで回れー右、お願いします大丈夫な方、お付き合い頂けたら嬉しいです🌸+†+🌸――🌸+†+🌸――🌸+†+🌸「しょ、翔ちゃん///」「何??」「何?じゃない///俺、この格好のまんま⋯恥ずかしいんだけど⋯///」「じゃあさ、食い物買ったら、どっかの空いてる部屋で食おうぜ!!」「えーー、絶対文化祭で使ってない部屋、鍵閉めてるでしょー!!」「平気、平気!!探せば、どっかに空いてる部屋あるよ〜!!」「ほんとかな〜///」「全力で探すから!!それに今から着替え
〜side翔〜「櫻井くんは?よくこの辺散歩するの?」「あ、いえ。ちょっと無心で歩いてたら気づけばここって感じで……正直ここがどこかもよくわかってないんです。」「あ、じゃあ家に荷物置いたら駅まで送るよ。」「いえいえ。いいですよ、ナビで帰りますので」「私は買い物終えたら飼い犬の散歩にも行かないといけないから、ちょうどいいんだよ」「そうなんですか?」「うん、これホント。そうこう言ってたら着いたよ。これが私の家。ちょっとここで待ってて?荷物置いてから犬連れてくるから。」安藤先生は
Side−S呼び出された一件もあって、オレにとって相葉先輩は、もう卒業式までお試しの『恋人』では無く、好奇心を吐き出す相手でも無かった。そして、相葉先輩の存在が、オレの中で日に日に大きくなっていった。11月…街中はクリスマスの飾り付けでより一層、賑やかになっていった。学校の廊下に貼られた予定表には、大学受験のスケジュールが書き込まれ、三年生達はいよいよ追い込まれているという現実がひしひしと伝わって来て、ピリピリとした雰囲気が校内に漂っていた。『三年生には、クリスマスも正月も無いって聞い
何時間経ったのだろう?時々、施設の人から「まだやってるんですか?大変ですね〜」なんて言われながら・・・。でも俺も松潤もずっと紙とにらめっこした。違う。違う。違う。何ページめくっただろう。指先が痛くなってきた頃。「・・・あ」松潤の声がした。「まーくん」「何?」「これ」指差されたところを見る。そこには一人の名前が書かれていた。当然『櫻井翔』ではない。俺が知らない名前だった。名簿の横には、活動内容が書かれていた。泥出し物資運搬避難所清掃炊き出しその名
〜side翔〜「ねぇ翔くん?」「ん?」「おいらにできることがあったら、なんでも手伝うからね?」「ん?手伝う?」「そう。例えばさ?建築模型とか作らなきゃいけなくなったりしたら、おいら、作り物って得意だからさ?ホントいつでも手伝うから!!!翔くんの頭脳と、翔くんの調べる力と、おいらの製作の力でさ?!どんな人をも唸らせるようなの、出来ちゃうかもだし!!!」「え?唸らせる?」「そう!!!見せつけちゃおうよ!翔くんの凄さ!翔くんホント凄いんだからさ!!!色んな人を驚かせておやり!
櫻葉小説です苦手な方はこちらで回れー右、お願いします大丈夫な方、お付き合い頂けたら嬉しいです🌸+†+🌸――🌸+†+🌸――🌸+†+🌸そこからも女装チームとしては、翔ちゃん(これは当然///だって、可愛いから///)と俺(なんでか分からないけど⋯?)はとにかく指名数が多くて、男性客を相手にほぼほぼ2人で働いてるんじゃないかってぐらい、接客をしていた。時々、斗真くんと英二くんも指名されて、それはそれは嬉しそうに接客に向かい、喋って喋って喋り倒して、なかなかテーブルから戻ってこないって現象が起
Side−S初めて迎えた『後夜祭』で、オレは相葉先輩がどんなに凄い人なのかを思い知った。『後夜祭』は、相葉先輩の司会で、『最優秀クラス賞』や『最優秀個人賞』などなど…淀み無く進行していった。そして、相葉先輩から松本先輩へと『生徒会長』の引き継ぎ式が終わり、フォークダンスが始まった。学年毎ではなく、ランダム組まれた輪が作られ、外側に男子、内側の輪に女子とに別れて、誰もが笑顔を浮かべながらダンスに興じている。やがて、音楽が鳴り止むと…『…パァーン!』と、打ち上げ花火が上がった。『毎年、市
こんにちは。まるでございます。えっと現在「できるだけ」というお話を書き進めているわけですが、この「できるだけ」嵐さんの曲を元に書いているのにお気づきでしょうか。ほんと初期の曲なので知らない人もいらっしゃるかも。How‘sitgoing?の中の一曲ですよね?????(私もどのアルバムだったかは不確か(笑))著作権に関わっちゃうかもしれないけど引用として歌詞を全部載せておきます。できるだけあの店のケーキ苺の数が減って紅茶もなんだかコクがなくなったよ
➖雅紀side➖「へぇ〜、この人が新しい看護師さん?」『はい。今日からここで一緒に働いてくれることになりました』「あっあっ相葉雅紀です!一生懸命覚えて頑張りますのでっ、よよょよろしくお願いします」「おいおいおい。参ったなぁ、頭下げられちゃったよ。こっちがお世話になるっちゅうのに。な?先生」『ふふ。慣れるまでは緊張してしまうと思うので、僕の方からもよろしくお願いしますね、梅さん』「かぁ〜。先生にまで頭下げられちまったら、そりゃ人肌脱がないわけにはいかねぇなっ、と。よし、患
Side−S『ドキ…ドキ…ドキ…ドキ…』『トク…ン…トク…ン…トク…ン』夜の薄闇の中、重なる二つの鼓動…「離したくない…でも、いつかは離さなきゃ…駄目…だよね」オレの背中で、相葉先輩の指先に少し力が加わった。「…ごめん。怖がらせた?」「…い、いえ…」翔くん、正直に言って?「……。」「あの、さ?翔くん。来年、俺が卒業するまでの、期間限定で付き合う。それなら、どう?」翔くんのこと、大切に思ってるから。傷付けたくないから。相葉先輩は、オレのこと、凄く考えてくれてるんだ…オレは
櫻葉小説です苦手な方はこちらで回れー右、お願いします大丈夫な方、お付き合い頂けたら嬉しいです🌸+†+🌸――🌸+†+🌸――🌸+†+🌸雅紀の何でもって言葉に完全に持っていかれ、気付いたら、雅紀の手を握り俺の近くに引き寄せていた。「⋯翔ちゃん⋯///」雅紀のか細い声で、ふと我に返った!!!俺は雅紀の手をパッと離した。危ねぇ!!!思わず抱きしめるところだった///抱きしめて、俺の想いを伝えて⋯キスして⋯///頭の中ではイケナイ妄想が膨らむ。頭を左右にブンブンと振り、イケナイ妄想を
Side−S「はぁ…あ」「なに、盛大なため息吐いてんの?」ニノに言われるまでもなく、オレは相葉先輩とのことで、どうしたら良いのか分からなくなってため息を吐いていた。「『悩み事あります』って、顔に書いてあるよ」「そんなに?!…はぁ、マジか」「どうせ、相葉先輩とのことなんでしょ?取り敢えず、話すだけ話してみてよ?」「…誰にも言わないでよ?」「当たり前でしょ?そんなの」ニノならちゃんと秘密を守ってくれると信じているから、オレは正直に話すことにした。相葉先輩の激しいキスに怖気付いたこ
Side−Sそれからというものオレ達は、時々相葉先輩の家で欲を満たしていった。繋がることはしないで、お互いのソレを握り合い、時には咥えたままで果てる。そんなことを繰り返していた。熱病に侵されたみたいに覚えたての快楽に溺れたオレは、相葉先輩にその行為を求め、その関係をずっと続けた。夏休みが開けると、直ぐに試験があった。あれ程夏期講習に通ったというのに、結果は芳しく無く、順位を落とし、初めて二桁になった。相葉先輩との行為に浸り続けた、当然の結果だった。オレは学年主任の滝沢先生から、放
松潤ちのインターフォンを鳴らした。ガチャ「まーくん!」「来たよ。もちろん、俺も確認しにいくから。」「なんだよ?昨日は電話途中で切りやがるし、横で三宅さんの声もしたから、てっきり腑抜けになって三宅さんに抱かれでもしてんのかと思ったわ」「んなわけねぇーだろ!」・・・あながち予想が間違ってないから怖い。(未遂だけど)それから俺達は新幹線や電車を乗り継いだ。「で?・・・どうなったんだよ?三宅さんとは?」「きっぱり断ってきた」「まじ?!」松潤は暗くならないようにわざと色んな話をして