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〜side翔〜「……ちなみに、なんですけど」「ん?」安藤先生にダメ元で聞いてみた。「俺がお邪魔する曜日って、やっぱり土曜日じゃなきゃダメですかね……?」「は?!」安藤先生が目を大きく見開きながら俺を見る。「……他の曜日…とか?」「ダメだよ!!!!!」……やっぱり?(^_^;)「月〜金までに大学でしたことを櫻井くんに土曜日にまとめてもらってるじゃないか!それがズレると全部が間に合わなくなる!!!頼むよっ、土曜日だけは櫻井くんに来てもらわないと困るんだから!!!」「……
櫻葉小説です苦手な方はこちらで回れー右、お願いします大丈夫な方、お付き合い頂けたら嬉しいです🌸+†+🌸――🌸+†+🌸――🌸+†+🌸「相葉ちゃん⋯大丈夫⋯??せっかくの文化祭だって言うのにぃ⋯なんて日だっ!!」「⋯グスッ⋯スン」「⋯大丈夫では、ないよねぇ⋯。何があったか、分からないけどぉ⋯。」「⋯ごめ⋯ん⋯グスッ⋯」「いやいや、全然!!!全然、平気だからっ!!気にしないでっ!!と、とにかく、おうち帰って、ゆっくり今日は休もう??ねっ!!俺、送ってくから!!ねっ??」「ううん⋯大丈
Side−S相葉先輩と待ち合わせたのは、駅前の喫茶店だった。黄昏時ということもあり、相葉先輩の顔には翳りが見え、少し痩せて見えもした。「翔ちゃん…。会いたかった。」その細い肩を抱きしめたかった。けれど、それを敢えて出来ないように人目に付く場所を選んだのは相葉先輩のほうだ。相葉先輩の、コーヒーカップを持つ手が震えていて、今にも落としそうになった。「先輩。場所、変えましょうか…」「…なんで?」「いつもの先輩じゃないからです」「俺は別に…いつもと変わりないよ?」…どうして、オレにま
【?side】俺はこう見えて、けっして暇じゃない話があるからとスタバに呼び出され、席に着くなり、ずっとこの調子だ「ーーでね、オレが在庫確認しながら補充していたらいきなりだよ?〝相葉さん、今から緊急手術します!用意してください〟って。〝えーーっ、無理無理無理!オペ経験ないです!〟って断ったの。だって機械だしなんかしたことないし、それに麻酔科医だっていないんだよ?なのに先生は〝僕がフォローしますから〟って。一応、処置室の奥には手術室があってそこで先代が簡単なオペしてたら
……もう、いいかも。松本先生からストップかかってたけどこの状況。マサキの状況。それからオレのこの状況。オレだって、ガマンできないよ。こんなに心地いいから。キスサレテスルル、トサワラレテウスイシャツハハダニスレテピン、ッテハンノウシチャッテルコノママダッタラキットマサキガモットツヨクダキシメテキテオレハウゴケナクテカンネンシタフリシテソッチモフレラレルンダ-どきどき、どきどき心臓の音、ハンパねぇーあ、マサキが動いた。カラダがくっついた。これか
〜side翔〜家に帰るとファイブは大興奮で、安藤先生にいよちゃんが声を出して笑ったことやしゃべったことを報告してた。安藤先生にとってはファイブが大興奮している様にしか見えてなくて、『散歩がよほど楽しかったんだなぁ』なんて言いながら優しく撫でていた。俺が後でゆっくりその話をすると安藤先生もすごく喜んで『早く母ちゃんにも知らせてあげなきゃ』と言っていた。土曜日が終わり日曜日が終わりそして月曜日になった。いつも通り、自分自身の授業の合間の時間に、安藤先生の教授室に行く。そして助
Side−Sその日は流石に『スル』ことは無かった。弱っている相葉先輩を抱くなんて、オレには到底出来なかったし、相葉先輩もそこは分かってくれたみたいだった。でも、前よりもずっと、二人の関係性が深くなった気がした。相葉先輩は大学の近くに引っ越して行き、オレは其処を時々訪ねる約束をした。引っ越す日に、相葉先輩から「ずっと前から渡そうと思ってたから」と、制服のネクタイをもらった。オレは素直に嬉しいと思った。引っ越し先を訪ねるということは、『最後までスル』ことを意味していたけれど、それはお互いのタ
櫻葉小説です苦手な方はこちらで回れー右、お願いします大丈夫な方、お付き合い頂けたら嬉しいです🌸+†+🌸――🌸+†+🌸――🌸+†+🌸「まずはだなぁ⋯翔、お前雅紀に謝れ!!」「はぁ??そんなの仲直りの作戦って言わねーだろっ!」「いや、だって、雅紀はお前に避けられてるって勘違いをしてる⋯いや、勘違いじゃねぇな、お前、避けてたもんな?やっぱり、お前が先に謝るべきだ!」「そ、そんなの、分かってるけど!でも、それが出来たら⋯苦労しねぇって言うか⋯。」「お前な?後先考えずに、行動しすぎっ!!普
翔が振り向く。・・・目が合った。その瞬間翔の顔から、血の気が引いた。「・・・」俺も動けない。翔も動かない。ただ、見つめ合う。ーーー数秒。・・・翔が目を逸らした。そして俺の横を、そのまま通り過ぎた。「・・・え?」振り返って翔の背中を見るけど翔はそのまま止まることなく歩いている。「・・・翔!」もう一度呼んだ。それでも翔は止まらなかった。その時近くにいた女性が不思議そうに俺を見た。そして翔に話しかける。「竹本さんのお知り合いですか?」俺はその翔のことをじっと
〜side翔〜「来週もまたフリスビーとサッカー見たい。」「もちろんだよ!ね!ファイブ!またやろうな!来週やろうな!!!」「ワンっ!!!」「おいらもまた来る!散歩みんなでしよ!」「ワンっ!!!」嬉しくて嬉しくて……有頂天になった!ファイブも《いよが喋った!久しぶりにいよが喋ったーーー!忠雄に教えてあげなきゃ!ママにも!!!やったぜ!やったー!》って嬉しそうにはしゃいでいた。俺も興奮が収まらなくって喉の渇きが激しくなった。水が足りなくなり……「あそこの自販機で買って
Side−Sあれから、相葉先輩から電話もメールも無く、流石に心配になって、オレからメールをした。やっと既読が付居たかと思うと『心配掛けてごめんね』というメールがひとつだけ…厚かましいとは思ったけれど、相葉先輩の家へと向かい、インターホンを押した。『あ、翔ちゃん…』力無い声がした。「すみません。心配になったんで、来ちゃいました」しばらくして玄関のドアが開き「どうぞ…上がって?」と、相葉先輩が顔を覗かせた。お父さんは留守で、オレは相葉先輩の部屋に通されると、沢山の段ボールが目に入っ
櫻葉小説です苦手な方はこちらで回れー右、お願いします大丈夫な方、お付き合い頂けたら嬉しいです🌸+†+🌸――🌸+†+🌸――🌸+†+🌸昨日は記念日のお話UPしてますので、よろしかったらそちらもどうぞ〜「そういう事か⋯!いや、でも、それってフラれたになるのか??」「だって、男同士はないって言ってるんだぞ!!フラれたも同然だろ?それに⋯あんなに松本と2人になるなって言ってたのに⋯雅紀は優しすぎるから、そういう事をきちんと断れないっつーか⋯。」「はは〜ん、お前さ、雅紀と松本が2人っきりの空間
➖雅紀side➖日曜日。先生が週で唯一、診療のないこの日をあえて選び先日購入した車が納車された中古といえど見た目は新車洗車され中も外もピカピカに輝いているオレは少しだけ胸を弾ませながら助手席に周り、ドアを開いた「……どうぞ、先生」『え?はじめての助手席に?乗っていいの⁈』「もちろんです!そのために買ったんですから」先生はちょっと驚いたようにまばたきしたけどすぐに柔らかな笑みになり『では、お言葉に甘えて』ゆっくりと助手席に座ってくれた『今の軽って、スペースこんなに広
「ん、んんんっっ」ほんとに苦しくなってマサキから離れようとするけれどど正面からキスしてくるマサキはぐぐぐってオレの両腕をつかんでいるから、、、マジ動けねぇどっから力でてくんだよ。こんなにしなやかな手なのに。「むー、、、マサキ、苦しい、息、、、」わりと自由にできる指先でだらん、と下がった手。マサキの鳩尾あたりにとととん、とんって合図をした。「もうちょっと、だけ。」1回唇は離してくれたけどマサキはまだまだ物足りないってしとん、とした目と唇で訴えた。、、、マサキ、いっ
〜side翔〜笑った!!!いよちゃんが笑った!!!《翔!!!いよが笑ったぞ!!!笑ってるぞ!!!もっとやろう!フリスビー!やろやろ!!!》俺とファイブは同じ気持ちでフリスビーをまた手に取った。いよちゃんが笑ってる!声出して笑った!!!そのことに大興奮して続けてフリスビーをやった。でも俺とファイブは全く同じような感じで、どっちも下手で何度やっても1回もキャッチが成功することがなかった。そして失敗するたびにいよちゃんは声を出して笑ってた。だからそれが嬉しくて成功しなくて
Side−A救急外来の待ち合いで、俺と父さん、それに兄さんは随分と待たされた。「雅紀。階下の自販機で、飲み物を買って来てくれないか?」「分かった、コーヒーでいい?」「あぁ。雅紀も何か買って飲みなさい。お金はこれ、渡しとくから」「はい…」俺は兄さんからお金を預かると、自販機のコーナーに行くふりをして、階段の踊り場で二人の話を聞くことにした。盗み聞きは良くないことだと分かっていても、きっと母さんのことを話す筈だし、俺には多分聞かせたくない話だと直感で思った。『遥はなんで倒れたんだ?秀
「ありがとうございました!本当にっ、本当にありがとうございました!」その男性に何度もお礼を言って別れた。翔に・・・翔に会えるかもしれないっ!!!はやる気持ちをなんとか押さえながら教えてもらった場所へ向かった。「竹本さんね、今はここにはいないけど・・・」と言われる。ここで一瞬落ちる。でも、「この時間、あそこにいるんで。」教えてもらった場所は小さな公園。心臓がずっとうるさく鳴り響いて・・・息苦しいくらい。翔に本当に会えるのかがどうしても現実じゃないみたいで今すぐに
〜side翔〜ファイブが言うみたいに久しぶりだからかファイブはめちゃくちゃはしゃいで俺と遊んだ。いよちゃんの表情がどんどん柔らかくなっていくのが俺も嬉しくてファイブと夢中になって遊んだ。「今度こっち!」「ワンっ!」「すげーな!ファイブ!」「ワンっ!」「ファイブ天才〜!」「ふふふ」声を出して笑ってるのは大ちゃん。俺とファイブのじゃれ合う姿を笑いながら見てくれてた。「今度こっちやろうぜぃ!」今までやってた小さなボールを置いて今度はキューブ型の布おもちゃを出す。そうす
Side−S「理事長!」滝沢先生が駆け寄った先に、倒れた理事長が居た。相葉先輩のお父さんも駆け付け、滝沢先生と二人して理事長を抱えて運んだ。オレは相葉先輩が心配だった。体育館の中は、いつまでもざわめきが続いた。卒業式が終わった後の、三年生のLHRが終わったのか、廊下を通り過ぎる三年生が何人か居た。オレは相葉先輩のことを聞こうと思い立ち、三年生の教室へと向かった。みんなそれぞれにに保護者と帰って行く。その中に相葉先輩の姿は無かった。そんなオレに声を掛けてくれる先輩がいて、『相葉なら
櫻葉小説です苦手な方はこちらで回れー右、お願いします大丈夫な方、お付き合い頂けたら嬉しいです🌸+†+🌸――🌸+†+🌸――🌸+†+🌸雅紀が小峠と帰ったのを見届けたあと、カフェの裏手側に回った。そこには、ただひたすらにガムテープを切っては、空いてる机の端に貼っていくことを繰り返している翔の姿。ったく、しょうがねぇーな⋯。「泣いてたぞ⋯雅紀⋯。」「⋯⋯。」「何があった⋯?今だったら、聞いてやってもいいぞ⋯?」ビリッ⋯ペタッ⋯ビリッ⋯ペタッ⋯「まぁ、喋りたくねーなら無理にとは言わね
➖雅紀side➖『良い物件・・見つかるといいですね』「…はい」『では、行ってきます。出かける時は戸締りだけよろしくお願いします』「はい」毎週水曜日先生は大学病院の外来へ助勤に出ているためこの診療所はお休みになる火曜、水曜だって夜間診療をこなしてるので先生が実質休めるのは日曜日しかないなのにその貴重な休日も、自室で難関な論文に目を通したり、分厚い医学書を開いて勉強しているーーいったいいつ休んでるんだろう…今日は雨のせいで古傷が痛むのか足の運びがいつもより重そう背負う
嫌だなんていえないこのシチュエーション。マサキのあったかい息がオレの肌にあたってて、1文字発音するごとにうううってオレも力が……はいる?ぬける?「ショウちゃん?」「う、あ、、、、、ぃぃょ…」「ほんと?」「ん」「止まんなくなっちゃうかも。」顔を上げないままマサキが確認する。何回も。「あー、もうっ、いいって言ってん、、、」-ふちゅっ-ちゅ、ちゅちゅちゅん、、、-んーーっ、く、ちゅっっ待ちきれなかったオレの唇にやわらかでしっとりしたマサキのが重なって1回、2回、3
パティスリーマサキは基本無休(年末年始はお休みだけど)。「お客さまにいつでもうちのケーキを食べてもらえるように」ってマサキさんはいつもにこにこしている。が、今年の夏はお休みがあった。…「あっつ…」「ほらショウくん、ちゃんと水分摂って体冷やして。」「うん。マサキさんは大丈夫?」「慣れてるし」マサキさんに甘々に甘えさせてもらって毎日はふはふ火照っててなんかいろいろ敏感になって今年の夏はちよっとオトナになったぞ、オレって思ってたのにマサキさんのベッドで寝落ちたのは……情け
〜side翔〜コンコン。「はい」「安藤先生、失礼します」「どうかした?」「あの……いよちゃんに聞いてみないとまだわからないですけど、もしも聞いてみて、いよちゃんがオッケーだったら、ファイブの散歩、いよちゃんも一緒に連れて行ってもいいですか?」「もちろんもちろん!」「よかった。じゃあ聞いてみますね。」「櫻井くん、いろいろありがとね」「いいえ」安藤先生の書斎を出て廊下を歩いているときにちょうどインターホンが鳴った。安藤先生に「俺が出ますね」と声をかけて玄関に行くと大ちゃんだ
櫻葉小説です苦手な方はこちらで回れー右、お願いします大丈夫な方、お付き合い頂けたら嬉しいです🌸+†+🌸――🌸+†+🌸――🌸+†+🌸昨日はおそくなりましたが、お話1話UPしてます良かったら遊びに行ってね〜そして、1日目の文化祭が終わり、明日もあるから会場はそのまま。ちょっと壊れたところだけ修正すればいい。ぶっきーと隆ちゃんは、実行委員の集まりがあるから、修正は居る人達に任された。で、俺もそれぐらいの手伝いならしようかなって思ってたら、翔ちゃんがみんなに「あのさっ!!修正、ちょっ
Side−A卒業式が近付いてきて、俺は『答辞』の原稿をそろそろ考える時期だと思っていた。それというのも、その年の生徒会長を務めた生徒がするというのが恒例になっていたからだ。なのに…「『答辞』の件は、いったん保留になった」と、兄さんから聞いて、俺は理由を聞くまで納得しないと詰め寄った。「雅紀が言った、あれだよ…。文化祭に『櫻井くんが恋人だ』って、宣言しただろ?あれがPTAの役員会で、問題視する親が居たんだよ。」「えっ?そんなことくらいで?」「雅紀がしたことは『そんなこと』で収まら
次の休み。その日は妙に朝から気分が上がってた。なんだかいいことがありそうな気がして。「翔が見つかったりしてね!」そんなふうに笑いながら言ってみたりして・・・でもそんなこと今までも何度もあった。今日見つかるかもしれない今日こそ見つかるかもしれない今日は本当に見つかるかもしれない・・・何度も何度もそんな日が過ぎ去ってそれでも見つからなかった。だから8割は思ってた。ーーーどうせまた空振りなんだろう。でも気分がいいことには変わりない。俺にできることはただ一つ。今日も
本日の「キミだけを見つめてる⋯」はお休みします櫻葉短編1話ぽっきり小説です苦手な方はこちらで回れー右、お願いします大丈夫な方、お付き合い頂けたら嬉しいです🌸🍀︎*。,。*゚*。🌸🍀︎*。,。*゚*。🌸🍀︎今日は翔ちゃんと初めてのデート♡♡俺と翔ちゃんは同じ大学に通う、所謂同級生ってやつ。大学の初めての授業でドキドキして1番後ろの席に座っていた時、授業開始直前に入ってきた翔ちゃんが、滑り込みセーフってやつで教室に入ってきて、俺の隣にドカッと座ってきたのが初めての出会い。急に隣に座っ
〜side翔〜土曜日が来た。安藤先生のお宅にお邪魔し仕事の手伝いを行う。この頃になると、ますます安藤先生の忙しさはピークになってきていて、俺が手伝えることももちろん増えてはいるけれども、それでも安藤先生自身がしなくちゃいけないことも多く、必死になってしている姿を見ながら俺にできる事はしようと、自主的に声をかけていた。途中から休憩しようと言われリビングでコーヒーをいただくといよちゃんが車椅子に座ったままぼんやりと外を眺めている。……それが気になりつつも安藤先生とコーヒーをいた
Side−S神社で相葉先輩と初詣を済ませたあの日を境に、大学受験が近付いているからと頻繁に会えることは少なくなていった。もうすぐだ、もう少しだと自分に言い聞かせながら、相葉先輩の大学受験の合否を、毎日祈るような気持ちで過ごしていた。時折、メールでのやり取りはしていたけれど、それも受験の日が近づくにつれ、既読が中々付かない日もあった。そして迎えた、共通テストの日…『翔ちゃんが選んでくれた御守りを、しっかり身に着けて受験してくるからね』『翔ちゃんのくれたマフラーも、俺の力になってるからね