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今日はセイコーのロードマーベル36000(以下「ハイビート」といいます)の製造開始・終了年月とその間の裏蓋刻印の変遷について私の知っていることを簡単に。私が敬愛してやまない先輩ブロガー、おさーんさんに記事にすれば?と勧めていただいたので、それならばということで。但し、自分で書いておいてこんなことを言うのもアレですけど、今回の記事は知っている人にとっては何を今更という内容だし、興味のない人にとっては地獄のように退屈に違いありません。その点は呉々もご注意を。さて、既に皆さんご存知の通り、ハイビート
ちょうどいいヤツらヤングタイマーという言葉をご存知でしょうか?少し前に中古車業界で流行った言葉で、ヴィンテージカーやクラシックカーまで行かない一昔前の車を指して使われてました。時計に当てはめれば、アンティーク時計:50年以上前(クオーツ前史)ヴィンテージ時計:25-50年前ヤングタイマー:5-25年前という感じでしょうか。既にディスコンになった比較的新しい時計と定義すると良いかもしれません。ヤングタイマーは多くが今世紀の時計になりますね。多くの好事家にとって興味の対象となるマーケッ
今回の「気になる腕時計」は、WatchesandWondersGeneva2025で発表されたBell&RossBR-0536mmです。Bell&RossBR-0536mmBell&Rossのエレガントなシティウォッチが、洗練された時計を愛するすべての人へ向けて、待望の36mm径で新たに生まれ変わります。BR-05を36mmの径と8.5mmの厚みに再構築することは、真の挑戦でした。よりコンパクトなサイズを実現するには、全面的な再設計が必要でした。その結
昨日の記事で、こんなことを書きました。しかしメタルブレスレットは社外品(汎用品)で合うものを見つけるのはめちゃ難しい。ラグの形状は腕時計ごとにバラバラなので、汎用品の弓カンを曲げたり削ったりして、なんとか合わせるのが手間なんですよね。メタルブレスレットを付けたいSEIKO5PEANUTSコラボモデルに社外品のジュビリーブレスを付けたくて購入したことがありました。2023-06-11SBSA233PEANUTSコラボレーション限定モデル『SBSA233PEANUTSコ
ウェブ限定でこっそりといやあ、みなさんご存知でした?今年ミニタートルの第二世代が出てたって。私は第一世代の存在すら知りませんでしたよ笑ネット限定の流通という事で、型番検索してもレビュー記事とかはほとんど出てこないんですが、これめっちゃいいと思いませんか?SBDY085/SEIKOPROSPEX出典:shopping.dmkt-sp.jpRef:SBDY085ケース径:42.3mmケース厚:12.6mm重量:159gケース素材:ステンレス・スティール風防:ハードレックス
浪漫飛行へinthesky時計愛好家の皆さんなら何となく感じていると思いますが、近年やたらとブロンズケースの時計が増えてきました。何故なんでしょう?一大ジャンルを築きつつある感すらあるブロンズケースの時計について考えてみました。<Submersible1950BronzePAM00671>出典:https://monochrome-watches.comブロンズという素材ブロンズは青銅という訳が当てられる金属で、主に銅(Copper)にスズ(Tin)や亜鉛(Zinc)
本日、オリエントからMako40の限定モデルと新色が発表されています。「Orient」からオリエント75周年を記念する限定3モデルと『オリエントマコ40』の新色が登場エプソン販売株式会社は、「Orient」を代表するダイバーデザインシリーズの『オリエントマコ』からオリエント75周年記念限定の3モデルと、『オリエントマコ40』に人気のカラーを取り入れた1モデルを2025年6月19日より発売します。左:OrientMako40オリエント75周年モデルRN-AC
丸く収まってないとこ出典:www.cartier.jp一言でいえばコレですね。カルティエは言わずと知れた世界最大のジュエリーブランドであり、リシュモングループの総帥でもあります。機械式時計の歴史においても、世界初の男性用腕時計を生み出したという逸話もあり、ウォッチメーカーとしても極めて大きなプレゼンスを誇っています。しかし時計ブランドとして最高評価を受けているかというと、恐らくそうではないでしょう。勿論好事家はサントスの逸話や、タンクの絶対的存在感などを熟知しており、一定のリスペクト
全ての時計好きへ捧ぐ2021年はシチズンの機械式がアツいです。その筆頭はご存知Cal0200を搭載して復活するザ・シチズンですが、他にもシリーズ8の復活など話題は尽きません。しかしこれらに先駆けて、ひっそりと素晴らしいモデルが発売されている事はシチズンファンを除けばあまり知られていないのではないでしょうか?NB1050-59A/CITIZEN出典:citizen.jpシチズンウオッチオフィシャルサイトCITIZEN-シチズン腕時計オフィシャルサイトです。citizen.jp
オリエントスターとシチズンから、ミドルレンジ(約10~20万円)のダイバーズウォッチが正式発表になったので、比較してみました。どれも過去の名作ダイバーズの復刻版またはリデザイン*です。*現代デザイン、現代解釈、リバイバル、ヘリテージ、モダナイズド……メーカーセイコーオリエントスターシチズンモデル1stダイバー現代デザインDIVER19642ndEditionチャレンジダイバー復刻型名SBDC101SBDC105他RK-AU0602ERK-AU0601B
中堅の星さて夏が終わる前に出来るだけこの特集をやっていきましょう。まずはMinority’sChoice的イケてるダイバーズウォッチの条件です。・直径42mm以下・厚さ14mm以下・20気圧/200m以上の防水性能・逆回転防止ベゼル付き・夜光インデックス付き前回はややマニアックな上に既に入手困難な時計を紹介してしまいましたが、今回はバリバリ現役ですからご安心ください。AquisDateCaliber400/ORIS出典:www.oris.chRef:01400
高級化の成否好事家の皆さんはご存知の通り、セイコーは2020年に弩級の性能を持つ機械式の新型キャリバーを投入して国内関係者とファンを歓喜させました。Minority’sChoiceとしても散々苦言を呈して来たセイコーの機械式キャリバーが、いきなり業界最高クラスに進化して来たので感動しました。まあその話はいずれ簡単に書きたいと思います。今回はグランドセイコー(GS)がそうした新境地を開拓した一方で、よりマスへリーチする2大ラインであるプロスペックスとプレザージュの新作を見てみたいと思い
一本でいいじゃんそう言われるとミもフタもないのですが、そんな奥様を説得するそれらしい言い訳をご案内しようと思った訳です。少なくとも我が家においては道半ばでありますが、一定の成果を挙げております。という訳で自動的に財布を握られている既婚者向けの話になりますが、良かったらお付き合い下さい。1.最初の一本このハードルは限りなく低いです。いっぱしの社会人たる者、それ相応の腕時計は必要だという話を否定される事はそうそうないでしょう。顧客とミーティング中にスマホを見るなんて無礼千万であります。
こんにちは!連休中は出かけないとか行っていましたが、、、子供が出かけたいとの事でこれつけて出かけます!!メカサス!NATOベルト!軽く25年は経ちました。いまだに高値で取引されています。1996年当時、若者はG-SHOCKブーム真っ只中。そんな若者へ18歳から22歳ぐらいをターゲットに作られた機械式メカサス。コンセプトは専門学校生から大学生などの若者向け。企画したのは、セイコーの若手社員。4S15メカサスは、3万円という値段はマーケティングによるもので、小さな子供や誰
エントリーモデルの難しさ実はこのシリーズを考えるキッカケになった時計がありまして、今日は満を持してそれを取り上げようと思います。いつも通り、エントリーモデルに求められる要件を再掲しておきます。1.ブランドの魅力を十分に伝えている2.納得感のあるコスト低減が図られている3.中核モデルに対して有意に安価であるそして問題の時計はこちらです。FiftySixSelf-Winding/VACHERONCONSTANTIN出典:www.vacheron-constantin
有翼のB久しぶりにこのシリーズをやります。本日はブライトリング。マスキュリンな時計のイメージがあるブライトリングは、ドレスウォッチを嗜好するMinority’sChoiceが好んで取り上げるブランドではありませんが、別に嫌いなわけではないんです。というか、自分には似合わないと思うだけで、めちゃくちゃ格好良いと思っているので、マッチョな友人がいたら全力でお勧めしたいんですよね。では本題に入る前に、私の独断と偏見による良いエントリーモデルの条件を再掲しておきます。1.ブランドの魅力を
パイオニアへ捧げる私の時計紹介が今更感あるのはいつも通りなんですが、今回の時計は当初完全に「好みじゃないな」と思って一度スルーしたのに、翻意したんです。色々な情報に触れると、これは中々素晴らしいんじゃないかと思えてきたわけですね。LonginesSpirit/LONGINES出典:www.longines.comRef:L3.810.4.53.0ケース径:40.0mmケース厚:12.2mm重量:-ケース素材:ステンレス・スティール風防:サファイア・クリスタル裏蓋:ステ
郷愁の味出典:https://www.fratellowatches.com/ASimplyWonderfulMondayMorningWithThe"Simple"TissotHeritage1938AutomaticCOSC✓AsimplywonderfulMondaymorningwiththe"simple"TissotHeritage1938AutomaticCOSC✓Ablackcupofcoffeeinstead
新世代の足音出典:www.h-moser.comH.モーザーといえば近年頭角を表してきた新興のハイブランドです。まあ敢えて“新興”と呼びます。歴史歴史的背景を振り返ると、1828年ロシアはサンクトペテルブルクにおいてスイス・シャフハウゼン生まれの時計師ハインリッヒ・モーザーが創業した時計会社(H.Moser&Cie)が元ネタです。この元祖モーザーの初期顧客にはあのウラジミール・レーニンもいたとか。しかしボリシェビキによる10月革命の結果、民間企業であるモーザーは公的徴用されてしま
美しきカーベックス私のコレクションをご紹介するシリーズ第5弾。フランク・ミュラーのカサブランカです。幾度となく予防線を張っていたので、何となく気付いていた方もおられるかも知れませんが、そうなんです。私、時計マニアや業界人から総スカンのフランク・ミュラー愛好家なんです。だって美しいですから。ただその一点に尽きます。Ref:2852CASAACケース径:31.0x43.0mmケース厚:9.6mm重量:-ケース素材:ステンレス・スティール風防:サファイア・クリスタル裏蓋:
本日の散歩のお供はORIENTSTARDIVER19641steditionRK-AU0501B一昨日のTUDORPELAGOS39と比べるとめっちゃ重いです。腕に着ける時にズシッと重さを感じますね。2ndeditionでは軽いチタンバージョンが後から出たのですが。DIVER19642ndeditionTitanium2ndeditionのチタンバージョンは2023/10/26の発売直後に売り切れていましたが、1月下旬には再出荷されるようです。オリエ
おじさんの持っている機械式腕時計(メーカー製品)はセイコーとオリエントだけで、シチズンは持っていません。過去の「気になる腕時計」記事でも数回取り上げた機種はあります。気になるシチズン手持ちと被らない、買い足したいなと考えているのはこんな時計。機械式(自動巻きor手巻き)小さい(横38mm程度)メタルブレスレットサファイアクリスタルできれば安いほうが……この条件で何度か紹介しているのが、シチズンのメカニカルクラシカルラインNB1050シリーズ。昨年(こっそりと?)発売
我が家きっての美形です本日は私の手持ちの中で随一の美形ウォッチである、ヴァンクリーフ&アーペル(VC&A)のピエール・アーペルをご紹介します。VC&Aといえばパリ1区はヴァンドーム広場に居を構えるグランサンクの一角として知られる世界屈指のジュエラーです。彼らは時計屋ではありません。したがって通常、時計オタ男子のレーダーには掛からないブランドだと思います。しかしご存知の通りMinority’sChoiceは薄く美しいドレスウォッチが好みなので、この手のブランドも余裕で射程圏内なのです
まずは腕時計備忘録から。5月3日(日)はセイコーのエムブレム。75年の12月製。はい、アレです。セイコーのエムブレムついては、先日のブログにも書きました。この写真の子達ですね。どちらもセイコーの70年代クォーツ時計、エムブレム。左の子は故障で止まっている子、右の子が最近アレしたピカピカの美品の子。76年3月製に75年11月製。そして今回の白いエムブレム。どの子もキャリバーは4120同じ形のエムブレムが3つ。・・・・うん、こうやって書くと、たぶん、やっぱり、私は
良いお年を年の瀬には一年を振り返ってみましょう。という事で、今年はコロナに明け暮れた1年でしたが、機械式時計市場は割と普通に新作が出て来た気がします。Minority’sChoiceとしては3本新たな時計を迎えてとても充実した年でした。何より積年の悩みであった夏時計問題に終止符を打てたのは大きかったですね。さて、機械式時計市場全体を振り返ると、何と言っても今年はセイコーの年でした。3月:グランドセイコーCal9SA5発表6月:ダイバーズ新作(SBDC10X)発売9月:T0コ
愛すべき銀座出典:googlemaps本日は時計そのものとは関係ない話。東京住まいの私が時計屋を巡るルートを備忘を兼ねてまとめようと思った次第です。いかに効率的に多くの時計屋を巡るかを常日頃考えているMinority’sChoiceの推奨ルートが誰かのお役に立てば幸いです。私の感覚では東京には大きく3箇所に時計屋が集中しています。1.銀座エリア2.新宿-中野エリア3.東京-日本橋エリア1.銀座ルート私が最もよく行くルートです。ブティック、百貨店、時計専門店とあらゆるタ
↑9Fクォーツと9Rスプリングドライブ「人生の節目に」、というグランドセイコースプリングドライブ(SBGA129)を、静岡にベルト交換に行ったというだけで買ってしまったばちあたりな私。使って1ヶ月ちょっと経ちました。スプリングドライブの使用感や精度について、報告したいと思います。セイコーの必殺技、スプリングドライブとは、機械式時計と同様にゼンマイ(自動巻)がほどける力を駆動力としています。ゼンマイは、そのままにしておくと、チョロQみたいにビューン
抗いがたい魅力先日のワールドウォッチフェア(#79)以降、気になってしょうがない国産ヴィンテージ。ですが思いつきでは行動しないタチの私はいつも通り下調べを楽しんでいます。やはり魅力的なのは1960-70年代のセイコーですね。当時から彼らのダイアルの仕上げは素晴らしいです。45KSHi-BeatNonDate/KINGSEIKO出典:https://www.fratellowatches.comRef:KS45-7001ケース径:36.0mmケース厚:9.3mm重量
『高級腕時計を買った話』僕は、基本、物欲がない男で、とりわけ高級な車が欲しいとかはない。それは腕時計も同様である。ずっと以前、20年ほど前くらいに東京の銀座まで腕時計を買いに行った…ameblo.jp2022年9月にグランドセイコーの腕時計を買った話をアップしている。これはグランドセイコーの中でも限定品で裏ぶた部分にリトグラフのように何番目か数字が打たれている。ムーブメントはスプリングドライブが採用されており、機械式時計とクォーツの良いところを合わせた腕時計であった。しかし、自
私のブログのアクセス解析で1位になってるのがほぼこの『ノルケイン』。まあ新興ブランドであまりブログネタにしている人もいないので、ただ単純に検索したら引っかかりやすいって事もあるかと思いますが😅で、今更なんでこのブログネタをリブログしたかと申しますと、私この度、ノルケインを手放しました購入してからほぼ3年(2年11ヶ月)です。オーバーホールも行ったりして使ってきましたが、私の中でもうこの時計の出番は無くなってしまいました。(注意❗️ここから先はノルケインユーザーに