ブログ記事4,578件
役者が揃ったそう思わざるを得ないニュースが今年のWatchesAndWanders(W&W)ではありましたね。そう、題名にもある通り、グランド・セイコー(GS)が満を持して手巻きの新世代型ムーブメントを発表しました。いつもと順番が違いますがまずはそのムーブメント9SA4を見てみましょう。出典:https://www.grand-seiko.com/Caliber9SA4|グランドセイコー公式サイト日本の美意識をもって、腕時計の本質を果てしなく追求するGrandSeiko。最
昨年くらいから休日のカジュアルスタイルの時は、気軽で気楽な時計を着けることが増えました。それまでは、カジュアルな時こそ何十万もするスポーツウオッチをするのがコーディネートのバランスだと思っていたのですが、最近は服だけでなく時計も頑張っている感がない方が気分なんです。洋服だけでなく、時計もエフォートレスということです。そんなわけで、今日は最近購入した気軽で気楽なミリタリーウオッチのお話です。3針のシンプルなミリタリーウオッチが欲しくて色々探していた時に、こんな時
高級化の成否好事家の皆さんはご存知の通り、セイコーは2020年に弩級の性能を持つ機械式の新型キャリバーを投入して国内関係者とファンを歓喜させました。Minority’sChoiceとしても散々苦言を呈して来たセイコーの機械式キャリバーが、いきなり業界最高クラスに進化して来たので感動しました。まあその話はいずれ簡単に書きたいと思います。今回はグランドセイコー(GS)がそうした新境地を開拓した一方で、よりマスへリーチする2大ラインであるプロスペックスとプレザージュの新作を見てみたいと思い
平和あっての趣味生活そういう意味ではミリタリー趣味というものは矛盾を孕んでいますね。真面目に考えると、いい歳して銃器や兵器が趣味だなんて如何なものかと言われそうですが、悪者を倒すヒーローに憧れる心の延長線上にあるのがミリタリー趣味だと思っています。時計の世界にもミリタリー・ウォッチと言われるカテゴリが存在します。かつて軍用に使われていた時計のレプリカが主役のカテゴリですね。KhakiFieldMechanical/HAMILTON出典:www.hamiltonwatch.co
4月に購入して愛用しているシチズンコレクションメカニカルクラシカルラインNB1050-59A白・黒・青の3色ラインナップです。他色を買い足したいなぁと、冗談半分で何回か記事に書きました。今日の昼休み、シチズンサイトを覗いていたら……新ラインナップが掲載されていました。6月16日発売予定の銀箔漆文字板モデルNB1060-04AとNB1060-12Lです。モデルメカニカルクラシカルライン銀箔漆文字板モデル型名NB1050-59ANB1050-59ENB105
もう一つの趣味である腕時計のブログが滞ってました。2020年は8月の盆明けに手巻き腕時計ジラールペルゴ9040フラットウォッチを購入。ロードバイクの事故以来、ユーズドとはいえ1年間で3本も購入している自分が大丈夫?か?と自問自答。。。まあ、ロードバイクでバリバリに実走していた頃は、パーツ散財に年間20ー30万使っていたからいいか。。いや、腕時計の方がはるかに高いぞ!そこで腕時計購入ルールを決めました。❶年間予算は40万まで(基本はユーズド)、出しても
紫陽花の咲く頃日本の気候は本当に過酷です。特に猛暑と梅雨は外国人には耐え難いそうな。それは機械式時計にとっても同じ。先日汗ばむ季節に向けてブレスレット時計を探しましたが、梅雨を考慮に入れるべきでした。夏の夕立なんかも考えれば、やはり最低でも日常生活強化防水(10気圧防水)は欲しいところ。あと雨の日用という事で、オン・オフどちらも対応しているとありがたいところですね。ChronorisDate/ORIS出典:www.oris.chRef:0173377374053-078
夏が来る!プール、海、川遊びとイベント盛りだくさんの季節はもうそこまできています。そんな季節はやっぱりダイバーズ・ウォッチ。アウトドアなら気兼ねなく使えてなおかつ本格的な防水性能を持っていてもらわないと困ります。そんなシーンで圧倒的な存在感を誇るのが、セイコー・ダイバーズである事は間違いないでしょう。“PADITurtle”SBDY017/SEIKOPROSPEX出典:www.seikowatches.comRef:SBDY017/SRPA21ケース径:45.0mm
こんにちは!いよいよ来年の1月11日発売しますね、新型アルピニスト!新型と言っていますが、とりあえず、6R35アルピニストは面倒なんで私のブログでは新型、又は35(サンゴー)アルピニストとします。旧6R15アルピニストはそのまま6Rアルピニストとします。なんだか、35って言ったら何度か直木三十五を思い出していました。。では、これからや、まだ買えるはずのアルピニストデザインの新型35アルピニスト、旧型になる6R15、ヴィンテージ扱いになる4sアルピニ
パイオニアへ捧げる私の時計紹介が今更感あるのはいつも通りなんですが、今回の時計は当初完全に「好みじゃないな」と思って一度スルーしたのに、翻意したんです。色々な情報に触れると、これは中々素晴らしいんじゃないかと思えてきたわけですね。LonginesSpirit/LONGINES出典:www.longines.comRef:L3.810.4.53.0ケース径:40.0mmケース厚:12.2mm重量:-ケース素材:ステンレス・スティール風防:サファイア・クリスタル裏蓋:ステ
今回の記事は完全に個人の嗜好です。異論のある方はいらっしゃると思いますが、ご了承ください。このブログで「ノンデイト」について何回も書いています。新製品が発表されるたびに「ノンデイトも欲しい」と書き、たまにノンデイト機種が発表されたら「気になる腕時計」テーマの記事として喜んで取り上げてます。そんなおじさんは本当にノンデイトが好きなのか、検証してみたいと思います。※英語ではNoDateですが、このブログではノンデイトと表記します。使用しているノンデイトおじさんが持っている機械
24時間闘えますか?出典:第一三共ヘルスケア昔そんな歌がありましたよね。ジャパニーズ・ビジネスマン!とか言って。今のご時世からすればあり得ない話ですけど、当時の世相をよく反映していた気がします。まあそれはさておき今回はサラリーマンに相応しい時計とは何か、を考えてみようと思います。あくまで与太話ですので、本気にしてはいけません。何が美しいか、何が価値があるか、なんていうのは自身が人生で培った勘と経験と知識を頼って決めて下さい。という事で賢明な読者の皆様におかれましては、むしろ批評的精神
ピープルズ・クロノグラフクロノグラフ。格好いいですよね。基本的に使い道がないコンプリケーションな上に機械が分厚くなり、オーバーホール代も高いクロノグラフを私は好んで買うわけではありません。ご承知の通り小径薄型で美しい時計こそ至高だというのが私の美意識なのです。しかし一方でクロノグラフの格好良さは抗い難いとも思っていますし、私のしょーもない嗜好などとは無関係に、一般的には最も人気のあるコンプリケーションであることは間違いありません。そしてそのクロノグラフを世界中の時計好きに届けているのが
ウェブ限定でこっそりといやあ、みなさんご存知でした?今年ミニタートルの第二世代が出てたって。私は第一世代の存在すら知りませんでしたよ笑ネット限定の流通という事で、型番検索してもレビュー記事とかはほとんど出てこないんですが、これめっちゃいいと思いませんか?SBDY085/SEIKOPROSPEX出典:shopping.dmkt-sp.jpRef:SBDY085ケース径:42.3mmケース厚:12.6mm重量:159gケース素材:ステンレス・スティール風防:ハードレックス
友、遠方より来るこのシリーズで前回ご紹介したダニエル・ロートですが、アレは一度買い逃したというお話をしました。『#188マイウォッチ(8)ダニエル・ロート』恋に恋焦がれいよいよネタ切れが近付いて来ましたが、私の大のお気に入りを満を持してご紹介します。以下、お気に入りすぎて気持ち悪いくらい絶賛していますが、どうか唯…ameblo.jpで、結局は手にすることができたのですが、その間に書いた記事がコレです。『#135ヤケ買いにはご用心』逃した魚は忘れよう仕事柄、新幹線で移動することがある
ありそうでなかった佳作今更何やねん、と思われるでしょうけど、この時計は絶対触れたかったのですよ。まあ今も普通に買えますし、ブレス時計なので夏でも行けますし、別に良いでしょ?SDKS001/KINGSEIKO出典:https://monochrome-watches.com/Ref:SDKS001(SPB279)ケース径:37.0mmケース厚:12.1mm重量:129gケース素材:ステンレス・スティール風防:サファイア・クリスタル裏蓋:ステンレス・スティールベルト素材:
想像上の時計??ユニコーンといえば我が家の娘も大好きな伝説の生き物ですが、株式市場では発掘が極めて難しい、将来大化けする銘柄をユニコーン銘柄なんて言ったりします。つまり、想像の産物なんじゃないかと思える程珍しく価値のある物の比喩として使われる言葉ですな。今日はまさにユニコーン・ウォッチともいうべき素晴らしすぎる時計をご紹介します。これは機械式ドレスウォッチの入り口として最適というか、入門機にして最終形というか、そんなヤツです。Ludwig33DuoEnamelWhite/NO
ある意味ブランドの顔ですよね。エントリーモデルって。久方ぶりですが、このテーマは中々含蓄があって研究しがいあると勝手に感じています。では本日も参りましょう。例によって、良いエントリーモデルの条件を示しておきます。1.ブランドの魅力を十分に伝えている2.納得感のあるコスト低減が図られている3.中核モデルに対して有意に安価であるグランドセイコーの例SBGR287/GRANDSEIKO出典:www.grand-seiko.comRef:SBGR287ケース径:3
使えるツナ缶今年はセイコーの当たり年と言えるでしょう。先日ご紹介したSBDC10Xシリーズがかなり評判良いのに、さらにもう一つ注目すべきモデルがプロスペックスからリリースされました。それがSBDY059ならびにSBDY061の、いわゆるツナ缶です。時計を保護する外胴プロテクターが外見上の大きな特徴である事からこの渾名がついた外胴ダイバーズは、マリンマスター・プロフェッショナルというプロユースに耐えるモデルとして主にクオーツムーブメントを搭載してラインナップされてきました。1,000mとい
こんにちは!今日は曇り。。日曜日でオフです。普段使いのキングセイコー。オンの時もオフの時も周りにグランドセイコーを着けている人が多く、キングセイコー現代版を着ける人が増える中、私は復刻では出ていない、50年前の56キングセイコークロノメーターを普段使いするこだわりを持っています。それは、50年ぐらい前のセイコーがスイスの精度のコンクールで機械式時計の精度で世界のトップクラスに到達し、同時にセイコーによる、クォーツ時計の発明、普及により世界、特にスイスにクォーツショックを
全部入りカレンダー昨年はコロナ禍の中でも多くの新作が発表されました。世の中がロックダウンに陥ったというのによくこれほど各社新作を投入出来たものです。そして毎度ながら数え切れない新作の波にのまれて全く目立たなかった秀作があります。私の贔屓のブランパンから、素晴らしいアップデートを果たしながらレビュー記事も殆どなかったモデルをご紹介しましょう。VilleretQuantiemeComplet/BLANCPAIN出典:www.blancpain.comRef:62641127M
Congratson70thAnniversary!機械式時計好きでユニタス6497/6498を知らないという人はいないでしょう(多分)。1950年に誕生したこの名機は今なお現役で活躍している驚くべきムーブメントです。てなわけで今日は趣向を変えて機械から入ります。出典:https://calibercorner.com型番:ETA6497-2UNITASベース:-巻上方式:手巻き直径:36.6mm厚さ:4.50mm振動:21,600vph石数:17石機能:スモセコ
手持ちのダイバーズウォッチにノンデイトのものはありません。国内メーカー3社では、ノンデイト・機械式ダイバーズを販売していないのですから。ではマイクロブランドや海外メーカーは?これは良いなぁとおじさんが思えるもの、日本で購入できるものを調べてみました。(ABC順です)機械式(自動巻き)ノンデイトできれば幅40mm以下防水性は問わず(なんちゃってダイバーズもOK)BALTICフランスのマイクロブランドです。バルチックアクアスカーフ113,300円(税込)ケース高さ:4
知られざる名品久しぶりのシリーズですが、今回は自分もヴィルレを持っているので思い入れもひとしおなブランパンを取り上げます。本題に入る前に、私の独断と偏見による良いエントリーモデルの条件を再掲しておきます。1.ブランドの魅力を十分に伝えている2.納得感のあるコスト低減が図られている3.中核モデルに対して有意に安価であるブランパンといえばダイバーズウォッチのフィフティ・ファゾムスとドレスウォッチのヴィルレが2大コレクションですが、エントリーモデルとなるのはシンプルなドレスモデルです
薄型手巻きの金字塔久しぶりのこのシリーズですが、今回は薄型手巻きムーブメントの傑作、Peseux7001を取り上げましょう。正式には現在はETA7001ですが、バルジュー同様、プゾーと言いたい年頃なので許してください笑では早速スペックのおさらいです。出典:www.eta.chETA7001-unavailable|ManufactureHorlogèreSuisse|ETASAHours,minutes,smallsecondManualwinding
天竺への旅先日アルティプラノを購入したのはご報告の通りなのですが、1ヶ月近い有給消化期間中にかなり時計を見まくっていました。当初からアルティプラノが本命であったのですが、本当にそれで後悔しないのか?という疑問は常にあり、これを払拭したいと思っていたのです。そのためには対抗馬をチェックするしかありません。という事でひたすら時計店巡りをしていたのです。今回はその一端をご紹介しつつ、私個人はアルティプラノを選択したものの、やはり素晴らしいと思える時計が幾つかあったので、その話をご紹介したいと
愛だろ、愛。さて本日は私のやや突っ込んだ嗜好について書いてみたいと思います。よく言われる事ですが、物の良し悪しと好き嫌いは別です。嫌い→悪い、みたいな発想でモノを語るのは宜しくありません。腕時計は良し悪しを理解したうえで、好き嫌いで買えばいいのです。そして「他人の好き」は尊重する、というのも大の大人なら理解している事でしょう。しかしですよ、私が思うに、「好き」が同じ人よりも「嫌い」が同じ人の方がより親密になれます。ですからマッチングアプリは好きなものを登録するより、嫌いなものを登録し
おひさしぶりのおじさんです。年内の完全復帰は難しそうだけど、この夏の間に使っていた腕時計についてちょこっと書いてみます。夏の腕時計今年はGW頃からダイバーズウォッチとG-SHOCKを使ってました。暑かったからねぇ。ここ数ヶ月はほぼ次のローテーション月水金PROSPEXSBDC101パワーリザーブが70時間と長く、金曜夜から月曜朝まで放置していても止まらず。Strapcodeのブレスレットもお気に入り。火木DIVER1964RK-AU0501Bパワーリザーブは50時間
ドイツの誇り出典:www.glashuette-original.comスイスに次ぐ高級機械式時計製造地としての名声を得ているドイツにあって、No.1の存在はA.ランゲ&ゾーネでしょう。しかし専ら貴金属ケースの超高級ドレスウォッチに偏った時計作りをするランゲよりも、より幅広い層にドイツ時計の何たるかを教えてくれるグラスヒュッテ・オリジナル(GO)こそがドイツ時計産業の代表選手といえるのではないでしょうか。これまで何度も取り上げてきた通り、Minority’sChoiceはドイツ時計が
おフランスにエントリー有名ブランドのエントリーモデルを見ながら、そのブランドの考えていることを妄想するシリーズも第5弾です。まずはいつも通り、エントリーモデルに求められる要件(私見)を再掲しておきます。1.ブランドの魅力を十分に伝えている2.納得感のあるコスト低減が図られている3.中核モデルに対して有意に安価である今日はフランスにゆかりある二つのビッグネームを見てみましょう。ブレゲの例TypeXX3800/BREGUET出典:www.breguet.comRe