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こんにちは、上門幹弥です。先日、東洋大学・白山キャンパスで開催された連続講演会「村上春樹の文学世界を旅する―短編集『神の子どもたちはみな踊る』を読む2025」に参加してきました。今回の講座は全3回構成で、村上春樹の短編集を1話ずつ丁寧に読み解いていく内容。取り上げられている『神の子どもたちはみな踊る』は、阪神淡路大震災を背景に、人の孤独や喪失感、心の揺らぎを静かに描いた作品集です。実際に講義を受けてみて印象的だったのは、「読者それぞれの解釈が正解になる」というスタンス。登場人
昭和レトロと未来が交わる大阪の名喫茶「マヅラ」喫茶店の数が全国一を誇る大阪。そのなかでも、「味よし・雰囲気よし・コスパよし」と三拍子そろう純喫茶が、梅田の『マヅラ』です。昭和45年(1970年)の大阪万博を思わせるレトロフューチャーな店内は、一歩足を踏み入れるだけで、過去と未来を同時に旅するような不思議な感覚に包まれます。コーヒー350円とスタバより手頃大阪駅・梅田駅のどちらからもアクセス抜群。まるで“宇宙船のような純喫茶”で
Thanksgivingの翌日にやってくるブラックフライデーでお買い物された方、多かったと思います。わたしももちろん便乗していろいろと。我が家の彼も”もちろん”便乗して、ツール関係を買っていたわ!Amazonでも安くなっていたので、タッパウエアやいつもの洗剤などなど。でも!今年、値下げ幅が大きいと思ったのが、スキンケア関係。まずいつものクレド・ポー。これまではあっても20%オフくらいだったのが、今年は25%オフ!買い溜めしてやるーと張り切った結果がこれでした。値下げ幅が40%オフとこ
昨日の、朝から深夜まで、おそろしくタイトで忙しい1日を終えて、半分、虚脱、半分、まったりと、そして、まだ興奮が冷めていない早朝です。朝、新規の職場での挨拶回りや、検診、打ち合わせと準備で、午前中が終わり、気晴らしに図書館へ寄り、カーヴァーや村上春樹、英米文学史の本を借りて、13時半に帰宅。その後、15:30から早稲田大学のエクステンション講座をオンラインで1時間半、講義を受けて、それから早めの晩御飯。夜、19:30から23時過ぎまで、小説教室のオンライン参加をする。書いてても
台湾のイラストレーター・漫画家の高妍(ガオイェン)の新作「隙間」が発売になったので、早速読みました。高妍さんのことを知ったのは、2020年に刊行された村上春樹さんの「猫を棄てる父親について語るとき」の表紙のイラストでした。村上さんの作品は新刊が出るたびに買って読んでいたのですが、この本の表紙は、それまでの村上さんの作品とは毛色が違っていて印象に残りました。2022年に高妍さんの漫画作品「緑の歌(上・下)」が発売になりました。帯にあった松本隆さんと村上春樹さんのコメント、そ
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランドを読みました。その感想をAIの力を借りて「僕」と「私」の対話式にしてみました。僕:「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」が面白かったんだ。私:いいですね!村上春樹の中でも特に独特で、二つの物語が並行して進んでいく構成が魅力ですよね。「世界の終り」の幻想的で静謐な世界と、「ハードボイルド・ワンダーランド」のサイバーパンク的でスピーディーな世界――まるで夢と現実を行き来するような読書体験になったのではないでしょうか。印象に
M65ジャケットを着込んで、よーしいくぞう。軍物とかってあんまし詳しくないんでごめんね。好きな人は好きだよね、まぁなんでもそりゃそうだろけど。その中でもミリタリー関連はまさしく"沼"ぢゃねーかと思います。ハマったら抜け出せない。全く持っていなかった(一応過去形)の僕ですらいいよねーと思いますから。50s~アーリー60sハイスクール&カレッジアイビーにこだわっているつもりのオイラ。ミリタリーは敬して遠ざけていましたがそれでも5年くらい前かなぁアウトレットで見かけたPoloさんのMA
ハイ!Petitぷてぃの福善です。私は読書は嫌いではありません。小学校の3年のクリスマスにプレゼントされたイギリスの女流作家パールバックの「大地」は、小学生にとっては、読解力が必要な、三部作から構成された長編小説でした。私は、気管支の奇形があり、小・中・高と三分の二程の学校出席率しかなく、良く進級できたと思われます。が、その分、自宅に臥せって読書する時間は長く、本は大変好きになりました。ですが、成人してから読み解いた、ノグチ・イシグロ氏にしても、村上春樹氏
こんばんは!まずは皆さん、乾杯っ!「お酒との再会って、時に小さな冒険だ。」今回の主役は、スコッチウイスキーの口に出して言ってみたい銘柄のひとつ「カティサーク」。実はこれ、初めて手に取ったのは3年ほど前。きっかけは、村上春樹の小説で『1Q84』だったか、『ねじまき鳥クロニクル』だったか、記憶はあいまいだけど――よくあるパターンで、登場人物が飲んでいたウイスキーに触発されて、つい衝動買いしてしまったのでした。当時は、ロックで飲んでみたけれど、口にした瞬間「うわっ」と思って、
村上春樹氏が遂にアラブで快挙を成し遂げました2025年第19回シェイク・ザイード書籍賞を受賞と決定されたそうです。シェイク・ザイードはアブダビ首長であり、UAE建国の父と呼ばれ、UAEでは絶対的な権威です。シェイク・ザイードの名を冠したモスク、道路、香水まである位です。その名を冠した大変栄誉ある賞です。こちらがシェイク・ザイード・グランド・モスクです。イスラム教徒でなくても入場出来る大変美しいモスクです。同賞はアブダビアラビ語センターが授与されます。通常はアラビア語やアラ
さて、どんどん日が経つのに、あまり進まない小説創作。でも、久しぶりに、村上春樹訳のレイモンド・カーヴァーが無性に読みたくなって、『頼むから静かにしてくれ』を、分析読みで読み返した。たぶん、前に読んでから、大方7−10年ぶりになるんじゃないかな。頼むから静かにしてくれ(1)(村上春樹翻訳ライブラリーc-1)Amazon(アマゾン)頼むから静かにしてくれ(2)(村上春樹翻訳ライブラリーc-2)Amazon(アマゾン)カーヴァーは村上春樹訳とともに、ミ
HT先生に捧げる本棚2冊目J.D.SalingerTheCatcherintheRye『キャッチャー・イン・ザ・ライ』村上春樹訳(ウィキペディアより)「青春の一冊」なんてカビの生えた言葉に嫌悪感を覚えない君なら、この本は絶好の一冊かもね。そもそも僕がこの本をもう一度読もうと思ったのも、たまたま図書館に原書(きっと誰かが寄付したであろう色焼けしたペーパーバック版)を見つけたからであって、おまけに村上春樹の翻訳本もあったわけで、別に昔のノスタルジーに浸ろうなんて1m
とある件でランチ会。デパートの特別食堂は混んでるとかで、こちらにて待ち合わせ。カフェウィーン@三越さん。ウィーンと言えば!ウィンナーシュニッツェル高校生の頃だったか、村上春樹の作品で仔牛のカツレツとか、ウィンナーシュニッツェルだとかを知り、トンカツはあるけれど牛のカツって食べたことない、どんなかな?とずっと気になっていて、後日食べる機会はありましたものの、まだ生涯で数えるほど。というわけで迷うことなく、ウインナーシュニッツェルです。まさかの給食みたいなトレイで供されましたwブ
野球観戦の翌日。レンタカーで250kmほど移動して、美深町仁宇布にある「ファームイントント」というペンションで1泊しました。ここは村上春樹の小説「羊をめぐる冒険」の舞台のような宿。目の前に羊牧場が広がります。村上春樹を中心に本がたくさん。「羊をめぐる冒険」は我が生涯で多分いちばん繰り返し読んだ小説です。夕食はジンギスカン。札幌でよく食べるジンギスカンより断然美味い!クラフトビールの銘柄は小説の英題「wildsheepchase」ジンギスカンに合います😋メリーさんの羊アイスは
先日、4月12日の22時より、NHKで放送されました、土曜ドラマ「地震のあとで」の第2話「アイロンのある風景」のネタバレ&個人的感想を。このドラマは、村上春樹さんの小説「神の子どもたちはみな踊る」を原作に制作された作品で「地震のあと」を描いた、4つの物語です。岡田将生さん、鳴海唯さん、渡辺大知さん、佐藤浩市さんを、各4話の主人公に、豪華俳優陣が集結しています。今回の第2話は、堤真一さん、鳴海唯さん主演の「アイロンのある風景」です。ドラマの冒頭に『2011年1月』という、テロップが表示され
村上春樹の短編集「神の子どもたちはみな踊る」に収録されている4編をベースにしてNHKで2025年4月に放送されたドラマ『地震のあとで』に、新たなシーンを追加し編集した劇場版。1995年、妻が姿を消し、失意のなかで小村は釧路を訪れ、UFOの不思議な話を聞く。2011年、家出少女の順子は、焚き火が趣味の男と交流を重ねる。2020年、善也は“神の子ども”として育てられ、不在の父の存在に疑問を抱く。2025年、警備員の片桐は、漫画喫茶で暮らしながら東京でゴミ拾いをしている。人々の悲しみや不幸を
JamesSetouchi2025.4.23スコット・フィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』(村上春樹訳で再再論)F.ScottFitzgerald〝TheGreatGatsby〟(R7.6月の読書会で扱う)1フィッツジェラルド1896~1940フィッツジェラルドは、アメリカの作家で、ヘミングウェイらとともに「失われた世代」(LostGeneration)と呼ばれるグループに属する。代表作『華麗なるギャツビー』『夜は優し』『富豪青年』『バビロン再訪』な
昨夜、宝島を読みながら寝てしまった新しい本その世界に入るまでが重要だと思っているその本の中の世界に入ったあとは本を開くとスッとその中の一員になれる昨夜はまだそこまでいかず眠気の方が勝ってしまったそして朝が来てよぉーこそー!ダイジュ先生の新しい本が届いたダイジュ先生、すっかり痩せてしまったポチャッとしているダイジュ先生が好きだったけれど健康の為にボクシングもやっているんだったかな。。。贅肉が削ぎ落とされて普通にカッコよくなってしまった何度も言うけれど仕事で分厚い電話帳
先日、4月5日の22時より、NHKで放送されました、土曜ドラマ「地震のあとで」の第1話「UFOが釧路に降りる」のネタバレ&個人的感想を。このドラマは、村上春樹さんの小説「神の子どもたちはみな踊る」を原作に制作された作品で「地震のあと」を描いた、4つの物語です。岡田将生さん、鳴海唯さん、渡辺大知さん、佐藤浩市さんを、各4話の主人公に、豪華俳優陣が集結しています。今回の第1話「UFOが釧路に降りる」は、阪神・淡路大震災が起きた、1995年を背景に、岡田将生さん演じる、主人公の小村が、妻の失踪を