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高い窓(ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon(アマゾン)162〜4,700円レイモンド・チャンドラー(村上春樹訳)『高い窓』(ハヤカワ・ミステリ文庫)を読みました。私立探偵フィリップ・マーロウものの長編第三作であり、村上春樹による翻訳では五作目の刊行となったのが今回紹介する『高い窓』。資産家の未亡人の家から消えた金貨をめぐる物語で、ミステリとしてのロジックもかなり面白い作品です。ハードボイルドの元祖と言われる、ダシール・ハメットの『マルタの鷹』など、私立探偵の主人公が
ある日のことおっさんすごいむらむらしていました。どれくらいムラムラしていたかというともうムッシュくらいムラムラしててんあまりにもムラムラしてきたので妻に何とかしてもらおうとLINEをしてみました。なんと近所のスーパーの宝くじ売り場で10億円出た模様おっさんの住む村の人口3万人ちょっとその中の1人が
ひとつ前の当ブログで、今年3月28日にお亡くなりになった坂本龍一さんがコイケ百合子に「神宮外苑再開発見直し」にリーダーシップを期待するというメッセージを送っていたのに、コイケが無視した話を書きました。コイケにとっては耳を傾ける価値のない提言だったのでしょう。商業主義と利権が絡み合い、どんどんと「再開発」という名の環境破壊が行われているのです。「外苑再開発」に関わる業者が近隣住民に行った「説明会」では、すべての樹木を伐採するのではなく、新たに移植する計画もあると言っていたようですが、それでも樹
村上春樹さんの長編小説『1Q84』の舞台でもある高円寺。主人公の一人「天吾」のアパートがあります。そしてこの小説の最も重要な場所として登場するのが高円寺の「児童公園」。そのモデルが、ここではないか?と言われているのが「高円寺中央公園」です。夜の公園の滑り台の上から二つの月を眺める天吾を、もう一人の主人公「青豆」が、潜伏している向かいのマンションのベランダから見つけます。天吾になりきる(月は出ていなかった。。)小説は映像と違い、文章を読みその映像を個人個人の頭の中で
こんにちは。行政書士もできる往年の映画ファンgonzalezです。訪問ありがとうございます。輸入ウィスキーの価格破壊が下げ止まりなのだろうか。殊に、売れ筋標準銘柄品の格安感は空前の設定である。軒並み千円を割るか、ちょっといっても千二百円程度で店頭に並んでいる。おかげで20年前に比ぶれば、日々の飲酒は実にリーズナブルに成り立っている。まさしくWhataWonderfulWorld。そんなことで、古式ゆかしき著名ブランドにして千円未満でゲット可能なスコッチウィスキーの中から、
ライ麦畑でつかまえて今日は私の好きな本であるライ麦畑でつかまえてのタイトルの意味について紹介します。ライ麦畑でつかまえて(白水Uブックス)Amazon(アマゾン)65〜5,532円キャッチャー・イン・ザ・ライ(ペーパーバック・エディション)Amazon(アマゾン)98〜9,800円私のお勧めは村上春樹訳のものです。独特な比喩表現が面白いので、ぜひ読んでみてくださいね。ライ麦畑でつかまえて簡単なあらすじこの物語の主人公はホールデンという1人の少年です。成績が悪く、通って
おはようございます。韓国ドラマ『ユミの細胞たち』全14話。1話の中にエピソードが2つ3つ入っている形式です。ここでは1話ずつ感想やらなんやらを付けていこうと思います。今回は第9話(エピソード24〜26)です。キャスト:キム・ゴウン、アン・ボヒョン、ジニョン、イ・ユビ、チェ・ミンホep24セイは4番を知らない今回のサブタイトルにある「4番」。これが何のことかよく分からなかったんですよね。では、1番から3番は何なのか。1番ウンはすぐ顔に出る2番ウンの1位は常に自分自身3番
杉並区大宮・方南町・永福町・浜田山・和泉ピアノ教室世田谷区・中野区・新宿区・渋谷区・武蔵野市杉並区Gクレフピアノ教室こんにちは私は2、3、4月病を発症し作ったばかりのメガネを翌日には無くすなどかなり重い症状だったのですがなんとか回復し本丸の5月病は免れそうですただのアルツ…メガネどこいった〜GPS〜❗️ほんと悲しみ💔さて❗️先日、オフの息子からの質問🙋無人島に1曲だけ持っていくならどの曲❓え〜⁉️究極的🎯しばし沈黙…ズバリ‼️ショパンのピアノコン
(ピアニスト保坂修平が独断で解釈しています)ぼくたちの失敗詞・曲森田童子森田童子1976年の作品。僕は、1993年のドラマ「高校教師」でこの曲を知った。そういう人は多いと思う。決して難しい詞ではではない。音楽と詞が生み出す世界観は甘く優しく心に忍び込んで、忘れがたい印象を残す。もちろん、森田童子の天性の声、その表現力が一番のかなめであり、唯一無二の作品になっている。でも僕は、この曲について、どうしても書いてみたい。なぜなら、自然に受け取る「普通の解釈」の先に、「もう一歩踏み込ん
ドライブ・マイ・カー(2021日本)監督:濱口竜介脚本:濱口竜介、大江崇允原作:村上春樹製作:山本晃久撮影:四宮秀俊音楽:石橋英子出演:西島秀俊、三浦透子、霧島れいか、岡田将生、パク・ユリム、ジン・デヨン、ソニア・ユアン、安部聡子①映画までの前置き濱口竜介監督の作品は「寝ても覚めても」を観ています。この映画、僕は苦手だったんですよ。レビューも微妙な書き方になってます。言いたいことは伝わったし、映画の独特な雰囲気…不吉で、不気味な雰囲気も、決して嫌いではなかったんで
「世の中には二種類の人間がいる。『カラマーゾフの兄弟』を読破したことのある人と、読破したことのない人だ」(村上春樹・作家)「これぞ最高峰の総合小説。これを読まずして文学を、いや人間を語るなかれ」(齋藤孝・教育学者)「およそ続編というものが全く考えられぬほど完璧な作品」(小林秀雄・評論家)各分野の大御所を心酔せしめた長編小説なのは存じていたものの、視界からさけ、未読のまま人生を過ごしておりました。しかし「文学」・「教育」・「国語」で糊口をしのぐ身なれば避けては通れぬと一念発
昨日のブログでキャンディ・ダルファーを登場させた以上、今日はミンディ・エイベアを出さないわけにはいかないだろう。これはもう間違いなくサックス界の奇跡だと私は思う。奇跡❗❗❗昨日のキャンディ・ダルファーと今日のミンディ・エイベア。二人ともジャスト50歳なのである❗なんという偶然なのだろう❗アメリカ生まれのミンディ・エイベア。とにかくチャーミングである。ミンディ・エイベアはたとえばローリング・ストーズの「ミス・ユー」とかジョン・レノンの
『風の歌を聴け』1981出演小林薫真行寺君江巻上公一坂田明監督大森一樹風の歌を聴け:作品情報-映画.com風の歌を聴けの作品情報。上映スケジュール、映画レビュー、予告動画。夏休みに、生まれ故郷の海辺の街に帰省した主人公の大学生と、馴染みのバーでの旧友との再会や、女の子との出会いを描く。...eiga.com1981年。今から何年前か計算するのに一苦労するかも。村上春樹が好き。特に初期の三部作が一番好き。という理由で観ました。『ノルウェイの森』は私的にはガッカリした。
『JETSTREAM』作家が描く世界への旅。今週は、作家・村上春樹のメモワール『走ることについて語るときに僕の語ること』より、第9章を番組用に編集してお届けしています。今夜は最終夜。作家として、長距離ランナーとして、走る事の意味を村上春樹が語る。なぜフルマラソンを走るのか?なぜ過酷なトライアスロンレースに挑むのか?それは、自分が生きているという、確かな実感を得られるからではないか、と。〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜トライアスロンというのは、3つの競技が組み合わさって
今更ながら西尾維新の物語シリーズにハマりまして。アニメのシリーズをちょこちょこレンタルして見始めたら思いの外面白くて。原作小説にも手を出すように。しかし、「ライトノベル」というジャンル分けっていつ頃から出来たんでしょうね。西尾維新自身が作中でキャラクターにライトノベルに関するメタ発言をちょこちょこと言わせているので、このシリーズが「ライトノベル」に分類されると自身でも認識しながらも「だからどうした?」という姿勢も伺えます。化物語に「いいよ。四人掛けのベンチを一人で占領しているこ
7月8日付「村上春樹の立ち位置を考えてみた」、7月15日付「大江健三郎の王国と村上春樹」と、このブログではこの2週、志賀直哉以来の日本近代文学の流れの中で村上春樹という小説家がどんな位置づけとなるのかを考えてきました。今週の“日曜日の村上春樹”はその続き、村上春樹と三島由紀夫のことを少し考えてみたいなあと思います。村上春樹は「三島由紀夫と川端康成が生理的に嫌い」と発言しています。だからあんまり読んだこともないと。まあ三島由紀夫に関しては、こういう反応を示す作家は珍しく
「きみにはそういう人はいるのかな?きみを受け止めてくれる人が」少年は首をきっぱり横に振った。「いいえ、ぼくにはそういう人はいません。少なくとも生きている人たちのあいだには一人もいません。だからぼくはいつまでも、時間の止まったこの街に留まることでしょう」発売日(令和五年四月十三日)に「街とその不確かな壁」を購入した。が、偶然、今年の一月から集英社文庫版の「失われた時を求めて」を読んでいたものだから、本作を手に取る気になれなかった。ようやよく「失われた〜」を読み終えたのが数日前(正確にいう
さて、今回のテーマは文学である。しかも世界の“村上春樹”だ。なに?文学だと?おいおい、大丈夫か?お前に文学が語れるのか?しかも村上春樹だと?無理すんな!やめとけ、やめとけ!大ヤケドするぞ!(時々ウザい、もう一人の自分…)あ、心配はご無用です。そんなアカデミックな文学論をここで展開するつもりなんてこれっぽっちもありません…っていうか、そんなことできるわけがありません。私は子供の頃から読書感想文が大の苦手だったんですから…。私が書くのはあくまで「どうでもい
先日香川・高松に行ってきた。旅のお供に絶対に持っていきたい!と思っていたのが、村上春樹「海辺のカフカ」。この本を読んで高松に行きたくなった、と言ってもいい♡私が本の中で一番好きな部分は、ホシノさんがナカタさんと旅をしていくうちに、少しづつ変化していくところ。元不良、自衛隊上がり、現トラック運転手で力まかせ、とことん男!!なホシノさんがナカタさんと過ごして徐々に五感を開いていく。珈琲を味わい、美しい音楽を味わい、映画や本を読んで感
図書館本。少し前に読みました📖2月に小澤征爾さんが亡くなられました20年ほど前に一度だけ、三重県津市へ小澤征爾さんが指揮をされたコンサートに行ったことがありました。クラシックは詳しくないけれど、「世界のオザワの指揮を一度生で見てみたい」というミーハー心で。関東ではコンサートがあったけれど、なかなか関西には来られなくて。(私が情報を見つけられなかっただけかもだけど)なんとか見つけたのが三重県の公演。遠いっちゃ遠いけれど、近鉄電車で日帰りは可能。簡単ではなかったけれど、なんとかチ
「ブルックナー生誕200年」を意識して読んだ1冊。以前から綺麗な表紙と面白いタイトルが気にはなっていた。ページ最後に載せられているブルックナーに関する大量の資料が劇中劇のような小説パートで存分に生かされていて、中には初めて知るエピソードもあり(フィクションの可能性もあるが)、とても興味深く読み終えることができた―。著者の高原英理氏は今回初めて知った作家で、作品を読んだのも初めてである。当初は評論を中心に執筆活動を開始、作家デビューを果たしたのは2001年だそうだ。
先日、アメリカ人の男性と話していて、私が「アメリカ文学で一番好きな作品は、ライ麦畑でつかまえて、なんです。」と言うと、なんと、それまで英語で話していた彼がはっきりとした日本語で、「それ、ひきこもりの人のことを書いた話しですよね。」と言ったのだ。一瞬、言葉に詰まる私。主人公のホールデンがひきこもりだとは、今の今まで思ったことがなかった。確かに作者は人嫌いで有名で、ほとんど仙人のような生活をしていた、とは聞いていたが。すぐに読み直してみた。主人公のホールデンの、優しくて繊細で、そ
今、朝6時20分からの音読会という、zoomの音読会に参加しています今は、リチャード・バック(かもめのジョナサンの著者)の「イリュージョン」をよんでいます。現在発売されてなくて、それぞれ古本を手に入れたり図書館で借りたりまでして!!!この本を読むまでに、、、、「開運モンスター」著者のまさみんこと吉川真実さんが主催四角大輔さんの著書「超ミニマル主義」「超ミニマルライフ」を読むことから始まった、読書会そこから、偶然の重なりで村上
高校生のワタナベの親友キズキが命を経ってしまう。東京で大学生になったワタナベはキズキの彼女だった直子と偶然再会する。キズキとは幼馴染だった直子も彼の死後、地元を離れ誰も知り合いのいない大学生活を過ごしていた。それから毎週のように直子と東京の街を会話もなく散歩することになる。そんな直子に恋心を抱くようになり、直子もワタナベ意識し始めるのだが・・・。「1Q84」に引き続き村上作品を読了。80年代がベースのこの二
これは面白いっ!村上春樹さんの小説を読んで、いや、読み始めてから読み終わるまで、中だるみすることなく、最初から最後までワクワク・ドキドキしたまま物語が完結したのは珍しいかもしれません。村上春樹さんの作品「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」を完読したのです。色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年(文春文庫)Amazon(アマゾン)794円外出自粛が続く2022年のGW期間中に、何か小説でも読みたいなと思い、そのタイミングで「実質半額セール」と銘打ってセールが行われ
学生におすすめする大学生が主人公の青春小説を厳選しランキング形式で紹介します。今回は、学生におすすめする青春小説を厳選してランキング形式で紹介します。学生の時は、一番読書をする時間がある時期だと思います。そんな学生時代に同世代の主人公が描かれた小説を読むと、非常に得るものが多いと思います。是非、参考にしていただければと思います。1位宮本輝『青が散る』多数の作品を残す宮本輝の屈指の名作『青が散る』。宮本輝氏は昭和22年生まれ。1977年、『泥の河』で第13回太宰治賞を受
村上春樹さん…シンプルな文体で人の心に何かを残していく作家「分かりやすさ」と「不可思議さ」が同居するパラレルワールド彼は一人息子の写真でも見せるようににっこりと微笑みながら…『羊をめぐる冒険』より村上春樹さんといえば,自身の作品が様々な言語で翻訳され,海外にも多くのファンがいることでも有名なお方です。数多くの言語で綴られている村上作品…,一体,なんでそうなるのでありましょう???私個人は,「翻訳するのに適し
村上春樹さん新作で注目集める町記者が歩いて感じたもの毎日新聞2023/6/310:00(最終更新6/311:39)有料記事2166文字村上春樹さんの新作「街とその不確かな壁」と南会津町図書館=福島県南会津町で2023年5月16日午後1時15分、岩間理紀撮影作家の村上春樹さんが6年ぶりに世に送り出した新作長編小説「街とその不確かな壁」(新潮社)をきっかけに注目を集めている町がある。主人公が図書館長を務める町のモデルは福島県南会津町ではないか。町民やファ
人が楽しんでいる姿って、なんでこんなにこちらも楽しいんだろう。このシリーズ本当に好き。今後もぜひ続けてほしい!本が読めない32歳が初めて芥川龍之介を読む日|オモコロ読めるのか…!?omocoro.jpタイトルの通り、読書が苦手な32歳のライター・みくのしんさんが、名作小説の読破に挑戦する企画。初回の太宰治『走れメロス』に続き、今回は芥川龍之介『トロッコ』を読む。国語の教科書にもあった、懐かしい『トロッコ』。工事現場のトロッコに憧れる8歳の少年・良平の、
こんばんは。ブログのデザインを変更致しました。可愛い。先日更新した記事に、初めてコメントが付いてとても嬉しいです。ありがとうございます。突然のイラストも、面白かったみたいで良かったです(笑)友人たちに好評だったので載せました(笑)今回は、冬休みに読んだ「海辺のカフカ」について書きます。とってもタフな15歳の男の子、カフカ君のお話。カフカ君はとてもかっこよくて、こんな15歳本当に居るのかな〜と思いました。居たら、好きになっちゃう(笑)