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今日の京都市内は、とうとう最高気温が30℃を上回って〝真夏日〟となった。昨日までは、薄いセーターを上に着ていたけれど、今日はさすがにそんな恰好は無理だった。今日の午前中は、京都市の北部・鷹峯にある常照寺へ出掛けていた。このお寺は、徳川家康から鷹峯に土地を与えられ、この地に工芸村を開いていた本阿弥光悦が土地を寄進した。そして、日蓮宗中興の祖と言われる日乾上人が開創した、「鷹峯檀林(学寮)」の旧跡とされている。だからすぐ近くには、本阿弥光悦にゆかりの光悦寺もある。(常照
常照寺(じょうしょうじ)は元和二年(1616年)に本阿弥光悦、光瑳の親子の発願により、同所に「法華の鎮所」を建立し、身延山日蓮宗中興の祖である寂照院・日乾上人(にちけんしょうにん)を招じて開創し、鎮所を寂光山常照寺と号した。そして、日乾上人は、常照寺に僧侶の学問所である鷹峰壇林(たかがみねだんりん)を創設した。往時は、広大な境内に大小三十余棟の堂宇があり、幾百人と勉学にいそしむ学僧で賑わっていたと本阿弥行状記などに紹介されている。宗派:日蓮宗御本尊:三宝尊所
特別展「本阿弥光悦の大宇宙」往訪日:2024年2月2日会場:東京国立博物館・平成館所在地:東京都台東区上野公園13‐9会期:2024年1月16日~3月10日(月曜休館)開館時間:9時30分~17時観覧料:一般2100円大学生1300円高校生900円アクセス:JR上野駅から10分※撮影NGです※終了しました(※ネットより写真を数枚拝借いたしました)ひつぞうです。二月初めに東博・平成館で開催された特別展を訪ねました。本阿弥光悦(1558-1637)といえば国宝・
皆様新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。一年の計は元旦にあり。お正月恒例企画、2024年に私が訪れたい展覧会、美術館をご紹介させていただきます。展覧会本阿弥光悦の大宇宙東京国立博物館平成館2024年1月16日〜3月10日日本美術の展覧会に本阿弥光悦の作品は欠かせません。しかし光悦をメインに据えた展覧会は意外に少ない。大物を一時期に集結するのが難しいからでしょうか。とにかく東京国立博物館の企画展ですから期待大です。中尊寺金
嵯峨本を出版した豪商は誰か?本阿弥光悦と共に嵯峨本を出版したのは、江戸初期の京都の豪商・角倉素庵で、角倉船による海外貿易や大堰川掘削などの土木事業で知られる角倉了以の長男である。豪商としての活動の一方、儒学や和歌、書・能・茶道など幅広い教養人でもあった。当時、代表的文化人だった本阿弥光悦と協力し、豪華で美しい装飾・文様で彩った『伊勢物語』『方丈記』『観世流謡本』等の嵯峨本を刊行した。