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先日の私の装いです。本場結城紬の着物に、東京友禅の九寸帯を合わせました↓この本場結城紬の着物は、緯糸が全て絣糸。とてつもなく、手間がかかった着物です。今ではほとんど生産されていないタイプです。帯は東京友禅、小倉貞右氏の祭りの柄。とても細かく描かれていて、一人ひとり表情まで違うところに心を掴まれました。小物合わせは、帯の柄を活かしたかったので、帯締めは、色を足さず、柄に馴染むような柄の物を。そして、帯締めに色がない分、帯揚げで色を足して、アクセントに。
夏結城を着ていると、必ず「その着物は何ですか?」と尋ねられます。あまり類を見ない着物なのです。なので、本日は、夏結城について、ご紹介したいと思います。夏結城とは、結城紬の中でも、単衣夏向けに作られたもの。透け感があって、見た目も涼し気です。そんな夏結城と呼ばれる着物には、いくつか種類があります1,本場結城紬に使われる手で紬いだ極細の真綿糸と、麻糸とで織られたもので、野村半平の機屋のみで作られている。2.結城地方で織られているが、麻糸は使われておらず、絹の
「結城紬、気にはなっているけれど、実物を見たことがない」「名前だけは聞いたことがあるけど、何が特別なの?」そう感じている方にこそ、ぜひ足を運んでいただきたいのが、『第21回本場結城紬展糸-ito-』です。今年から、開催地は名古屋へ。3年間ごとに会場を移して開かれるこの展示会。今回の名古屋開催は、3年間の貴重な機会の初年度となります。🏛展示会の魅力本場結城紬の産地組合が主催する、年に一度の特別な展示会。原料の真綿から糸をつむぎ、絣をくくり、地機で織り上げる
名古屋で、三日間の本場結城紬展『糸』が、無事終了致しました。結城紬の産地問屋の組合の主催なので、たくさんの結城紬が集まっておりましたので、「こんなに多くの本場結城紬を見たのは初めて!」というお声を色んな方からいただきました。会場内↓↓試着用本場結城紬実演の近写また、来年も、なごやで、同時期(11月21日〜23日)に同会場(名古屋美術倶楽部)で行うことが予定されています↓来年会えることを楽しみにしていますので、ご予定に入れておいてくださいませ
こんにちは♪日本の絹織物の中でも最高峰のひとつとされる本場結城紬と300年以上続く紅型宋三家の15代目大人気作家城間栄順さんの帯ご紹介ですいつもながら申し訳ないのですがやわらかな黄色の色がうまく出ていない気がします本場結城紬、皆さまがすぐイメージされる亀甲ではなく縞、ですポツポツと十字絣のようにみえる、ちいさな玉が良いアクセントズーム結城紬はふっくらとやわらかく非常に軽く、高い保湿性をもちまたシワになりにくく、丈夫で三代着て味が出るともいわれ
20年ほど前に、着物を着始めの頃、最初に手に取った本が、森田空美さんの本。その本で森田さんは、初めに紬を買うなら、無地の本場結城紬をおすすめされていました。当時の私は、それを読んで、何がそんなに無地の本場結城紬がいいのかわからないし、そんな高額なきもの、買えないわ〜、と思ってスルーしていました。結果、悔しいけれど、今は、森田さんのおっしゃっていたことに賛同します。いろんな着物を着てきた今なら、おっしゃっていた意味が、本当によくわかります。着心地が良く、胸を張って着ら
本場結城紬の着物に、まこと織物さんのすくい織りの洒落袋帯を合わせました↓すくい織とは?もともとは格式の高い綴れ帯がベース。それを「もっとお洒落着に合わせやすくしたい」という思いから、京都・西陣のまこと織物さんが発展させた技法が“すくい織”です。そのため、紬や小紋との相性がとても良いのです。特に、手のかかった結城紬や大島紬には、軽い帯を合わせるとチグハグに見えてしまう…という悩みも、まことさんのすくいの帯なら、“重み”を受け止められる帯なので、本当に重宝します。まこと
もろ入りの本場結城紬とは、こんな着物の柄のこと↓結城の産地では、よこ入りと呼ばれています。通常の絣柄は、よこ糸は、絣糸と無地糸を織り交ぜながら織っていきますが、もろ入りと呼ばれる織り方は、よこ糸が絣糸だけでおられているもの。絣糸を作る手間、織る手間がかかる、貴重な織物。↓西陣の洒落袋帯を合わせました結城紬の細かい柄の着物には、西陣の洒落袋がよく似合いますよ。色味は帯締めだけで足しました↓もろ入りは、柄に奥行きが出るので好きなのです。チアキ塾の募