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朝倉かすみさんの『けんぐゎい』のレビューになります。題名の『けんぐゎい』とは、『圏外』、つまり普通からはみ出た人たちのことを意味します。さっそくですが、あらすじをどうぞ!利発だが酷い痘痕の姉ふゆ。逆上せ癖で縹緻よしの妹りよ。幼くして父を亡くし、ふゆは手習師匠の手伝いに、りよは船宿の下女奉公に出された。師匠の養子で禍々しいほどに歪んだ性癖をもつ宗三郎から手籠めにされたふゆは懐妊するが、現人神と崇められる女医者と出逢い、彼女の人生は大きく変わっていく。自我に目覚めた主人公が、女の生と向き合う、
謎の大型新人がデビュー本のタイトル、『源七郎はまだか』が、8月25日、角川文庫から出版されました。お値段は、880円+税。どうやら事件のからんだ時代小説のようです。あらすじ武家の三男である真木源三郎は市ヶ谷の焼餅坂にある鳥飼道場で剣術を教えながら世話役をしています。道場はいつも火の車で、源三郎は金策に追われる毎日でした。そんなある日、野々村柊一郎と名乗る若者が道場を訪ねてきます。北町奉行所の役人を父に持つ柊一郎は、定町廻り同心を目指し、強くなりたいのだと
まるまるの毬2017年6月文庫本初版(単行本2014年6月初版)亥子ころころ2022年6月文庫本初版(単行本2019年6月初版)うさぎ玉ほろほろ2026年2月文庫本初版(単行本2022年12月初版)西條奈加さんの作品南星屋シリーズ「まるまるの毬」は2015年吉川英治文学新人賞受賞作。西條さんは、私より4つ年上のお姉様。今回初めましての作家さん。少し前に何処かで読書療法の記事を読みまして。読書には、人を癒す力があると。ノンフィクションでは
ここ最近、時代小説で興味をひくものがあると読むようになりました。先日、読んだのが『筆耕屋だんまり堂』シリーズです。これは、本屋で平積みになっていたのが発売直後の三巻の『筆耕屋だんまり堂一文字の想い』で、えっ筆耕屋?一文字?なにこれ?と手に取ったからです。表紙イラストも、墨を擦っているところと、一文字を書いて見ているところが描かれており、帯に書かれていることからも、以前、アート習字を習いに行って、文字を書くことに今も興味が残っている身としては、興味を惹かれたわけです。s-book
イキって本を読んでみようと思い175冊目に入りました。今回読んでみたのは「続巷説百物語」(京極夏彦作)巷説百物語シリーズの第2作です。こっちのシリーズは本の太さが普通なのかと思っていたら、ちょっと分厚くなってきたので心配です。まあ700ページはまだ普通サイズの範囲ですよね……。それでは感想を書き散らかしていこうと思います。適当なあらすじ御行の又市、山猫廻しのおぎん、事触れの治平の三人は、法で裁けない悪党を妖怪の仕業に見せかけて退治する闇の仕事人だ。闇の仕事人たちと関わることにな
8月前半に、稲葉稔著「さばけ医龍安江戸日記」を読んだので、感想などを記します。(感想など)稲葉稔さんの小説「さばけ医龍安江戸日記(新装版)」の第1巻が2026年5月15日付で刊行され、第4巻まで出されています。江戸の元武士の医者が主人公で、キャラクターが新鮮で、面白く読みました。著者のあとがきを読むと、医療や薬のことについてかなり勉強されていて、そういう点が小説に深みを与えています。内容は、捕物帳の趣があり、サスペンスや立ち回り、なぞ解きといったストーリーで、王道の時代小説です。
イキって本を読んでみようと思い377冊目に入りました。今回読んでみたのは「後巷説百物語」(京極夏彦作)京極夏彦さんの時代小説・巷説百物語シリーズの第3作です。巷説百物語シリーズは、表で解決できない事件を妖怪の仕業に見せかけることで解決する仕事人『御行の又市』たちの活躍を描くミステリー風時代劇です。そんな闇の仕事人たちの活躍を、戯作者の青年『山岡百介』が語り手となって追っていきます。前巻ラストの「老人火」で又市さんと百介さんが一生のお別れを果たしたのですが、この巻ではいったい何をするん
「走れメロス」をどう思うか。中学校の教科書に出てきたよね。クラスのほとんどが、「メロスとセリヌンティウスの友情が素晴らしい」とか。「ディオニス王が感激して心を入れ替えるほど、なんと素晴らしい物語だろう」とか。「いい話だ」とか。誰か一人の妥当な意見に皆が前ならえで(その心は面倒臭いから)と挙手する中、担当教諭の「他に意見のあるひと」という声にすかさず手をあげたのは私であった。民衆を苦しめてきた暴君ネロ(ディオニス王だって)が簡単に改心するとは思えない。この結末はおかしい。と。
冬霞これは珍しい、足利直冬の小説だよー!足利直冬といえば、足利尊氏の庶子であり、なぜかとことん父に嫌われ子として認められず、尊氏の弟の直義の養子になった子。めっちゃ戦に強くて、九州に追いやられたらそこで力をつけて父の敵になったという謎の(?)人物。そう、わたしにとっては色々と謎。庶子とはいえ、何故ここまで父・尊氏に嫌われたのかがまず謎。解釈はさまざまにあると思うので、ストーリーとしてどういう理由をつけるのか、この作者さんの解釈を見てみたかった。が・・・よくわから
「おふうさま」諸田玲子淡交社加賀前田家利常公四女・富姫(おふうさま)徳川家(武家政権)への嫌悪を持つ朝廷、公家と良好な関係を築くために八条宮家へ嫁ぐことになった富姫の生涯とそれを支え続けた侍女•小蝶の物語夫となる八条宮智忠親王の八条宮家は桂離宮(作中では桂別業)を造営したことでも有名な宮家武家政権を嫌悪しつつもその財力を頼みとしなければ暮らしを保てない宮家大名家から嫁ぎ、妃となった富姫の置かれている環境は厳しい加賀前田家を快く思わない公家たちによる富姫を陥れようとする陰謀を前田家を
【朗読】彩虹山本周五郎朗読アリア概要【朗読】彩虹山本周五郎朗読アリア山本周五郎名作朗読1231高評価数178,383視聴回数2021年1月16日#山本周五郎#時代小説#朗読山本周五郎を読むアリアチャンネルへようこそ!いつもご視聴ありがとうございます。癒しの朗読アリアです。📚今回の朗読作品山本周五郎「彩虹」昭和21年2月「講談雑誌」に掲載されました。43歳の作品です。私は山本周五郎の大ファン!彼の作品の魅力をもっと多くの人に知ってほしい、広めたい――そ
わたしはね、あなたが誰かは知らない(笑)そして、まぁこの時点では誰でも良いと想っております。でもね、本当にこの五カ月は有難かったです。まぁ、勝手に『肌感』を六月末から七月ぐらいに感じさせて頂けましたし、どこのどちら様かは存じませんが、とても温かなお心遣いを頂戴することが出来ました。まぁ、どの様に感じて頂けているかは存じませんが、この歳ですからね、頑固なところは頑固でして(笑)梃でも動かないと言えば梃でも動かないわけです。で「受け取らないの?」と言われれば、受け取りたいのは山々なので