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伊東潤さんの『峠越え』を読み終えました。楽天ブックス(送料無料)峠越え(講談社文庫)[伊東潤]楽天市場770円この小説の主人公は、徳川家康です。一説によると、関西人のほとんどは徳川家康が嫌いなのだとか。実は私も、もともと家康が好きではありません。それなのに、なぜこの小説を読もうと思ったのか。きっかけは、この夏、2026年8月に観劇したOSK日本歌劇団『幸村を討て』でした。今村翔吾さん原作のこの作品で、トップスターの翼和希さんが徳川
朝倉かすみさんの『けんぐゎい』のレビューになります。題名の『けんぐゎい』とは、『圏外』、つまり普通からはみ出た人たちのことを意味します。さっそくですが、あらすじをどうぞ!利発だが酷い痘痕の姉ふゆ。逆上せ癖で縹緻よしの妹りよ。幼くして父を亡くし、ふゆは手習師匠の手伝いに、りよは船宿の下女奉公に出された。師匠の養子で禍々しいほどに歪んだ性癖をもつ宗三郎から手籠めにされたふゆは懐妊するが、現人神と崇められる女医者と出逢い、彼女の人生は大きく変わっていく。自我に目覚めた主人公が、女の生と向き合う、
「けんぐゎい」って何?と思ったら、「圏外」のことだった。表紙のインパクトもすごい。本屋さんで見かけても私はたぶんそっと棚に戻していたと思う。でも新聞の紹介文が印象的で、図書館で予約。そして読んだ。……しんど。疱瘡で顔に痘痕が残る姉・ふゆと器量はいいけれど逆上癖のある妹・りよ。利発なふゆは手習い師匠の家へりよは船宿へ奉公に出される。ここまでは何とかついていけた。ところが、師匠の養子・宗三郎。お前や。お前が出てきてから空気がおかしくなる。ふゆを手籠めにして妊
光文社2006年2月刊292ページ宮部みゆきの作品で、時代小説の魅力を知り、藤沢周平とか池波正太郎とか、読んでみようかなーと思いつつ、ちょっと、ハードルが高い気がして、なかなかそこには行けず。そんな時、図書館で目に付いた本作。シリーズ化しているのか、10数冊がずらりと並んでいる。あさのあつこと言えば『バッテリー』、児童文学作家と思っていたのに、こんな時代小説も書いていたのか、と試しに読んでみたら、ミステリー仕立てで影のある登場人物、私好みの面白さ。一気に読み終えた。最
北大路欣也のお父さんは東映の重役俳優だった市川右太衛門。当然のように、父子共演した作品が多々あります。『父子鷹』(1956年・東映/監督:松田定次)は、父子初共演だけでなく、北大路欣也の映画初出演作。勝家に養子に入った小吉(市川右太衛門)は、実父の男谷平蔵(志村喬)や兄・彦四郎(月形龍之介)の心配をよそに、オベンチャラが言えず無役のまま。義母(東山千栄子)に嫌味を言われてふてくされている小吉を、彦四郎は代官となった任地に同道します。同地で無法を働く郷士(山形勲)を小吉が取り押さえ、江戸へ帰参。
竹中半兵衛と豊臣兄弟の話。とても面白かった秀吉の元に来た半兵衛は始めは全然役に立ってなくて、小一郎は首をかしげるばかりだった。とりあえず居てくれたらいいとそう結論に至った頃、半兵衛が本領を発揮し始める。躍動感たっぷりの金ヶ崎の退き口にラストは姉川の戦いまでの話だった。とても面白かったラストの遠藤喜右衛門への竹中半兵衛の告白は驚いた。《※ネタバレありの感想》半兵衛が織田信長の誘いを断り続け、信長がキレてる所からスタート。味方にならないのなら、才ある半兵衛は危険。
光文社2012年2月刊光文社文庫2014年8月刊372ページ弥勒シリーズ第4弾。前作は短編だったけど、再び長編に。しかし、今までの捕物帖的な物語ではなく、本作は遠野屋清之介の半生記ともいうべき物語。橋の下で見つかった男の屍体の中から瑠璃が見つかった。探索を始めた定町廻り同心の木暮信次郎は、小間物問屋の遠野屋清之介が何かを握っているとにらむ。そして、清之介は自らの過去と向き合うため、岡っ引きの伊佐治と遠き西の生国へ。そこで彼らを待っていたものは……。~紹介文より~紹介文