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落合恵子さんの『がんと生ききる』(朝日出版社)を読みました。春香は小学6年生の時に脳腫瘍と診断されてから、7年2か月を生ききりました。その間、春香は何を思い、どんな心で日々を過ごしていたのか。落合さんの体験を通して、その胸の内に少しでも触れたいと思ったからです。落合さんは2023年6月に肺がんと診断されました。手術はできず、入院して抗がん剤と放射線治療を受け、現在は自宅に戻られています。お仕事は、子どもの本の専門店「クレヨンハウス」とオーガニックレストランを東京と大阪で経営されています
2020年3月22日。春香の最後の誕生日は、コロナ禍の暗い気分を少しでも晴らそうと、家族四人で近くの菜花畑へ出かけました。新鮮な空気をたっぷり吸って帰宅した後は、毎年恒例のささやかなバースデーパーティーを開きました。妻が春香の好きな料理を作り、いよいよケーキを食べようとしたとき、“事件”が起きました。妻が箱ごと冷蔵庫にしまっておいたケーキを取り出そうとした瞬間、箱の一部が冷蔵庫の縁に当たり、ケーキが横向きに滑り落ちてしまったのです。形が崩れてしまったケーキを見ても、春香はにこにこと笑っ
春香と同じ脳腫瘍のため、若くしてこの世を去った元阪神タイガース・横田慎太郎選手の生涯を描いた映画『栄光のバックホーム』を観ました。夢を追いかけながらも病により区切りをつけ、引退を決意した彼が、最後の試合で見せた「奇跡のバックホーム」。その場面では、スポーツを愛する者として涙が止めどなく溢れました。映画の後半、闘病しながら講演活動を続けるシーンでは、実際に名古屋で聴いた横田慎太郎さんの声が胸に響きました。機能が低下し、徐々に衰えていく身体を家族全員で支え、最期まで見送っていく姿は、春香の時と