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星に手を伸ばそうファンタジーを飛び越えて。夢を夢見てそして君が見たものが現実になる有名なテーマソングの歌詞が、今作の真髄です。子供の頃は、ハラハラドキドキする場面しか覚えていなかった今作。大人になってからみると、驚かされる。ラストにかけてどんどん哲学的になっていく展開!「ネバーエンディング・ストーリー」(画像お借りしました)娘の映画レビューです。※2018年12月の記事を再編集しています娘が映画の記録をフィルマークス(映画アプリ)につけはじめて今年で5周年今週は、親
産まれてすぐ母を亡くした光源氏は女性に母の面影を求めていた。しかしそろそろ生き方を改めようと身を固める決心をする。婚礼の日、父の後妻を一目みて心が騒ぐ。「母に生き写しだという藤壺。亡き母は見た目だけでなく心も美しい人だったらしいが藤壺はどんな人だろう?知りたい!逢いたい…」光源氏の思いが高じて義母と息子は禁断の愛へ。やがて藤壺に皇子が誕生すると父(帝)は抱いている赤子を光源氏にみせながら言った。「ごらん。お前の小さい頃にそっくりだよ」新源氏物語森一生監督
『わたし達はおとな』(2022)監督・脚本加藤拓也木竜麻生、藤原季節、桜田通、石田ひかり、佐戸井けん太、片岡礼子、菅野莉央、清水くるみ、森田想、山崎紘菜、他。デザインを学んでる大学生の優美(木竜麻生)と、将来劇団を主宰したいと思ってる演劇サークル員の直哉(藤原季節)の出会いから別れるまでの恋愛を描いた作品。ざっくり。別れのひきがねとなったのは、優美が直哉の子だとはっきり言い切れない妊娠をしたこと。前カノ(山崎紘菜)を中絶に追いやる形になった経験を持つ直哉は、数日考えて、優美のお
あれがやってくる!ファンタジーの世界が根こそぎ消えてゆく。あれとは虚無だ。絶望やむなしさが、人間の心から夢や希望を奪っていく。「ネバーエンディング・ストーリー」1984年ウォルフガング・ペーターゼン監督(画像お借りしました)出町座さんの一周年記念上映作品を鑑賞してきました。娘「こんなに号泣するとは思わなかったぁ。。まったく泣くつもりがなかったから、下まつ毛にもマスカラぬってきちゃった。しまった、化粧がはげちゃった。」あらすじ母を亡く
『危険な関係』(原作・ラクロ脚本・新藤兼人監督・藤田敏八1978年日活)出演・宇津宮雅代、三浦洋一、片桐夕子、野平ゆき、風戸祐介、南美江、根岸明美、高橋明他。蓼科山麓の伯母(南美江)の別荘で暮らすカメラマン・寒川雄二(三浦洋一)のもとに差出人不明の手紙が届いた。それは雄二の元愛人・渡瀬綾子(宇津宮雅代)からで、夫の死後1か月もたたない内に自分を手ごめにして逃げ去った夫の友人・北林(井上博一)への復讐に協力して欲しいという内容だった。二人の関係にはもう微熱すら残
レディース・アンド・ジェントルメン!お久しぶりのちゃーはんです!(๑•̀ㅁ•́๑)✧今日は名探偵コナン劇場版第27弾、「100万ドルの五稜星」を見てきたので、その感想です!ネタバレがありますので、まだ見ていない方はお戻りください😖あと、記事を書ける機会が少ないので、最近のコナン関連のいろいろもあります!そのため長い記事になってしまいますが、最後まで見てくださると嬉しいです![映画感想]まずは映画の感想から!予告が流れている間、ずっとドキドキしてて、なんか緊張してました(笑)「やばい、死
『キングオージャーVSドンブラザーズ』『キングオージャーVSキョウリュウジャー』を公開初日に観て来ました。今年のVシネクストは2本立て!特撮のファン層(大きなお友達含む)の狙い方わかってる!!以下、ネタバレ感が苦手な方は閲覧ご遠慮ください(9割方予告・公式で明かされてる内容ですが…)VSキョウリュウジャーの感想から。まず、この映画はキングオージャー本編のコラボ回(32.33話)を踏まえた内容になっています。わざわざ
●あらすじ駅馬車に9人の登場人物が乗り、ローズバーグへと向かう旅の話。しかし道中はアパッチから襲われる危険がある。護衛のための騎兵隊は途中までしか同行できない。乗客の中の一人、主人公のリンゴは脱獄囚。父親と弟をルークに殺されている。その復讐を果たすために駅馬車に乗りローズバーグへと向かう。9人のうちの1人、カーリーは保安官であり、リンゴを見守るためにこの駅馬車に乗っている。途中でおりた町で乗客の一人ルーシーが出産したり、その出産を契機に医師であるブーンが酒を飲まずに奮闘した
『殺人の追憶』を鑑賞。ポン・ジュノ監督作品『パラサイト半地下の家族』が2021年1月8日に金曜ロードショーでテレビ初放送となるらしいので観てみました。殺人の追憶の方がパラサイトよりももっと社会的な作品かなと感じました。キネマ旬報で2000年代洋画批評1位に選ばれてた殺人の追憶。これは期待大!以降ネタバレありで感想を~実際の事件との互換性今作は韓国で起きた華城連続殺人事件を元にしている。1986年から1991年にかけて10代から70代の女性10名が
『生きちゃった』(2020)英タイトルは「Allthethingsweneversaid」アジアの監督らによる映画制作の原点回帰をコンセプトにした作品連のひとつとのこと。監督脚本石井裕也(『舟を編む』『町田くんの世界』他)仲野太賀、大島優子、北村有起哉、原日出子、鶴見慎吾、伊佐山ひろ子、嶋田久作、若葉竜也、他。厚久と武田、奈津美は高校時代からの仲良し3人組。厚久と武田はいつもパピコを買っては奈津美に半分をあげていた。厚久と武田の真ん中には常に奈津美がいたが、当時
『かぞくのくに』(2012)監督脚本ヤン・ヨンヒ在日コリアン2世であるヤン・ヨンヒの実体験をもとにしたフィクション。安藤サクラ、井浦新、京野ことみ、宮崎美子、津嘉山正種、村上淳、他。25年前、理想郷、楽園との謳い文句で北朝鮮への帰国事業が興り、日本の総連本部で働く父親に従い一人国を渡ったソンホ。北朝鮮で家族を持ったが、頭に腫瘍が見つかり治療目的で3ヶ月の一時帰国が許された。25年ぶりの家族(父母、妹)や友人たちとの再会で皆沸き立つが、本国からの監視員が付いてるうえ、スパイを勧
よりみちねこです。映画エッセイを書きました。こちらからお読みください。映画「幸せなひとりぼっち」「オットーという男」〜ヨーロッパとハリウッドの違いは?映画「幸せなひとりぼっち」「オットーという男」〜ヨーロッパとハリウッドの違いは?-ねことんぼプロムナードどちらも面白かった。「幸せなひとりぼっち」2015スウェーデン監督・脚本/ハンネス・ホルム出演/ロルフ・ラッスゴードバハール・パルス他「オットーという男」2023アメリカ監督/マーク・フォースター脚本/デ
バカ映画というジャンルはあると思っています。最たるものはアサイラム辺りになるのでしょうが、こういう映画を楽しむというのは、ある意味映画通の楽しみ方だと思っています。なので、映画評論家が付ける点数だけが映画の価値ではないのです。前作からモンスターユニバースシリーズはその系譜になり、こういう映画は頭を空っぽにして、純粋に怪獣プロレスを楽しめば良いのです。わかりやすいヒールがいて、正義チームがいて闘って勝つという、これ以上ないくらいにわかりやすい展開はマンネリ以上の満足感があるのです。今回は
『水のないプール』(1982)1980年宮城県仙台市で実際に起きた性犯罪から着想を得た作品とのこと。監督若松孝二脚本内田栄一製作若松プロダクション配給東映セントラルフィルム内田裕也、中村れい子、浅岡朱美、MIE、藤田弓子、沢田研二、安岡力也、殿山泰司、常田富士男、原田芳雄、赤塚不二夫、タモリ、他。地下鉄の切符切り(知らない人もいるかもしれないが、昔はパンチで切り込みを入れるのが乗車券の確認だった)係の男は妻と2人の子供の父親だ。妻は小さい子供の面倒にくたびれ
『月曜日のユカ』(1964)原作は安川実監督中平康脚本斉藤耕一、倉本聰加賀まりこ、中尾彬、山本陽子、加藤武、北林谷栄、他。舞台は横浜。クラブホステスの18歳のユカにはパトロンがいるけど、誰とでも寝る。男を順に並べて裸になって待ち受けるほどに。ただし、キスだけはしない。商売女とは違う純粋で綺麗だというふれこみ。事実ユカはかわいらしくあどけなく悪びれた面も少しもない魅力的な女の子で、パトロンのパパを喜ばせたい一心で尽くす。けれどある日元町で家族3人でいるパパを見かける。パパは
遂に!!この日が!!!公開初日に観てきました。私は当時リアルタイムで観ていて、最終回に本当にショックを受けたのを今でも思い出します。あの時私は完全なルルーシュ派だったので、次の日友達と何故!?どうして!?とショックを引きずっていました。そしてネット上でささやかれていたルルーシュが実は生きているのでは!?という一縷の望みをずっと抱いていました。TV版叛逆は完璧な終わり方だったと思います。あの終わり方が大好きです。でも彼が死んでしまったことはずっと悲しかったし寂しかった。だから私はル
★★★★★(5点)2023製作AmazonPrimeVideoで観た。日本の劇場では公開されていないがアカデミー賞脚本賞受賞と町山さんが推薦していたので観た。完璧な脚本だった。一部の隙も無いとはこの事だ。アメリカ社会の問題を辛辣に皮肉っていく中で、大衆に迎合する芸術の愚かさとそれに振り回される人の喜劇。ジャズの音楽もすばらしく、ラストシーンのオータムリーブスもシニカルに聞かせてしまう。2024年はこれ以上の作品は観れないだろう。何故もっと話題になっていないのか不
公開年:2019年上映時間:123分監督:今泉力哉出演:岸井ゆきの、成田凌、深川麻衣、若葉竜也、穂志もえか、江口のりこ他いつもワタクシの駄文を読んでいただきありがとうございます。感謝ですm(__)m先日劇場鑑賞した『街の上で』(今泉力哉監督作品)が今年のベスト級に面白かったので、他の今泉監督作品を観たくなりましてね。ということで、『街の上で』でファンになった若葉竜也さんも出演されている本作『愛がなんだ』を観てみようじゃないかと。僕は恋愛映画は照れ臭くて敬遠しがちなので、ちょっぴ
『淵に立つ』(2016)日仏合作映画だそう。監督脚本深田晃司(『海を駆ける』他)浅野忠信、筒井真理子、古館寛治、太賀、三浦貴大、他。やっぱりラストって重要だと思う。特にそこまでのストーリーが良ければ多くを期待するのは当たり前で、こんなに惹きつけておいて散らかして放置かよ、と腹立たしいラストだった。殺人で服役していた八坂が出所後訪ねたのが、当時の仲間であり実は共犯だった鈴岡のところだった。鈴岡は細々と町工場を営み、クリスチャンの妻・章江と小学生の娘・蛍の3人家族だった。
1997年の夏、私は映画「もののけ姫」の世界にはまり込んでいました。当時、21歳の私はメンタルを崩して鬱屈した日々を送っていました。そんな中、「もののけ姫」の予告編を見て、これは絶対見たいと思いました。何か訴えかけるような熱いものと生きるパワーを感じたからです。公開初日は雨でした。それでも、映画館の外まで行列が出来ていました。当時、この映画で宮崎駿監督が引退すると言われていたので、その影響もあったと思います。ストーリーは難解でした。一回観ただけでは理解出来ません
レンタルビデオ「悪魔のいけにえ」を流し見ながら腹筋するエリート商社マン。引き締まった体型を維持したい。低刺激のローションで肌の手入れを念入りに。フェイスパックは簡単にはがせるけど、自分という仮面は剥がせない。「アメリカン・サイコ」メアリー・ハロン監督2000年クリスチャン・ベールウィレム・デフォージャレッド・レトーリース・ウィザースプーン(画像お借りしました)猟奇殺人鬼映画かと思ったら逆でした終盤のどんでん返しが面白い肩書社会の中で生きづらさを抱える主人公をブ
ギャンブルにハマった母親の借金を背負い、カウカウ・ファイナンスを営む丑嶋(山田孝之)の容赦ない取り立てに追われる未來(大島優子)。出会いカフェで働くようになった彼女は、簡単に稼げるのならば体を売ってもいいと考えるように。一方、イケメンダンサーを集めたイベントを企画し、彼ら目当てに集まる女性たちから金を巻き上げる純(林遣都)は、丑嶋によって資金調達の道を閉ざされたことを恨んで復讐(ふくしゅう)を決意する。旦那が大好きな漫画が原作の映画です。私は1巻読んで挫折しましたもう絵が話が怖い!やたら
3年ぐらい前に観て、もう一回見たいと思いつつ放置していた。細部にまでこだわった演出。丁寧に作られた映画はやっぱりいい。なんといってもラストシーンの衝撃。まさかのまさか。超露骨というか、いやもう喜劇。あそこまでしなくてもとあっけにとられるシーン。えー!って思った人、多いと思う。ま、この奇抜さが監督の狙いなのかも。それまでは多少奇抜な設定と無茶な展開があるとはいえごく普通の展開ですから。何分かに1回は必ず例のお決まりのシーンを用意して、主人公とこの男性がこうなれば、この脇役の女性はきっと
生まれたときから泣いたことのない娘。チャーリーは祖母が亡くなっても無表情。お絵描きをし、チョコをかじる。彼女には一つだけ気がかりなことがある。「この先、私はどうなるの?」やがて母親と息子に「コッ、コッ」チャーリーの舌を鳴らす音が聞こえはじめる。ヘレディタリー/継承アリ・アスター監督2018年トニ・コレットガブリエル・バーン(画像お借りしました)※2019年7月の記事を再掲載ピーナッツアレルギーの少女が登場するオカルトホラー映画。「レガシー」を思い
最後のジェダイは帝国の逆襲の哲学をより深く掘り下げた作品。今作で繰り返し問われるテーマ闘うことよりも、過ちを認めること謝ること赦すことの難しさ。「スターウォーズ最後のジェダイ」(画像お借りしました)「新しい時代のSWはこうだ!」と、登場人物を通して示してくれるSTAWARS8。娘のレビューにつづいて私の映画感想です。女性たちによって男性たちの目が覚める描写があり、今の時代を感じさせてくれます。他人を攻撃するのは簡単だけど、己の未熟さを受け入れることって、難易度高いものですね(
『ヌードの夜』(監督・脚本石井隆撮影・佐々木原保志音楽・安川午朗1993年)出演・竹中直人、余貴美子、根津甚八、椎名桔平、岩松了、清水よし子、田口トモロヲ、速水典子、室田日出男ほか。故人の遺影が飾られた葬儀会場に男(竹中直人)が現れて祭壇に向けてカメラをセットする。白装束姿の住職(室田日出男)が男に挨拶する。「ご遺族の方は?」「皆さんお忙しいとかで。私、代行屋で」「ほう、寒くないですか。暖房のほうは?」「遺体が傷みますからこれくらいで」「そうですか。ではお休みなさい
ジャンル映画好きって、B級映画を好む方が多いんじゃないでしょうか?レンタルビデオ店の新作コーナーに所狭しと並んでいる、誰もが知っているアノ劇場公開作品より、棚にひっそりと置かれている、聞いたことのない小品にこそ、心揺さぶられることかと思います(といいつつ最近、お店には行ってませんけど)。そんなかんなで本作『エージェント・ゲーム』。アッサリしたタイトル。ひと昔前のような、もっさりした予告編。上映時間90分足らずのまさにザ・B級アクション映画の趣...とはいえ、好みのシリアス
『バトルロワイヤル』を鑑賞。2002年公開映画。高見広春の小説をもとにしている。監督は深作欣二。仁義なき戦いシリーズを手掛けた監督。アクション映画を多く手掛けていて、自身の戦争体験をもとに暴力的なシーンも多々ある。以降ネタバレありで感想を~強キャラ揃い、3年B組の生徒まず、主要なキャラクター紹介。七原秋也。今作の主人公。どうにかして人を殺さずゲームに勝ち抜きたいと考えている。中川典子。教師であるキタノが唯一心を許す存在。川田章吾。自分から志願してゲーム
『少女邂逅』(2018)監督脚本編集枝優花枝優花の実体験にもとづいた作品で、クラファンで制作費を集め、若手映画監督&ミュージシャンの登竜門となる映画祭に向けて作られたものらしい。そんな感じの観念的な作品だった。保紫萌香、モトーラ世里奈、他。小原ミユリはクラスメイトの清水たちに林の中でいじめを受けていた。そこで見つけた蚕にツムギと名付けて心の拠り所とし、クローゼットの中でそっと飼い、学校へも連れて行っていた。ある日、いつものいじめの一環でその蚕を清水に投げ捨てられ、林の中に身
『かぞく』(2023)原作は土田世紀の漫画。原作をもとに澤寛監督の実体験を織り交ぜたものとなっている。とのこと。監督・脚本澤寛吉沢亮、永瀬正敏、小栗旬、阿部進之介、鶴田真由、瀧内公美、渡辺真紀子、福島リラ、秋吉久美子、込江大牙(こみえたいが)、粟野咲莉、田代輝(たしろひかる)、根岸季依、野口雅弘、、片岡礼子、山口馬木也、他。4つの家族の形が描かれている。マコト(吉沢亮)は借金に追われた父親が失踪し、母親ユキエ(鶴田真由)と夜逃げをする。新しい生活を始めたもののユキエ