三角西港は、明治時代に築港された中でも日本で唯一完全な姿を現在に留める選奨土木(世界)遺産である
明治維新後に、国際的な近代港湾として築かれた三大築港(明治三大港湾施設)と呼ばれる場所があった。そこは、宮城県の野蒜築港や福井県の三国港、そして宇土半島の先端に位置する三角西港(みすみにしこう)である。当時の日本には、国際的港としての港湾設備を設計する日本人技術者がいなかったようだ。そこで、明治政府が”お雇い外国人”であるオランダ人技術者を主体として設計を行い、建設まで行っていた。明治時代に造られた3大築港であるが、野蒜築港は明治15年の完成から数年後に台風で崩壊して使用が不可能になり
- コメント34
- リブログ1