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古事記と日本書紀の大きな違いは、編者と私は思っています。そんなの当たり前??そうなんですけど、なんというかですね猿人類VS新人類、んー、現地人VS渡来人的な感じの違いなんです。作られた趣旨、目的も違うのはもちろんですがやはり古事記の最大の魅力は、太安萬侶が稗田阿礼の口伝を書にした、というアナログ感と、物語要素が強い所。口伝だからこそ、ドラマチックな展開も入り込みますし、その先は特に聞いてない。みたいになれば、当然にぶつ切りにもなる。このお二人に託されたのは、単に文字がかけるとか、
ご訪問ありがとうございます。今回も東征の物語を「王」表記に気をつけて見ていきたいと思います。文中、「王」を赤字、「日本武尊」を緑で表示します。ここで日本武尊は、上総(千葉県房総半島)より転じて陸奥国へお入りになった。その時に大きい鏡を王船に掲げて、海路から葦浦に回った。横の方へ行って玉浦を渡って、蝦夷エミシの境に至った。蝦夷の賊の首領、嶋津神・国津神らは竹水門タカノミナトに駐屯して防ごうとした。けれども遥かに王船を見ると、その前にその威徳のある様子に怖じけづき、心中勝てないことがわかっ
【ヨモツオオカミ/黄泉の国を統べる大神】@art.mochida.daisukeヨモツオオカミは、その名の通り「死者のいる黄泉の国」の神様で、地母神イザナミの別名とされています。『古事記』によると、夫イザナギとの間に多くの国土と神々を産み成したイザナミでしたが、火の神ヒノカグツチを産んだ際に大やけどを負ってしまい、それが原因で黄泉の国に旅立ってしまいます。しかし、イザナミのことが諦められないイザナギは、黄泉の国まで妻を取り戻しにいくのでした
【ハヤサスラヒメ/祓いの女神】@art.mochida.daisuke『大祓詞(おおはらいのりと/おおはらえのことば)』に出てくる祓いの女神ハヤサスラヒメを描いてみました。ハヤサスラヒメは『古事記』や『日本書紀』には記載のない神名ですが、全国の神社で奏上される『大祓詞』において、様々な罪穢れを清めてくれる神様である「祓戸四神(はらえどよんしん)」の内の一柱です。6月末に「夏越しの大祓(なごしのおおはらえ)」12月末に「年越しの大祓(おおはらえ)」として、
thuoclao(ベトナム伝統タバコ)を元情本自衛官が吸うThuốclào(薬ラオス)と書きます。一般的なタバコ葉であるニコチアナタバカムと違い、ベトナムで伝統的に栽培されていたニコチアナルスティカは喫味に劣るためこのような喫煙法に落ち着いたとかないとか。何故ラオと言うのか、18世紀にラオスからタバコが伝わったためという記録もあります。私はキセルも吸うんですが、キセ...youtu.beベトナム、フランス…時々静岡?を元情報本部自衛官が語る。軍隊&徳川家も雑談まじり集団ストーカー。上海
縁起の良い昆虫2020年始まるよん~!皆様明けましておめでとうございます。本年もよろしくお付き合いをお願い申し上げます。今年!最初にとりあげるのは新年を迎えるに「縁起の良い昆虫」です。~氏神様~2020年1月2日最初から虫の話題で年始を始めたいと思います。世の人は物事の節目を迎える際や新年を迎える際には縁起を担いだり願掛けをするのは、世界、国内、現在だけに限らず日本古来から続いている風習ですね。現代の女性や子供達からは「虫が嫌い」、「気持ちが悪い」
今回は「月読命」についてお話をしていきます。月読命と言えば名前ばかりが有名で実態をあまり知らない方が多いのではないでしょうか?三貴子(みはしらのうずのみこ、さんきし)の一柱として著名な月読命ですが、どのような神様なのかお話をしていきます。~月読命とは~月に関連した神様ということは、分かると思います。その他に「月を読む」という意味から暦(こよみ)の神様という説・夜を照らす神様・月の神霊・月弓から弦月(げんげつ)に基づく命名とする説などがあります。その他日本書紀では、太陽神的な存在と
『旧約聖書』の出エジプト記3章14節で、モーセに「イスラエルの民を救い出しなさい」と命じた神に、モーセは「私は民に誰が私にそれを命じたと伝えればよいでしょうか?」と質問しました。神は自分自身を表す言葉として次のように答えました。אֶהְיֶהאֲשֶׁראֶהְיֶה(エヘイェ・アシェル・エヘイェ)〝IAmthatIAm〟「我は有りて在るものなり」と…古事記、日本書紀によれば、古代の日本には高天原という別世界に住む天照大神のような天津神系の神々と、出雲大社の大国主大神のように高天
【オカミノカミ/血から生まれた水の神】@art.mochida.daisukeオカミノカミ(淤加美神)を描いてみました。この神様は、『古事記』のおいて、イザナギとイザナミの神産みで生まれた神様であると記載されています。二柱の夫婦神は愛し合い多くの神々を産み成しましたが、イザナミが火の神ヒノカグツチを産んだ時に、大やけどを負って死んでしまいます。愛する妻を亡くしたイザナギの怒りはヒノカグツチに向けられ、我が子を斬りつけてしまいました。その時に剣の
今回は「宇摩志阿斯訶備比古遅神(うましあしかびひこぢのかみ)」についてお話致します。この神様は記紀共に記載のある神様です。性別は無く別天神です。祀られている神社等は少ないですが存在します。西日本・中国地方・九州地方等にあります。今回は諸説入り乱れているので國學院大學古事記学センターのHPを参考しています。~宇摩志阿斯訶備比古遅神とは~この神様は、天地の始まりにおいて、国土が若く浮漂していた時に、葦の芽のように伸びる物によって成った神です。別天神の第四の神で、独神となって身を隠した神様
前回までの記事で、4世紀末から5世紀末までの歴代天皇の御陵を比定しました。順に以下のようになりました。【仲哀天皇】津堂城山古墳【応神天皇】上石津ミサンザイ古墳【菟道稚郎子皇子】誉田御廟山古墳【隼別皇子】御廟山古墳【仁徳天皇】大仙陵古墳【履中天皇】ニサンザイ古墳【反正天皇】田出井山古墳【允恭天皇】市野山古墳【安康天皇】白鳥陵古墳?(木梨軽皇子の可能性あり)【雄略天皇】岡ミサンザイ古墳まとめると図表1のようになります。■図表1歴代天皇陵(筆者の見解による)
先日、急に思い立って千葉県芝山町の埴輪博物館に行ってきました。こちらの博物館には、3~6世紀に造成された多数の古墳から発掘された埴輪が展示してあります。その中に、どう見てもユダヤ人としか思えない埴輪がいくつかあります。以下、ユダヤ人と思われる埴輪の写真です。↑こちらは、ユダヤ教徒の方の写真以前から実物を見たいと思っていました。ここの博物館は、埴輪の展示物が豊富にあるだけで無く、緻密になされた遺跡や古墳発掘調査結果の資料、考古学的な考察を
関裕二さんの『蘇我氏の正体』に続き、『藤原氏の正体』『物部氏の正体』を読み終わりました。日本史の教科書で習う古代史とは一味も二味も違い、もし関さんの説が本当だったら歴史はもっと人間臭く、ドラマチックに想像でき、正解がないだけに人の心を惹きつけてやまないのだと感じます。藤原氏の正体(新潮文庫)Amazon(アマゾン)157〜4,200円Amazon(アマゾン)で詳細を見る楽天市場で詳細を見る物部氏の正体(新潮文庫)Amazon(アマゾン)100〜4
瀬織津姫とは知る人ぞ知る謎の神様です。数多くある祝詞の中でもっとも大切な祝詞の一つ大祓詞に登場するのですが、古事記にも日本書紀にも一切登場しない不思議な存在です。私の知り合いにも瀬織津姫の大ファンの方がいて、瀬織津姫を追って全国を飛び回っています。伊勢神道を伝える神道五部書の中には別宮の荒祭宮にお祀りされている「天照大御神荒御魂」が瀬織津姫と書かれています。他には、内宮の摂社に蚊野(かの)神社があるのですが、この神社にお祀りされている
ちょっとふざけた感のある「古事記奇譚」と題したこの一連のブログでは、記紀神話の神々の「人間くささ」についてお話ししました。「神話を学ばなかった民族は、例外なく滅んでいる」これは20世紀を代表するイギリスの歴史学者、アーノルド・J・トインビーの言葉です。戦後70年余。私たち日本人は神話を学ばなくなりました。戦前は学校で記紀(古事記・日本書紀)神話を教えていたそうです。神話にはその民族の精神・文化・価値観のルーツが描かれています。戦後に学校で神話
【コノハナサクヤヒメ/心に燃える情熱を宿す美の女神】@art.mochida.daisukeコノハナサクヤヒメをご祭神として祀る有名な神社は、富士山本宮浅間大社(静岡県富士宮市)。今ではコノハナサクヤヒメ=浅間大神(あさまのおおかみ)を連想されますが、習合したのは比較的新しいと考えられています。平安時代には都良香(みやこのよしか)の『富士山記』に「浅間大神」として記載がありますが、これに『古事記』『日本書紀』に見えるコノハナノサクヤヒメが当てられた
今回は、不比等が作った幻想の国「日本」(その5)として、近江(おうみ)朝編をお話しします。「近江朝」という言葉を聞いた事が無いという方もいらっしゃるかと思います。近江朝とは、天智天皇が近江(現在の滋賀県大津市)に遷都(667年)してから、壬申の乱(672年)で敗れるまでの5年間を指します。大和政権が近江を都としたのはこの時だけで、特徴的なことだったため、「近江朝」と呼ばれることになったようです。今回は、近江朝編として、645年の「乙巳の変」後に起こった、以下の①~⑩の出来事についてお話しす
ご訪問ありがとうございます。今回はヤマトタケル(日本武尊)の東征です。ヤマトタケルの中ではメインです。(景行天皇)40年の夏6月に、東夷アズマエビスが多く叛乱を起こし、辺境の地には動揺が起きていた。秋7月16日、天皇は群臣に、「今、東国は安定せず、暴れる神が多く起ち、また蝦夷もことごとく背いて、しばしば人民から略奪している。誰を遣わして、その乱を鎮めようか?」と問われた。群臣は皆、誰を遣わすべきか判断できなかった。日本武尊は「私は先に西の征討に働きました。この度の戦いは、必ず
【オオワダツミ/海を治める偉大な神】@art.mochida.daisuke海の神オオワダツミ(大綿津見神)を描いてみました。『古事記』によると「国産み神産み」の使命を受けたイザナキ、イザナミによって、まず国土となる大八島国(おおやしまのくに)を産み、その後、六つの島々が産み出されます。国土が出来上がった後に夫婦神が取り掛かった「神産み」によって生まれたのが海神オオワダツミをはじめとする多くの神々でした。この時に生まれた神様は「家宅六神(かたくろくしん)」と
ご訪問ありがとうございます。さて、前々回の「古事記」に、雄略天皇が安康天皇殺害の折に「童男」であったと語られていたのですが、201607.27ヤマトヲグナ考その1で紹介いたしましたとおり、吉井巌氏は「古事記」「日本書紀」において「童」の字は神性を帯びた子供にしか用いられない字であることを指摘されました。今度は見方を変えて雄略天皇の神がかった面を探してみたいと思います。前回、雄略天皇の皇妃が掠奪された女性が多いことを指摘いたしましたが、4人目の妃はそういった話はなく、かわりに次のような
私の神社巡り、謎解きの旅が始まったのは数年前のこと。神社巡りを重ねると、ヤマトタケルのことが気になり始めました。その頃に、ヤマトタケルの兄とされる「大碓命(おおうすのみこと)」を初めて知りました。何か、大碓という存在がとても気になり、以来、大碓は私の中にざらりと引っかかるように存在していたように思います。それから数年が過ぎた頃、愛知県豊田市にある猿投神社へ向かいました。猿投山の麓に位置する神社です。私はその場で感じることを大切にしたいため、事前に神社の情報を調
しつこく伊藤若冲の秋塘群雀図を見ています。この記事👇の続きです。https://ameblo.jp/qx2611m0220/entry-12662966409.html『スズメの大群』伊藤若冲という江戸時代の日本画家は鳥をたくさん描いています。その中の一つ。秋塘群雀図これが一番のお気に入りです。今よりダントツに田んぼが沢山あった時代、スズメ…ameblo.jp飽きずに眺めております。右上から降りてこようとしているスズメの一群は53羽いるそうです。
前回に引き続き調べていると、クナト王と出雲族とは関連付けられて情報が出てくる事が分かりました。ここで少し頭を整理すると、倭人には二系統あり、3500年前にインドから渡来した出雲族(クナト王の率いるクナ国人のこと)と紀元前300年頃に渡来したクニサツチに始まる大山積王家とです。読んでいると、出雲族は北から入ってきて出雲へ土着した事が書かれているので、出雲の王家は倭人扱いで、一緒にきていた人達は倭種扱いされているのが理解としては正しい様です。で、一番の問題点は「意識」だと思います。
ご訪問ありがとうございます。予告通り天智天皇(中大兄皇子)と天武天皇(大海人皇子)の間柄を・・・というと、兄弟じゃないの?と思われる方も多いと思いますが、それで正解ですσ(^◇^;)現在、伝えられている書物では、すべて天武天皇は天智天皇の弟(同母弟)になっています。天武天皇は舒明天皇と皇極天皇の子供なのです。古くは井上靖さんの「額田女王」や宝塚歌劇の「あかねさす紫の花」、里中満智子さんの「天上の虹」天智天皇と天武天皇というあまりに偉大な君主の兄弟どうしの確執は、幾多の物語にな
ご訪問ありがとうございます。いよいよ乙巳の変、つまり蘇我入鹿殺害事件がおきました!皇極4年6月12日のことです。三韓の使者が朝貢を行う儀式があるため、皇極天皇が御殿の軒まで出御され、古人大兄皇子も伺候し、舎人を遣わして蘇我入鹿を呼びに行かせました。蘇我入鹿は身支度を整え、沓を履こうとしました。ところが沓は転がってなかなか履けません。入鹿は出席するのをやめようかと思いましたが、舎人がしきりに呼ぶので馳せ参じたのです。「家伝」が伝える当日の朝の入鹿です。「家伝」は大筋では「日本書紀」と
暦(こよみ)とは何か?辞書でみると時の流れを年・月・週・日の単位で区切り、わかりやすくした体系。カレンダーとも。暦(れき)でみたら暦法・暦年・太陽暦・太陰暦・グレゴリオ暦に新暦・旧暦・西暦・陰暦・陽暦・還暦暦法によって構築された暦表。その方法論を暦という。日の出が1日の始まりとするヴェーダ暦1秒の長さも日々変わっていく。いまも世界には暦は無数にある。ひとつの国に1つと思ったら大間違い。暦は民族でも異なり中国では王政が変わるごとに改暦していた。
少し遅い夏休みを取りました。今日から3日間、阿波の国を探訪します。阿波の国?そう四国の徳島県です。「何を探訪するの?」ですが日本国の始まり、天皇家の成り立ちです。知っている人は知っている話ですが、日本国の始まりは阿波国、徳島というのは常識化しつつあります。(と言う僕もこの説にはまったのは最近の事ですが)邪馬台国とはもちろん阿波(徳島)を中心とした四国の事という理解です。それらに関する遺跡、神社などを巡るのが今回の旅行です。邪馬台国が九州だ、近畿地方だ、という話は正直、馬鹿馬鹿しくて
※これはあくまで自分の考えです。今回はこういうお題でいきます。序論と書いてますが、本論はやりません(笑)。それを書こうとすると、このブログが古代史一色になってしまいます。ほんのさわりだけお話します、という意味での序論なんです。神功皇后には、実在、非実在説がありますが、それを超えたところで、きわめて謎に満ちた存在です。・神功皇后の事績『古事記』と『日本書紀』で記述の違いがありますので、ここは『日本書紀』のほうを主にして話を進めます。神功皇后は第14代仲哀天皇の后で、天皇に随
よろぶん、アニョハセヨ今日、2回目の投稿です。一日で2回は、久しぶりですが・・・・・前の記事で、「ロウンマジック」脱却を試みた私ですが、あえなく挫折しました。何故かって?どういう訳か、私がロウンから離れようとすると、ロウンのコンテンツが配信されるという不思議・・・・・これを見て下さい。↓맨노블레스onInstagram:"#제작지원신비로운.오랜세월사람의손길이닿지않은비밀스러운고택에서계절과성별을초월한보테가베네타2
今日は一般撮影会の日でした!感動の涙から始まり、悲しみの淵に立たされるような泣けない涙、笑いも多かった反面いつもよりも、なんだかディープでした。今日のテーマは、絶対に世界が言わない事!特に欧米でも言われない大切な事。人はどうやって生きたらいいのか。という事です。あれしちゃいけないとか、あーするべきとか、何か幸せになるための方法を知らないのに、批評する事が多い事、多い事。人はどうしたら、幸せになるのかーそれは人それぞれだよねって、世界は言うけど、そんな