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目的は生き延びることコミカライズ題名【悪夢令嬢は一家滅亡の夢を見た〜私の目的は生き延びることです】大菊小菊あらすじ王国で最も栄えある家に生まれたファリティナは、悪夢から自分の身を振り返る。そういえば、2年ほど前に弟が生まれなかったか?忘れていたけど、会いに行くと可愛くて、病弱なこの子を守りたいと思った。あの悪夢が予知夢だったら、この子も自分も、ほかの弟妹も、公爵家の没落に巻き込まれて死んでしまうの?せめて生き延びることができたら、いつかは笑える日がくる。貴方は私が守ります。貴方の
京極夏彦「魍魎の匣」箱を祀る奇妙な霊能者。箱詰めにされた少女達の四肢。そして巨大な箱型の建物――箱を巡る虚妄が美少女転落事件とバラバラ殺人を結ぶ。探偵・榎木津、文士・関口、刑事・木場らがみな事件に関わり京極堂の元へ。果たして憑物(つきもの)は落とせるのか!?刑事・木場は、偶然に中学生の少女が線路に転落し、列車に轢かれる事故に遭遇する。その少女・加奈子は木場がひそかにファンであった元女優・美波絹子の妹だった。絹子は渋滞の加奈子を助けるべく、ある医療機関へ搬送するが、そこ
サラーリ・ジェンティルの長編推理小説『ボストン図書館の推理作家』を読了しました。著者ジェンティルは、スリランカの生まれで、ザンビアで英語を学び、オーストラリアのブリスベーンで育ちました。子供の頃から推理小説が好きで、アガサ・クリスティーを愛読していました。大学で天体物理学を学ぼうとしますが、向いていなくて、法学部に転部して、弁護士になります。企業弁護士として働く余暇に、様々な趣味に没頭します。牛の妊娠検査法を学んだり、溶接の技術を習得したり、などなど。多彩な趣味の一環として小説執筆
「森野ってさ、やっぱり友達少ない?」とストレートに聞くミコ。やっぱりってなんですか?自分はどうなんですかと森野が聞くと、私は社交的な方だから友達が多いと答えるのだった。友達少ないからではないけど、この前の事件の後にしばらく休めと言われて、森野は今ずっと家にこもっているようだ。ミコも『朝キュン』休みになってしまいずっと家にいると言う。マネージャーの初田さんが気晴らしに連れてってくれるとのことで、ミコは森野に遊びに行こうと誘うのだった。ミコは初田さんが苦手と森野に伝えていた。そう
最近推理小説にはまっており、綾辻作品は2作目となる。面白かったのでネタバレで感想を書きます。金田一少年で鍛えていたつもりだが、文字だけとなると全然違いますね(-_-;)やや冗長的な感じもするが事件が発生してからは一気に読み進めてしまった。綾辻作品に多いのか、2つの舞台が同時進行するという形式がとられている。今作では時計との閉じられた旧館と開かれた新館で同時に物語が進んでいく。旧館では凄惨な殺人が起こるのだが、扉一つを隔てた向こう側の新館ではそれを知るすべ
『点と線』何故、香椎が舞台に?「松本清張の『点と線』②夜行寝台特急『あさかぜ』」「③香椎浜の心中事件」「④列車食堂と領収証の疑問」「⑤国鉄香椎駅」「⑥二つの香椎駅」「⑦西鉄香椎駅へ」「⑧香椎浜」「⑨トリック崩し」「➉千鳥橋に新博多駅があった」「⑪最終章ノスタルジック香椎」「(番外)西鉄香椎駅の清張桜」に続く。↓西鉄香椎駅前の「清張桜(正式名称は=清張ゆかりの桜)」は満開です。
一歳半検診で自閉症の疑いって言われて疑いのある子たちが集められてる通園施設に通ってたケド健常な子たちの中で育てたいと思い引っ越しをしてしばらく経った頃息子を受け入れてくださった保育所から様々な問題行動を指摘されるようになり障害のある息子のためにつけていただいた加配の先生にも手に負えない!って感じになってきていよいよ放り出されそう・・ってなった頃
2024年3月8日より映画『マイホームヒーロー』が公開される。テレビドラマの続編だそうだが、テレビアニメ『マイホームヒーロー』全12話も見たのであらすじを紹介する。主な登場人物:読み(声優)役柄【鳥栖家】鳥栖哲雄:とすてつお(諏訪部順一)主人公。おもちゃメーカーに勤める、47歳の平凡なサラリーマン。アマチュア作家で、推理小説の執筆を趣味としている。鳥栖歌仙:とすかせん(大原さやか)哲雄の妻。鳥栖零花:とすれいか(白田千尋)哲雄と歌仙の娘。18歳の大学生。【半グレ組織】
今日の読書感想+粗筋いや~、面白かったわ~。久々に一気読みしたかも。クイズオタクの主人公・三島は、『Q-1グランプリ』と言うクイズ番組で、現役東大医学生の本庄絆とのファイナル戦に面していた。6対6。あと1回で1000万円の賞金を手にする王座が決まる。最後の問題で、問い読みのアナウンサーがまだひとことも発してない時から、本庄絆はクイズのボタンを早押し、“ママ、クリーニング小野寺よ”と言う、謎の回答を口にする。本庄絆は緊張で頭がおかしくなってしまったのだろうか?静まり返る会場
※※この本を読んで一言※※澤村伊智さんと言えば怪異モノ!しかしこれは・・何と言えばいいのやら(汗)。ありがちなようで、それでいて珍しい作品な気がします。※※※※※※※※※※※※※※※(注意:この「予言の島」が未読で、そのうち読もうと思っている方は、この感想を今は読まない方がいいと思います。この感想を先に読んだら、この作品の良さが半減しますから(笑)。)私はまだこのブログを書く前に「ぼぎわんが、来る」と「ずうのめ人形」を読んでいたのですが、正直今となっては内容はほぼ覚
原作:横山光輝、監督:今川泰宏、制作:パルムスタジオ。第25話黒部の危機ビックファイアがオックスに対し再点検を行なう中、ベラネードはオックス軍団を操り、鉄人とバギュームを操ろうと画策し始める。一方、正太郎たちは、村雨のアパートで敷島の帰っていたことを祝い、すきやきを囲んでいた。その席上、敷島は今までの行動について語り出す。さらに鉄人についての自分の考えを述べて…。第26話罪と罰黒部ダム建設現場にいたオックスたちの操縦が急に効かなくなり暴走を始めた。オックスの暴走を止めるためには、鉄人
恩田陸さんの作品は「MAZE」に続き2作品目になります。この作品を選んだのは読書の先輩が恩田さんの作品が好きで、そしてこの「Q&A」が面白いと教えてくれたからです。こうして買う本が決まっていたので、この作品はいつも以上に事前情報は全くなしで、裏のあらすじも読まず読み始めることができました。読み終わっての感想は、冒頭から物語に引き込まれるくらい面白く、そして謎に満ちていてその謎が知りたくなり、最後までそのペースが続く稀有な作品だと思いました。(なお初速からトップスピードで面白く
※※この本を読んで一言※※当時の時代背景や登場人物の設定をうまく生かし、ハラハラドキドキの展開、緻密に練られた伏線、そして最後に綺麗に収束する読み応えのあるストーリー。殺人事件ではないですが、これぞまさに本格ミステリ小説です。※※※※※※※※※※※※※※※下村敦史さんの作品を読むのは初めてです。江戸川乱歩賞受賞の作品という事で楽しみにして読み始めました。そして私が初めて読む中国残留孤児の物語でした。始まりは謎だらけの密入国のシーンから始まり、その時には先の展開が
人気俳優の窪田龍臣(河合我聞)は6年前に結婚していたことが最近発覚した。ミコがコメンテーターを務める情報番組『朝キュン』でもその話題を取り上げた。「まあ、6年も結婚してたこと隠し通せるってすごいと思うな。まあイケメン俳優さんだからファンに考慮してってことなんだと思うけど。まっ幸せそうなんだしほっといてあげれば?」とミコはコメント。南條理沙(アンミカさん)と窪田は公にはしていないが恋仲にあったのだ。理沙は、テレビで窪田が結婚していたことを知ることになる。窪田は謝る。「かわいらしい奥さ
こんにちは🌴🏖今日はガリレオシリーズの映画化第2弾、【真夏の方程式】の紹介です。【真夏の方程式】は東野圭吾先生の推理小説です。ガリレオシリーズ第6弾、シリーズ3作目の長編になります。福山雅治さん主演のフジテレビのテレビドラマ【ガリレオ】の劇場版第2作にあたります。2013年公開。ガリレオシリーズの映画化は【容疑者Xの献身】以来5年ぶりとなりました。2012年9月に静岡県でクランクインしました。主人公・湯川の相棒である刑事は柴咲コウちゃん演じる内海薫から、吉高由里子ちゃん演じる岸谷美砂へ変更さ
※※この本を読んで一言※※ちょっと思ってたのと違う怪談話の本です。※※※※※※※※※※※※※※※だいぶ暑くなったので、恒例のホラーモノを読もうと思い、今回は松原タニシさんの「恐い間取り」を買ってみました。松原さんは「事故物件住む芸人」であり、どんな恐い家が出てくるか楽しみでした。読んでみて”幽霊はいる”というスタンスですが、肝心の幽霊を恐いと感じさせる話が少ないです。最初は自分が住んだ事故物件の紹介ですが、半分以上は心霊スポットや他人の物件の紹介です。そしてタイ
評価4/5☆☆☆☆★2022年6月17日より『バスカヴィル家の犬シャーロック劇場版』が公開される。原作は有名なコナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」シリーズの『バスカヴィル家の犬』だが、読んだのは遥か昔の学生時代なので、ほとんど内容を忘れてしまった。そこで光文社文庫を購入して読み直した。「シャーロック・ホームズ」シリーズの長編は4作品あるが、最も人気がある作品と言っても良いだろう。バスカヴィル家には、祖先ヒューゴー・バスカヴィルにまつわる魔犬の伝説がある。先代のチャールズ・バ
『ゲームの名は誘拐』著者;東野圭吾発行日;2005年6月20日(初版1刷発行)2022年6月10日(45刷発行)ページ数;332ページ読了日;2023年5月26日【評価】●文字数★★☆☆☆●読みやすさ★★★★★●スリスさ★★★★★●恋愛要素★☆☆☆☆●スピード感★★★★★【あらすじ】仕事においてもプライベートにおいても常勝のエリート広告マン佐久間駿介。クライアントの日星自動車の新車発表キャンペーンの責任者であったが、その計画が突如白紙
御手洗潔と石岡和己の影響代々木公園の桜(撮影:2023.3.27)「推理作家の中で誰が一番好きですか」と聞かれたら、それは島田荘司だと答えています。島田荘司の推理小説の中では御手洗潔シリーズがずっと大好きです。登場する御手洗潔をはじめ石岡和己も松崎レオナも犬坊里美も素晴らしい人たちです。一生忘れることができないだろうと思います。今年2023年前半の1~6月に読んだミステリです。01京極夏彦「書楼弔堂待宵」集英社2023.1.10発行02日本推
米澤穂信さんの作品は3作目になります。「インシテミル」はデスゲームで、「折れた竜骨」は魔法と推理の本格ミステリーでした。それぞれ違った面白さがあり、両作品とも印象に残るものでした。そしてこの儚い羊たちの祝宴も予備知識ゼロで楽しみにして読み始めました。読み終わってみて・・噛めば噛むほど味が出ると言うか、後半になってだんだんペースがつかめてきて面白くなっていきました。短編の5編がそれぞれ独立したストーリーでしたが、「バベルの会」という読書会が共通となっていたため、これがど
今日も思うことを思うままに書かせていただこうと思います。昨日の誕生日でいよいよ64歳となってしまいました。と言うことで、これからの私なりの計画と言いますか思いを書きなぐってみたいと思います。未読の本を減らす最初にあげたいのは、未読の本を減らすです。元嫁も本好きで、(ジャンルは異なりますが)競って本を読む。そんな家庭でした。子供も本好きになってくれれば親子で読書と相成ったのですが、残念ながら子供が9歳の時に元嫁が子供を連れて離婚したわけですが、その時の嫁の本もしくは、合せてシャー
※※※※※※※※※※※※変更点(5/28)蒼井碧にオーパーツ死を招く至宝を追加しました。※※※※※※※※※※※【あ】愛川晶ヘルたんヘルパー探偵誕生相沢沙呼medium霊媒探偵城塚翡翠蒼井碧オーパーツ死を招く至宝NEW青柳碧人赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。むかしむかしあるところに、死体がありました。赤川次郎マリオネットの罠アガサ・クリスティーアクロイド殺し(羽田詩津子訳)そして誰もいなくなった(清水俊二訳)秋保水菓
読書履歴と個人的なカテゴリー分け【1】へ戻る三津田信三さんの作品を読むのは「厭魅の如き憑くもの」に続いて2作目です。この物語も“ミステリーの中に説明不能な怪異は存在する”といったハイブリッドな感じです。しかし「厭魅・・」よりは、“ミステリーは多め、怪異は怪異としてよりはっきり”としているため、「厭魅・・」で私が感じたどっちつかずな感じはありません。この物語の中で斧高の母親の無理心中や岩槻の発狂(?)と死など、どことなく怪異をにおわせるものがありましたが、ラストではっき
変な家2を読んで※ネタバレあり今回も一気読みしました既に変な絵(雨穴さんの書籍)も買いました(笑)雨穴さんのインスタを覗きましたが、怖いです。眠れなくなりそうなのでフォローは止めましたサイン本は欲しくなりましたセンスいいではでは、感想を変な家(映画化される1巻)と比較してみます。変な家(1巻)は始めから最後まで、話が繋がっていて、展開していくストーリー。それに対して…。変な家2は、11の間取りを前半に紹介し、途中まで推測して、結末が無くぶつ切れで終える。関連性の低そうな
噺家が主人公、あるいは重要な人物として登場する小説はいくつかありますので簡単に紹介しますと。やはり三遊亭圓朝が一番多く書かれており、長谷川幸延「寄席行燈」に始まり、山田風太郎「警視庁草紙」、辻原登「円朝芝居噺夫婦幽霊」、浦山明俊「噺家侍―円朝捕物咄」、松井今朝子「円朝の女」、稲葉稔「圓朝語り」、和田はつ子「円朝なぞ解きばなし」、奥山景布子「圓朝」、このあたりが伝記もの以外で圓朝が登場する作品だと思います。その他、彦六の正蔵が謎解き探偵として名推理を発揮する、愛川晶「昭和稲荷町らくご探
この本はインターネットでミステリー小説を検索するとヒットするので欲しいと思っていましたがなかなか入荷せずに、ずいぶん待ってからようやく購入できたので、まず買えただけで満足でした(笑)。夏樹静子さんの作品を読むのはあの有名な「Wの悲劇」以来です。昭和の作品であり、ミステリーというよりサスペンス的な物語かなと予想して、相変わらず表紙裏のあらすじとかは一切見ずに読み始めました。まず驚いたのが、この作品は短編集だったのですね(汗)。とにかく検索結果だけで買ったのでそんな基本的な事も知りま
これは面白いっ!村上春樹さんの小説を読んで、いや、読み始めてから読み終わるまで、中だるみすることなく、最初から最後までワクワク・ドキドキしたまま物語が完結したのは珍しいかもしれません。村上春樹さんの作品「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」を完読したのです。色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年(文春文庫)Amazon(アマゾン)794円外出自粛が続く2022年のGW期間中に、何か小説でも読みたいなと思い、そのタイミングで「実質半額セール」と銘打ってセールが行われ
開催場所:自宅(オンライン)開催期間:終了日未定利用料金:4290円参加人数:1人〜(推奨〜4人)体験形式:オンラインキット型所要時間:約3〜4時間オススメ度(10段階):5没入度(10段階):6怖さレベル(10段階):1※核心となるネタバレに関しては触れていませんのでご安心ください■ミステリー作家×SCRAPこの「DETECTIVEX」は直木賞受賞作家である道尾秀介さん監修のもと制作された謎解きキットとなっています!本格ミステリー作家が関与しているガチの犯罪捜査ゲ
いつものように、ミコが森野に語りかけるメールから始まる。裁判所の事件は何とか解決したが、森野の力が、いかに大きいか痛感した。やっぱり森野がいないとねとへりくだって話をするミコ。言い過ぎてしまったかなと思っていると伝えるが森野からは返事がなかった。無視されたと思っているので、恨みに変わり、森野に罰があたりますようにと呪いはじめてしまったミコであった。森野を誘拐した犯人は、相当森野に恨みを持っているようだ。質問をすると口答えするなと暴力を振るうのだった。運転手の坂浦を呼ぶミコ。機
現在公開中の「ある閉ざされた雪の山荘で」を観てきました。ある山荘にやってきた7人の劇団員。それは最終オーディションの招待状だった・・・。原作は東野圭吾さんの同名ベストセラー小説。私は例によって原作小説は未読です。最近、綾辻行人さんの「十角館の殺人」という推理小説を読んだんですよね。私は推理小説には余り詳しくないのですが、この本で「閉ざされた山荘」という古典的な推理小説のテーマがあることを知りました。誰も入れない出れない場所で殺人事件が起こる。犯人はそこにいる誰かだ、というやつ