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江戸川乱歩の短編「一人二役」の映画化で、江戸川乱歩没後60周年記念作品として作られた3作のうちの1作です。乱歩作品はすべて読んでいるのですが、内容を忘れてしまっている作品も多く、「一人二役」も憶えていなかったので読み返してみました。短編としても短めな作品で、長めのショート・ショートと言ってもいいくらいです。変装をテーマとしているものの夫婦間の奇妙な出来事をユーモラスな描写を含めて描く中間小説的な小品で、探偵小説、幻想小説にこだわり続けた乱歩作品としては、ある意味異色と言えるか
アガサ・クリスティ著深町眞理子翻訳『ABC殺人事件』(東京創元社創元推理文庫)を買った書店で購入する。春陽文庫探偵小説篇9冊目。木々高太郎の作品を読むのは初めてである。長篇1作短篇3作収録。4篇全て精神医学者大心地(おおころち)先生が探偵役として登場する。4篇全てミステリーの要素より医療ヒューマンドラマの要素が強い。表題作に登場する人物の性癖のくだりを読んで、谷崎潤一郎のケッサク短篇「青塚氏の話」を思い起こす。変態だっ!木々高太郎著日下三蔵解説横尾忠則装画