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今年の日本のクラシック音楽界の最大の出来事は、小澤征爾さんがお亡くなりになられたことでしょう。小澤さんの立ち上げたフェスティバルや教育プログラムなど、有名なものからあまり知られてないものまで、たくさんありますが、そのうちの代表する幾つかのプロジェクトが危機に直面していると言う話を京都などの音楽関係者から聞きました。あまり有名ではない教育プロジェクトとしては、例えば、奥志賀の「小澤征爾室内アカデミー」と言う教育プロジェクトがありますが、小規模で桐朋系のアーティストが講師となっているので、これは細く
来月の6月5日から7日のベルリン・フィル定期演奏会はジョン・ウィリアムズ(93歳)が指揮する予定で、チケットは即完売していたのですが、病気のため、先程、シュテファン・ドゥネーブに変更になりました↓。ベルリン・フィル定期演奏会の指揮者変更は今年に入って4回目(K.ペトレンコ、メータ、バレンボイム、ウィリアムズ)で、2週間前にバレンボイムが降板したことを当ブログでお伝えしたばかりです。この公演は他の公演とは異なり、最上席のチケット価格は€215で(例えば、同じ月のマケラ指揮は€109、山田和樹指揮
昨日の深夜にベルリン・フィル関係者とジョン・ウィリアムズの降板の話が中心になってしまい、ベルリン・フィルの来シーズンのラインナップを細かくは聞けませんでしたが、概要レベルについて記載したいと思います。詳細のラインナップは5月6日の現地時間11時(日本時間18時)に発表されます↓。ProgrammkalenderEntdeckenSiedasProgrammderBerlinerPhilharmoniker,sowieGastveranstaltungeninderPhil
JETSTREAM・・・作家が描く世界への旅。今週は、世界的指揮者・小澤征爾による自伝的エッセイ『ボクの音楽武者修行』を、一部編集してお送りします。今夜は、その第1夜。1959年6月のパリ。空の旅がまだ身近ではなかった時代、貨物船に乗り込んで、日本を出発してから4ヶ月が経った頃。小澤はブザンソンで、国際指揮者コンクールがある事を知った。しかし、フランス語もままならない大学出たての青年に、果たしてフランスのプロのオーケストラを、指揮する事ができるのか?〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
世界的に活躍した指揮者の小澤征爾が亡くなりました。新聞紙上では”世界の小澤”の文字が躍っています。自分はクラシックの分野には疎いのですが彼が世界的に評価されるのは誇りに思いますし、旧満州出身者ということも自分の母が満州からの引揚者ですのでどこか親しみを感じます。災い転じて福となすという表現が適切か分かりませんが小澤が日本から飛び出した背景には当時の学閥優先の音楽業界があったと言われています。N響の団員が小澤の指揮の下での演奏をボイコットするという前代未聞の事件もあったようです。自分の父親はク
少し前のこと…、合奏で、指揮者が止めてもなかなか演奏をやめない奏者のことが話題になっていました。時間がムダだ、と…。さて、こういう人ってなぜそうなのでしょうか。合奏の効率ってなんでしょうか。効率なの?こんばんは。トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。指揮者が止めても合奏、指示を出そうと指揮者が止めてもすぐにやめない奏者…時間が無駄だ、と。ぼくはそういう場面にあまり出くわしたことがないし、振っていて気になるようなこともあまりなかったのですが…みな
目を閉じれば人懐こい笑顔が浮かびます。心にぽっかり穴が開いたようなこの1年を過ごしてきました。昨年(2020年)1月11日夜、創価大学パイオニア吹奏楽団名誉音楽監督である磯貝富治男先生の訃報が突然届きました。18年前、磯貝先生を私に紹介してくれた親友のコントラバス奏者・熊谷勇人氏から携帯電話に一報が入ったのです。熊谷氏はその日、プロアマ混成の民間オーケストラ「関西21世紀交響楽団」の一員として定期演奏会に臨み、本番を終えたところでした。そして、その日の演奏会に指揮者として出演される予定だった
【今年のニューイヤーコンサート所感】元日のムーティ指揮のウィーン・フィル(WPh)のニューイヤー・コンサート(NYC)をTVで鑑賞しましたが、シュトラウス一家の音楽らしさが崩れていて、最近のムーティらしい自己陶酔的なアプローチで、重く濃厚なワルツ、テンポの遅いポルカ(ドイツ語では速いポルカと書いてあります)、「ジプシー男爵」序曲、ワルツ「酒、女、歌」などではヴェルディを聴いているような錯覚になり、3拍子のワルツを刻めていないムーティの演奏は、ウィーンの音楽を聴いている感覚ではありませんでした。
先般の東京雪組公演『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル』の冒頭で紹介された指揮者さん。「えっ?こんな方いらっっしゃたっけ?」と興味津津でした。指揮者の紹介は一瞬なのでお名前も聞き取れなかったし、うーーーん、どなただろう?と思っていましたが、Xにご本人のつぶやきが流れてきて小津準策さんと判明。『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル』が宝塚での指揮者デビューだったそうです。経歴が他の指揮者さんと違うのはテノール歌手から指揮を勉強されたとのこと。ショーの『FROZ
昨年の浜松国際ピアノコンクールで日本初の優勝者鈴木愛美さん。鈴木さん、ショパンコンクールの予備予選は参加されていませんが、予備予選免除の資格はあるはずです。初のショパンコンクールの日本人優勝なるか。と言われているくらい素晴らしい実力者のようです。(まだ聞いたことはありません)しかし、どうやら、ショパンコンクールには参加しないと語っておられたという話しもあるようですね。それは本当かもしれません。なにしろ、最近、やっている彼女のコンサートを見ると、ショパン以外
皆さま、週末はいかがお過ごしでしょうか。今週もお元気で過ごせましたか?私は今週末もソロ・リサイタルで大忙し。わたくし、実はチェロもプロ級なんですのよ「ほっ、今回はお客さんがいたわ。・・・ってクマちゃんやないかい~っ!」「さっ、次のリサイタル会場に行かなきゃ。移動はクジラですのよ♪」(ところでクジラの陰にいる謎の女はだれなの?)さてさて、「今日はなんの日」のコーナーです。出典は、近藤憲一氏著「1日1曲365日のクラシック」という本で、それにプラスαで書いています
昨日のうたコンの冒頭で、7年半指揮を担当していた金ちゃんへの長年ありがとうございましたのコメントが突然司会者からあり、一瞬金ちゃんが何かあったのかと思ったよ生放送だからビックリ(゚∀゚)突然金ちゃんが指揮者ではなくなってるから問い合わせの電話がきたのかな?(私もいないからあれ?と思って気になってました)なにはともあれ金ちゃんうたコンの音楽・指揮お疲れさまでした(__)また米米CLUBとしての出演待ってます画像お借りしました(__)番組で2016年から指揮
都響のチラシで「これは、事件だ!」とかなりの宣伝文句になっていましたが、アダムズの日本の指揮者デビュー公演ですので、楽しみな公演です。この1月は先週の超名演だったソヒエフ(フランス音楽」、今日のアダムズ、今週末のソヒエフ(ロシア音楽)と注目公演が揃ってきています。コンマスは都響のゲストコンマス的な存在になりつつある水谷さん。サントリーホールには開演10分前に到着しましたが、ステージ上では木管セクションとコントラバス陣が音出ししていて、今日のコンサートへの矜持が感じられます。プログラム・ノートは3
世界的に有名な指揮者・小澤征爾さんが亡くなりました。小澤征爾さんとスーパーカブには、間接的な繋がりがありますので、ご紹介します。実は、小澤征爾さんの奥様の小澤ヴェラさんはもとはモデルをしていた方で、昔のスーパーカブの広告にでていた事があります。当時16歳の入江美樹(小澤ヴェラ)さん。初期のスーパーカブの広告には、有名人は使わない」がコンセプトでしたが、唯一の例外かとおもいきや、「その時はそんなに有名じゃなかった」そうです。R.I.P
半年ぶりのサントリーホールと亀井くん正直に記そうウソはいかんあまりにも席がヤバい亀井くんのショパン一番とても楽しみにしてたのにP席を指定した私が悪い亀井くんのせいではなく、サントリーホールが悪いんじゃない音が…やはり音楽は正面で聴くものピアノだって、オケだって客席に向かっているのに籠ってる?迫力が、亀井くんのハート♥️が私の脳天に響かない冒頭の?分間の彼の行動は良く見えたけど、勿論鍵盤は見えない、胸から上位しか見えない去年の誰かのコンサートの時もうP席はやめよう‼
K.ペトレンコがベルリン・フィルの定期演奏会(1/29,30,31)を病気のためキャンセルしました。代わりの指揮者は昨年11月のN響定期で良い指揮をしていたディマ・スロボデニュークです↓。『11/22スロボデニューク指揮NHK交響楽団wボリソグレブスキー(2回目)』今日もこのコンサートに来てしまいました。近くに住んでる友人にチケットを譲ったのですが、一昨日あたりの寒さで風邪になってしまい、私が代わりに行くことにしました。…ameblo.jpこの発表が公演の2日前の月曜日で、リハーサル
今日のソヒエフ・N響はとにかく凄かったです!本題の前に、昨日、元ウィーン・フィルのキュッヒルさんに都内の某ホテルで偶然お会いしたので「今年の春祭のトリスタンに出ますか?」と聞いたら、「今年は乗らない」とのことでした。これは残念な話ですが、トリスタンは大作ですし、指揮者のヤノフスキさんは難しい方ですので、コンマスの仕事は一筋縄ではいかないと思うのですが、誰がコンマスやるのでしょうか。関係者からの噂話によると、今年のN響コンマスは日本人ゲストコンマスが多いようです。今日は昨日の悪天候から一転して、
今日は色んなニュースが入ってきます。この記事によると、ネルソンスがボストン交響楽団との演奏会の1曲目のモーツァルト「後宮からの逃走」序曲が終わったところで体調不良になり、その後、オーケストラのマネージャーが出てきて休憩となり、残りのプログラム(リンツ交響曲と歌曲集「光の輝き」)をアシスタント指揮者のサミー・ラシッドが指揮したそうです↓。https://theviolinchannel.com/conductor-samy-rachid-steps-in-last-minute-for-andr
(8月11日のザルツブルク音楽祭でウィーン・フィルを指揮するネルソンス)【速報】世界的指揮者アンドリス・ネルソンスさんが降板セイジ・オザワ松本フェスティバルで(信濃毎日新聞デジタル)-Yahoo!ニュース長野県松本市で開催中の「セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)」で、16~22日の4公演でブラームスの交響曲全4番を指揮する予定だった世界的指揮者アンドリス・ネルソンスさんが健康上の理由によりnews.yahoo.co.jp「セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)」で、16日と
(2023年5月:フルシャ指揮ウィーン・フィル定期演奏会)先週火曜日にHIMARIベルリン・デビュー公演の指揮者のメータが降板するニュースが入ってきてから、HIMARI特集のブログが続いてましたが、今日から通常モードに戻ります。先週、ウィーン・フィル定期演奏会の新シーズン(2025/26)の公演ラインナップが発表されました。世界最高峰のウィーン・フィルの定期演奏会は年間で10プログラムしかなく、10人の指揮者は実力と人気のある指揮者が厳選されることになります。発表によると2025/2
吹奏楽コンクールは指導者のコンクールなんて言われることがありますよね。コンクールの結果って、はたして指導者次第なのでしょうか。賞って指導者によって決まるのでしょうか。さて、みなさんはどう思われますか。こんばんは。トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。吹奏楽コンクールって…吹奏楽コンクールって、ほんとうに指揮者のコンクールなのでしょうか。賞は指揮者で決まる?たしかに、指導者が変わって成績が一変したバンドは見たことがあります…そういう意味では、指揮
いつも、あたたかいコメント応援メッセージ、いいねをありがとうございます😃時々しか返信できず申し訳ありません🙇このブログは私の過去の体験を元に義実家、保育園、ママ友トラブルについて書いてあります身元判明を防ぐため変更や編集はしています事実を題材にし創作を加えたブログだとご理解頂ければ幸いです。※ブログ内の全てのイラスト画像、文章の無断転載無断転写は固くお断り致します。⬇️前回の記事です『番外編・合唱コンクール⑦(´Д`|||)PR豊潤サジー』いつも、あたたか
山田和樹さん(46歳)が2026年秋からベルリン・ドイツ交響楽団の首席指揮者兼芸術監督に就任し、任期は3年間と言うニュースが入ってきました。山田はバーミンガム(〜29年8月)とモンテカルロ(〜26年8月)の他に、日本でもいくつかのポストを兼任してますので、ますます多忙になるでしょう。ベルリン・ドイツ交響楽団の歴代の首席指揮者はフリッチャイ、マゼール、シャイー、アシュケナージと錚々たる指揮者が務めていて、山田と同じ歳のソヒエフは2012-2016年に首席指揮者で、来日公演もしていましたが、あまり目
3月初の連習は、アカデミー湯島にて。「たなばた」と「風紋」のダブル合奏で奏者も指揮者もヘビーで、カロリーかなり使う練習内容でございました笑トランペット、テューバ、クラリネットに新しく団員さんが入りまして😭👏クラリネットに関しては、エスクラとバスクラ入れたら11人!!素晴らしい!念願だったトランペットとテューバも入って頂けて、音の厚みが増しております。定期演奏会は約40名でのステージとなります。昨年の定期演奏会より、成長した大塚サウンドをお届け出来るよう、後4ヶ月しっかり
(昨日投稿されたウィーンフィルのFacebook)K.ペトレンコが明日(4/19夜)からのウィーン・フィルの定期演奏会に指揮の予定で、リハーサルもしていたらしいのですが、彼の健康上の理由で降板となり、ティーレマンが4/19,20,21,22に急遽、指揮することになりました。K.ペトレンコは「ローマ三部作」を指揮する予定で、3年前からウィーン・フィル執行部がペトレンコに定期演奏会の依頼を熱心にしていました。ザルツブルク音楽祭でペトレンコのコンサートがあると、ウィーン・フィルの執行部が駆け
数日前から複数のメディア(ダナイローヴァの出身国のブルガリアのメディア中心)や音楽関連サイトなどで、2024年元旦のウィーン・フィル(Wph)のニューイヤーコンサートで史上初の女性コンミスであるダナイローヴァさんが担当すると伝えられていました。ウィーン発〓アルベナ・ダナイローヴァが2024年元旦の「ニューイヤー・コンサート」のコンサートマスターに|月刊音楽祭ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(WienerPhilharmoniker)が2024年元旦の「ニューイヤー・コンサート」のコ
合唱コンクール当日になった。プロが使う、素晴らしい舞台でのコンクール。最初は、全員合唱だ。中学生が真面目に歌うわけがない…と思っていた私は、間違っていた。ハーモニーも歌詞も美しく、その歌声に、感動してしまった。息子は、合唱コンクール当日の朝まで、ピアノの練習に励んでいた。だが、何度弾いても、なかなか納得ができなかった。ある日、速すぎるテンポで弾いていた息子に、速すぎない?と、私が注意した。すると、指揮者の子が緊張などでテンポが変わるから、その子がどんなテンポになってもいいように、全てのパ
前回のブログでは、ワーグナー指揮者のバレンボイム(82歳)について取り上げましたが、ご本人はできる限り指揮をしたいそうですが、パーキンソン病ですと、さすがにワーグナーの指揮は難しいでしょう。筆者の感覚ですと、真のワーグナー指揮者が減ってきていることを危惧しております。真のワーグナー指揮者を私なりに条件付けすると、1.「バイロイト音楽祭の『指環』の指揮者に複数回呼ばれている」、2.「ドイツ語がネイティブスピーカーである」であるとします。ワーグナーの大作は膨大な音楽とドイツ語のセリフ、劇場で演出など
先日、ウィーン楽友協会で、平塚太一さん指揮、トーンキュンストラー管弦楽団(Tonkünstler-OrchesterNiederösterreich)の演奏で、シベリウス交響曲第5番を聴きました。美しい楽友協会黄金の間。天井だけでも美術館のような豪華な絵画。2階席も黄金色です。日本人指揮者が世界最高峰音楽ホール、ウィーン楽友協会で指揮するのは嬉しいですね~。ちなみにトーンキュンストラー管弦楽団の常任指揮者は、佐渡豊さんで、会場にいらしてました。お客様
うっかりもう5月になってしまいました!4月は、ホールでスタインウェイ試弾会と弾き合い会と伴奏の本番で、慌ただしく過ぎていきました伴奏の本番は、今まででいちばん日がなくて、焦り…よりも、もうやるしかない!という気合いで乗り切りました高校の部活の演奏会だったのですが、自分の高校生の頃を思い出して、うるうる🥹でした。私は高校生の時は合唱をやっていて、そこがミュージカルもやる部活で、色々とごちゃごちゃしたり、わちゃわちゃしながらも、これぞ青春ー!!って感じのとても貴重な思い