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㊟完全なお遊びです。苦手な方、お嫌いな方は回れ右して下さい。やっと首がしっかりしてきてさ、うちのヨンシン。よく笑うんだよ~~。凄く表情豊かな子だよ。え?俺みたい?ユニに似た方がいいよね。俺に似ちゃったら、モテはするけど、清楚さはないからさ。ああ、ヨンシンは男だけどね。俺と一緒はちょっとかわいそうだなあ。何もかも俺に似てるってみんな言うんだけど、見て、この黒目の割合。これだけはユニによく似てるんだ。ここ最近、良く目を開けている
㊟完全なお遊びです。苦手な方、お嫌いな方は回れ右してください。いやいや、どうもありがとうございます。ええ、皆さんにお祝いして頂いて。そうなんですよ、父も大層喜んでくれて。孫って特別なんですねえ。そうですか、あなたのところも。皆同じなんですねえ。ええ、ありがたいことに、母子共に健康です。そうそう、明日、一ヶ月検診?と言うものに行くんですよ。もちろん!父親として一緒に行きます!当然ですよ~、夫の務めです!ヨンシンが生まれてから一月
㊟完全なお遊びです。苦手な方は回れ右して下さい。物事には必ず理由があるからこそ結末がある。だいたい、車を運転しながら考える事じゃあねえが、今日の俺の忙しさを考えれば仕方がないことじゃねえか・・・。ものは食い過ぎると身体に悪い。こんなことは、そこそこの歳になりゃあ分かることだよな?『ジェシンく~ん・・・。』ホントか嘘かわからねえが、朝、所長から電話があったときにイヤな予感はしたんだよ。『ちょっと具合が悪くて・
㊟成均館スキャンダルの登場人物による創作です。ご注意ください。「お兄様、お尋ねしたいことがあるの。」帰宅日前日の夜に屋敷に戻ったジェシンが夕餉をとり終わるのを待ち、ユニは早速ジェシンの部屋に居座った。ユニは母と共に早めの夕餉を終えている。母の就寝が早いからだ。ユニもなるべくは速く休むように言われてはいるが、本を読んだりする時間は許されていて、特にジェシンが成均館から戻る帰宅日は構わないと暗黙の了解が屋敷中にあった。ユニとジェシンの二人が、ヨンシン亡きあと、お互いの存在に
「どんな手を使ってでも手に入れたい、初めての女だ。」ヨンハの言葉に、中二房は静まり返った。ジェシンとソンジュンは黙ってヨンハの顔を見つめている。ヨンハも静かな表情で見つめ返してきた。しばらくの沈黙の後、ジェシンははっと息を吐いて言い放った。「とんでもないところから、とんでもない伏兵が現れたもんだ!テムルを守ってやるのは、俺しかいないと思ってたんだがなぁ。」言っていることとは裏腹に、ジェシンの表情は不敵な笑いがただよっている。「俺はキム・
㊟完全なお遊びです。苦手な方は回れ右して下さい。はあ~・・・。午前の語学は眠いなあ・・・。午後でも眠いけど。早いけど昼飯食おうかなあ・・・。あれ?テレビ局の車?何人も人がいる・・・。あ、イ助教授だあ。あれ?テレビ局の人たちがぺこぺこと挨拶してるよ。ああ、この間の撮影の続きかなあ?学内で撮影があるから、って掲示板にお知らせが載ってたもんな。でも、助教授いつもと同じクールな表情だあ・・・。慣れてるのかなあ、かっこいいな
㊟100万hit記念リクエスト成均館スキャンダルの登場人物による創作です。ご注意ください。「おじさまだわ!おじさまだわ!」プヨンがパク・テスの肩の上で身をよじり笑った。危ないと身体がこわばるがテスは頑丈な男だ。揺らぎもせずに立ったままジェシンを見た。ジェシンに話をしたようにテスにもプヨンはジェシンの名を出して話をしたのだろう。驚いている様子はなかった。導き出される答えは一つ。プヨンが大叔父と呼ぶ後見人は、王様だ。
㊟完全なお遊びです。苦手な方や未成年の方は回れ右して下さい。「やあ!」「やあ、じゃねえ。何しに来た!」「新年のご挨拶?それとミニョンちゃんにプロポーズ!」めまいがしそうだ・・・。予想はしていたが、やっぱり来た。今から行くから!の連絡から10分。どこから電話してきたんだ?「ヨンハさん。お待ちしてました。」「ユニさん!今年も来年もずっとよろしく!」「こちらこそ~~!」おい、何だ?ユニはヨ
㊟完全なお遊びです。苦手な方、お嫌いな方は回れ右して下さい。絶賛欲求不満中。そうプラカードでも首にぶら下げていたいぐらい、俺はもやもやしている。いや、分かってるんだ。ユニは妊娠初期。ようやく悪阻も収束に向かったのが早いぐらいだ、と産科医には言われた。けれど、まだ初期。当然、夫婦生活は止められている。俺はちゃんと分かってるから、それに不満なんかは何もない。ユニは悪阻なんかの体のつらさに耐え、できる事もできなくなったり
㊟完全なお遊びです。苦手な方は回れ右して下さい。暑いな・・・。車に乗り込むまでに汗をかいちまう・・・。ま、この企業は経営者が温厚だから、定期的な法務相談も肩が凝らなくていいが。くっそ~。車の中も暑い!しばらく窓を開けねえと。何で上着なんか着なきゃいけねえ?夏だぜ?!ネクタイも・・・もう事務所に帰るだけだからいいよな?!今日は早く帰れるだろうか?こんな暑い日は、ミニョンを早く風呂に入れてやらねえと。
㊟フォロワー様500名記念リクエスト。成均館スキャンダルの登場人物による創作です。ご注意ください。「俺んちはさ~、人の売り買いはしてないんだぞっ!」とソンジュンの相談の内容にとりあえず茶々を入れたヨンハだったが、その後は真面目な顔に変わった。ソンジュンが何を聞きたいか頼みたいかをすぐに把握したからだ。「で、ウタクはほかには何も情報を出してないのか、そいつが自分で娘を売り買いしているわけじゃあないんだろ?」必ず仲介者がいる、と踏んでいるヨンハ。そう、
㊟完全なお遊びです。お気にいらなければ、回れ右をお願いします。「では、また来週。」広い講義室を出るイ・ソンジュン助教授。兵役を終えて、すぐに助教授になった成均館大学が誇る俊英。そのまっすぐな姿勢で歩く姿は、女学生だけでなく、俺たち男子学生のあこがれだ。まだ単独のゼミは担当していない。噂では来期からゼミを持つらしい。俺も来年は三回生。希望してみよう。長い廊下を遠ざかる助教授の背中を見送る彼には、イ助教授の心を読む
中二房に戻った三人は、しばらく黙りこんでいた。薬房でのチョン博士の話を、それぞれが頭の中で反芻し、まとめようとしている。ヨンハは扇子を肩に打ち付けながら唇を指でなぞっていた。ジェシンは寝転がって二人に背を向けているが、壁に向いている瞳はらんらんと光っている。ソンジュンは文机の前にきちんと座ってはいるが、何かを数えているかのように、指で机をたたき続けていた。「キム・ユンシクは、弟の名を借りている女人、キム・ユニが本当の姿だ」「キム・ユンシクとして、ユニは成均館になじみす
㊟100万hit記念リクエスト成均館スキャンダルの登場人物による創作です。ご注意ください。大科は年が明けてすぐの新春に行われる。日が近づくにつれて皆から余裕が消えた。大科を受けるからと言って成均館での講義は出席せねばならない。無駄な知識など一欠片もないのだ。一言でも、一文でも多く頭にたたき込み自在に使いこなせるようになっていなければならない。ソンジュンやジェシン、ヨンハからも余裕は消えた。ユンシクは顔色まで青白くなっている。
㊟100万hit記念リクエスト成均館スキャンダルの登場人物による創作です。ご注意ください。大科会試が行われたのは晴れてはいるが寒い新春の日だった。夜が明けると同時に始まり、日が沈むと同時に終わる。文字通り丸一日をかけた試験。大勢の儒生が受けるため、王宮の庭に、それぞれが筵を敷いて行われる。かじかむ手をこすり合わせながら、ユンシクは試巻を睨んだ。問題は書き写した。解答は頭の中に浮かんでいる。文を整えろ。過剰な表現は
㊟完全なお遊びです。苦手な方は回れ右して下さい。くそっ・・・胸くそ悪い案件だぜ!何で相手を襲って怪我させた方があんなに偉そーなんだ?おかしいだろう?だいたい、二十歳を過ぎたやつが、気に入らねーからって相手をボコるっておかしいよな?バカか?親が会社やってるからってお前は偉くないぞ。お前のせいで、今、親の会社が悪い噂が流れて大変だって知らなかっただろう。言えよな、親も!俺が言って初めてびっくりしやがった。普通気にするよな。今
㊟完全なお遊びです。苦手な方、お嫌いな方は回れ右してください。「チョソンさん、きれいね。」人生最高の日だからな。「・・・ユンシクも立派ね?」ああ、堂々として、いい男だ。で、お前は何泣いてんだ、ヨンハ。「俺の嫁が婿に行く・・・。」泣き真似ってのは分かってるんだ。その物騒な文句を言うな。軍から除隊して、ようやくゴールインしたシクとチョソン。学生時代のチョソンの片思いから何年だ?よかったな、チョソン。よく受け止め
尊敬閣から中二房にいったん戻り、書物や勉強道具を置いてから、ユニとソンジュンは進士食堂に向かった。午後から部屋にいたらしいジェシンと、ジェシンをからかっていたらしいヨンハが、後ろで言い合いを続けながらもやってきた。「ホントに先輩たちは仲いいんだから。」というユニに「あほか!こういうのを腐れ縁、というんだ!覚えとけ!」「冷たいこというなよ~。アッ、イヤよイヤよも好きのうちってか~!」と、口々に答えるヨンハとジ
㊟フォロワー様500名記念リクエスト。成均館スキャンダルの登場人物による現代パラレル。ご注意ください。一度好きになったものを嫌いになることは今までなかった。夢中になれることにはとことん貪欲に没頭して、それを許される環境であったことも幸いしたのだろう、望んだとおりの職に就いて、何の不足もない人生だと周りは思うだろう。自分でもそう思っている。贅沢など言うつもりはない。やりがいのある研究、それを仕事にできたことは、仕事として苦しい局面があったとしてもよりどころとなり乗り
㊟400000hit記念。成均館スキャンダルの登場人物による創作です。ご注意ください。暖かい。まぶしすぎる周囲を見渡してジェシンは目を細めた。思い返せば、ユニと突然の出会いを果たしてから、ユニとジェシンが一緒にいるのに何の横やりも入ったことはなかった。ジェシンの両親しかり、ユニの母しかり。自分たちの周囲にいる友人、知人しかり。皆からかうことはあっても、二人をただ見守ってくれていた。運命などは信じたことはない。自分がやったことでしか何も見返りはないの
㊟フォロワー様500名記念リクエスト。成均館スキャンダルの登場人物による創作です。ご注意ください。ユニはずっと必死だったけれど、競射が終わるたびにその点数を見て驚いていた。ユニも今まで頑張って練習してきたから、的の点数の高い場所、なるべく中心近くには射れるようになっていたけれど、10点満点のうち、やっぱり6点とか7点の場所に当ててしまうことだってある。幸い5点以下はなかったけれど。でも、ソンジュンは9点か10点しか当てない。競技直前に右腕を打撲して利き手を左に変えているけ
㊟成均館スキャンダルの登場人物による創作です。ご注意ください。ただユニは、普段と同じように見えて少し違うとジェシンとソンジュンはすぐに気づいた。ぼうっとしているのだ。普通に立っているし歩ける。返事もするし、ソンジュンが見つけた時に泣いても取り乱してもいなかった。服も何度も見直したが、汚れても乱れてもいない。それに時間的には四半刻ぐらいだったろうから、長い時間閉じ込められていたわけでもないだろうに。「気が付いたらあそこに立ってた。」とばかり言うのだ。勿論、ユニを無
㊟フォロワー様500名記念リクエスト。成均館スキャンダルの登場人物による創作です。ご注意ください。時はなかった。男に慰み者にされる少女の回転は年々速くなっている。最初に毒牙にかかった時には一年半男の元にいた。しかしここ二年の間で、今男が囲う少女は三人を数えるという。今の少女も、囲われて間もなく半年ほどが過ぎる。その間に男は次の少女に狙いを定めた。何という鬼畜、何という悪行。書斎の中は嫌悪に満ちていた。少女の親にも本人にも知らせない。密かに見張る。現場を押さえるのだ
㊟完全なお遊びです。苦手な方、お嫌いな方は回れ右してください。ミニョンは今、絶賛あこがれ中なものがあるが、それを聞くたびに、俺は胸が痛い。「チョチョニおねえさん、きれいだったねえ?」ユンシクの結婚式での新婦であるチョソンのドレス姿が忘れられないらしく、毎日同じ事を言いやがる・・・父親である俺の前で。母親ってのは、そういう話題に動じないものなのか?平気な顔で、にこにこしてどのドレスがよかったの?なんて、聞きた
㊟完全なお遊びです。苦手な方、お嫌いな方は回れ右して下さい。よお、今日は講義昼からか?あ、昼からが暇なのか。そうだよな、もう午後イチの講義、始まってるし。だからこんなにカフェテリアすいてんだな。ああ、座れよ。ん?暇だけどさ、あそこにイ助教授座ってるじゃん?チョン教授と楽しそうにしゃべってるから、何話してるんだろ~って聞き耳立ててた。え?何をしゃべってたって?それはさ・・・。「そうか。落ち着いたんだね、ユニさん。」
㊟成均館スキャンダルの登場人物による創作です。ご注意ください。その後、ユニは朝まで眠り続けた。三人の儒生はジェシンの手によってボロボロのまま中二坊から放り出され、這う這うの体で二人は同じ部屋に、一人は自分の部屋に戻った。頭はぶつけ合って痛い、顔は床を引きずられたときに擦れてしまいこれも痛い、帯で締めあげられた腹には青く赤く筋が走り、その前に殴られた頭は更に痛んだ。けれど恐ろしいのは、キム・ユンシクが眠り込む前に呟いた言葉だ。キム・ユンシクは俺たちの名を、あの建物でキム・ユンシク
㊟完全なお遊びです。お嫌いな方、苦手な方は回れ右してください。「ジェシン君のところは、誰がプレゼント用意するの?!うちはねえ、奥さんが子供達に欲しいものきいて、僕が買いに行くんだ~~!」確か所長が今パソコンで仕上げている書類の案件って、連続殺人事件の容疑者のやつだよな。弁護士なんかつける家のやつじゃ無かったから、当然国選弁護士なわけで。この情状酌量のかけらもないといわれたやつの弁護を飄々と引き受けてきた所長もすごいけど。「別に刑を軽く
㊟成均館スキャンダルのパラレルです。本筋とは全く関係ありません。アラームが鳴る前にジェシンは目を覚ました。午前五時。日のではまだだが、夏の朝、すでに明るい。ユニはよく寝ている。そのユニの首筋からそっと腕を抜くと、ジェシンはベッドを抜け出した。シャワーを浴びて昨日脱ぎ捨てたTシャツを着る。髪を拭きながら時計を見ても10分と経っていない。乾燥にかけたままの洗濯物を籠に取り出し、リビングに運んだ。かすかに残る温み。少し
㊟100万hit記念リクエスト成均館スキャンダルの登場人物による創作です。ご注意ください。「俺さあ、働き始めたころのテムル、たぶん見たことあるんだよなあ・・・。」ポツリとつぶやいたヨンハに、グリン、と四つの瞳が動いた。一人は目を見張って、一人は目をすがめてそのまま頬杖を突くヨンハを見ている。おお、怖い、と全く実感のこもらないつぶやきを口にしたヨンハは、にやりと笑った。「もうさ、ばかばかしくなってさ。俺たち、同じこ
㊟完全なお遊びです。苦手な方は回れ右して下さい。あ・・・イ助教授だ・・・。何か違う・・・何か・・・。あ!髪を切ったんだ!耳元とかがスッキリしてる。色白だよな~。でも、男らしいよな~。いつも同じ髪型をされてるから、定期的に床屋に行くんだろう。きちんとされてるんだ・・・。まっすぐに前を向いて、日の当たる学舎の前を歩いて行くイ・ソンジュン助教授。けれど、イ助教授の心を読む人生経験は彼にはまだない。ユニ