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糸井神社(いといじんじゃ)の創建年代は不詳であるが、延長五年(927年)の延喜式神名帳にに記載されている式内社である。社伝によると御祭神は、「本殿豊鍬入姫命、同二ノ宮猿田彦命、同三ノ宮綾羽明神、同四ノ宮呉羽明神」と記されており、応神天皇の御代に、呉国から来た綾羽・呉羽(あやは・くれは)の織女が天皇の勅により大和で綾織を織ったとされ、その時に創建されたとも伝えられている。御祭神:豊鍬入姫命(とよすきいりひめのみこと)所在地:奈良県磯城郡川西町結崎68
日尾池姫神社丹後国加佐郡京都府舞鶴市与保呂(詳細住所不明、府道487号線沿い「与保呂」集落の最奥)(社前に駐車可)■延喜式神名帳笶原神社の論社■旧社格村社■祭神天日尾神国日尾神天月尾神国月尾神「与保呂川」沿い、「与保呂」集落の最奥に鎮座する社。「蛇切岩」伝説(「前編」・「後編」)にまつわる社でも。さらに上流には「蛇切岩」が座しておいます。「東舞鶴」市街地からわずか4~5km隔てただけではあるものの、巨樹が林立した境内周辺は隔絶した霊地と呼ぶに相応しい雰囲気を醸していま
【クラオカミノカミ/血から生まれた水の女神】@art.mochida.daisukeクラオカミノカミ(闇淤加美神)は『古事記』において、イザナギがヒノカグツチノカミ(ヒノヤギハヤオノカミ、ヒノカガビコノカミ)を斬りつけた際に、剣を伝いイザナギの手に付いた血から生まれ出でたと記されています。同時にクラミツハノカミ(闇御津羽神)の神名も記載があり、二柱とも水の神、水の女神とされます。龗(おかみ)は龍の古語でもあり、龍は水や雨を司る神として信仰されていましたの
【セヤダタラヒメ/神の子を宿した巫女】@art.mochida.daisuke『古事記』によるとセヤダタラヒメ(勢夜陀多良比売)は、神武天皇が后とする美しい人を求めていた時にその名前が登場します。ヒメタタライスケヨリヒメ(比売多多良伊須気余理比売)が良いのではないかと配下のオオクメ(大久米命)が進言します。このヒメタタライスケヨリヒメの母親がセヤダタラヒメで、美和(三輪)のオオモノヌシ(大物主)から見初められたほどの美貌の持ち主でありました。
多比鹿神社(たびかじんじゃ)伊勢国朝明郡三重県三重郡菰野町大字田光2063(駐車は下部写真参照)■延喜式神名帳多比鹿神社の比定社■旧社格村社■祭神多比理岐志麻流美神(タヒリキシマルミノカミ)[配祀]祭神不詳宇賀御霊神国常立命誉田皇子[合祀]鳥鳴海神仁徳天皇市杵島姫命天照大神素盞鳴命大山祇神伊邪那岐命貴久比売「八風峠」を東方麓、「田光川」沿いに鎮座する社。「八風街道」(伎留太神社の記事参照)と「巡見街道」が交差する地、おそらく当社前でそのようになさ
貝塚市のマンホールは、中央に市の花:コスモス、その周辺にもコスモスの花が描かれています。南近義(みなみこぎ)神社は、阪和線:和泉橋本駅から西へ600m、住宅街の中に鎮座されます。鎮座地:大阪府貝塚市王子1195とても広い御神域です。左に日露戦役記念碑。右に手水舎。拝殿に向かって右前に神馬。耳と口が赤く、芽と牙が金に塗られています。東京では、眼が金に塗られた狛犬は
世間はGWに突入しましたね。仕事帰り、繁華街には沢山の人が溢れかえっていました数日前までは円安の影響からか外国人観光客しか居ない様な感じで、ここは外国かっって感じでしたが、今日はサラリーマンさんや若い人達も沢山街に繰り出しておりましたです。まぁ、私には余り関係のない話ですがねっGWもしっかり仕事なこんにちは味醂です{人も多いしズラして休みます。。さて、バタバタしていて更新が遅くなりましたが前回の続き大好きなアフロ仏さんに会えてウキウキ気分な味醂は少しだけご近所散策
あけましておめでとうございます。まぁコロナも終息してなくてあんまりおめでたくもないのかも知れませんが、とりあえず生きてればオッケーということでひとつご了承ください。2022年は寅年なんでやっぱり新年最初のネタはトラに因んだなにかということで、以前紹介した虎馬をもう一回載せてやり過ごそうかとも考えましたが、運よく足を運べる範囲の地図上でピッタリな名前の神社を見つけたのでご紹介。渥美半島の先端近く、太平洋側に面した山裾に鎮座する寅之神社です。詳しい地図で見る境内は堀切町東側
麦畑。清水神社は、近鉄山田線:櫛田駅から北へ1.5km、住宅街に鎮座されます。鎮座地:三重県松阪市清水町大里伊勢古道。伊勢古道から参道を100mほど進みます。左に手水舎。手水鉢には盃状穴が彫られています。手水鉢の奉納時期は不明。元のお社の流田(ながれた)神社は、明治41年に松阪市山添町の村社神山神社に合祀されています。昭和25年、現鎮座地に社地を構え、流田神社、須賀神社、風社の三社を併せて祀り、清
【イチキシマヒメ/宗像大社辺津宮に鎮座する女神】@art.mochida.daisukeこの女神はタギツヒメとタキリビメ(タゴリヒメ)と三姉妹で、宗像大社にお祀りされ「宗像三女神」と呼ばれています。『古事記』によると、天眞名井(あめのまない)でアマテラスとスサノオが交わした「誓約(うけい)」という儀式の中で生まれた女神達です。「誓約」の際に、アマテラスがスサノオの剣を噛んで吹き出した霧から生まれた三女神の次女がイチキシマヒメ。この誓約によって五男三女神が生まれ、「ひな人
【ウムガイヒメ/オオクニヌシを蘇生させた女神】@art.mochida.daisukeウムガイヒメ(蛤貝比売)は、貝の蛤を神格化した神様であるとされます。この女神は、オオクニヌシの神話に登場し、カミムスビの勅命を受けて八十神に殺されたオオクニヌシ(オオナムチ)の蘇生と治療にあたりました。この時にキサガイヒメ(𧏛貝比売)も一緒に遣わされていて、二柱で一対となる関係性がみられます。白兎の託宣により稲羽の女神ヤガミヒメと結ばれたオオクニヌシでしたが、ヤ
【ヨモツオオカミ/黄泉の国を統べる大神】@art.mochida.daisukeヨモツオオカミは、その名の通り「死者のいる黄泉の国」の神様で、地母神イザナミの別名とされています。『古事記』によると、夫イザナギとの間に多くの国土と神々を産み成したイザナミでしたが、火の神ヒノカグツチを産んだ際に大やけどを負ってしまい、それが原因で黄泉の国に旅立ってしまいます。しかし、イザナミのことが諦められないイザナギは、黄泉の国まで妻を取り戻しにいくのでした
【カムオオイチヒメ/穀物と市の姫神】@art.mochida.daisukeカムオオイチヒメ(神大市比売)を描いてみました。この神様は『古事記』において、スサノオの二番目の妻として記載されています。スサノオの最初の妻は、ヤマタノオロチを退治した際に助けたクシナダヒメですが、どちらの女神様も稲作に関係の深い神様で、スサノオと稲作の関係性の深さを現していると言えます。カムオオイチヒメは、山の神オオヤマヅミの娘とされていて、スサノオとの間に2柱の御
大鹿三宅神社(おおかみやけじんじゃ)伊勢国河曲郡三重県鈴鹿市池田町14(道路向かいの公園に停められます)■延喜式神名帳大鹿三宅神社の論社■旧社格村社■祭神香山戸神菅原神保食神大山津見神鈴鹿市郊外、伊勢湾からは2kmほど内陸部の密集した古い集落内に鎮座する社。◎創建由緒については不明。社伝によると久安三年(1147年)とあるようですが、当社が式内社であったとするとこれは相反するもの。◎当社は式内社大鹿三宅神社の論社として挙げられます。「大鹿」は大鹿首が奉斎した社と
千葉県に来ています姉埼延期式内社になります立派な拝殿です参拝者も来ています境内も整備されて美しい鬼滅の刃柱稽古編が始まったところで実弥の風の呼吸弐ノ型爪々・科戸風(そうそうしなとかぜ)を思い出すのは私だけだろうか・・・金の龍がおわす拝殿横から見る大きい
【造化三神/宇宙創造の祖神】@art.mochida.daisuke『古事記』は天地開闢から始まりますが、その際に一番最初に現れた神様がアメノミナカヌシ。続いてタカミムスビとカミムスビが現れますが、すぐ身をお隠しになりました。この三つ柱の神々を総称して「造化三神(ぞうかさんしん)」と呼び、造化三神は男性女性の区別がない独神(ひとりがみ)でありますが、現れてすぐに身を隠す点は捉えどころが難しい存在といえます。この造化三神を原子核を構成する「陽子(タカミムスビ
高角神社(高見山山頂)(たかすみじんじゃ)大和国吉野郡奈良県吉野郡東吉野村平野241(登拝、アクセス記事は→こちら)■延喜式神名帳(宇陀郡)高角神社二座鍬靫の論社■祭神高見明神標高1248.4mの「高見山」山頂に鎮座する社。大和国吉野郡(現在の東吉野村)と伊勢国飯高郡(現在の三重県松阪市飯高町舟戸)の境に山頂があります。◎創建由緒等については諸説あり、それは社名の訓み方やご祭神、式内社比定に関しても及びます。◎「神社覈録」は当社を式内社高角神社二座に宛てていま
【ハヤサスラヒメ/祓いの女神】@art.mochida.daisuke『大祓詞(おおはらいのりと/おおはらえのことば)』に出てくる祓いの女神ハヤサスラヒメを描いてみました。ハヤサスラヒメは『古事記』や『日本書紀』には記載のない神名ですが、全国の神社で奏上される『大祓詞』において、様々な罪穢れを清めてくれる神様である「祓戸四神(はらえどよんしん)」の内の一柱です。6月末に「夏越しの大祓(なごしのおおはらえ)」12月末に「年越しの大祓(おおはらえ)」として、
【オカミノカミ/血から生まれた水の神】@art.mochida.daisukeオカミノカミ(淤加美神)を描いてみました。この神様は、『古事記』のおいて、イザナギとイザナミの神産みで生まれた神様であると記載されています。二柱の夫婦神は愛し合い多くの神々を産み成しましたが、イザナミが火の神ヒノカグツチを産んだ時に、大やけどを負って死んでしまいます。愛する妻を亡くしたイザナギの怒りはヒノカグツチに向けられ、我が子を斬りつけてしまいました。その時に剣の
【カヤノヒメ/神生みで生まれた野の女神】@art.mochida.daisukeカヤノヒメ(鹿屋野比売神、草野姫)を描いてみました。『古事記』において「神世七代(かみよななよ)」の一番最後に現れた夫婦神がイザナギとイザナミ。この夫婦神が力を合わせて多くの神々を産み成します。これを「神産み」と呼び、この中で生まれた野や草花の女神様がカヤノヒメであると記載されています。高天ヶ原の神々(造化三神)より授かった天の沼矛(あめのぬぼこ)を用いて、「国生み」
【宗像三女神/剣から生まれた航海守護神】@art.mochida.daisuke『古事記』によると宗像三女神は、誓約(うけい)の際、アマテラスがスサノオの剣をかじり息を吹き出した時に生まれた神様で、スサノオの娘ともされます。世界遺産に登録されている福岡の宗像大社(福岡県宗像市)の祭神として祀られ、宮島の巌島神社(広島県廿日市市)にもご祭神として祀られています。宗像三女の生まれた順は『古事記』によると、長女・沖津宮-タキリビメ(オキツシマヒメ)、次女
前回からの続き(7月23日のこと)です月の輪田を後にして、市道らしき道を東へ向かいます次の神社への脇道の入り口には神社の大きな案内板がありました👍まさに村の中の道という所の奥にその神社がありました比沼麻奈為神社(ひぬまないじんじゃ)住所・京都府京丹後市峰山町久次510旧社格村社延喜式神名帳の丹後国丹波郡の式内社・比沼麻奈為神社に比定される神社御祭神豊受大神配祀瓊々杵命・天児屋根命・太玉命駐車場あり御朱印を頂かれているのもネットで見ましたが、僕が行ったときは誰も
長野県青木村の役場から国道143号線で西に進み田沢温泉に向かう県道172号線の途中に朱色の鳥居がありました。式内社子檀嶺神社の論社です。境内に向かうと傾斜地に舞殿があります。ただ、この時点でむく犬には違和感がありまして石段をあがると社殿横の平地には社務所が建っているので、舞殿はこの中途半端な場所に建てざるを得なかったのかとも思いながら、舞殿から下にひろがる集落を眺めますが、この写真は社殿に背を向けて撮っているわけで。このように四方に壁を設けない舞殿は自体は珍しくはありませんが、この里社
【アメノミナカヌシ/天地創造の神】@art.mochida.daisuke『古事記』において天地開闢の時に一番最初に現れた神様がアメノミナカヌシ。続いてタカミムスビ、カミムスビが現れ、すぐに身をお隠しになりました。この三つ柱の神々を総称して「造化三神(ぞうかさんしん)」と呼び、造化三神は男性女性の区別がない独神(ひとりがみ)であり、最初に生まれたアメノミナカヌシはこの三柱の創造神の中でも中心的存在。なので中心に引き寄せる力を現して描いています。